八ヶ岳にて2度目の再会
山梨県
長野県
yogins
- GPS
- 46:38
- 距離
- 25.9km
- 登り
- 2,296m
- 下り
- 2,315m
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10:20 美濃戸口
12:40 赤岳鉱泉
15:00 硫黄岳
16:50 赤岳鉱泉
2012.01.08
06:40 赤岳鉱泉
08:30 硫黄岳
09:40 横岳
10:50 赤岳展望荘
12:00 赤岳
12:50 行者小屋
13:00 赤岳鉱泉
2012.01.09
07:00 赤岳鉱泉
08:40 美濃戸口
| 天候 | 2012.01.07 晴れ 2012.01.08 晴れ 2012.01.09 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
茅野→美濃戸口(路線バス) |
| コース状況／ 危険箇所等 |
横岳から先にある埋まりかけた梯子の下りのみ気を付けた。 そのほかは気を付ければ特に危険と言うほどではない。 |
写真
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感想
初の硫黄岳→横岳→赤岳。思えば冬の八ヶ岳は初めて尽くしで思い出深い。
寝袋の結露対策を試験すべく、南八ヶ岳へと繰り出した。
2週間前より確実に雪が増えていたが、去年より少ない。そして天気は良い。
茅野からバスの客も多く、赤岳鉱泉へ急ぐ。
12:40 赤岳鉱泉到着。テント泊の受付を済ませ、幕営準備する。
軽く40張り以上あったんじゃないかな?あらゆるところに整然と張られていた。
13:40 様子見に硫黄岳までピストンする事にし、出発。
今日は時間あるし、行けるだろう。
途中すれ違ったおじさんが俺の記録を見てくれていたらしく、鶏頭をご存知だった。
素直に嬉しい。
赤岩の頭直下でアイゼン、目出し帽を装着。もろに西風を食らい、鼻で息をすると鼻毛が凍り付く。冗談みたいな現象に笑うしかないな。
赤岳は東側にガスが流れており、風の強さが伺える。う〜ん、わんだほ〜。
15:30 硫黄岳山頂。持ってきたNEW-FM2で写真を撮りつつ、明日歩く予定の稜線を眺める。期待と不安が入り混じった気分。
今日より風は弱い予定なんで、行けるだろうと意気込む。
久々にカメラとレンズ、三脚を担いでる。気合いが入るってもんじゃん♪
16:45 赤岳鉱泉のマイテントに帰宅。今回は充実した食事を担ぎ上げたんで、楽しみだ。雪山でおでんを食べるなんてブルジョアな!
コッヘルが小さいんで2回転したけど、幸せな食事だった。普段なら真っ先に減らす対象だけど、ベースキャンプあるなら美味いもん担ぎ上げるのもありだな。
赤霧島が凍り付く事態も、飯の前では些細な事だ。これが-20℃の世界か。
19:30 前日に自作した寝袋カバーを試すときが来た。GORE製カバーのさらに外側に装着し、結露層をGOREの外側に作る目論見。これなら寝袋の凍結を回避出来るのでは?
21:00 暑くて寝れない。フライトジャケット&パンツの威力がこれほどとは。これは計算外だ。しかも、寝袋に氷は付いてない。これは俺の作戦勝ちかと嬉しくなる。
05:00 何度か目覚めるも予定時間に起床。多少減ったが寝袋にはやはり氷が付いてた。カバーの二層構造で分散されただけのようだ。これでは成功とは言えないな。
出発直前、カメラのフィルム入れ替えようとしても、何度巻いても入ってるフィルムの巻き上げが完了しない。おかしいと思いつつ、置いてく事にした。
06:40 硫黄岳へ出発。寒いけど、徐々に明るくなるなか高度を上げる。
赤岩の頭で数人がカメラを構えてた。どうやら朝焼けの赤岳方面を撮っているようだ。
北アルプス方面まで空気が澄み切ってる。奥穂高、北穂高、A沢のコル、南岳、槍ヶ岳まで見える。目指すは、あそこだ。
08:20 硫黄岳到着。寒い。足の指先の感覚が全くない。ちとまずくないかい?スペシャルドリンクが凍り付いて全く飲めない事態発生。参ったな。仕方ないんで、カーボショッツで補給。
すぐに横岳へ向けて出発する。硫黄岳山荘辺りは風が凄まじそうだ。雪が巻かれてる。
08:43 硫黄岳山荘到着。足の感覚がいよいよまずいんで、暖める事にする。
靴を脱いで揉んだり膝裏に挟んだりするも大して暖まらず。仕方ない、進むか。
硫黄岳山荘からは見上げる斜面に絶望すら感じつつ、一歩一歩登る。
太陽が見えたときは嬉しくて仕方なかった。さらに稜線へ上がると横岳や富士山まで!ひゃっほーい!
