白馬岳 絶景温泉と美しい稜線歩き（でも長い）

2019年08月10日(土) 〜 2019年08月12日(月)

• GPS: 25:48
• 距離: 21.7km
• 登り: 2,498m
• 下り: 1,912m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:19
• 休憩: 0:05
• 合計: 6:24

8:53 猿倉荘
9:25 9:25 水芭蕉平
9:40 9:41 猿倉台地（1502m）
10:02 10:02 中山沢
12:30 12:31 小日向のコル（1824m）
13:20 13:20 サンジロ(三白平)
13:58 14:00 杓子沢
14:03 14:03 落石沢
14:07 14:07 崩沢
14:43 14:44 鑓沢
15:17 白馬鑓温泉小屋

2日目

• 山行: 9:14
• 休憩: 0:08
• 合計: 9:22

6:54 白馬鑓温泉小屋
10:15 10:16 大出原
11:52 11:52 鑓温泉分岐
12:42 12:48 鑓ヶ岳
15:46 15:47 丸山
16:16 白馬山荘

3日目

• 山行: 9:26
• 休憩: 0:22
• 合計: 9:48

5:34 白馬山荘
5:56 6:10 白馬岳
6:58 6:58 三国境
9:09 9:09 小蓮華山
10:24 10:27 船越ノ頭
11:49 11:50 白馬大池山荘
12:35 12:39 乗鞍岳
13:55 13:55 風吹大池方面分岐
14:13 14:13 天狗原/白馬岳神社
15:21 15:21 栂池山荘
15:22 ゴール地点

天候

1日目：曇時々晴　2日目：晴のち曇り　3日目：晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

広島から車にて約10時間
群馬から車にて約3時間

コース状況／危険箇所等

鑓温泉小屋を過ぎてからしばらく、滑りやすい岩の鎖場が続く。鎖場としてはたいしたことないが、滑りやすい岩がやっかいで、濡れて下りとかだとけっこう危ない気がする。いわゆる蛇紋岩ってやつかな。
白馬大池から乗鞍岳への登り、さらに、下りはゴーロで慣れてないと疲れるしまぁまぁ危ないかも。最終日にここを抜けるのが長くて辛かった。
この時期は雪渓のトラバースが数カ所あったが、アイゼンが要るほどの所はなかった。ストックがあれば充分かと。

その他周辺情報

栂の湯に入りました。綺麗な施設でお湯も良いと思います。モンベルカードか栂池パノラマウェイのチケットがあれば割引がある。
蕎麦を食べて帰ろうと思ったが、ほとんどの店は14時閉店。たまたま空いてるところに入ったが、感動するような旨さはなかった(T-T)

写真

8/10 7:54

早朝に栂池第二駐車場（無料）にて集合
2台だったので1台で猿倉へ行こうと思ったが、猿倉の駐車場はすぐ一杯とのことなので、ここからタクシーにて移動。（約6,000円）

