平標山・仙ノ倉山〜三国山周回🌸花が彩る美しい稜線歩き
ぐろさん
体力度について
- GPS
- 10:57
- 距離
- 23.3km
- 登り
- 1,764m
- 下り
- 1,762m
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- 山行
- 9:49
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 10:57
三国峠からゴール地点まで約6kmは自転車走行です。
| 天候 | 晴れのち曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
自転車
自転車：三国峠登山口にデポ。ここは工事で規制され停める箇所が制限されている。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
・三国峠登山口からみくに国際学園前まで約6kmは自転車走行です。 ・水2.5ℓ装備、平標山の家と三国御神水で補充。約4ℓ消費。 ・二合目〜松手山、タニウツギ蕾、アカモノ一分咲き、イワナシ落花、イワカガミ咲き始め、ミツバオウレン終盤。 ・松手山〜一の肩、シャクナゲ三分咲き、イワカガミ咲き始め、シラネアオイ開花、ハクサンイチゲ三〜五分咲き。ミネザクラ五〜七分咲き、ウスユキソウ葉が出始め。 ・一の肩〜平標山、ミネザクラ満開、シャクナゲ七分咲き。 ・平仙鞍部〜仙の倉山、ミヤマキンバイ六〜八分咲き、ハクサンイチゲ二分咲き、ハクサンコザクラ三〜五分咲き、チングルマ開花、ミネザクラ満開、シャクナゲ五〜七分咲き。 ・平標山〜三角山、タテヤマリンドウ開花、タムシバ終盤、シャクナゲ満開、ムラサキヤシオ満開、イワカガミ三分咲き、ツバメオモト満開。シラネアオイ満開。 三角山〜三国峠登山口、シラネアオイ満開、ニリンソウ終盤、ムラサキヤシオ満開。 |
写真
今日は平仙清水で水通しした水沢風うどんと焼き豚。お揚げ、ネギとミョウガを入れた汁で食べる。最近お気に入りのサラダ巻助六寿司。
16
感想
眺めの良い山頂。南へと続く稜線を眺める。木階段下の鞍部には小さな山小屋。そこからさらに南へと続く稜線。波のように小さなピークが幾重にも連なっている。その縦走路は多種多様な花が彩る道。花街道。訪れる人の目と心を捉えて離さない。
下った先には峠。いにしえの人々も歩いた由緒ある道。新緑の木漏れ日が降り注ぎ、ハルゼミの合唱が清らかなせせらぎに染み入る。そのたもとにはニリンソウが咲き、モンシロチョウがとまる。梅雨入り前の蒸し暑い稜線、沢を渡る爽やかな風が通り抜けて行った。
先週は平標山から谷川岳まで主脈縦走した。苗場山へ行く予定だったが、林道が6日まで通行止め。西黒から吾策で主脈半縦走を計画していたが、午前中はガス予報。シラネアオイとイワカガミ彩る平標山から三国山周回へ、今年も行くことにした。昨年同様、自転車に活躍してもらう。
4時に前橋を出発。天空は雲で覆われ、夜明けの赤城山がうっすらと赤い。関越道を月夜野で下りて国道17号へ。黄金色の朝焼けに眩い三峰山。台形のシルエットが厳つい。北上するほど雲が少ない。
三国トンネルを抜けると、きれいに晴れていた。三国峠登山口前に自転車をデポ。この駐車場は工事で規制されているので注意。みくに国際学園前のスペースに車をデポ。不法投棄。ガスがかかる平標山を見上げつつ出発。気温12℃やや肌寒い。
平標山登山口から急階段を登っていく。薄暗い濃緑の樹林帯。二合目からはアカモノが咲き始めていた。先週より数が増えている。逆にイワナシはほぼ散っていた。サラサドウダンツツジの釣鐘の花を眺めて鉄塔へ。
残ったイワナシが見られ、ミツバオウレンも種が出来始めていた。松手山を過ぎ、木階段手前のザレ場にはシラネアオイ。先週はまだ葉だけだったが花開いていた。
木階段西斜面のハクサンイチゲも五分咲き。シャクナゲは満開だった。シャクナゲ並木を通りながら一の肩へ。満開のミネザクラとシャクナゲを見ながら歩んでいく。西側には苗場山など残雪の山並みが見え、花が彩る素晴らしい稜線を歩く。
ガスも消え去った平標山山頂に到着。先週より霞んではいるが、景色の素晴らしさは変わらない。先週も歩んだ主脈方面平仙鞍部へ足を踏み出す。木階段を下りるたびに黄の色が増してくる。ミヤマキンバイの花。ミネズオウも満開となり、ハクサンコザクラも数が増えていた。
ハクサンイチゲはまだ蕾が多く、二分咲き程度。南風がやや強く吹く鞍部から小ピークへ。五分咲きのシャクナゲと満開のミネザクラ。小ピークに薄桃色が点在している。
仙ノ倉山の東斜面にはハクサンイチゲが咲き始めていた。ここも満開となると美しいお花畑と化す。木道を登り上げると仙ノ倉山山頂。今日のメインは南側の稜線なので、ここは景色を見て引き返す。先週も通ったが、また縦走するかもしれない。
