甲斐駒ヶ岳 〜黒戸ピストン／幻想的な雲海と森の妖精〜

2018年11月10日(土) [日帰り]

• GPS: 10:30
• 距離: 17.1km
• 登り: 2,437m
• 下り: 2,440m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:39
• 休憩: 0:31
• 合計: 10:10

5:55 竹宇駒ヶ岳神社
7:12 7:12 笹の平分岐
8:10 8:10 刃渡り
8:26 8:26 刀利天狗
9:02 9:03 五合目小屋跡
9:07 9:10 屏風小屋跡
9:45 9:45 七丈小屋
10:31 10:31 八合目御来迎場
11:19 11:21 駒ヶ岳神社本宮
11:28 11:46 甲斐駒ヶ岳
11:54 11:54 駒ヶ岳神社本宮
12:25 12:25 八合目御来迎場
12:54 12:59 七丈小屋
13:28 13:28 屏風小屋跡
13:31 13:32 五合目小屋跡
14:07 14:07 刀利天狗
14:19 14:19 刃渡り
15:01 15:01 笹の平分岐
16:00 16:01 竹宇駒ヶ岳神社
16:05 16:05 尾白川渓谷駐車場
16:05 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

■さいたま市の自宅を3:00発、入間IC〜甲府昭和IC間高速利用、尾白渓谷駐車場5:40着
■尾白渓谷駐車場（無料）は、甲斐駒黒戸のほか、日向山、尾白川渓谷利用者用のための駐車場、80台駐車可。ダートなし、トイレ、靴洗い場あり。
■日の出前に駐車しているのは、七丈小屋宿泊か黒戸日帰り者のみのため、この時期の早朝駐車場は余裕あり。下山時はほぼ満車。
■帰りは、遠回りでも中央道の渋滞避け、清里経由で上信越道利用。4時間のドライブでした。

コース状況／危険箇所等

■コースは明瞭で、道迷いの心配なし
■刃渡りから先は、階段、鎖場が続く
■駐車場〜刃渡り：一部ガレ場、ザレ場がありますが、歩きやすい登山道
■刃渡り：両側が切れ落ちていますが、鎖がありますので足元に注意すれば問題なし
■刃渡り〜山頂下：階段と鎖場がところどころに、雨で濡れていたり、降雪時は要注意。厳冬期は、毎年滑落者が出ているとの事、これからの時期は慎重に。
■山頂下の山道は北側に面しているため、雪が降るとその後凍ります。今の時期でも軽アイゼンは必携です。

その他周辺情報

駐車場に売店あり（甲斐駒、日向山のバッチは700円）
私は、七丈小屋で真鍮製のオリジナルKAIKOMA KUROTOバッチ（1800円）を購入、このバッチは今年の10月から販売を始めた貴重品、登頂記念のご褒美です(^^)
帰路、国道に向かって右側に「尾白の湯」、国道沿いには道の駅「はくしゅう」

写真

11/10 6:17

駐車場の奥に登山口
先が長いので、日の出前の5:50に出発

11/10 6:35

足早に通り過ぎます

11/10 6:46

30分ほどで日の出となりました

11/10 7:00

標高1000m辺りが紅葉の盛り

11/10 7:34

少しガスってますが、天気が良くなりそう

11/10 7:45

一部ザレた区間もありますが、前半は比較的歩きやすい山道です

11/10 8:10

登山開始から2時間。
標高1500mあたりで東側が少し開けてきました。
昨日の雨と今日の晴天。期待してましたが、やはり雲海発生！

11/10 8:41

さらに登ること30分。
幻想的な風景。
たまりません！！
右奥に富士山のシルエットも

11/10 8:41

少しアップで

11/10 8:41

南側は鳳凰三山
天を突きさすオベリスク

11/10 8:43

北側は日向山

11/10 8:44

その右奥の八ヶ岳
残念ながら雲の中

11/10 8:43

進む先は刃渡り

11/10 8:58

刃渡りを過ぎると、最初の階段、鎖場

11/10 9:00

刀利天狗前で白いものが横切りました。
真っ白に換毛した、森の妖精オコジョです

11/10 9:01

何度も隠れたり、顔を出したり。
好奇心旺盛なオコジョくん。
愛嬌のあるかわいいお顔でした(^^)

