針ノ木＆スバリのバリバリ伝説（蓮華もアルデヨ）

2019年07月29日(月) [日帰り]

• GPS: 11:50
• 距離: 20.5km
• 登り: 2,182m
• 下り: 2,167m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:02
• 休憩: 1:47
• 合計: 11:49

4:25 柏原新道登山口
4:41 4:43 扇沢駅
5:45 5:45 大沢小屋
7:53 8:05 針ノ木小屋
9:11 9:26 蓮華岳
10:08 10:22 針ノ木小屋
11:07 11:25 針ノ木岳
11:49 11:49 小スバリ岳
11:56 12:25 スバリ岳
12:31 12:31 小スバリ岳
12:57 13:00 針ノ木岳
13:39 13:52 針ノ木小屋
15:10 15:11 大沢小屋
16:14 16:14 柏原新道登山口
16:14 ゴール地点

天候

曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

柏原新道登山口前の駐車スペースへ。
平日につき大町市営無料駐車場も前日夜の時点では十分空きがありました。

コース状況／危険箇所等

【扇沢登山口〜雪渓取り付き】単調な樹林歩き。ルートは明瞭。
【針ノ木大雪渓】雪渓中央の旗ざおに沿って登る。落石に注意。軽アイゼン使用。
【雪渓上端〜針ノ木峠】夏道をつづら折れで登る。落石注意。
【針ノ木峠〜蓮華岳】急登をこなすと後は緩やかに。特に危険なし。視界不良時は道迷いに注意。
【針ノ木峠〜針ノ木岳山頂】岩稜帯をトラバースしながら高度を上げていく。転倒滑落、落石注意。
【針ノ木岳〜スバリ岳】針ノ木山頂から急傾斜のガレ場を下り、マヤクボのコルを越えると登り返し。転倒滑落に注意。

