ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 187907
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
屋久島

淀川口から黒味岳-宮之浦岳-永田岳-縄文杉-白谷雲水峡

2012年04月29日(日) 〜 2012年05月02日(水)
 - 拍手
GPS
--:--
距離
27.5km
登り
2,316m
下り
3,050m

コースタイム

4月29日 13:00淀川入口-13:50淀川小屋
4月30日 5:55淀川小屋-黒味岳(往復)-11:22宮之浦岳-12:07焼野三叉路-13:24永田岳-15:15鹿之沢小屋
5月01日 6:45鹿之沢小屋-永田岳-焼野三叉路-9:45宮之浦岳(往復)-12:12新高塚小屋
5月02日 5:10新高塚小屋-6:00高塚小屋-6:06縄文杉-8:28楠川分かれ-9:15太鼓岩-11:50白谷雲水峡入口 
天候 晴れ、曇り、雨
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー
1日目 4月29日 紀元杉を鑑賞
2012年05月06日 04:21撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/6 4:21
1日目 4月29日 紀元杉を鑑賞
淀川口 駐車場は満車状態 携帯トイレを2回分購入
2012年05月06日 04:22撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/6 4:22
淀川口 駐車場は満車状態 携帯トイレを2回分購入
最初から森が濃い
2012年05月06日 04:24撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/6 4:24
最初から森が濃い
重い荷物が少々不安
2012年05月06日 04:23撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
5/6 4:23
重い荷物が少々不安
晴れ間が続いた様でコケが乾燥気味、元気がない
2012年05月06日 04:24撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
5/6 4:24
晴れ間が続いた様でコケが乾燥気味、元気がない
淀川小屋、早く着きすぎた、2,3人程 その後結局満員になった。
2012年05月06日 04:25撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/6 4:25
淀川小屋、早く着きすぎた、2,3人程 その後結局満員になった。
淀川の流れ
2012年05月06日 04:28撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
3
5/6 4:28
淀川の流れ
超クリア
2012年05月06日 04:26撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
6
5/6 4:26
超クリア
2日目 4月30日 パタパタと雨、増水した淀川
2012年05月06日 04:28撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
5/6 4:28
2日目 4月30日 パタパタと雨、増水した淀川
トーフ岩がうっすら、よく言えば幻想的、、、
2012年05月06日 04:29撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
5/6 4:29
トーフ岩がうっすら、よく言えば幻想的、、、
花之江河 湿地帯
2012年05月06日 04:30撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
5/6 4:30
花之江河 湿地帯
撮ってもらったり、撮ってあげたり、みなさんさすがに防水カメラの方が多い。
2012年05月06日 04:32撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
4
5/6 4:32
撮ってもらったり、撮ってあげたり、みなさんさすがに防水カメラの方が多い。
視界が良くないがとりあえず黒味岳往復
2012年05月06日 04:34撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
5/6 4:34
視界が良くないがとりあえず黒味岳往復
黒味を往復して投石平へくると天気がやや好転
2012年05月06日 04:36撮影 by  Canon PowerShot SX40 HS, Canon
5/6 4:36
黒味を往復して投石平へくると天気がやや好転
黒味の山頂に人
2012年05月06日 04:37撮影 by  Canon PowerShot SX40 HS, Canon
5/6 4:37
黒味の山頂に人
周囲の視界がクリアに
2012年05月06日 04:39撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/6 4:39
周囲の視界がクリアに
雨のあがった投石平で休憩
2012年05月06日 04:38撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/6 4:38
雨のあがった投石平で休憩
雲海が広がっている
2012年05月06日 04:40撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
5/6 4:40
雲海が広がっている
ガスが波の様に強弱をつけて流れる
2012年05月06日 04:41撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
5/6 4:41
ガスが波の様に強弱をつけて流れる
ヤクシカと遭遇
2012年05月06日 04:42撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
2
5/6 4:42
ヤクシカと遭遇
岩と緑の景色
2012年05月06日 04:43撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
5/6 4:43
岩と緑の景色
花崗岩のオブジェ、すぐ近くに携帯トイレブースあり
2012年05月06日 04:45撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
2
5/6 4:45
花崗岩のオブジェ、すぐ近くに携帯トイレブースあり
2012年05月06日 04:47撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
5/6 4:47
宮之浦岳まで標高を上げるとガスに包まれてしまう
2012年05月06日 04:48撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
5/6 4:48
宮之浦岳まで標高を上げるとガスに包まれてしまう
ガスの中永田岳へ
