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Yamareco

記録ID: 1642684 全員に公開 ハイキング 東北

長部太平山、小倉山(長部林道ルート断念)、竜ケ森(最上コース〜比内コース周回)

情報量の目安: B
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日程 2018年11月07日(水) [日帰り]
メンバー
天候晴れ〜曇り
アクセス
利用交通機関
自転車
 予報では晴れ。最近霧の日が続いているので少し遅目に出発したのだが、心配した程霧は出ていなかったので、これならもう少しは早く出ていても良かったかも知れない。大町の通りをひたすら南下し、扇田の交差点で左折し、「いとく」駐車場手前の右折路に入り県道22号線へ。
 途中、狐の死骸を発見。毛並みが見事。死骸とは云え、野生の狐を見たのは恐らくこれが生まれて初めてではないかと思う。しかし一見したところ外傷は見当たらず、場所も車道ではなく分離された歩道の上。何故死亡したのかは謎。その後、日詰の辺りで今度は土竜の死骸を発見。甲虫並みの小ささだが、ギザギザの歯がはっきり見える。にしても今年に入ってこの趣味を始めてから随分色々な死骸を見た。トンボやコガネムシの様な小さなものから、猫(………はまぁ街中でも見掛けることが有るが)、雄の雉、若い鳶、鼬(これは3匹も)、一部だけだがニホンカモシカ、そして狐と土竜………。市街地での日常の生活圏を離れ、自らの肉体を以て自らの精神を解放する行為は、一時的に生が横溢する感覚を齎してはくれはするのだが、同時に死の光景を身近なものにする。有り触れた死の光景はその余りの即物性故にポエジーによっては回収し切れず、その残余が春先の土の下の筍の様に蠢いて生死の境界を曖昧にする。それは境界侵犯的であり、隠蔽され糊塗されていたものどもを露わにすると云う点に於て酷く猥褻で、淫らだ。死骸の共犯者的なニヤニヤ笑いは、晴れて来た空も拭ってはくれない。
 姥ヶ嶽を過ぎ、橋で犀川を二度渡ると、右の道端に「竜ヶ森登山口 入口」の標識が立っている。小さいので見落とさないよう注意が必要。左手に広がる400m級の山並みは燃える様に赤い。そこを右折して入って行くと直ぐに「太平山」と表示の有る鳥居が左手に見えて来るので、その奥の参詣道を歩く。ここは特に名前は付いていないが、『大館トレイルガイド』に倣って仮に「長部太平山」と呼んでおくことにする。
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

(長部太平山)
07:05大館市街地出発
07:24扇田で左→右で県道22号線へ
07:41狐の死骸発見
07:59土竜の死骸発見
08:30長部太平山登山口
08:38同山頂社
08:47登山口に戻り自転車回収

(小倉山長部林道ルート)
08:55長部林道に入る
09:03喜兵工沢
09:07大岩
09:10小高石橋
09:15高石橋(曲屋沢)〜小倉山登山道は薮化
09:29登山コース分岐点に到着

(竜ケ森)
09:34分岐点を右へ進み最上コースへ
09:42ダム〜伐採場〜滝〜ダム
09:52橋の先のT字路を誤って左へ〜沢のガレ場
09:58引き返す
10:04T字路を右へ
10:09左へ曲がる
10:12右へ曲がる
10:15崩落箇所×2
10:21旧最上コース登山口〜崩落箇所
10:35尾根に出て左へ
10:47標高550m程で小休止
10:57再出発
11:02「二合目」
11:12「三合目」680m
11:29「四合目」800m
11:38道が狭くなりヘアピンカーヴ×2
11:42「五合目」〜下り
11:58思い直して893mピークの先から引き返す
12:06「五合目」付近で分岐路探し〜見付からず諦める
12:18倒木から登り返し
12:27「七合目」
12:47「九合目」
12:58残雪出現
13:01竜ヶ森山頂
13:26比内コースで下山開始
13:35「九合目」
13:43「八合目」
13:55「六合目」分岐を左の「ブナの森コース」へ
14:06水場通過〜「五合目」で道が合流
14:17標高600m辺りから紅葉が再出現
14:27丸木橋
14:33渡渉
14:39「一合目」渡渉〜更に2度渡渉
14:49階段×2
14:51駐車場(比内コース登山口)
15:00砂防ダム
15:07砂防ダム〜不明分岐路有り
15:14砂防ダム
15:22伐採場
15:28登山コース分岐点で自転車回収
15:42長部林道を抜ける
15:44県道22号線を北上
15:53森合で左折
16:06中野温泉
コース状況/
危険箇所等
(長部太平山)
 長部集落を部分的に見下ろし乍ら登る。紅葉が既に美しい。数分登って直ぐ社。山頂と云う訳ではなく、尾根筋の途中の小ピークに位置している。眺望は断片的。

