槍を諦め、表銀座縦走(燕岳〜蝶ヶ岳)


- GPS
- 36:20
- 距離
- 22.4km
- 登り
- 2,505m
- 下り
- 2,599m
コースタイム
天候 | 28日:快晴 29日:晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
大混雑の中房温泉を出発。
年々増えていく気がする・・
出発するとすぐに雪が出てくる。やはり今年は多いのか?
黙々と登って行くと徐々に燕〜大天井の稜線が見えてきて、テンションが上がって
行く♪
合戦小屋を過ぎると森林限界を過ぎて一気に展望が広がる。槍の穂先も姿を現す。
展望を楽しみながら、歩いて行き、燕山荘に到着。やはりここからの展望は抜群で
ある。ここまで来るだけでも十分に価値がある。
ちょっと休憩時間の取り過ぎてしまったので、燕岳の山頂は諦め、先に進む。
長い長い東鎌尾根の先に槍がある。「おいでおいで」と歓迎してくれているのか、
それとも「甘くはないぞ!」と警告しているのか?
やや緊張しながら、足を進める。いよいよ表銀座縦走の始まりである。
蛙岩まではトレースが付いていたが、そこから先はトレースが無くなり、所々膝上
まで埋まるようになり、ラッセルになる。
蛙岩は冬季は岩の間をくぐるが中は狭くて、ザックが大きいと通過が大変。右から
巻けるがちょっと面倒。
雪が多く、予想よりも大幅に時間がかかって、大天井の直下に着く。夏道のトラバ
ースは滑落、雪崩の危険性があるのでここからは直登となる。岩稜沿いに登って行
く。斜度があるので、転落・滑落には注意。
なんとか登りきって山頂に到着。既に17時近い。まさかこんなにかかるとは思わな
かった・・
大天荘の冬季小屋に泊まる。この日は単独2組と2人パーティー1組、我々4人の8名
だった。
夜、このまま予定通り東鎌尾根を槍に進むか、常念方面に転進するか検討する。
予想以上の残雪にかなり手こずりそう。2時に出発して雪の締まっている時間帯に距
離を稼げば、行けそうな気がするが、技術・体力ともにまだそれほどでもない後輩
を3人連れて突っ込むにはリスクが大きすぎると判断し、常念方面に進むことに決定。
ちょっと残念が気もするが、これ以上進むとエスケープも容易でなくなるので、仕
方がない自分を納得させる。
翌日も良い天気。気持ちを切り替えて、槍穂の眺めを楽しみながら、縦走路を歩い
て行く。このルートは終始眺めが良く、素晴らしい縦走路だ♪
大天井から常念と蝶ヶ岳の鞍部までの間は、ほとんど雪が無く、地面が露出してい
る。快適に歩いていき、常念の山頂へ。
この山頂からも素晴らしい眺めが広がっている。(時間があまりないのに)ついつ
い50分ものんびりしてしまう。
常念からの下りは岩稜帯。急な斜面なので慎重に下る。
蝶ヶ岳までは小さなピークがいくつかあり、結構遠い。樹林帯となっており、雪が
深いのでトレースが無いと、ラッセルに苦しめられるところだ。
今日中に下りたいというが、バテてきている後輩を心配しながら、ゆ〜っくり歩い
ていき、なんとか蝶ヶ岳の山頂へ。ここからは槍穂が一直線につながって見え、素
晴らしい眺めが広がっている。
蝶ヶ岳ヒュッテで休憩を取った後に、三股に下山した。
yoshi629さん、こんにちは。
昨年11月に大天井へいけなかったので、何処かで
リベンジと思っています
それにしても、この土日は天気に恵まれ、最高の
登山日和でしたね。
気温が高く、歩き難い雪は苦労しましたが。。。
常念から蝶ヶ岳はなにげに体力を使いますよね。
バテた後輩さんも何日かすると、素晴らしい記憶が
強く残り、再訪したい気持ちになるでしょうか。
槍は残念でしたが、良い山行でしたね!
youtaroさん、こんばんは。
1年ぶりのテント泊山行はとても疲れました。
久しぶりの重荷がこたえました
やっぱり日帰りの軽い荷物ばかりではダメですね
土日は気温が高くて、雪の状態が悪く、体力を奪われま
した。松本では30℃くらいまで上がったとか。
>常念から蝶ヶ岳はなにげに体力を使いますよね。
随分前のGWに歩いた時も大変でしたが、やっぱり今回も
大変でした。途中で嫌になって、適当な支尾根から三股
に下りちゃおうと地図を眺めたのですが、良い尾根が見
つからなくて断念するということもありました。
どうもstkです。
好天の表銀座、すばらしいですね〜〜!
槍は残念ですが、リーダー判断としてはやむを得ないですよね。気温高かったですよね〜 自分も初の積雪期3000mで富士にいきましたが、頂上でも風がないところは寒くなかったです
stkさん、お久しぶりです。
GW前半は天気が良く、眺めは最高だったのですが、気温
が高くて参りました。松本は30℃を超えたらしく、無茶
苦茶暑かったです。雪も腐って大変でしたし
やっぱり寒くないと雪山っぽくないなあと思いながら、
歩いてました。
2日目の朝に「やっぱり2時くらいに出発すれば、槍まで
行けたなあ」とちょっと後悔しました。まあ、メンバー
のことを考えると無理しなくて正解だったのですが・・
同じくらいの力量の人と本気山行がしたいと思う今日こ
の頃です。
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