2012年05月06日 04:49撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
5/6 4:49
ガスの中永田岳へ
所々屋久島らしい風景が見え隠れ
2012年05月06日 04:51撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
5/6 4:51
所々屋久島らしい風景が見え隠れ
永田岳山頂、岩が乾いており休憩にちょうどいい
この周辺で1時間くらい休憩、鹿児島のカップル?にコーヒーをごちそうになる、お返しに虎屋の羊羹を。
2012年05月06日 04:51撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
5/6 4:51
永田岳山頂、岩が乾いており休憩にちょうどいい
この周辺で1時間くらい休憩、鹿児島のカップル?にコーヒーをごちそうになる、お返しに虎屋の羊羹を。
永田からの下りは意外にハード&ワイルド!
ようやく鹿の沢小屋 定員以下でゆったり利用できた、テントは二張。
2012年05月06日 04:53撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
5/6 4:53
永田からの下りは意外にハード&ワイルド!
ようやく鹿の沢小屋 定員以下でゆったり利用できた、テントは二張。
2日目 5月1日 曇り空の中再び永田岳へ登り返す 
2012年05月06日 04:54撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
5/6 4:54
2日目 5月1日 曇り空の中再び永田岳へ登り返す 
密度の濃い森
2012年05月06日 04:54撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
5/6 4:54
密度の濃い森
足場が切られた岩場
2012年05月06日 04:55撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
5/6 4:55
足場が切られた岩場
濃い霧が流れる
2012年05月06日 04:56撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
5/6 4:56
濃い霧が流れる
永田岳
2012年05月06日 04:57撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/6 4:57
永田岳
永田岳から宮之浦方面
2012年05月06日 04:57撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/6 4:57
永田岳から宮之浦方面
ガスが取れ始める
2012年05月06日 04:58撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/6 4:58
ガスが取れ始める
2012年05月06日 04:59撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/6 4:59
雲が沸き立つ
2012年05月06日 05:00撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/6 5:00
雲が沸き立つ
そして青空が見え始める
2012年05月06日 05:01撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/6 5:01
そして青空が見え始める
ようやく姿を現した永田岳
2012年05月06日 05:02撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
6
5/6 5:02
ようやく姿を現した永田岳
宮之浦岳もはっきり
2012年05月06日 05:03撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/6 5:03
宮之浦岳もはっきり
なんとも言えない風景
2012年05月06日 05:02撮影 by  Canon PowerShot SX40 HS, Canon
5/6 5:02
なんとも言えない風景
2012年05月06日 05:04撮影 by  Canon PowerShot SX40 HS, Canon
5/6 5:04
2012年05月06日 05:04撮影 by  Canon PowerShot SX40 HS, Canon
5/6 5:04
自然の力とは思えない
2012年05月06日 05:05撮影 by  Canon PowerShot SX40 HS, Canon
5/6 5:05
自然の力とは思えない
2012年05月06日 05:05撮影 by  Canon PowerShot SX40 HS, Canon
5/6 5:05
賑わう宮之浦岳山頂
2012年05月06日 05:19撮影 by  Canon PowerShot SX40 HS, Canon
5/6 5:19
賑わう宮之浦岳山頂
点在する大岩
2012年05月06日 05:19撮影 by  Canon PowerShot SX40 HS, Canon
5/6 5:19
点在する大岩
2012年05月06日 08:48撮影 by  Canon PowerShot SX40 HS, Canon
5/6 8:48
めまぐるしく景色が変化する
2012年05月06日 05:08撮影 by  Canon PowerShot SX40 HS, Canon
5/6 5:08
めまぐるしく景色が変化する
2012年05月06日 05:07撮影 by  Canon PowerShot SX40 HS, Canon
5/6 5:07
2012年05月06日 05:08撮影 by  Canon PowerShot SX40 HS, Canon
5/6 5:08
2012年05月06日 05:09撮影 by  Canon PowerShot SX40 HS, Canon
5/6 5:09
2012年05月06日 05:09撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/6 5:09
ヤクシカ お食事中
2012年05月06日 05:11撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
3
5/6 5:11
ヤクシカ お食事中
2012年05月06日 05:14撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/6 5:14
ガスに包まれたり、晴れたりを繰り返しながら新高塚小屋目指す
2012年05月06日 05:14撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/6 5:14
ガスに包まれたり、晴れたりを繰り返しながら新高塚小屋目指す
コケたちも水水しい
2012年05月06日 05:15撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
5/6 5:15
コケたちも水水しい