09:40 横岳直下は少し緊張し、慎重に登ると山頂。
『もう何も怖くない』のポーズも決まった!
さらに赤岳への稜線を眺める。イケる。イケるぞ!自分を奮い立たせる。やはり天候が全てだなと実感。
途中で3人組とすれ違う時、向こうの一人が声かけてきた。
モ「あれ?あれれ?」
俺『あぁ!また会いましたね^^;』
なんとモンチュラのお兄さんだ。9月の西穂、クリスマスの八ヶ岳、そして今回。
偶然とはいえ、何かを感じずにはいられない。
これが可愛子ちゃんだったら泣いて喜ぶとこだ。
今回の核心部はおそらく横岳から少し先の梯子が埋まりかけてる下り。横を降りるんだが、緊張した。
いくつもの小ピークを越え、脳ミソ蕩ける様な稜線を進み、赤岳展望荘へ。
10:50 展望荘で天ぷらうどんを頼んでしばしの休憩。うーん。美味しい。
12:00 最後の急登を一気に上がり、赤岳山頂。それでも30分はかかった。
いつもの雄叫びを上げ、下り始める。
13:10 テントへ帰宅。せっかくなんで寝袋カバーの追試験しようともう一泊。
カメラのチェックをすると、撮り終わって巻き上げるときに何回巻いても終わらない。もしやと思いカバーを空けると中でフィルムが切れてたる。一気にやる気が失せたのは言うまでもない。あーあ。今までの写真もパーか。
翌朝、やはり結露の凍結はGOREカバー内にも発生。多少減ったとはいえ、到底満足できるレベルではないな。 仕方ない。冬季用外張りの導入を検討するか。
しかし、降雪がないならビビィの導入もありかな。あれなら人の密度が限りなく大きいから幕内が暖かく保てるはず。積雪すると即退場となるけど、近いうちに試したいもんだ。
とにもかくにも、初めての硫黄→横岳→赤岳は成った。次は憧れの阿弥陀岳にチャレンジするとしよう。
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toramon さん
八つ満喫ですね〜
私はテン泊経験（オートキャンプだけ）ありませんので
よくわかりませんが、結露との戦い今後も楽しみにして
います。
フィルム切れは寒さのせいですか？
足指は大丈夫でしたか？
シュラフカバーの上にもう一枚ってのは面白いですね。
私は、前回の山行で、呼気によって口周りの羽毛が氷に
なっていたので、口周りだけの非透湿素材のカバー（よだれ掛け的な）をつくってみようかと考えています
赤岩の頭を少し下ったところと、赤岳山頂への途上で少しお話させて頂いた者です。そう、「途中すれ違ったおじさん」です。
お見かけした瞬間、「あっ、トサカ帽子の人だ！」とすぐ分かりました。いつも山行記録は楽しく拝見させて頂いてます。
これからも良き山行を！
こんばんわ☆
結露とどう付き合うかがテント泊を快適に過ごすキモだと思ってます。仕事以上に改善し甲斐があります^^;
フィルムは、良く分からんでしたが、足指は1000時には回復しました。やはり寝袋内に収納するかしかありませんね。
kurihさんも是非楽しんでください。
こんばんわ☆
確かに口周りが最もやられますね。
今考えてる呼吸経路のプロトタイプが完成すればまた試験するんで、楽しみです。
K-PAXさんも良い解決策出来たら是非ご教授下さい♪
こんばんわ☆
硫黄岳の途中と赤岳の途中で会った方ですね。覚えてます。ありがとうございます。
鶏冠帽子は冬限定ですが、また会う事があれば宜しくお願いします♪
kuputaさんも良い山行を！
同じ日程で八ヶ岳に行かれてたんですね。
自作の寝袋カバーをゴアのシュラフカバーの外に装着・・・、ん〜、発想が凄いし、それを作れるのも凄い。
研究熱心さに頭が下がります、それに歩くのも早い、その若さが羨ましいです、おじさんは。
雪山の生活編は慣れしかないですよね、今後も安全山行を楽しんで下さい。
またどこかでお会いするかも・・・、その時は・・・、肩組んで酒盛りですな、ははは。
ミシン買って生地を色々と探して作ってますが、楽しいですよ。
歩き自体はまだまだ未熟者だから、これから精進します。
またどこかで会ったら、飲みましょぅね☆
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