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Yamareco

記録ID: 1619628
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
屋久島

宮之浦岳・荒川登山口から新高塚小屋泊で紀元杉バス停まで

2018年10月16日(火) 〜 2018年10月17日(水)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
31:52
距離
24.9km
登り
1,963m
下り
1,336m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:38
休憩
1:39
合計
7:17
距離 12.5km 登り 1,177m 下り 322m
6:32
3
6:35
6:36
40
7:16
7:21
28
7:49
7:51
85
9:16
9:33
23
9:56
10:18
83
11:41
12:28
7
12:35
12:40
69
2日目
山行
6:50
休憩
1:45
合計
8:35
距離 12.3km 登り 793m 下り 1,018m
5:45
45
6:30
6:31
33
7:04
7:09
38
7:47
7:48
16
8:04
8:38
26
9:04
9:07
69
10:16
12
10:28
10:45
18
11:03
13
11:16
11:21
9
11:30
11:35
62
12:37
13:10
40
13:50
13:51
29
14:20
ゴール地点
天候 1日目・雨後曇り / 2日目・曇り後晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 飛行機
初日は時間に余裕があったので、荒川登山口行きのバスは3便目に乗りました。。安房〜屋久杉自然館¥230。屋久杉自然館〜荒川登山口は¥690ですが、協力金として日帰りは¥1000、山小屋泊は¥2000徴収。つまり縄文杉日帰りは¥1000+¥690x2(往復分)=¥2380。自分の場合は¥2000+¥690。淀川登山口→白谷雲水峡下山の場合は徴収してない(?)かも知れませんが、小屋で一緒になった登山道を整備されてる方の仕事やし尿運搬の苦労話を聞くと¥2000でも払えて良かったと感じました。

紀元杉バス停への便は午前と午後に1便ずつしかありませんが、新高塚小屋〜紀元杉バス亭14:55着は早朝出発しコースをタイム通りに歩ければ間に合う時間設定だと思います。紀元杉〜安房は¥940。

屋久島には「屋久島交通」と「まつばんだ交通」の2つのバス会社があり、料金体系が別になってます。屋久島交通の1日乗り放題乗車券でまつばんだ交通のバスには乗れません。
屋久島交通時刻表
https://www.iwasaki-corp.com/wp-content/uploads/6caaa07081f0b1e82eb43a384b5dbe9a.pdf?d=20180528
まつばんだ交通時刻表
http://yakukan.jp/doc/pdf/matsubandabus.pdf