8/10 7:54

トイレあり、ペーパーあり

8/10 8:43

猿倉荘
ここから出発

8/10 8:51

いつか大雪渓からも登りたいと思うが、今回は鑓温泉小屋へ

8/10 8:56

足元はこんな感じ

8/10 9:04

鑓温泉と白馬尻の分岐

8/10 9:05

ブナとかキレイ

8/10 9:11

ここらは普段登っている低山と同じ雰囲気

8/10 9:18

アジサイかノリウツギ？

8/10 9:36

ホトトギスの仲間と思うが・・・？
タマガワホトトギス

8/10 10:20

ところどころ大きめの岩も
全体的にやや湿り気の多い登山道

8/10 10:32

ガスで稜線は見えない

8/10 10:34

シモツケソウ
濃い色の株

8/10 10:35

シナノオトギリ　かな？

8/10 10:37

アザミの仲間？

8/10 10:37

タテヤマウツボグサ

8/10 10:39

ヤマアジサイ

8/10 10:41

登山道の雰囲気はこんな感じ

8/10 10:41

オオバギボウシ

8/10 10:46

青空も見えているけど、稜線は相変わらず見えない

8/10 10:52

冷たくて癒やされる水場

8/10 11:22

8/10 11:32

黄色い花畑が
ミヤマアキノキリンソウ　だと思う

8/10 11:35

イワイチョウ

8/10 11:40

もうちょい

8/10 11:52

景色を見ながらコーヒーブレイク

8/10 12:33

モミジカラマツ

8/10 12:37

白馬鑓温泉小屋がようやく見えた
まだまだあるやんか、遠い〜

8/10 12:59

相変わらず道はこんな感じ

8/10 13:12

サンジロサワ

8/10 13:24

この尾根を回り込んだら杓子沢か？

8/10 13:32

雪渓ド〜ン
小屋がはっきり見えてきた

8/10 13:42

杓子沢は雪渓がだいぶ溶けていて、上部の橋を渡るようになってました

8/10 13:44

それにしても迫力ある景色

8/10 13:54

あの岩の上で休憩できます

8/10 13:59

新しい橋
谷を通るときは涼しい風が吹いて気持ちよい

8/10 14:03

これが落石沢かな

8/10 14:06

クガイソウ

8/10 14:39

この雪渓は歩いて渡る

8/10 14:40

ほんの数メートルだけど

8/10 14:42

黄色い花が多数

8/10 14:51

雪渓の下端はこんな風になってるんですね

8/10 14:51

鑓沢上部の雪が残るところに蒸気が立ちのぼり幻想的な景色

8/10 14:53

橋を渡りながら

8/10 14:56

ウラジロキンバイ　それとも　ミヤマキンバイ　かな？

8/10 14:59

雪渓をバックに

8/10 14:59

ヨツバシオガマ

8/10 15:01

クルマユリ　かなぁ〜

8/10 15:01

温泉小屋手前によく咲いていました

8/10 15:11

コウメバチソウ

8/10 15:11

ミヤマコゴメグサ

8/10 15:11

岩が温泉成分で・・・

8/10 15:14

流れているのは温泉です
ドバドバ流れてる (^_^;

8/10 15:14

温泉成分で岩もカラフル

8/10 15:15

やっと着いた〜

8/10 15:16

温泉はこんな感じ
基本丸見えです

8/10 15:43

チェックインしてそのまままずは乾杯🍻

8/10 17:32

夕食はハヤシライスでした
ハヤシライスはおかわり自由
おかわり普通って言ったら最初より大盛りでした(^_^;

8/10 17:50

夕食後は一風呂浴びて日本酒で

8/10 18:30

夕方の小屋前の景色

8/11 4:52

で2日目の朝方の小屋前の景色

8/11 5:16

風呂に入りながら御来光とも思ったが、みんな小屋前で注目してる眼下に真っ裸も恥ずかしいので我慢した

8/11 5:20

ちょっとガスがあり、御来光はイマイチ

8/11 5:21

裏のピークが赤く染まる

8/11 5:25

いやまぁこれもありっしょ

8/11 5:42

朝食
温泉小屋の朝食は美味しいです

8/11 6:18

いいお湯です

8/11 6:42

朝の誰もいない絶景温泉を

8/11 6:56

さて小屋の裏手から急登が始まります

8/11 6:58

登りなら鎖はなくてもいいかも
どっちかというと岩が滑りやすい
乾いてても滑る

8/11 7:09

ニッコウキスゲ（ゼンテイカ）

8/11 7:11

たまに階段も

8/11 7:17

下りだと確かに滑って怖いかも

8/11 7:22

ジグザグに登ります

8/11 7:27

ま、こんな感じ

8/11 7:27

今のところ天気良い

8/11 7:28

8/11 7:36

ここが一番急なとこかな

8/11 7:37

下山者へのメッセージ

8/11 8:06

急登を登り切ると大出原についたのかな
ドーンと白っぽい礫が眩しい稜線と花畑が眼前に広がる

8/11 8:06

左の方へ目をやると、こっちは赤い

8/11 8:29

チングルマとハクサンコザクラ

8/11 8:29

チングルマ

8/11 8:34

う〜んメルヘンな景色

8/11 8:34

ハクサンコザクラは初めて見ることが出来ました

8/11 8:44

チングルマは綿毛と花が場所によって見られました

8/11 8:55

キリがない(笑)

8/11 8:56

あのとんがりも気になります

8/11 9:46

コバイケイソウ

8/11 9:51

えっと何だっけ？

8/11 10:03

ミヤマアキノキリンソウ

8/11 11:21

コマクサ　も！

8/11 11:24

ようやく稜線へ

8/11 11:24

晴れてて、鑓ヶ岳がよく見える

8/11 11:30

温泉小屋の弁当はさんまの蒲焼き丼でした

8/11 11:48

この景色を見ながら、お昼ご飯

8/11 11:55

ガスが上がり始めました

8/11 12:02

振り返っても稜線がキレイ
真ん中奥のとんがりは剱岳かな？

8/11 12:06

それにしても眩しいくらい白い

8/11 12:10

イワギキョウと何だっけ？

8/11 12:33

ザレててちょっと歩きにくい

8/11 12:36

鑓ヶ岳に着いたけどガスの中(T-T)

8/11 12:58

トウヤクリンドウ

8/11 13:02

もうちょっと持ってくれたらいいな〜

8/11 13:03

イブキジャコウソウ
いい匂い

8/11 13:09

さて、あれが杓子岳？
メンバーの疲れとタイムの遅れで杓子は巻くことにします

8/11 13:25

ガスで登っても景色見えそうにないし

8/11 13:35

しかしどこから登るんじゃろか？

8/11 13:41

トラバースしていきます

8/11 13:45

小さな標識が地面に

8/11 13:50

ここから登るのね

8/11 14:01

ここは白馬側からの上り口

8/11 14:04

左手に謎のV字の地形

8/11 15:20

まだか白馬岳は・・・

8/11 15:23

まだですか・・・

8/11 15:27

振り返る
この稜線美を晴れたときに見てみたかった

8/11 15:28

タカネナデシコ

8/11 15:28

8/11 15:46

ガスの中からカラフルなテントが！

8/11 15:50

やっと白馬山荘が見えた！
でかっ( ゜Д゜)

