花崗岩織りなす迫力の大絶景に歓喜!!「大崩山」［祝子⇒湧塚⇒坊主尾根⇒祝子］

2019年04月28日(日) [日帰り]

• GPS: 05:31
• 距離: 10.3km
• 登り: 1,238m
• 下り: 1,227m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:35
• 休憩: 0:48
• 合計: 5:23

5:26 上祝子登山口
5:42 5:45 大崩山荘
5:56 6:01 祝子川渡渉点
6:58 7:00 袖ダキ
7:17 7:20 下和久塚
7:32 7:35 中和久塚
7:57 8:10 上和久塚
8:27 8:27 坊主尾根分岐(仮)
8:39 8:39 石塚
8:45 8:52 大崩山
8:56 8:56 石塚
9:07 9:07 坊主尾根分岐(仮)
9:26 9:36 小積ダキ
9:44 9:45 象岩
10:01 10:02 坊主岩
10:33 10:33 大崩山荘
10:49 上祝子登山口

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

●登山口前の車道路肩部に路上駐車した
・登山口周辺に駐車場なし
・車道は比較的広い部分もあるため20台程度は駐車可能
・登山ポスト有り
・トイレなし

コース状況／危険箇所等

★登山道整備度：1〜3（良5・4・3・2・1悪）階段や木道、鎖等の整備度
★体力難易度　：3（難5・4・3・2・1易）歩行距離、累積標高差、急登等
★技術難易度　：4（難5・4・3・2・1易）岩場等の頻度及び危険性等
★登山道の眺望：5（良5・4・3・2・1悪）
★山頂の眺望　：2（良5・4・3・2・1悪）


【すれ違った登山者の数：約20人】


◆登山道の状況（登山口〜大崩山荘〜祝子川渡渉）
・序盤は祝子川の左岸側をトラバースするように上流に進む。若干のアップダウンはあるが大崩山荘まで歩きやすい。
・大崩山荘から湧塚分岐までは、岩場がやや多くなってくるが危険性は低いので注意しながら歩こう。
・祝子川の渡渉は、対岸にマーキングテープ等を見つけることができず、渡渉位置を迷った。初めて訪れる人は、対岸のオニギリ型の巨岩方向に進むと分かりやすい。また、飛び石で渡渉するので、増水時は要注意。

◆登山道の状況（湧塚コース）
・全区間、実線ルートになるが、初心者向けのコースではない。ただし、大崩山の岩峰を一望できるスポットも多いのでお勧めしたいルート。
・渡渉地点から袖ダキまでの区間は、梯子やロープ箇所はあるもの一般的な登山道となる。ただし、踏み跡が薄い区間や複数の踏み跡があって道迷いに注意（マーキングテープも少ない）。
・袖ダキ〜下湧塚〜中湧塚〜上湧塚までのルートは、巻き道も多いが、花崗岩の岩峰に立ち寄りながら進む見所満載の区間となる。道標等が少ないので分かり難いが、大抵のピークには登ることができた。特に上湧塚のピークは直下に見える梯子は登らずに、南側から巻いて登れるルートがあるので、諦めないで立ち寄ってみよう。
・上湧塚から山頂までは、なだらかな普通の歩きやすい登山道が続き、特に支障になる箇所なかった。

◆登山道の状況（坊主尾根コース）
・全区間、実線ルートになるが、初心者向けのコースではない。ただし、大崩山の岩峰を一望できるスポットも多いので、湧塚コース同様にお勧めしたいルート。
・山頂から小積ダキまでの区間は、普通の尾根歩きになり注意が必要な箇所は無い。
・小積ダキは、本線から2分ほど外れ寄り道になるが、大展望が見渡せるので立ち寄ってみよう。
・小積ダキから標高1000mまでの区間は、20箇所以上の梯子やロープが連続する。特に技術的に難しい箇所は無いが、下りで利用する場合は、やや高度感があり怖く感じる人もいるかも。また、小積ダキ直下のゾウ岩のトラバースは、足元の岩が濡れている場合は注意が必要。
・最後の祝子川も湧塚コース同様に飛び石で渡渉するため、増水時は要注意。