2012年05月06日 05:16撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
5/6 5:16
新高塚小屋、まだまだ時間に余裕があるが本日はここでテント泊
2012年05月06日 05:17撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/6 5:17
新高塚小屋、まだまだ時間に余裕があるが本日はここでテント泊
結局木のデッキ上はビッチリとテントで埋まった、夕方から土砂降りの雨と風
2012年05月06日 05:21撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/6 5:21
結局木のデッキ上はビッチリとテントで埋まった、夕方から土砂降りの雨と風
4日目 5月2日 雨がしとしと降る中、薄暗い森を高塚小屋向けて歩きだす。
2012年05月06日 08:05撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
5/6 8:05
4日目 5月2日 雨がしとしと降る中、薄暗い森を高塚小屋向けて歩きだす。
朝もやの森もいいね
2012年05月06日 08:06撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
3
5/6 8:06
朝もやの森もいいね
足元に注意しながら歩く
2012年05月06日 08:07撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
5/6 8:07
足元に注意しながら歩く
高塚小屋
2012年05月06日 08:08撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
5/6 8:08
高塚小屋
高塚小屋はまだ余裕があったそうです
2012年05月06日 08:08撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
5/6 8:08
高塚小屋はまだ余裕があったそうです
そして縄文杉 想像より3倍は巨大だった
まだ人もまばら
2012年05月06日 08:11撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
5/6 8:11
そして縄文杉 想像より3倍は巨大だった
まだ人もまばら
定番ショット
2012年05月06日 08:14撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
2
5/6 8:14
定番ショット
ウィルソン株で記念写真 4人程で貸切状態
2012年05月06日 08:15撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
5/6 8:15
ウィルソン株で記念写真 4人程で貸切状態
ぐんと下って大株歩道入口
2012年05月06日 08:17撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/6 8:17
ぐんと下って大株歩道入口
ココからトロッコ道が始まる、ここまで来てしまえばすれ違いも容易
2012年05月06日 08:17撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/6 8:17
ココからトロッコ道が始まる、ここまで来てしまえばすれ違いも容易
真ん中以外の枕木とか滑って危険
2012年05月06日 08:18撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/6 8:18
真ん中以外の枕木とか滑って危険
縄文杉目指す大勢の人たちとすれ違う
楠川分かれから白谷雲水峡へ向かいます
2012年05月06日 08:19撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/6 8:19
縄文杉目指す大勢の人たちとすれ違う
楠川分かれから白谷雲水峡へ向かいます
2012年05月06日 08:19撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
2
5/6 8:19
太鼓岩まで登りが続く
2012年05月06日 08:20撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/6 8:20
太鼓岩まで登りが続く
太鼓岩から 大パノラマが広がる
2012年05月06日 08:22撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/6 8:22
太鼓岩から 大パノラマが広がる
眼下にも濃い森が
2012年05月06日 08:22撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/6 8:22
眼下にも濃い森が
上の方は雲がかかって良く見えない
2012年05月06日 08:22撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
2
5/6 8:22
上の方は雲がかかって良く見えない
ずんずん下ります
2012年05月06日 08:23撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/6 8:23
ずんずん下ります
コケの森が続きます
2012年05月06日 08:24撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
5/6 8:24
コケの森が続きます
コケの森周辺から観光客が増えてきました
2012年05月06日 08:25撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
5/6 8:25
コケの森周辺から観光客が増えてきました
2012年05月06日 08:26撮影 by  Canon PowerShot SX40 HS, Canon
5/6 8:26
白谷小屋
2012年05月06日 08:28撮影 by  Canon PowerShot SX40 HS, Canon
5/6 8:28
白谷小屋
奉行杉コースを選びましたが、アップダウンのある登山道でした、最後にこのコースはきつい
2012年05月06日 08:29撮影 by  Canon PowerShot SX40 HS, Canon
5/6 8:29
奉行杉コースを選びましたが、アップダウンのある登山道でした、最後にこのコースはきつい
2012年05月06日 08:29撮影 by  Canon PowerShot SX40 HS, Canon
5/6 8:29
2012年05月06日 08:30撮影 by  Canon PowerShot SX40 HS, Canon
1
5/6 8:30
名のある杉以外も立派です
2012年05月06日 08:32撮影 by  Canon PowerShot SX40 HS, Canon
5/6 8:32
名のある杉以外も立派です
2012年05月06日 08:34撮影 by  Canon PowerShot SX40 HS, Canon
5/6 8:34
無事にたどり着きました、バスを乗り継いで安房へ