その他周辺情報

今回は寄りませんでしたが、大町温泉の「薬師の湯」が定番。
http://o-yakushinoyu.com/

写真

7/29 4:34

朝4:30の大町市営無料駐車場。平日につき、まだ余裕がありそうでした。

7/29 4:38

静まりかえっている扇沢駅。

7/29 4:38

駅前の有料駐車場はガラガラですね。

7/29 4:44

名言ですね。

7/29 4:45

整備道路のゲート脇が登山口です。

7/29 4:56

整備道路を縫うようにショートカットしながらガラ沢を横断。

7/29 5:02

また舗装路にでました。

7/29 5:03

空はどんより。今日もかよーー。

7/29 5:04

やや広いスペースの脇に入口がありました。ここからは完全な山道。

7/29 5:14

途中何度かガラ沢を横断します。マーカーをよく見て。

7/29 5:27

丸太で足場作ってくれてありますが、逆に滑りそうで怖い…慎重に渡りました。

7/29 5:43

大沢小屋。ここまで単調な樹林歩きで3km。

7/29 5:44

百瀬慎太郎さんのレリーフ。先ほどの名言の主ですね。

7/29 5:44

ここから峠まで4kmですか。

7/29 6:02

常念岳を思い出させるアルミのハシゴ。

7/29 6:04

花名調査中。

7/29 6:04

シモツケソウかな？

7/29 6:08

ニッコウキスゲであってますか？

7/29 6:15

調査中。黄色の花は多くて難しい。

7/29 6:15

沢山咲いています。

7/29 6:25

大雪渓の取り付きに到達。前を行くのは富山からいらっしゃった男性。この後何度も顔を合わせました。

7/29 6:30

おびただしい数の落石！こんなの当たったらひとたまりもありません（汗）

7/29 7:13

約1kmくらい登ったでしょうか、夏道へ誘導するテープが。ここから先は雪上歩行ありません。軽アイゼンはここで外しました。

7/29 7:21

所々、ただのテープじゃなくて鯉のぼりがついてて癒されます🎏

7/29 7:27

下山してこられた方曰く、雪渓登りきってホッとしてると心が折れるらしいです。ここから先が案外遠いとのこと。

7/29 7:30

最終水場。あいに水はまだたっぷり背負っているのでスルーしましたが。

7/29 7:32

イチゴ系の葉っぱの深紅のお花。何でしょうね。調べておきます。

7/29 7:44

こりゃチングルマでしょう。

7/29 7:44

ミヤマキンバイかな。黄色い花は勉強中。

7/29 7:48

つづら折れに登り始めたら稜線はもうすぐです。

7/29 7:53

これはミヤマダイコンソウなのかな。

7/29 7:54

なんでしょう？

7/29 7:55

そして7:55針ノ木峠に到着！

7/29 7:56

針ノ木小屋の入口。ひとまず先に山バッジを買っておきます。後回しにして売り切れたらガッカリなので。

7/29 7:56

ガスの向こうにうっすら見えるのは北葛岳と船窪岳かな。

7/29 8:01

針ノ木小屋前のベンチとテーブルがとてもお洒落🌟

7/29 8:07

とりあえず蓮華岳のほうを先にやっつけます。小屋からすぐの場所にウサギギク。

7/29 8:09

蓮華までは楽々稜線歩きかと思いきや、なかなかの急登。登って峠を振り返ったところ。

7/29 8:15

淡い色が素敵なキバナシャクナゲちゃん。

7/29 8:16

行く先は真っ白。チーン…

7/29 8:18

チングルマの綿毛。まだ咲いている株も沢山ありました。

7/29 8:22

急登を登りきると双六岳みたいな丸い稜線歩きに。

7/29 8:43

コマクサちゃんも元気です。

7/29 8:44

このチングルマは花びらが透けて綺麗だな。

7/29 8:49

すごーい！コマクサの群落です。

7/29 8:53

お上品なツマトリソウ。

7/29 9:02

ミヤマシオガマですかねー。

7/29 9:05

若一王子神社奥宮だそうな。山頂はすぐそこ。

7/29 9:12

わーい！蓮華岳2799m到着。

7/29 9:17

二等三角点。点名「蓮華岳」標高2798.61m。

7/29 9:17

タッチ♪

7/29 9:20

しかぁーし、ガスは一向に晴れそうにありません。

7/29 9:21

朝ご飯食べてなくてお腹空いたので、とりあえずゼリー飲料を流し込んで小屋へ戻ります。

7/29 9:31

これまたチングルマが大量乱舞中。

7/29 9:42

本当に双六岳みたいな稜線。

7/29 10:23

雪渓越しに見えそうで見えない爺ヶ岳。

7/29 11:00

今度は小屋を通り過ぎて針ノ木岳山頂へ向かいます。

7/29 11:05

これはこないだ塩見岳で覚えたミヤマオダマキですね。

7/29 11:05

11:05針ノ木岳山頂に到着。先客数名、

7/29 11:12

こちらは三等三角点。点名は「野口」標高2820.6m