コース状況/
危険箇所等
投石岳を越えたあたり〜黒味岳分岐まで急だったり大岩をトラバース気味に歩かされたり、結構歩きにくく感じるところが多かったです。
荒川登山口から出発します。登山口にはトイレと脱衣所を兼ねた広い入山届提出所がありました。ただ客が多く入山届を書くための列ができていました。自分はたまたま前日行った屋久杉自然館隣接の世界遺産センターで事前提出できたのですぐに出発できました。
2018年10月16日 06:30撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
10/16 6:30
荒川登山口から出発します。登山口にはトイレと脱衣所を兼ねた広い入山届提出所がありました。ただ客が多く入山届を書くための列ができていました。自分はたまたま前日行った屋久杉自然館隣接の世界遺産センターで事前提出できたのですぐに出発できました。
前日に行った屋久杉自然館で小杉谷集落の歴史を見ていたので、このトロッコ軌道が集落の生活を支えていたという事をリアルに感じられました。1970年まで暮らしていたそうです。
2018年10月16日 07:14撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/16 7:14
前日に行った屋久杉自然館で小杉谷集落の歴史を見ていたので、このトロッコ軌道が集落の生活を支えていたという事をリアルに感じられました。1970年まで暮らしていたそうです。
小杉谷橋。
2018年10月16日 07:15撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
10/16 7:15
小杉谷橋。
小杉谷休憩所近くの碑。
2018年10月16日 07:20撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
10/16 7:20
小杉谷休憩所近くの碑。
楠川分かれ。
2018年10月16日 07:47撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
10/16 7:47
楠川分かれ。
仁王杉。
2018年10月16日 08:50撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/16 8:50
仁王杉。
大株歩道入り口で休んでいると、道の点検とパトロールの人を乗せたトロッコがやってきました。毎日は来ないそうなので見られるのはラッキーかもしれません。登山口からここまで約1時間だそうです。
2018年10月16日 09:29撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/16 9:29
大株歩道入り口で休んでいると、道の点検とパトロールの人を乗せたトロッコがやってきました。毎日は来ないそうなので見られるのはラッキーかもしれません。登山口からここまで約1時間だそうです。
ウィルソン株。ウィルソンとはこの株を世界に紹介したアメリカの植物学者の名前だとか。中に入るとガイドさんが客にハートに見えるスポットを教えていて、自分もちゃっかり聞いてしまいました。写真はド定番なので割愛させていただきます。
2018年10月16日 09:57撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/16 9:57
ウィルソン株。ウィルソンとはこの株を世界に紹介したアメリカの植物学者の名前だとか。中に入るとガイドさんが客にハートに見えるスポットを教えていて、自分もちゃっかり聞いてしまいました。写真はド定番なので割愛させていただきます。
大王杉。縄文杉が発見される1966年までNo.1。
2018年10月16日 11:01撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/16 11:01
大王杉。縄文杉が発見される1966年までNo.1。
大株歩道には休憩所が多いです。
2018年10月16日 11:34撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/16 11:34
大株歩道には休憩所が多いです。
縄文杉。人がたくさんいました。天気もあるでしょうが、正直展望台が遠くて「これを見るために5時間も・・・」といった印象。中に入れるウィルソン株の方が面白かったかなぁ。
2018年10月16日 11:42撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/16 11:42
縄文杉。人がたくさんいました。天気もあるでしょうが、正直展望台が遠くて「これを見るために5時間も・・・」といった印象。中に入れるウィルソン株の方が面白かったかなぁ。
こちらの角度から見られる展望台は去年新設されたとガイドさんが説明されてました。
2018年10月16日 12:04撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
10/16 12:04
こちらの角度から見られる展望台は去年新設されたとガイドさんが説明されてました。
高塚小屋。
2018年10月16日 12:35撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/16 12:35
高塚小屋。
1フロアに5人って事でしょうか。定員は20名だそうですが。この時はまだ誰もいませんでした。この後に起こることはまだ知る由もありません。
2018年10月16日 12:37撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/16 12:37
1フロアに5人って事でしょうか。定員は20名だそうですが。この時はまだ誰もいませんでした。この後に起こることはまだ知る由もありません。
台風24号の爪痕か、道は少し荒れてました。後に新高塚小屋にチェーンソー担いだ人がやってきて「折れて邪魔な木、みんな切ってやった」と言っていました。登山道を整備されてる方でガイドさんも「自分みたいなよそ者(他県出身)はコース上の事に少し詳しい程度だけど、この人はコース外の事も知ってる。本当はこういう方にガイドしてもらうのが一番いいんです」と言っていました。宮之浦岳〜永田岳の間の笹を刈り払って道を分かりやすくした人らしいです。こういう人のおかげで道に迷わずに山を歩けている事に感謝です。
2018年10月16日 13:05撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/16 13:05
台風24号の爪痕か、道は少し荒れてました。後に新高塚小屋にチェーンソー担いだ人がやってきて「折れて邪魔な木、みんな切ってやった」と言っていました。登山道を整備されてる方でガイドさんも「自分みたいなよそ者(他県出身)はコース上の事に少し詳しい程度だけど、この人はコース外の事も知ってる。本当はこういう方にガイドしてもらうのが一番いいんです」と言っていました。宮之浦岳〜永田岳の間の笹を刈り払って道を分かりやすくした人らしいです。こういう人のおかげで道に迷わずに山を歩けている事に感謝です。
さっきまで本降りの雨だったのに急に太陽が。
2018年10月16日 13:25撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/16 13:25
さっきまで本降りの雨だったのに急に太陽が。
新高塚小屋に到着。扉開けっぱなしだし。
2018年10月16日 13:43撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
10/16 13:43
新高塚小屋に到着。扉開けっぱなしだし。
後から到着した山ガール達が鹿がいたと言っていたので自分も外で待機してると黒い影が。立ち止まってくれなくてブレた写真しか撮れませんでした。
2018年10月16日 15:06撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/16 15:06
後から到着した山ガール達が鹿がいたと言っていたので自分も外で待機してると黒い影が。立ち止まってくれなくてブレた写真しか撮れませんでした。
小鹿も。小屋周辺に鹿が多いのかもしれません。
2018年10月16日 15:31撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/16 15:31
小鹿も。小屋周辺に鹿が多いのかもしれません。
一夜明けて。日の出前は綺麗に星も見えていたのに・・・。この天気で第一展望台とやらは気づかずに通り過ぎてしまったみたいです。
2018年10月17日 06:35撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
10/17 6:35
一夜明けて。日の出前は綺麗に星も見えていたのに・・・。この天気で第一展望台とやらは気づかずに通り過ぎてしまったみたいです。
平石岩屋。と言われても何がなんだか。
2018年10月17日 07:05撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
10/17 7:05
平石岩屋。と言われても何がなんだか。
しかしそれは・・・
2018年10月17日 07:18撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/17 7:18
しかしそれは・・・
あっと言う間の出来事でした。
2018年10月17日 07:19撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/17 7:19
あっと言う間の出来事でした。
目の前に突然(?)宮之浦岳が出現。
2018年10月17日 07:30撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/17 7:30
目の前に突然(?)宮之浦岳が出現。
平石岩屋からは狭い笹の道で時折背丈を超えるところも。昨日の雨か朝露かでビッショリになってしまいました。
2018年10月17日 07:39撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/17 7:39
平石岩屋からは狭い笹の道で時折背丈を超えるところも。昨日の雨か朝露かでビッショリになってしまいました。
山頂手前の大岩。左右どちらも道らしくなっていましたが、左が正解。後に右から来た方が藪を分けて登って来られました。
2018年10月17日 08:05撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/17 8:05
山頂手前の大岩。左右どちらも道らしくなっていましたが、左が正解。後に右から来た方が藪を分けて登って来られました。
宮之浦岳に着きました!
2018年10月17日 08:08撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/17 8:08
宮之浦岳に着きました!
しばらく天気の回復を待ちます。
2018年10月17日 08:20撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/17 8:20
しばらく天気の回復を待ちます。
永田岳も明るくなってきました。存在感の大きい山ですね。
2018年10月17日 08:46撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/17 8:46
永田岳も明るくなってきました。存在感の大きい山ですね。
バスの事もあるので出発します。少し下ったところから山頂を振り返って。
2018年10月17日 08:57撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/17 8:57
バスの事もあるので出発します。少し下ったところから山頂を振り返って。
栗生岳。
2018年10月17日 09:02撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/17 9:02
栗生岳。
岩の隙間に石の祠があります。結構狭い隙間だけど、よくこんなところにといった感じ。
2018年10月17日 09:04撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/17 9:04
岩の隙間に石の祠があります。結構狭い隙間だけど、よくこんなところにといった感じ。
山深くてここが島だと思えないくらい。
2018年10月17日 09:38撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/17 9:38
山深くてここが島だと思えないくらい。
いたるところに大岩がゴロゴロしているここの山独特の景色です。
2018年10月17日 09:47撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/17 9:47
いたるところに大岩がゴロゴロしているここの山独特の景色です。
すこし紅葉しているのでしょうか。
2018年10月17日 09:47撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
10/17 9:47
すこし紅葉しているのでしょうか。
ナイスひょっこり。
2018年10月17日 09:56撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/17 9:56
ナイスひょっこり。
登りの方が苦労していた岩のトラバース(と言うのか?)。ぞういう自分もここで転倒しお尻強打。このロープ意味あるのか?。
2018年10月17日 10:09撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/17 10:09
登りの方が苦労していた岩のトラバース(と言うのか?)。ぞういう自分もここで転倒しお尻強打。このロープ意味あるのか?。
投石平から黒味岳に立つ人たちが見えました。
2018年10月17日 10:36撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/17 10:36
投石平から黒味岳に立つ人たちが見えました。
ハッキリ言って山頂〜淀川登山口の方が道が険しいです。
2018年10月17日 10:46撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/17 10:46
ハッキリ言って山頂〜淀川登山口の方が道が険しいです。
花之江河。黒味岳が見えます。
2018年10月17日 11:19撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/17 11:19
花之江河。黒味岳が見えます。
あれがトーフ岩ってやつかぁ。高盤岳の山頂近くにあるようです。
2018年10月17日 11:31撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/17 11:31
あれがトーフ岩ってやつかぁ。高盤岳の山頂近くにあるようです。
小花之江河から見えました。
2018年10月17日 11:33撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
10/17 11:33
小花之江河から見えました。
淀川小屋近くの川。めちゃくちゃきれい。
2018年10月17日 12:35撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/17 12:35
淀川小屋近くの川。めちゃくちゃきれい。
淀川小屋。バスに間に合うのを確信し少しのんびり。
2018年10月17日 12:58撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/17 12:58
淀川小屋。バスに間に合うのを確信し少しのんびり。
小屋すぐそばの苔深い杉。
2018年10月17日 13:01撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
10/17 13:01
小屋すぐそばの苔深い杉。
淀川登山口に到着。
2018年10月17日 13:50撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
10/17 13:50
淀川登山口に到着。
バス停まで車道歩き。目の前に大きい杉が見えたのでこれがそうかと思いましたが、こちらは川上杉。林道新設の際に伐採予定だったのを、担当者の川上という人が杉を守るために林道を曲げたのだとか。
2018年10月17日 14:08撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/17 14:08
バス停まで車道歩き。目の前に大きい杉が見えたのでこれがそうかと思いましたが、こちらは川上杉。林道新設の際に伐採予定だったのを、担当者の川上という人が杉を守るために林道を曲げたのだとか。
紀元杉はバス停より100m程下ったところにありました。アクセスは良くないですが、これくらい近づける方が迫力があって自分は好きです(縄文杉の展望台は以前はもっと近かったけど、太い枝が折れて落ちたので安全を考慮して遠ざけたらしいです)。
2018年10月17日 14:34撮影 by  Canon PowerShot SX700 HS, Canon
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10/17 14:34
紀元杉はバス停より100m程下ったところにありました。アクセスは良くないですが、これくらい近づける方が迫力があって自分は好きです(縄文杉の展望台は以前はもっと近かったけど、太い枝が折れて落ちたので安全を考慮して遠ざけたらしいです)。

感想

宮之浦岳縦走のレコはそのほとんどが淀川登山口→白谷雲水峡か荒川登山口で、そのコースは普通の脚力だと山小屋で2泊するかレンタカーで淀川登山口に早く着くしかありません。荒川登山口から入ればレンタカーを使わずとも一泊で済みそうなのに何故だろうと不思議に思い調べると、1.荒川登山口は縄文杉日帰りの人が多く道が混むが、逆コースなら混まずに早朝の縄文杉をゆっくり見られる 2.紀元杉バス停に来るバスは午後に一便しかなく、乗り遅れると携帯も通じないためリスクが大きい 3.淀川登山口の方が標高が高いので基本的に楽という事が主な理由との事。後の2っはまだしも最初の理由は確かに嫌だなと自分も当初は淀川から入山するつもりでした。ですが島に着いたら予報が変わってて、慌てて計画を練り直し、晴れの日に山頂に立つ事を目的に荒川登山口から入りました。懸念通り多くの日帰りの客に混ざって、降りしきる雨の中まずは縄文杉を目指します。でも10月の屋久島はそんなに混んでないらしく、そんなにストレスには感じませんでした。縄文杉では写真待ちの列になっていましたが、こちらは山小屋泊まりで時間に余裕があるのでのんびり待ち、列が途切れた隙に写真を撮り先に進みました。

14時前に着いた新高塚小屋には誰もいませんでした。自分はテン泊装備がなく、無人小屋泊まりも初めて。雨は止んだとはいえ小屋の中は薄暗く不気味で、40分くらいして山ガール三人組とそのガイドの人が到着するまでは「もしかしてここで一晩一人か?」と不安で仕方ありませんでした。程なく登山道道整備の人も含めパラパラとやって来て17時頃には10人程になったのですが、周りが暗くなってから後から後からやってきて、最終は19時過ぎにやって来たパーティーも。結局30人くらいになったのではないでしょうか。山では日没前に目的地に着くのが基本なのに何事かと思っていると、どうも高塚小屋泊まりの予定の人達が「早朝の誰もいない縄文杉を見よう!」的な団体客(20人という話でした)に小屋を占拠されて泊まれず、泣く泣く流れて来たと言うのです。山小屋は早い者勝ちではありますが、何か観光気分の軽い気持ちの人達に人の命を左右しかねない山小屋を占拠された事に腹が立ちました。

翌朝周りはガスに包まれていました。心の中で天気予報と自分の雨男っぷりに悪態をつきながらも「それでもまだこれから晴れてくるかも知れないし」とゆっくり目に歩いていると、平石岩屋を過ぎたところでスーッとガスがとれてきました。これは早く山頂に着いて晴れ待ちせねば!とギアチェンジ。山頂では目前の永田岳やこれから向かう翁岳方面、ガイドさんに教えてもらい雲海の向こうにちょこっと頭が見える開聞岳も見えました。それからは宮之浦岳独特の「こんな大岩・奇岩が何故こんな山奥に」といった風景を楽しみながら歩けく事ができて、バス停にも余裕をもって到着し紀元杉も見れました。朝はどうなる事かと思いましたが、終わってみれば狙い通りの結果に大満足。ただ島に着いてから計画を変更したのであちこちで余計な出費がかかり、ちょっとしばらく節約生活です。

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