11/10 9:30

黒戸山を登って、一旦降下

11/10 9:41

七丈小屋まで階段、鎖場をいくつか通過

11/10 9:50

おお神々しい
またもやオベリスク

11/10 9:58

垂直の階段

11/10 10:10

七丈小屋に到着。
小屋の方からアドバイス
山頂下の山道に凍った雪があるとのこと、軽アイゼン必携

11/10 10:13

七丈第二小屋

11/10 10:13

トイレ（協力金100円。小屋前の水も100円で利用可）

11/10 10:17

小屋上のテント場

11/10 10:42

小屋から30分。
東側には雲海の名残

11/10 10:42

北側は、小屋と黒戸山。
その向こうに日向山と八ヶ岳。
八ヶ岳はまだ雲の中

11/10 10:48

向かう先はハイマツ帯。
山頂はガスってるかも、、

11/10 10:53

八合目御来迎場。
鳥居の下だけ残ってます

11/10 11:01

ここからしばらく岩場、鎖場

11/10 11:22

雷落ちそう

11/10 11:38

おお奇跡的に晴れてきた!(^^)!
山頂がハッキリと見えます。

11/10 11:40

南東方面、鳳凰三山

11/10 11:44

さらに山頂に近づいて、甲斐駒ブルー！

11/10 11:47

アサヨ峰越しに、北岳、間ノ岳

11/10 11:47

西には仙丈ケ岳

11/10 11:47

オベリスクの向こうに富士山も

11/10 11:47

山頂は雲一つありません

11/10 11:53

甲斐駒ヶ岳登頂！

11/10 11:54

中央・北アルプス方面だけは雲の中

11/10 12:03

きょうも時間がなくて、山飯はコンビニおにぎりとお汁粉。
疲れた体に甘味が効きます

11/10 12:12

あっという間に富士山は姿を消しました。
12:00前、下山しないと日が暮れる

11/10 14:40

下山時の刃渡りから八ヶ岳。
やっと雲がとれてくれました。

11/10 15:27

下ること3時間、笹ノ平分岐を通過。
足が限界、あと一時間もつでしょうか？

11/10 16:24

熊にも出くわすことなく、吊り橋に到着。

11/10 16:31

尾白渓谷駐車場
黒戸尾根ですれ違った方は10組程度、日向山と渓谷歩きの方が多いようでほぼ満車。

さすがにヘトヘトになりましたが、無事に下山できて何よりです。
また、素晴らしい雲海と景色、オコジョにも出会えました。
楽しい山行、ありがとうございました！

撮影機器：

D3100 ニコン

装備

個人装備

長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 保険証 時計 サングラス タオル カメラ

感想

garikun

3大急登のひとつと言われる黒戸尾根。
まだ雪が少なめで、週末も天気が良さそうなので初挑戦することに。
心配なのはみなさんと同じ、山行時間の長さ。
尾白渓谷駐車場から山頂ピストンのコースタイムは15時間。7割で歩いても10時間超。しかも休憩なし。日の出前から登り始めるしかないようです。
（そもそも、この時期に日帰りピストンを計画するのが間違いか？）
ということで、6:00前から登山開始。刃渡りまでは歩きやすい登山道。これなら帰りが暗くなってもヘッデンあれば何とかなるか？でも一人は心細い。。
刃渡りから先の鎖場は、冬季の積雪、凍結時は厳しそう。私には無理ですね。

昨日雨が降って、今日は晴の予報。雲海が出てくれるのではないかと期待していましたが、その期待通り素晴らしい眺めでした。
また、周りの山から見ると甲斐駒ヶ岳はいつもガスっているイメージがあったので、山頂からの眺望は想定外のプレゼントでした。
さらに真っ白なオコジョくん。これはもっと想定外。愛嬌のある顔と、好奇心旺盛なかわいいヤツ。今度は栗毛の時期に出会いたいですね。

本日はなんとも贅沢な山行となりました。
これだからやめられないんですよね。
また来週はどこかの山へ行ってます。