7/29 11:12

タッチ♪

7/29 11:12

山頂は広々しています。ガスで周りが見えないのが残念です。

7/29 11:13

山頂の北側には派手な万国旗のようなロープが張ってありました。なんだこりゃ。

7/29 11:16

遅れて到着された女性からライチョウの鳴き声がすると教えていただき、覗いてみたら三羽のヒナと共にお食事中でした。

7/29 11:16

かわいいヒナ鳥。

7/29 11:20

肝っ玉母ちゃん。

7/29 11:21

今年はライチョウ遭遇率が高いです。それだけガスってるということかも。

7/29 11:38

針ノ木＆スバリでバリバリ伝説を作るべく、スバリ岳を目指す。針ノ木直下は激下りにつき慎重に。

7/29 11:50

魔王が棲んでそうな山ですね。

7/29 11:54

11:54。スバリ岳に到着！バリバリ伝説が完結です！！

7/29 12:00

っと思ったら、これまで全然ダメだったのにガスが切れ始めました！

7/29 12:05

目まぐるしく移り変わる風景。立山が見えた。

7/29 12:06

南側にはメチャメチャ格好いい針ノ木岳の姿が。

7/29 12:07

眼下には紺碧の黒部湖の水面が見えます。

7/29 12:15

黒部ダムの端っこも見えました。

7/29 12:16

アルペンルートの軌道。

7/29 12:21

この稜線、何度見ても惚れ惚れします。

7/29 12:22

黒部湖の遊覧船も見えます。

7/29 12:28

赤沢岳へ続く尾根。天気が完璧ならもう2時間早く出て種池山荘を目指すつもりでしたが…

7/29 12:28

小スバリの辺りまで戻って大スバリのピークを振り返る。やっぱりバックは青空がいいね。

7/29 12:30

さっきまで全く見えなかった蓮華岳のピークも見通せるようになりました。

7/29 12:34

マヤクボのコルまで戻ってきました。頑張って登り返すぞ！

7/29 12:43

端整な山姿のスバリ岳。今日のトップ写真はこれに決定！！

7/29 12:57

針ノ木山頂直下のミヤマオダマキ。中に白い花弁があるんですね。

7/29 13:03

マヤクボカールを見下ろす。

7/29 13:16

針ノ木のピークを過ぎて峠方面へ下る途中、またクゥークゥーと控え目な鳴き声。居ましたライチョウさん！ヒナ鳥も三羽ほど。

7/29 13:24

これはシナノキンバイではなかろうか？

7/29 13:29

チングルマがビッシリ！

7/29 13:33

針ノ木小屋に戻ってきました。よく見ると凄い場所に建っています。

7/29 13:33

針ノ木ラーメンを食べたかったけど売り切れだったので、おにぎりを1つ頬張って下山の途に。

7/29 14:38

雪渓下部は気温と雪の冷気により濃いガスに包まれています。旗ざおを頼りに下ります。

7/29 14:38

となりの斜面には今にも転がってきそうな大岩が！！

7/29 15:42

ということで雪渓をサクッと下ってから3kmの樹林歩きをこなし舗装路へ戻ってきました。

7/29 15:57

無事下山！！

7/29 16:02

大町市営第一駐車場。一応まだ止めるキャパは残っていそうでした。

7/29 16:06

第二駐車場も同様です。

7/29 23:16

これが今回の戦利品。蓮華岳のバッジ。針ノ木小屋で購入。

7/29 23:18

こちらが針ノ木岳のバッジ。裏のピンも縦型の珍しいタイプ。

撮影機器：

PENTAX K-70 ボディ ペンタックス

装備

個人装備

Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 ハイドレーション ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 ツェルト カメラ

感想

tonzablow

今週は有休を1日付けていまして、武尊山から下りた足で次なる山へ。

長野へ戻る途中で外国人のヒッチハイカーさんを乗せたら白馬に行きたいと言うので、方面も一緒だしお宿までお送りしました。これぞ日本のおもてなし😊

扇沢で車中泊した翌朝、やっぱりパッとしない空の下、針ノ木目指して入山。針ノ木といえば白馬とともに雪渓が有名で、久々の6本爪アイゼンでサクサクッと登ってきました。稜線に出てもやっぱりガスガス💨とりあえず蓮華岳のほうから往復。コマクサやチングルマなどのお花は素晴らしかったですが眺望はなし。

小屋まで戻ってきたら今度は本命の針ノ木岳へ。なかなかハードな道のりをこなして山頂へたどり着きましたが、ここでも周囲は真っ白。針ノ木＆スバリでバリバリ伝説を作るべく、お隣のスバリ岳へ。

ここで奇跡が起きました。さっきまであんなに濃かったガスが切れて向かいの立山や眼下の黒部湖が見えるじゃないですか！カッコいい針ノ木の山容や歩いてきたトレイルも綺麗に見渡せる！20分ほどでまたガスの中に隠れてしまいましたが、このワンチャンをモノにして満足して下りてきました。