続く
2012年05月06日 08:35撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
5/6 8:35
無事にたどり着きました、バスを乗り継いで安房へ

続く

感想

4月29日から5月5まで屋久島に滞在そのうちの4日間の記録

雨に打たれながら歩いた屋久島、霧の合間に見せる緑の濃い森、花崗岩の岩
そして屋久杉の森、言葉と写真では伝えられない屋久島、百聞は一見にしかず!
2回目、3回目と訪れる人の気持ちが判る、ぜひみなさんもその目で屋久島を。

このコースプランのメリット
☆初日は到着が遅くても安心、淀川小屋泊
☆宮之浦&永田岳に2回登頂できる
☆ガラガラの縄文杉、ウィルソン株を堪能
☆人気の白谷雲水峡も通過
☆永田から鹿之沢小屋への下りは、浸食がはげしくワイルド(デメリット)

メモ

空港の売店でガスカートリッジ購入、プリムスとEPIの250のみ,自分はジェットボイルなので小さいのが良かったんだがまあいいでしょう、安房にある登山用品店に行けばあるかも(未確認)、後日羽田へ帰る時売店を覗いたらEPIのみ残っていた。

雨対策は万全に、傘があると便利です雨降りの中水場へ行ったり、トイレに行ったり、雨の中の撤収時にも重宝します、カッパだけだと大変ですよ。
ザックカバーだけでは心許ないので絶対に濡らしてはいけないものは完全防水袋、その他の物は防水性の袋に。

山ヒル対策に忌避剤を準備していったのですが、この時期はまだ大丈夫な様です、その他の虫にも悩まされませんでした、あくまで僕が歩いたルートでは。

携帯の電波が通じる所は標識に案内が記されていた、黒味岳分岐の所とあとは忘れました、宮之浦岳山頂はギリギリ通じる(弱い)、永田岳直下(いづれもドコモ)




1日目

飛行機で羽田から鹿児島へ、鹿児島で乗り継いで屋久島へ、ローカル感いっぱいの屋久島空港、バスまで時間があったので待ちきれず、タクシー利用で行きました。でかい客船が来ているそうで人が多いらしい、途中紀元杉で止めてもらい見学、しょっぱなから見事な大樹に圧倒される。

淀川口は車がいっぱい、路肩にも何台か止まっていた、仮設テントがありアンケートを受ける、携帯トイレの販売を行っていたので二回分を購入、受付の女性に屋久島の情報を少し聞いて登り始めた。

時間もあるのでいつも以上にゆっくり歩いたのだが、あっという間に小屋に着いてしまった、この時点で3人程その後夕方までに続々と到着されて満員状態、外は雨がバタバタと降ってテント場も水たまり状態、テント泊はゼロ。

2日目

雨の中カッパを着込んで歩き始める、久しぶりの雨の中の登山ちょっとテンションダウンだが雨は屋久島に付きもの、コケ達も元気がなかったのでいい恵みの雨じゃないだろうか。

