奥多摩小屋の思い出(唐松谷林道〜雲取山〜長沢背稜〜天祖山〜八丁橋周回)
- GPS
- 17:03
- 距離
- 31.0km
- 登り
- 2,775m
- 下り
- 2,778m
コースタイム
- 山行
- 6:36
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 7:28
- 山行
- 9:33
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 10:18
天候 | 2月16日(土)晴れのち曇り 2月17日(日)晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
圏央道・青梅ICより40キロ・所要時間1:10ほど。 日原林道は未舗装でガードレールがない区間もあり、大きな落石の跡も見られたので走行注意。 ※さいたま市自宅より所要時間2:00ほど(自分用)。 《駐車場》 八丁橋路肩駐車スペース 約10台ほど駐車可能。 《コンビニ》 古里駅前のセブンイレブンが最終コンビニです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
《コース状況》 【全体的に・・】 際立った危険箇所はありませんが、天祖山〜八丁橋への下りはかなり急なので滑落注意。 全体的にマーカーや道標が整備されており、道迷いの心配も少ないと思われます。 例年に比べて雪は少なく、今回アイゼンなどの滑り止めは使わず歩きました。 例年以上の積雪ですと、長沢背稜あたりはワカンが必要かも。 【唐松谷林道】 八丁橋から林道をしばらく歩いた左手、谷へと下りていく感じで富田新道&唐松谷林道の登山口があります。 基本的に山の左側のトラバース道を進みますが、やや斜めに傾いた木道のステップ、一部足元に凍ったツルツルの雪、一カ所崩壊したての斜面などが気になったポイントです。 【石尾根〜雲取山〜芋ノ木ドッケ】 雲取山に至るまで何カ所か地味な登りはあるものの、比較的緩やかで快適な石尾根ですが、この日は山頂に至るまで雪はほとんどありませんでした。 一転して、雲取山の北斜面〜芋ノ木ドッケ付近には積雪がありました。 【長沢背稜】 近年道標も整備され以前より歩きやすくなりましたが、所々ルートが分かりづらい箇所もあります。 稜線の北側を中心に最大で30センチほどの積雪がありました。 【水松山〜天祖山〜八丁橋】 長沢背稜を離れ緩やかなトラバース道をしばらく行くと天祖山への取りつきますが、北斜面はけっこう急で積雪もありましたので滑落注意。 天祖山から八丁橋に至るまでは終始急な下りが続きますが、特に終盤は崖のような下りですので細心の注意が必要です。 《キャンプ地》 奥多摩小屋 約50張幕営可能でこの日は約10張ほどでした。 幕営料 500円/1人 トイレは小屋脇にあり。 尚、奥多摩小屋の水場は完全に枯れていたので、七ツ石小屋上の水場を利用しました。 小屋番さんはおらず、専用用紙に記入してお金と一緒に料金箱へ投入する完全セルフ方式でした。 尚、本年3月31日をもって営業終了とのことです。 http://kumotorisansou.com/koya.htm |
その他周辺情報 | 《温泉》 奥多摩温泉 もえぎの湯 日帰り入浴 780円(2時間) 営業時間 9:30〜21:00 メタホウ酸フッ素温泉 循環ろ過 http://www.okutamas.co.jp/moegi/ |
写真
感想
去年の暮れだったかな、ぼんやりヤマレコを見ていると「最後の奥多摩小屋テント泊」なんてタイトルの山行記録を発見。
そんな哀愁漂うタイトルなんか付けちゃって。あんな良いテン場とお別れだなんてまあ寂しいことって、完全に他人事モードだったんですけど、よくよく調べてみると・・
平成31年3月31日をもって、、、へ、へ、へ、閉鎖?
本当のところ今後どうなるのかよく分からないけれど、何しろこの冬一度はお邪魔しなくてはと思い、好天が予想された先週末4年ぶりの奥多摩小屋にお邪魔してきました。
前回の岩菅山で雪山冬眠モードから目覚めたばかりなのですが、今回ばかりはさすがにね。
当初はノーマルに鴨沢から歩いて、相方の調子を見ながら石尾根のどこかで下りるようなルートを思い描いてました。
が、以前から気になっていた唐松谷林道の通行止めが最近解かれたことを知ったのと、一度はお邪魔したかった天祖山を繋げればうまく周回できると思い、今回のルートとなりました。
今回の山行中、石尾根〜雲取山荘以外で出会った登山者はゼロ。
この時期のマイナールートはやっぱり良いですね。
唐松谷林道は思ったよりも歩きやすかったし、長沢背稜の雰囲気も相変わらずな感じで、青空の下とても静かな山歩きを楽しめました。
ただし例年以上の降雪があった場合、唐松谷はこの時期ちょっと厳しいのかな。
それにしても天祖山からは下るだけだと余裕しゃくしゃくだったけど、あのキョーレツな急坂は谷川岳の中ゴー尾根以来だわ(^-^;
今回で奥多摩小屋は5回目。
何気に我が家が一番テント泊をしている場所なんだなあと、このレコを作っていて初めて気付きました。
それほど良いテン場だと気に入っていた証拠ですね。
昔の山行記録を見返して、いろいろな思い出を懐かしく思ったり、このテン場のおかげで登山レベルがステップアップ出来たのだと改めて思いました。
雲取山は日本百名山の一峰、そして日本の首都・東京都の最高峰。
細かい事情、裏の事情はよく分からないけれど、そんな立派な山を楽しむ登山者たちを見守りバックアップする「東京都の」山小屋がなくなるって、なんというか悲しい気持ちよりも情けないなという気持ちの方が大きいです。正直なところ。
この週末に過ごした夕暮れ時の瞬間は、やっぱり奥多摩小屋なんだなあと思いました。
数年後にきっと戻ってくると信じております。
だって、ワタシこのレコで「奥多摩小屋最後のテント泊」だなんて一言も言ってませんから(^-^;
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