写真

4/28 5:23

駐車場が無いので、登山口前に路駐して上祝子登山口から出発！

4/28 5:31

まずは祝子川左岸側を進む。

4/28 5:37

こんな片桟橋もあるが、大崩山荘まで比較的歩きやすい。

4/28 5:45

大崩山荘前の分岐から更に上流へ進む。

4/28 5:53

左岸側のトラバースが続くが、徐々に岩場が多くなってきた。

4/28 5:57

分岐の標識に沿って湧塚ルートへ。

4/28 5:58

ここで祝子川を渡渉するが、対岸のマーキングが分からず渡渉位置を迷う。
正解は右奥のオニギリ型の巨岩方向に進む。

4/28 6:02

飛び石で左岸側へ渡渉。

4/28 6:10

序盤は小沢に沿って進む。

4/28 6:28

矢印のマーキングが岩の隙間へ。
体を細めて通過。

4/28 6:33

標高1000mを越えると最初の梯子が登場。

4/28 6:45

急登が続く。

4/28 6:53

湧塚コースは踏み跡が薄い区間もあり、更にマーキングも樹皮と同化気味で分かり難くいものも多い。

4/28 6:55

最初の名所となる袖ダキに立ち寄るためロープで急登を登る。

4/28 6:58

袖ダキに到着。

4/28 6:58

袖ダキからこれから進む湧塚の岩峰を望む。

4/28 6:57

袖ダキの南側には小積ダキが聳える。

4/28 7:07

では、先に進もう。
アケボノツツジもいい感じだね〜

4/28 7:07

下湧塚のピークが近づいてきた。
下湧塚は正面の直登はできないので、右側から周り込んでいく。

4/28 7:20

こんな三段の梯子を登ったり、

4/28 7:22

ロープを使って岩場をよじ登ると、

4/28 7:23

下湧塚のピークの登ることができた。

4/28 7:23

下湧塚から再び小積ダキを望む。

4/28 7:26

岩峰の上を歩き正面の中湧塚へ。

4/28 7:32

中湧塚に到着し、その先の上湧塚を確認（左奥ピーク）。

4/28 7:33

中湧塚から上湧塚までは岩峰の上を歩けないので、一旦下ってから北側の斜面をトラバースして周り込む。

4/28 7:48

再び登り返してみると、

4/28 7:52

上湧塚の直下に到着。
正面に梯子があったので、ここを直登すると思い割れ目に取付くが、普通の装備では登れそうにない。

4/28 7:57

上湧塚は登れないと諦めかけていたが、南側から周り込んでロープで登れるルートがあった。

4/28 8:09

上湧塚のピークに無事に登ると素晴らしい眺望が広がっていた。
先ほど立ち寄った中湧塚と右奥の小積ダキも一望。

4/28 8:09

西側にはこんな不思議な巨岩も見える。

4/28 8:10

上湧塚から最終目的地の山頂方面を見上げる。

4/28 8:22

では、山頂に向かおう。
上湧塚から上部は、なだらから普通の登山道になる。

4/28 8:32

P1571を通過後、稜線に沿って進む。

4/28 8:41

石塚手前まで来ると、北側が一望できるスポットがあった。

4/28 8:41

石塚を通過すれば山頂はあと僅か。

4/28 8:50

最終目的地の大崩山の山頂に到着。
しかし、周囲は樹林帯に覆われ眺望は無い。

4/28 8:46

まあ、一応三角点にタッチしておく。

4/28 9:06

では、下山しよう。
P1571ピークまで戻り、復路は坊主尾根を下る。

4/28 9:08

北側には先ほど登った上湧塚（左）と中湧塚（右）が見える。

4/28 9:18

アケボノツツジを眺めながら歩きやすい尾根を下っていく。

4/28 9:22

更に下ると湧塚の岩稜が一望できる箇所があった。
左奥の上湧塚から中湧塚、下湧塚。

4/28 9:21

望遠で撮影すると下湧塚で休憩している登山者が見えた。

4/28 9:34

更に下っていくと、小積ダキに到着。
大展望広がる岩の上で記念撮影してみた。

4/28 9:28

小積ダキから南東方向の祝子川下流方面を眺める。

4/28 9:27

更に北側を見下ろすと、最初に立ち寄った袖ダキも見える。

4/28 9:36

では、改めて下山しよう。
これから通過するゾウ岩を袖ダキから見下ろす。

4/28 9:43

では、ゾウ岩の中腹をトラバースする。
濡れていると嫌な感じだが、慎重に歩けば特に支障はなかった。

4/28 9:45

ゾウ岩から小積ダキを見上げる。
大迫力だね〜

4/28 9:48

標高1300m付近を通過。
花崗岩の上を歩いたり、

4/28 9:49

こんな梯子とロープで下ったり、
（下りは少し高度感あり）

4/28 9:52

岩の割れ目を通過しながら進んでいく。

4/28 9:53

名残惜しく小積ダキを振り返る。

4/28 10:01

標高1170mまで下ると、ルートの名称にもなっている坊主岩が見えてきた。

4/28 10:06

このルートだけで20箇所程度の梯子があったかも。

4/28 10:21

標高1000m以下になると、ようやく普通の登山道になった。

4/28 10:30

祝子川まで下り、対岸のマーキングテープを確認して飛び石で渡渉する。

4/28 10:33

大崩山荘まで戻り、

4/28 10:34

再びトラバース道を歩くと、

4/28 10:49

無事に登山口に到着。

4/28 10:50

登山口周辺は多くの車が止まっていた。
あ〜、楽しかったなぁ。

撮影機器：

PowerShot G7 X Mark II CANON

感想

Joker

さあ、待ちに待った10連休が始まりました。
今回の山旅は、家族から許しを得て（笑）、連休前半に九州の二百名山巡りをすることにしました。

今回の山旅で最も行ってみたかった山が、本日の大崩山です。
風光明媚な絶景をコンディションの良い状態で眺めたかったので、天気が一番安定しそうな日を選んで登ってみました。

初見の場合、標識が少なく、何度か立ち止まり道に迷う場面もありましたが、花崗岩の岩峰は予想通り迫力満点の出で立ちでした。
日本百名山の中でも瑞牆山等をはじめ花崗岩が林立する名山は多いですが、この大崩山もそれらに引け劣らない大絶景に浸ることができます。
唯一、山頂付近が普通過ぎるので、日本百名山になれていないのでしょうが、なかなかお勧めしたい数少ない名山の1つでしょう！
いや〜、楽しかったなぁ♬



＜1日目の尾鈴山に戻る＞
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＜午前中の大崩山に戻る＞
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＜2日目の高千穂峰に続く＞
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1818811.html
＜2日目の桜島（おまけ）に続く＞
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1820037.html
＜3日目の市房山に続く＞
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＜4日目の三瓶山に続く＞
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＜4日目の蒜山に続く＞
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