(小倉山長部林道ルート)
 長部太平山下山後、長部集落の奥へ進み、長部林道(未舗装車道)に入る。林道に沿って流れる長部沢には支流も有るが地図には表記は無い。「喜兵工沢」の標識の有る支流からもう少し進むと、右手の斜面にへばり付く様にして大岩が聳えているのが見えて来る。この大岩、どうも他の方々の山行記録を見る限り言及されることが無い様だが、立ち止まって見ると仲々迫力が有る。自動車で来るとその儘素通りしてしまうのだろうか。山に挟まれた場所なので眺望は期待出来そうにないが、岩の両側から回り込めば登れそうな気もする。
 「小高石橋」を渡り、「高石橋」で「曲屋沢」を渡り、その先の辺りに、左手の小倉山山頂まで通じている徒歩道が存在している筈なので少しうろうろしてみるが、どうも先の方で薮化している可能性の高そうな所しかそれらしい踏み跡は見付からなかった。今回は小倉山は諦めることにする。

(竜ケ森)
 小倉山登山口の300〜400m程先で橋を渡ると、案内看板(やたら大雑把なので余りアテにならない)の立つY字分岐に出る。左に直進すると前回登った比内コース( https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1540792.html )で、右に行くと最上コース。大館市役所のサイトで「最上コースは閉鎖します」などと書いてあるものだから( http://www.city.odate.akita.jp/dcity/h-sangyo/61-7081.html )、こちらは遠慮していたのだが、どうも他の方の山行記録を見ていると最上ルートも通れるらしいので、今回はこちらに挑戦する。
 自転車は分岐点に置いて出発し、砂防ダムを通過。伐採場が右手に見え、滝とまた砂防ダムが続く。右に曲がって橋を渡った先のT字路で誤って左へ行く(右は伐採用の作業道だと思った)。直ぐ崩落して沢(ジャコイシ沢)のガレ場になるので、少し様子を見てから引き返してT字路まで戻り、今度は右へ。200〜300m程先で左に曲がり、その先で右に曲がる所では若干眺望有り。やがて前方に10段程の段々滝が見えて来ると、その先の辺りに崩落箇所が2つ有る。道が削れて細くなっているので注意。道はその先で完全に消滅し、地図に記載の無い沢(最上沢?)の中へ下りて行く。岩肌が美しい。長靴なら渡渉に問題は無い。
 沢を渡った先に旧登山口の看板有り。そこから少し急な登りだがまた崩落箇所が有るのでそこも注意(下山する時が少し不安になる)。その先のジグザグ道は識別がやや難しいので見失わないよう注意。やがて尾根のT字路に出るのでそこを左へ曲がるのだが、それらしい目印が無く下山時が不安なのでマーキングテープを巻いておく。
 後は山頂まで尾根歩き。標高550m程の所で一旦小休止を挟み、倒木が多いので回避し乍ら進むが、約2m幅で大きく刈り払われていて迷う心配は全く無い。「二合目」を通過し、「三合目」は標高680m位(数十mの誤差は御容赦願いたい)。ブナの並木の一本道で、背後の東側の眺望が開ける。「四合目」は800m、そこから少し先で道は狭くなり、ヘアピンカーヴが2つ続く。ここで標高900m近く。「五合目」の先ではまた道が広くなって何となく下りになる。ブナの倒木が多い。古木の立ち並ぶ893mピーク周辺は静かで、笹が眠らぬ番人の様に一面を見張っており、私は場違いな闖入者だ。紅葉の時期はもう終了しているらしく、木々の佇まいは冬に備えて侘しい。南東の眺望が一部開ける。
 後はずっと南へ一直線なのだが、途中で思い直して一旦引き返し、姥ヶ嶽から合流する道は何処か、一応確認しておくことにする。「五合目」付近に合流地点が有る筈なのだが、笹に覆われていて全く判らない。仕方無いので諦めて再出発するが、結局何処が893mピークなのかは判別出来ず。何となく通り過ぎてしまった感じで、三角点が有るのかどうかも判らない。