花之江河の湿地帯を抜け、黒味岳分岐で荷物をデポして黒味岳を往復する、ガスで視界は無い、再び分岐まで戻り重たいザックを背負って歩き出す。

投石平まで来ると雨脚が弱まりガスがサッと流れると周囲の景色がクッキリと見え始めた、休憩がてら景色を楽しむ、頭上と下界は雲が厚い、どうやらこの標高ラインだけガスが晴れている様だ、屋久島の森の雰囲気いいね。

霧がまとわりつく登山道をとぼとぼと宮之浦へ向けて歩く、ようやく着いた宮之浦岳山頂は残念ながら真っ白、休憩もそこそこに先へ少し下る、焼野三叉路へ来るとザックが幾つかデポしてある、永田岳を往復するのだろう(そういうプランも立てていたのだが、今回は屋久島の山中での時間をたっぷりとった)

分岐から永田岳へ向かう、永田岳直下でザックを置いて永田岳へ、こちらも真っ白だが雨が上がり岩は乾き始めていた、後はもう鹿ノ沢小屋に下るだけなのでのんびり休憩する、鹿児島のカップルにコーヒーをごちそうになる、お返しにとらやの羊羹をプレゼント、雨に降られていたらこんなにのんびりとはできなかった、小一時間程ゆっくりして出発。

鹿ノ沢小屋までの下りが荒れ気味、要所に太いロープがかけてあったりするのだが、浸食が激しいので足場がもろい、足元もえぐれがひどい、ザックが通らない岩の間も無理やり通過、休憩しておいて正解だった。

ようやく辿り着いた鹿之沢小屋、鬱蒼とした森に囲まれた秘境ムード満点、本日は定員以下でまだまだ余裕がある、テント場は水浸しなので本日も小屋泊りにする。

トイレまで滑りやすい岩場があるのでちゃんと靴を履いた方が安全でしょう、小屋のすぐそばには、水場となっている小さな沢がある。

3日目

天気は相変わらず曇り、幾人かの登山者とお別れして、気合を入れて永田岳まで登り返す、下半身はカッパ、上はロンTで出発するが登山道に張り出した葉が濡れているのですぐに完全装備に、雨が降っている時よりもずぶ濡れ状態になる、ひどい登りだが一晩寝て、体を休めたおかげか昨日程苦労せず永田岳直下まで到達、やはりガスで真っ白だった、また来る理由が出来たなどと自分に言い聞かせる。

あきらめ気分で焼野三叉路を目指すと、だんだんと明るくなってくる、ガスが所々切れ、緑の斜面と白い岩が点在する風景が見え隠れする、振り返ると永田岳が青空と共に全貌を現した、宮之浦も遂に姿を現した!こうなるとウキウキ気分で足取りも軽い(気がする)、三叉路にザックをデポして宮之浦へ直登、昨日とは打って変わってなんと気分のいいことか、岩の上に腰かけて山頂から景色を眺め幸せなひと時を満喫する。賑わう山頂を後にザックを回収に下る。

キリッと晴れるかと思ったが、気象の変化がめまぐるしい、永田岳はまたガスに包まれ始めた、分岐まで戻りデポしたザックを担いで新高塚小屋方面へ歩き出す。
ヤク鹿があちこちで餌を食んでいる、お邪魔しますと言って前を通らせてもらう、ここでは我々が彼らのテリトリーを通過させてもらっているのだ。

雲の塊が緑の斜面を横切っていく光景は映画の様だ、時折青空が見え隠れする。
適度に休憩をはさみつつ、第二展望台、第一展望台を通過、ガスはだんだんと濃くなってくる、宮之浦はもう白いカーテンに遮られて見えない、そうしてようやく新高塚へ、まだ昼近くでどうしようか迷ったが、高塚小屋よりこちらの方がテント場が良い状態なので早々にテントを張り昼飯にする、コーヒーを啜り、本を読み、地図とにらめっこして時間が過ぎてゆく、夕方からは土砂降りの雨、夜も風の音が凄かった。

 余談だがマイテントはトレックライズ0、テント生活を快適にするアイテムはズバリ座椅子、クレイジークリークのヘクサライトオリジナルチェア、これがあれば長時間テント内で読書が苦にならない(そんなに読まないけど)、寝るときは下に敷いてマット替わりにもできる。

