ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1610983
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

塩見岳

2018年10月07日(日) 〜 2018年10月08日(月)
情報量の目安: B
都道府県 長野県 静岡県
 - 拍手
体力度
9
2〜3泊以上が適当
GPS
30:23
距離
37.6km
登り
4,374m
下り
4,369m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:22
休憩
0:31
合計
8:53
距離 15.3km 登り 1,986m 下り 895m
7:39
7:40
46
8:26
28
9:19
9:25
50
10:15
10:37
145
13:02
13:03
112
14:55
2日目
山行
6:57
休憩
1:53
合計
8:50
距離 22.3km 登り 2,396m 下り 3,498m
3:36
65
4:41
5:47
5
5:52
6:02
5
6:07
59
7:06
7:30
92
9:02
41
9:43
9:44
10
9:54
10
10:27
10:35
27
11:02
35
11:37
11:38
41
12:26
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
2018年10月07日 17:19撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
4
10/7 17:19
2018年10月08日 02:59撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
4
10/8 2:59
2018年10月08日 05:47撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
4
10/8 5:47
撮影機器:

感想

兼ねてより行きたかった南アルプス、台風一過で日月と天気が良さそうだったので行ってきました。
最初は南アルプスは小河内岳を日帰りでと思っていましたが、1泊出来るならいっそ塩見岳まで行ってしまおうと。

塩見岳しかり、他の南アルプスの山しかりですが聞きしに勝るマッスで各々の存在感がすごい。
連峰というより広大な山域の中にまるで独立峰かのように鎮座しています。
山頂からの絶景、山域の雰囲気共に充実した山歩きでした。山深い南アルプスの魅力の一端に触れた気がした。

◾️鳥倉駐車場〜鳥倉登山口
まず国道から鳥倉林道で駐車場まで行くのですが、ここで曲がるところを間違えてとんでもなく狭い山道に。このあたり鳥倉林道以外にも細い道がたくさん走っており、安易にナビに従うと大変。

駐車場からの林道歩きはほぼ舗装されているので自転車は便利そうですね。歩いても意外とそんなもんでした。

◾️鳥倉登山口〜三伏峠
開けた樹林帯を登る→南斜面をトラバース→北斜面をトラバース→北斜面を登り上げる

北側のトラバースは痩せた道なので少し気を使いながら歩く。ところどころ橋やハシゴがかけてあります。濡れていると滑るので注意しながら。

途中水場がありますが、登山道からアクセスの良い水場はここだけ。特に三伏峠小屋からの水場は破線ルート沿いでかなり下るためここで汲んだ方が無難。

◾️三伏峠〜烏帽子岳
そのまま塩見小屋に向かうと時間があまりそうだったので、ちょっと寄り道・・・のつもりが結構な急登が。舐めてました。

山頂は着いた時はガスってたが強い風がときおりガスを剥ぎ取って絶景を見せてくれました。
塩見岳を眺めるには絶好のスポットです。
(この時はまだ塩見はガスってましたが、夕焼けは良かったとすれ違った方が教えてくれました。)

◾️烏帽子岳〜三沢〜本谷山
ここは本来三伏峠、三伏山を経由しますがふと見つけた分岐がYAMAPに破線で示されていました。
(三伏峠からの水場への道)

三伏山を経由するのと標高差もあまり変わらないようだったのでこちらを選択。

しばらくは良かったのですが、1つ目の水場マークのところが枯れており、明瞭な道はそこまで。
その先は歩かれてない感が出ている枯れた沢を三沢小屋(文字通り潰れている)まで下ります。
この途中に水場がありましたが、三伏峠からはかなり下る。
また三沢小屋跡地からトラバースを登っていきますが、こちらもあまり使われていない。昔つけられた道が残っているので歩けますが、非常に歩きにくい。本ルートに合流するとロープ張ってありました。使わない方が良いかと。

そこから本谷山まで中々の登り上げ。
破線ルートで結構気力を使ってしまったのかヒィヒィ言いながら登ります。
本谷山自体は展望は特になく、通過点といった感じ。

◾️本谷山〜塩見小屋
本谷山手前、塩見小屋手前をのぞけば膨よかな尾根の樹林帯を歩く。なだらかだけどこれまた長い。
前半の樹林帯は開放的で道も広くて気持ち良く、後半も明るめの樹林帯。

塩見小屋手前は中々の急登。烏帽子岳へ登りや破線ルートで使い切ったのかハァハァ言いながら登って小屋が見えた時にはそのまま天に登りそうな勢い。

◾️塩見小屋
近年改築されたようで、綺麗でした。
巨大なマッスの塩見岳をバックにこぢんまりと可愛い感じ。
この日は台風の影響なのか三連休中日にも関わらず隣と一つ開けで寝床を配置してもらえたため快適でした。
寝床は銀マットと化繊寝袋と枕。十分寝れます。

夕食は5時からだったのでちょっと昼寝。
その後コーヒー飲んだり写真撮ったり。
ちょっと登山道を進んだところに展望が開けるところがあるので、写真はそこから撮った方がよいかも。