来た道の景色と花々を見ながらゆったりと引き返す贅沢。青空に美しい稜線と鞍部が広がっている。足元にはきれいで可愛らしい花々。ふと、チングルマを見つける。周りには一輪だけ。まだ咲き始めたのだろう。結局二輪見つけた。
平標山山頂から山の家へ下る。木階段の踊り場ベンチ付近には残雪。この辺りにオコジョが居るのだが、今日は出てこなかった。その代り道脇にはタテヤマリンドウが花開いていた。
南側は曇る空。階段からもシャクナゲの色彩が否応なく目に飛び込む。満開のシャクナゲロード。両脇に咲き誇る。まだまだ蕾が多いのでこれからも十分楽しめる。
平標山の家に到着。少し早いが東側のベンチをお借りして昼食に。平仙清水でのどを潤し、水を補充。持ってきた水澤風うどんを軽く水通しする。それをお揚げ、ネギとミョウガを入れた汁で食べる。最近お気に入りのサラダ巻助六寿司。仙ノ倉山、エビス大黒の頭を見ながら食す。
鐘を鳴らして無事な登山を祈願し出発。タムシバとムラサキヤシオが道へといざなう。今年はやはり少し開花が遅く、イワカガミもまだ少なかった。ただツバメオモトは株数が増えて開花も多かった。
崩壊しザレた斜面にシラネアオイの群生。急斜面なので注意して下りる。その先には満開のシャクナゲ。環境が良いのですでに傷み始めている。分岐を大源太山へ。
ムラサキヤシオが点在する道を15分ほど歩いていくと山頂。北方は平標山から万太郎山までが目の前に広がるパノラマ。迫力ある景色。踵を返して分岐を南下して行く。三角山付近では圧巻のシラネアオイロード。苗場山ほどではないが、素晴らしい群生。
一昨年は三角山から毛無山経由でスキー場方面へ下山した。慶応大学ワンゲル部が再整備した三角山登山道。各所に慶應の看板が掲げられている。
トラバースせず、三国山山頂へ向かう。南方の景色を眺めて再び登山道へ戻る。木階段を下り爽快な初夏の景色に染まっていく。樹林帯に入り三国権現神社、三国峠に到着。石碑には、ここを通った人々の名が刻まれている。
峠からはやや幅の広い道。ハルゼミの合唱が響き、木漏れ日がシャワーのように降り注ぐ。九十九折の道を下ると沢のせせらぎが聞こえる。三国御神水。冷たい水でのどを潤す。たもとには終盤のニリンソウ、これから花開くクルマムグラ。その周りをモンシロチョウやヒョウモンチョウが飛んでいる。
下るにつれ、ハルゼミの音を消すように下界の音が聞こえてくる。自然の音から街の喧騒へ。三国トンネルの筒が見えると登山口。複線化工事中で土砂をひっきりなしに外へ運んでいる。
デポした自転車を回収し、ヘルメットを被り火打峠へ出発。急坂をダウンヒルして行く。シーズンオフとなり閑散とした苗場リゾート地区を駆け抜けていく。平日の午後4時過ぎ、通る車も少ない。最後は軽く登り上げて駐車場所へ。
自転車を積み込み、着替えて帰路へ。八ヶ岳にいるirohaさんとほぼ同時に下山して、お互いの山行を労った。ツクモグサは白馬で見る予定。
再びトンネルを抜けて群馬県へ。曇って蒸し暑い平野部。夕日が榛名山へ沈もうとしている。厚い雲に阻まれ、黄色い霞を残して日が暮れていった。
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growmonoさん
こんばんは
数日で大きく変わりますね。
高山植物は咲く期間が限られますので急展開してますね。
特にチングルマ、ツバメオモト、シラネアオイいいですね！
次は西黒尾根や苗場山も待ってますね。
楽しみです。
こんばんは、iiyuさん。
一週間でかなり開花が進んできました。平地以上に標高1500〜2000ｍ近辺は温度差が激しく、二週間単位で花も景色も様変わりしてきます。ツバメオモトは多数見られましたが、サンカヨウが見られませんでした。昨年あったのですが、まだ早いようです。
チングルマが咲き始めると、鞍部のお花畑も本格化してきますね。西黒尾根はホソバヒナウスユキソウ、ヒメシャジン、クルマユリが咲くと夏を感じます。苗場山は林道工事中で行けませんでしたが、残雪が多く花も例年以上に遅そうです。今年はしばらく上越山稜に通うことになりそうです。
growmonoさん こんばんは。
谷川縦走、白砂山周回、今回の三国までの花と稜線歩き、花も綺麗ですが、よく歩けますよね（日ごろの訓練の賜物ですか）
何もしていない俺達では2回に分けて登る山を1日で走破、並外れた体を持っていますね、
大源太山からの稜線も花街道行って見たくなりますネ、この稜線は好きなんですよ（いつもピストンですけど）
こんにちは、yasioさん。