4日目 

3時起床、雨が強弱を繰り返しながらテントを叩く、カロリーメイトとソイジョイで簡単に朝食を済ませ、雨脚が弱くなったところで撤収、雨降りの中の撤収は腕の見せ所、今回は90点くらいにしておこう。

日が昇る前の薄暗いテン場を後にする、ヘッドランプで薄暗い森を下ってゆく、薄暗い中ぼんやりと浮かび上がる大木のシルエットがなんとも言えない雰囲気を醸し出している。

高塚小屋までくると大分明るくなってきた、高塚小屋もやはりテントはいっぱいだ、高塚から10分ほどでいよいよ、縄文杉と対面できる、はやる気持ちを抑えつつ、縄文杉へ、あずまやを通り過ぎると、立派な木のステージが見えてきた、視線を上げるとそこに、ガス越しの柔らかな朝日に照らされた縄文杉があった。

柔らかな朝もやに照らされた縄文杉、存在感が圧倒的だった、カメラに収めたがその巨大さや雰囲気はまったく伝わらないんだろうな。

縄文杉にお別れして、整備された登山道を下る、もう少し時間が経つと荒川からの登山者ですれ違いも困難なほど人でごった返すらしいが、今はそんな気配もなく静けさを保っている。

ウィルソン株へ到着、4人程の登山者と少しお話しして休憩にする、この大株もどれだけ大きな木だったんだろうかというくらいの切株!早速中へ入ると、ちょろちょろと水の湧き出る音が、上を見上げてハートを探すが知っている方がいたので教えてもらう、もし一人だったらわからなかったかもしれない。

ウィルソン株の後も立派な杉が立ち並んでいた、徐々に登りの登山者がちらほらすれ違い始める、登山道をひとしきり下るとトロッコ道が現れた、休憩ポイントでは沢山の人、滑りやすい枕木に注意しながら歩き、楠川分かれから白谷雲水峡へ向かう。 太鼓岩への分岐まで苦しい登りが続く、太鼓岩へはザックを置いて空身で向かい展望を楽しむ、山の上方は霧だが下の方はスッキリと見渡せる、時折小さい雨粒が体を打つ、写真を撮ったり撮ってあげたりしてザックを回収に戻る。

重いザックを背負い苔むした森をくだる、映画「もののけ姫」のモデルとなった森だ。 この辺りから観光客の姿が見え始め少々賑やかな雰囲気、観光客の混じり大きな杉の樹を見ながら雲水峡の出口へ。

ようやく四日間の縦走を終えて一段落、屋久島旅行の前半戦は雨降りからのスタートだったが要所で晴れてくれたおかげで、とても充実したものになった。

さて後半戦も良いお天気に恵まれるとよいのですが




お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2398人

コメント

NNPさん
こんにちは。
屋久島へ行かれていたのですね!
山に登り始める前に行ったことがあります。
懐かしい思いで記録を拝見しました。

いつか登山を目的に再訪したいと思っていますhappy01
2012/5/6 12:10
はじめまして。makasioと言います。
6年前に屋久島に行きました。

写真から、屋久島の素晴らしさが
伝わってきました。

あー、いつか再訪したいなあ

いいコースですね。
お疲れさまでした。
2012/5/6 14:22
chanqさん こんばんは
屋久島から登山を始める方結構いる様ですね〜

山登りを始めてから見る屋久島はまた違う屋久島にみえるんじゃないですか?

次にいついけるか判りませんが、また再び訪れたいです
2012/5/6 22:17
makasioさん はじめまして
六年前ですか、きっと懐かしい思い出があるんでしょうね。

写真じゃ伝わらない魅力がありますね、屋久島には
2012/5/6 22:49
こんばんわ
屋久島うらやましいです!
私もいつかいってみたいです
いつも楽しい山日記これからもたのしみにしていますね〜
2012/5/10 0:24
Treeさん こんばんは
屋久島いいですよ、半年くらい前までは頭にもなかったんですけどね、急に火が着いた感じで行きたくなりました。
2012/5/12 9:59
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 屋久島 [3日]
宮之浦岳縦走(淀川登山口 黒味岳 宮之浦岳 縄文杉 白谷雲水峡)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら