長沢背稜〜雲取山〜鷹巣山


- GPS
- 56:00
- 距離
- 39.1km
- 登り
- 2,677m
- 下り
- 2,966m
コースタイム
2日目:酉谷避難小屋[04:24]〜長沢山[07:06]〜芋木のドッケ[08:55]〜雲取山[11:40]〜七ッ石山〜鷹巣避難小屋[16:00](泊)
3 日目:鷹巣避難小屋[05:10]〜鷹巣山[05:25]〜六ッ石山〜奥多摩駅[12:00]
過去天気図(気象庁) | 2004年05月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
登山口から徒歩でJR奥多摩駅駅 |
写真
感想
5月2日:
大型連休もあって奥多摩駅は大混雑。臨時バスが出まくっていた。
大混雑のバスに乗って東日原バス停へ。 8時50分頃バス停着。9時10分登山開始。
今回はコージツのおじさんにザックの正しい背負い方を教えてもらったせいか、
重さをあまり感じぬまま、つづら折の急坂でぐいぐい高度を稼ぐ。
途中に何軒か民家もあって、こんな所(失礼)に昔から住んでいる人はすごいと思う。
やはり先人たちが昔から守ってきた土地であることを思うと、なかなか捨てられない土地なのかと勝手に想像してしまったりする。
一回の小休止(9時47分〜52分)を挟みつつ、10時38分滝入の峰の直下に到着。
尾根が急に岩がちになると、雑木林と人工林の混合から抜けて、新緑のブナ林になった。
途中、フモトスミレとともに、フモトスミレとエイザンスミレの雑種と思しきスミレを発見。
名前はスルガキクバスミレというそうだ。
更に高度を上げていくと、どんどん季節を逆行していくのがわかった。
11時18分、一杯水避難小屋着。GWにも関わらず、長沢背稜は人があまり多く見かけない。
今ごろ御岳とかは死ぬほど混雑しているんだろうなあと思うとここを選んでよかったと思った。 22分まで小休止。
ここから踏み跡を辿り三ツドッケへ。山頂付近の急登に息を切らしながらも、11時49分三つドッケ着。
山頂は鷹巣方面のみだが、展望が開ける。
しばしの休憩の後、元の登山道に復帰。
登山道は稜線直下についていて、殆ど平坦なので、らくらく歩けた。
12時40分アカヤシオ咲くハナト岩でメシ。
奥秩父にある両門の頭を小さくした感じ。 13時10分ハナト岩発。
ここらへんのタチツボスミレはオトメスミレタイプやサクラタチツボタイプが沢山あって、地質的なものなのだろうか。不思議だ。
途中、氏がはぐれるアクシデントがありながらも、やはり平坦な道を延々と歩き、 15時30分ごろ、酉谷避難小屋着。
テントはやっと二張張れるか張れないか。酉谷山山頂方面にもテントが張れそうだったが、
動くのが面倒なので、避難小屋のトイレ脇に強引にテント設営。
あとで聞いた話によると、酉谷山周辺は夜、ノイヌや今年はクマも多いらしく、山頂で張らなくてよかったと思った。
晩飯のネタはマーボ丼、まあそこそこうまくいった。7時30分就寝。
5月3日
2時30分起床。なかなか夜は眠れなかった。
ともかくシュラフをたたみ、朝食のニラ生姜ラーメンを食って出発準備。
なんと4時30分前には出発準備が整った。最速記録を更新。
とりあえず雲が多いものの、今日も天気は大丈夫そうだ。しばらく待って4時55分出発。
酉谷避難小屋からは綺麗なブナ林が続く。エゾムシクイの声が綺麗だ。
途中ヤマエンゴサクやツルネコノメソウなどを観察し、小休止(5時37分〜43分)を挟みながら平坦地を進む。
するとだんたんガスが出てきた。
このまま雨か、と思ったが、幸いガスは雲だったようで、雲が上昇していったら、晴れてきた。
6時25分〜32分まで小休止。
その後登山道は南斜面から北斜面を通るようになる。
ここでバイカオウレンを見つける。コケの中に咲く様はとても綺麗だ。
7時6分長沢山着。ここからは芋の木ドッケまで、結構な登りの始まりなので気合を入れて10分に出発。
登山道沿いは急に岩がちになり、急坂になる。
森もさきほどのブナ林から亜高山帯の樹林になり、もはや奥秩父そのもの、といった感じ。
桂谷の頭はよくわからないうちに突破。 8時〜8時5分まで休止。
その後はキツイ登りも少なく、ただ伊勢湾台風にやられた倒木帯はキツかったものの、8時30分芋の木ドッケの肩に到着。
もはや雲取は落としたも同然ということで行動食の配布大会を行う。
白岩山からの縦走路と合流すると、急に人が増えるようになった。9時27分大タワ着。
そこで仔々Pandaが腹痛を訴え、薬を飲むものの治らない。
なんとか鯉登りの立つ雲取山荘に向かい、そこで大休止をする。
9時50分。カップラーメンを喰い、便所にいってしばらくしたら治ったようだ。
その間、雲取山荘のおじさんと色々話ができたのがよかった。
10時45分雲取山に向け、最後の登りに入る。原生林の木木やコケに見とれつつ、11時20分雲取山山頂に着。
しかし、山頂付近には雲がかかっていて、山頂は前回同様ガスと猛風で展望ゼロ。
とりあえず山頂写真をとり、避難小屋の脇で今後の対策を協議する。
結局とりあえず奥多摩小屋に行ってから考えよう、というウリ山岳会らしい結論を出し、11時40分山頂を後にする。
どうやら雲は雲取山の山頂付近のみかかっているようで、少し高度を下げると、普通の曇天という感じになった。
まあ雲取山の字のとおりというかなんというか。
12時17分奥多摩小屋で小休止を挟みつつ、12時58分七つ石山着。
山頂からは石尾根の防火帯がきれいに見えた。
夏には亜高山性広葉草原となる防火帯も今はマルバダケブキが芽吹いてるのが出てる程度。 α米を作り、山頂をあとにする。
七つ石山は信仰の山らしく、途中、後ろに大石を従えプレハブつくりの社があった。
ルリビタキを見る。
石尾根の登山道は尾根の直下を平坦な道がついているが、途中からうちらは尾根伝いを歩くことにした。
かなりの急坂だった大丸山、日陰名栗峰を越え、16時鷹巣山避難小屋着。
テント設営ならびに夕食。
避難小屋は初日の酉谷避難小屋と違い、ガラガラだった。
謎の焚き火おじさんと焚き火を囲みつつ、談話をしたあと19時ごろ就寝
5月4日
3時起床。5時10分出発。朝からハイペースでぐんぐん飛ばし、コースタイムの半分、5時25分鷹の巣山山頂着。
山頂付近で文字通りワシタカが見れた。
あとは殆ど急なピークもなく、途中コルリも観察しながらノロノロペースになる。
7時30分六つ石山の肩着。そこからはさらにペースダウンしながら下る。
8時10分に分岐を分け(どこの?)あともう少しかと思ったが、そこからが意外に長かった。さっぱり下につかない。
10時40分ごろ麓の集落にやっとたどり着いた。奥多摩駅についたのはそこから更に一時間以上たっだ正午ごろ。
鳩ノ巣駅で温泉に入り、メシを喰い、帰途についた。
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