先週は谷川主脈をメインでしたが、今回は平標山から南の稜線をメインにしました。昨年は休みと天候が折り合わず、赤城山へつつじ観賞にも行きましたが、今年は休みに晴れてばかりの上越県境に入り浸りです。
筋トレなど激しく高負荷のトレーニングはしていません。ジムにも通っていません。それですと面倒ですし長続きしません。四股踏み、テレマークスクワット（これが下半身に効きます）など、体幹を主にした運動を15分程度毎日しています。これを15年以上やっていますので、筋肉痛にならず疲れにくい体になりました。
yasioさんも三国峠からこの稜線に入られてますよね。私もお気に入りで、自転車を使って何度か周回しています。今年は開花が遅いものが多く、これから本格化すると思います。
growmonoさん おはようございます
谷川主脈稜線も花の季節になりましたね。平標山から三国峠までも
花が多くて…良いルートだと思います。来週も谷川方面に行かれる
のですか？そろそろ自分も縦走したいと思います。暑くなり過ぎな
ければ良いのですが…。お疲れ様でした。
埼玉のchii
こんにちは、chiiさん。
そろそろ梅雨入りの気配を感じさせる関東ですね。今日あたりは32℃になりそうです。
来週も予定しておりますが、天気が微妙です。近いので様子を見てくるだけでも行こうかなと。谷川は標高と森林限界が低く、主稜線上は遮るものがありません。水場も少ないです。どちらから行っても、万太郎山からオジカ沢がキーポイントですね。急坂はないので、日傘さして歩くのも良いかもしれませんね。
４日に三国峠から平標周回しました。
黄色いスミレはナエバキスミレだと思います。
イワナシは山の家から三国峠の間は多く新鮮だったと記憶しています。
クルマムグラは平標山登山口付近では見頃でした。
こんばんは、manmaruchanさん。
葉の形が違いましたね。訂正しておきます。
4日ですと翌日ですね。イワナシはもう終わりに近かったと思います。昨年と比べ今年はイワカガミが遅くて少ししかありませんでした。
当日、クルマムグラは登山口では見当たりませんでしたが・・・。見落としましたかね。
毎年６月の初旬に訪れている三国の稜線。６月４日にＧｒｏｗさんと逆コースで元橋の登山口まで歩いて来ました。時間的・体力的に無理なので、三国山・大源太山・仙ノ倉山登頂ははなから諦めてました。ムラサキヤシオ・シャクナゲ・シラネアオイ等豪華な花を筆頭に小さな花まで含めると、花と蕾で６８種見つけて来ました。
開花が少し遅れているので、狙った花が見られないのもありましたが、反対に今まで見たことのないクロミノウグイスカグラなどを見ることができました。花の師匠が一緒だったので、例年以上の成果でした。
１日違いの同じルートで、お会いできなくちょっぴり残念。ただ天気に恵まれ、お互いによい山行になったかと思います。
さて、仙ノ倉山山頂に、年配の単独男性いませんでしたか？どうも、赤城良常さん（気ままな男の山歩き）とスライドしているようです。
また、どこかでお会いできるとうれしいですね。
こんにちは、suro-ninさん。
ゆうすげの道以来大変ご無沙汰しております。翌日4日に訪れたのですね。例年より遅めですが多種多様な花が彩ってましたね。私は花や植物も素人ですので、詳しくはありません。間違えも多いです。68種類とは、suro-ninさんより詳しい方となると博士並みの知識ですね。職業や専攻された方でしょうか。私のような愚かな者はすぐに忘れてしまいます。
赤城さん二度お会いしました。鞍部と仙ノ倉山山頂です。簡単にご挨拶しましたが、撮影に夢中でしたね。ミネザクラやシャクナゲをいろいろな角度から撮影されておられました。
growmonoさん、おはようございます。
ハクサンイチゲ、チングルマ、ハクサンコザクラ、ミネズオウ、シラネアオイ...etc.花々が一斉に咲き出しましたね。そろそろ平標方面に向かおうかと思っていた矢先、growmonoさんに先を越されてしまいました！
BCの合い間の山行もなかなかいいものです。また、高山植物を愛でに上越国境の山にも出向こうと思いました。
平標周辺の花情報、どうも有り難うございました。
hareharawaiより
こんにちは、hareharawaiさん。
まだは咲いていませんが、それなりの種類は楽しめます。
梅雨に入りましたし、この地域はいつも天候が不安定ですから、天候優先で行っております。
今日も雨ですので、主脈縦走を中止して近所をぶらぶらしてきました。
庚申山から六林班行かれましたよね。レコ拝見しました。庚申山から皇海山は一度行きましたが、二度は遠慮したいですね。百名山とはいえ、どちらから行っても危険な道程で、着いた果てがいまいちの景観でガッカリしました。
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