夕食は野菜カレー、味噌汁、サラダ、ゼリー。
なんとカレーはおかわり自由!んなことある!?
おかわり自由と言われると無理してでもおかわりしてしまいます。んまい。

やはり山小屋は14時くらいまでに入れると余裕あるなぁと思いました。メシ食ったらちゃっと寝たいし。

因みにトイレはトイレの個室で携帯トイレを使います。2回目からは有料。
男性の小は白峰三山を眺めながら開放的に用を足せます。

◾️塩見小屋〜塩見岳
ご来光目的で早起き。ついでに星も少し撮りたかったので2:30には起床。少し星空を撮った後3:30には小屋を出発。

今回の核心部に迫る!
ハイマツ帯をしばらく登ると岩場登り。
手足を駆使して登り上げていきます。
暗いけど楽しい。
一つ目のピークを登り切って山頂か!?
と思ったら眼前に塩見岳ドーン。
簡単には登らせてくれません。
鞍部を通過して今度こそ取り付きます。

暗いとマーキングを見落としがちなので、一つ一つよく確認しながら登ります。自分の技量では外れるとにっもさっちもいかなくなる可能性があるので。

岩場登りを抜けて少し歩くとやっと山頂です!
一番乗り!ヤッホイ!
初3000m!展望がすごい!
富士山、白峰三山、荒川岳。振り返れば中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス。
贅沢すぎます。

双耳峰になっており、西峰から東峰へは5分とかからず行けます。

寒すぎるので卵スープをたいらげ、ご来光を待ちます。

しばらく待つとマジックアワーの空が素晴らしい色に染め上げられます。ご来光直前だけでは見れない色。暗い中登ってきた甲斐がありました。

ご来光は雲海の向こうから。神々しく。
位置的に季節によっては富士山から登ることもあるのかな?と思いました。そしたらとんでもなく絶景だな。

日光に照らされて山々が色づいていきます。
白峰三山への稜線、むちゃくちゃ気持ち良さげ。
白峰三山のマッスもとてつもない。白峰の名の如く山頂付近はかなり岩陵体な感じ。遠くから見た時一瞬雪かと思ってドキッとした。
アクセスが時間かかるから行けるのはまだまだ先かなー。

当初実は蝙蝠岳をピストンしようかと思ってました。しかし1泊の行程では自信なく断念。
塩見岳から見た蝙蝠への稜線も気持ち良さそうでした。蝙蝠岳も特徴的な形。蝙蝠傘を広げたようなイメージ?
鳥倉から3時間で登ってきたというトレランの方がヒャッホイ言いながら蝙蝠に向かっていきました。というか3時間でここまで登ってくるとかもう次元が違うな。

しばらく山頂を堪能し帰途に着きます。
岩場も気をつければそう問題なく通過。明るくて道は見やすくなってるがマーキング見えにくいところもあるので注意しながら。

塩見小屋で朝食(時間が合わなかったので外で自炊)を取って塩見小屋を後にします。

◾️塩見小屋〜本谷山
行きと同じ感じ。本谷山手前で登り返すのでコースタイムは行きとそう変わりません。

帰りは余裕があるからか、本谷山から仙丈ケ岳が見える事に気付く。

◾️本谷山〜三伏山〜三伏峠
帰りは通常のルートを選択。
当たり前だけど通常ルートの方が断然楽。
しかも三伏山は開けており、塩見岳、烏帽子岳の展望が良好。

絶対こちらを通る方がいいですね。

◾️三伏峠〜鳥倉登山口〜鳥倉林道
北斜面のトラバース道は濡れが残っており木の根が滑る滑る。

南斜面に移ると一転してとても平和な道。日も差して樹林帯がものすごくエモい。幸せな気分で下っているといつの間にか登山口へ。

林道では明るく晴れていると紅葉や岩壁がよく見えて中々気持ちがいい。
下りで巻けるかと思ったけど写真撮ってたら行きと変わらず。

◾️振り返り
・ザックが重い
食料、水を必要分岐+αで持参したがαが多すぎたのかザックが重い重い。
そのせいか後々の登りがとてもキツかった。
心配性で詰め込んでしまうが、小屋、水場をもっと活用した方がよいかもと思った。

後は心拍測定してみたい。ガーミンか、はたまたSuntoか・・・。

・行動食
気づいた。水分なしのフルグラは行動中に食欲が湧かない。結果、余って持ち帰ること多数。
栄養バランス、日持ちの観点から持ち歩いてたけど必要な時に食べないんじゃあ。
正直羊羹がベストかもしれないと感じた。

・小屋泊
アイマスクと耳栓もっていこう。そしていつでもどこでもすぐ寝れる技術を身に着けたい。

・1泊という行程
なんか時間が余ってもったいないかなと思ったけど、余裕がある分山を楽しめて良かった。
せかせかした日帰りが多いけど、余裕ある行程組んでいきたい

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:464人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

未入力 塩見・赤石・聖 [2日]
塩見岳(鳥倉林道より)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら