晩秋の槍ヶ岳から南岳 新穂高温泉より


- GPS
- 17:46
- 距離
- 32.4km
- 登り
- 2,718m
- 下り
- 2,743m
コースタイム
- 山行
- 8:12
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 8:29
- 山行
- 3:25
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 3:51
- 山行
- 5:01
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 5:08
天候 | 10月9日 晴れ 10月10日 晴れのち曇りのち雨 10月11日 雨のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
右俣林道の穂高平へのショートカットの道は、先の台風で荒れたらしく林道を進んでも時間は変わらないとのことです。 穂高平側にはロープで通行止めとなっていました。 槍平までは、台風の影響で大木が倒れていましたがほとんど撤去されていたので通行に支障はありません。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
携帯トイレ
|
---|
感想
槍ヶ岳に登ってきました。
槍ヶ岳と言うと上高地からのイメージがあるのですが、今回は「新穂高温泉」から登ります。
一日で、標高差2000mを越えるルートは今まで登ったことはなく、はたして登り切れるのかという不安を抱きつつ、駐車場で一夜を明かし出発です。
10月9日
駐車場からしばらくは、長い長い右俣林道歩き。
しかも
「なんか、重い」「なんか今日、すごく重い」
荷物が肩にずっしり。家で荷造りして持ったとき「重い」と思ったものの、「気のせい気のせい」と自分に言い聞かせたけどやっぱり重い・・・
夏山と違い冬山に近い装備。怖いので重量は量りません。
林道は長いもののそれなりの勾配なので、準備運動がてらちょうどいいのかなと、一歩づつ。でもまったくペースが上がりません。
それでも落ち葉を踏みふみ歩いていくと、ようやく白出沢出合の林道終点に着いたのは、駐車場を出てからぴったり2時間。CTも2時間。そう言えば、奥鬼怒に行ったお嬢さんたちも林道を2時間歩いたとか。お疲れ様です。
一息入れて、いよいよ登山道に。
紅葉の中を徐々に高度を上げて行きます。
滝谷の渡渉も石の頭を見極めて「いち・に・の・さん!!」 どぼん!!
ないない。
無事に渡りきり、小屋じまいの作業に忙しい槍平小屋で一息いれ、青空と紅葉の中をひたすら歩きます。が、まだまだ穏やかな登りです。と言うことは、最後はどんだけ急坂が待ってんだろう。
最後の水場を過ぎた頃から木が少なくなり、展望が良くなって登りもきつくなり始めます。
千丈分岐点まで来ると槍ヶ岳の圧迫感が半端ない。ここを登るか。
ここで、真っ直ぐ飛騨乗越に向かうか千丈乗越に向かうか迷いましたが、天気が良いので稜線からの景色が期待できる千丈乗越に向かうことに。
きつい。
必死に登って稜線に出ると、いやーすごい! 絶景です。
でも、槍ヶ岳はなかなか近づかず。
風もものすごくて、テントが張れるかどうかまた不安。
でも、青空と絶景と迫力の槍ヶ岳に励まされ一歩一歩。
ようやく、槍ヶ岳山荘の手前に着いてザックを下ろし座り込む。
しばし、槍ヶ岳に登り降りする人々を眺め動けず。
そうそう、高校のときもあのはしご登ったよな、でも昔ははしご、1本じゃなかったっけ。そんなことを思っていると元気が出てきて頂上へ。
晴天の槍ヶ岳から見る景色は素晴らしく、きつかった登りはすっかり忘れてしまうほど。
小屋でテン場の受付をすると場所は風除けの大きな岩の横。ラッキー。
時折、巻き込んでくる風にあおられるもののぜんぜん大丈夫。
満点の星の元、ゆっくり休むことができました。
10月10日
朝は良いお天気でした。
今日は南岳まで行ってみます。
当初は、奥穂高岳まで縦走も考えましたが、この荷物での縦走は時期早々と思い、南岳までにしました。楽しみはまたの機会に。
南岳への縦走路もなかなか快適で、景色を堪能しながら歩きます。大喰岳、中岳、南岳は初めて歩くので、また新鮮です。ただ、南側に黒い雲が・・・
南岳小屋に着いたとき穂高方面にガスが。あー。
あわてて獅子鼻展望台向かうもののガスがー。しばらく待ってみるとガスがきれ、あわてて穂高を写真に収め引き返します。
帰りは曇ったりガスったり。槍ヶ岳山荘に着いてビールを飲んで昼寝して。
そのうちに雨もあたってきましたがそれはそれで。ごろごろしたり山荘にコーヒーを飲みに行ったりこんな午後もいいですね。雨だけど。
夜はテントにあたる雨と風の音を聞きながらも結構眠れるもんです。
そう言えばこのテント、雨の日に使ったことないけど大丈夫か。
大丈夫でしたね。結露の水滴で濡れたものの外からの漏れはなし。
ふと「雨で増水して滝谷が渡れなかったらどうしよう」と思いましたが、そんなに量は降っていないようだし、ま、だめならだめで槍平まで戻って奥丸山に登って左俣林道を下ればいいか。ということにして、またうとうと。
10月11日
朝は若干の雨が当たっているけど、本降りではなく助かります。
さいわい、テントを撤収するときは霧雨程度で急いで撤収し下山開始。
下りは飛騨乗越から。
風は強いけどほとんど霧雨。一応カッパ装着で下りましたが、標高が低くなるにつれ風は弱まり、1枚脱ぎ、カッパの上脱ぎ、すっかり片付いた槍平小屋に着く頃はカッパのズボンも脱いで身軽になりました。
さて、問題の滝谷ですが、水量はそんなに増えていませんでした。
良かったー。時間があったので渡れそうなところを川の上下に探してみると、あるある。目印のケルンもあるじゃないですか。ここなら靴もぬらさずに渡れます。
怖かったのは、槍平から白出沢出合までの道中、結構とんがった石の道で濡れているので滑りそうだし、転んで石の角に頭をぶつけたらえらいことになりそうでした。ザックの中からヘルメットを引っ張り出して被ろうかと思ったくらいです。
しりもちを2回ほどついて、白出沢出合到着。下りだけどかなりしんどく腰をおろして一休み。
息を整えて、落ち葉の林道を駐車場目指して、ひた歩き。2時間はかからず駐車場到着。いやー、くたびれた。
3000mの2泊3日。
今まで目にしたことのない山の絶景や雨降りまで。風も強かったけどバラエティにとんだ楽しい山行となりました。
槍がでーっかい!←あたりまえ〜
大将!こんにちは(^^)v
「今年は…」と思いつつ、天候やらなんやらで中々近づけない槍さま。
ああ、あの梯子を上るんですねー(@_@;)
お天気の良い縦走路、やっぱりいいですね。
昨年今年と夏休み敗退(お天気)で、山をつなげて歩けていません…。
山は逃げない!あわてない、あわてない。
山行、おつかれさまでした!
nyanco先生、こんにちは。
早速のコメントありがとうございます。
槍ヶ岳でっかいですよ。
梯子は意外に難しくないと思います。
ほんとに山は逃げませんからね。天気がいいに決まってるし。あわてない、あわてない。
悪くても行ってしまう変わりもんですが・・・
縦走と言っても、今回はサブザックで往復しただけなので、夏に荷物を軽くして槍ヶ岳から穂高岳まで縦走したいと思います。
いつか。
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