 道はやや片流れ気味に成り、倒木の先で登り返し。「七合目」辺りでは北西から南東の方角が断片的に開ける。「九合目」からまた少し下ると残雪を発見。熊に破壊されたと思われる「寒沢方面」の看板の破片が散らばっているが、金属製の板にくっきりと歯型が残っている。その直ぐ先で道は左右に分かれるがどちらから行っても直ぐ山頂に出る。木々に遮られて眺望は無い。祠は笹薮の方を向いているのだが、刈り払いはしていないのだろうか。二等三角点の傍の山頂標識も破壊されている。避難小屋は閉鎖されていて入れない。冬期は立入禁止になるのだったか。市の案内ページには山開きは6月からだと書いてあるのだが、閉めるのが何時かは書いていない。展望台は相変わらず腐食していて立入禁止。一部から南の山並みのシルエットが覗けるが、全体的な眺望が無いのはやはり物足りない。周囲のブナ林は勿論駄目だろうが、せめて笹薮だけでも刈り払う訳には行かないのだろうか。東ノ又ルートは薮化している(この薮化したルートを何とか登った方の山行記録を見付けたが、こちらは隣の北秋田市から登るルートなので、当面私の山行予定には組み込んでいない)。
 寄り道等をしたことも有って思ったより時間が掛かったので、下山時はより短い比内ルートを使うことにする。所々ピンクテープが巻かれており、道は片流れ気味でやや起伏が激しい。標高が高い所為か、ブナはもう葉が散っている。「九合目」を過ぎ「八合目」辺りでは北東の眺望が開ける。「六合目」では道は左右に分岐し、右の方が若干短いが、ブナの木立は左の方が豊かなので左を行く。が、葉はすっかり落ちてしまっていて大して見栄えはしない。右の道と合流する直前の鞍部に水場が有り、前回来た時に見られた破損は修理されてはいるが、水量は極く僅かでチョロチョロとしか出ない。水の出口も地面に近いので、口を付けて飲むことも出来ないし、水筒等に水を溜めるのも時間が掛かりそう。今回は利用せず素通り。
 「五合目」を過ぎ、標高600mを下った辺りから徐々に紅葉の色彩が出て来る。その先の丸太三本橋は或る意味一番の難所かも。その先で沢を渡るがぬかるみが多い。「一合目」の先でまた渡渉しぬかるみを慎重に渡る。更に2度渡渉し、林道へ出て階段を2つ下り、比内コースの登山口に当たる駐車場に出る。
 駐車場の脇には沢(トマリタキ沢)が有り、小さな滝も見られるので、登山後の沢遊びにはうってつけなのだが、今回は時間も遅いことだし少し見ただけで素通り。そこから先は林道をてくてく真っ直ぐ歩いて最上コースとの分岐点まで北上。砂防ダムを2つ過ぎ、不明の分岐路は左を行く。更に砂防ダムと伐採場を過ぎ、やがて分岐点に到着し自転車を回収。後は林道を戻るだけ。
その他周辺情報(「中野温泉」)
 大館市が紹介している市内の温泉の中でも、知る人ぞ知る秘湯的な扱いの湯。県道22号線を北上し、森合で左折し、日詰の中山を右手に見乍ら(これがまた赤い!)犀川に沿って北上し、中野太平山から1匐進んだ辺りの左分岐路の入口に看板が立っている。一見すると集落の集会所か何かの公共施設の様で、温泉には見えない。
 入浴料150円。「大葛温泉」も今は100円から150円に値上がりしている筈なので、そちらと並んで市内最安値。普通の家庭用のが少し大きくなった様な浴槽がひとつある切りで、座って詰めれば5〜6人は腰掛けられるが、首まで浸かるのであれば3人でもう満席。地元密着型の銭湯と云った感じ。湯が熱目なのが良い。水道は3つ設置されているがシャワーは1つのみ。湯の出口はお馴染みのライオン(ハヌマーン型)。
過去天気図(気象庁) 2018年11月の天気図 [pdf]

感想/記録

(長部太平山)
 まぁ竜ヶ森へ登る前の前座。自動車で来る方々は素通りするのかも知れないが、それ程時間を取られる訳でもないし、登山の安全を祈願する為に寄ってみるのも良いだろう。

(小倉山)
 林道大指部線からのルート( https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1619075.html )も駄目だったし、これで2ルートが潰れた訳だが、後まだ2ルート残っている。小倉山は山頂が866mと、この辺にしては標高が高い山なので、出来れば機会を見てそれらにも挑戦してみたいとは思うのだが、まぁ余り期待はしない方が良いだろう。

(竜ケ森)
 最上ルートも十分登れるが、一部道が不明瞭になる箇所や崩落箇所は注意が必要。寄り道したり少しだけ道を間違えたことも有り、予想より時間が掛かった。尾根道の眺望は常に後方に開けているので、眺望を楽しみたいなら下山時に最上コースを利用するのが良いだろう。ブナの紅葉も見てみたいとは思うのだが、標高の高い所では時期も早い様なので、恐らくは遅くとも10月の初旬〜中旬頃までには登らないと間に合わないだろう。
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