8/11 15:58

大雪渓との分岐

8/11 16:17

小屋の受付

8/11 16:17

スカイプラザ

8/11 16:49

かき氷は早々に売り切れ

8/11 16:57

とりあえず乾杯

8/11 17:20

赤ワインまで

8/11 17:20

メニューは山小屋とは思えない充実ぶりで、素泊まりにして、ここで宴会でもいいくらい

8/11 18:39

食堂はこちらの棟の一番奥

8/11 18:46

わりとシンプルな夕食でした
ハンバーグと豚汁

8/12 4:53

朝が来ました
メンバーの体調不良もあり、スタートが遅れたので、小屋の裏手から御来光を

8/12 4:54

良い時間だ

8/12 4:54

白馬山頂からもたくさんの人がてるんだろうな

8/12 5:02

おはようございます

8/12 5:02

今朝はなかなかの雲海です

8/12 5:05

白馬の稜線

8/12 5:06

遠くに八ヶ岳、そして富士

8/12 5:08

剱岳、立山、槍ヶ岳も遠くに

8/12 5:10

ウスユキソウ

8/12 5:38

では山頂へいざ

8/12 5:48

8/12 5:57

長野側は荒々しい

8/12 5:58

山頂から
鹿島槍、剱岳、立山、槍ヶ岳、穂高連峰などなど
名峰がずらり

8/12 6:03

山頂

8/12 6:16

下山する栂池方面

8/12 6:32

下山開始です
ここから長いです

8/12 7:43

小蓮華へ向けて

8/12 8:19

振り返れば絶景

8/12 8:34

ズーム

8/12 8:51

小蓮華山

8/12 8:52

山頂

8/12 8:53

帰りの稜線はよく見えます

8/12 9:15

白馬大池が見えました

8/12 9:25

最終日にしてこの景色が見られたのは良かった

8/12 10:43

じょじょに池が近づく
ところどころ急な下り有り

8/12 10:44

ゴゼンタチバナ

8/12 11:12

白馬大池山荘前にも花畑

8/12 11:16

チングルマとハクサンコザクラが盛り

8/12 11:51

小屋の裏手に回り、乗鞍を目指す
ゴーロ帯で慣れてないと歩きにくい
ペースが思ったように上げられない

8/12 12:32

乗鞍の山頂部はやたら広くてなだらかだが岩岩です

8/12 12:52

山頂

8/12 13:09

下り始めると雪渓を渡るところあり

8/12 13:15

渡るとまたゴーロ

8/12 13:20

ひたすら長い岩の下り
けっこう急なところも

8/12 13:23

こんな角度

8/12 13:50

けが人もいました
レスキューが上がってきていました

8/12 13:55

つらいゴーロの下りが終わって、やっと木道

8/12 13:56

天狗原

8/12 13:57

小さな規模の湿原みたいです

8/12 13:58

花はほぼ終わってた

8/12 14:05

乗鞍を振り返る
真ん中の岩の筋を下ってきた

8/12 15:00

ここからは湿った下り
途中、美味しい水場がある

8/12 15:24

栂池山荘ようやく到着
ロープウェイ、ゴンドラ乗りつぎ、約30分で下まで降りられます

撮影機器：

OLYMPUS PEN Lite E-PL6 オリンパス

Galaxy S9 SC-02K docomo サムスン

装備

個人装備

Tシャツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ 携帯トイレ マグカップ 着替え

共同装備

ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター ツェルト 携帯トイレ

感想

fujitac_ettoARUKU

白馬三山縦走と行きたかったのですが、ちょっと計画が甘く、思うようにペース上がらず、時間と疲労で杓子岳を諦めて2座のみのピークハントとなりましたが、鑓温泉にも入れたし、美しい白馬稜線を歩けたし、たくさんの花々にも出逢えて、充実の山行となりました。

特に3日目は雲海の御来光、剱岳や立山、遠く槍・穂高、さらに八ヶ岳や富士山まで遠望でき、歩いてきた稜線を振り返ることが出来ました。

花々はチングルマとハクサンコザクラのコントラストも美しいなと感動しました。
温泉小屋直下の黄色い花畑も背景に雪渓があったりしてよかったです。

雪渓の谷を見上げたときの幻想的な景色も印象に残りました。

鑓温泉は丸見え感が半端ないですが、もう気にしない(^_^;
泉質もよく、野趣あふれてお薦めです。女性は水着必須ですね。
次回があれば、入浴しながら御来光といきたいです。

参考までに、ルート的な事に関しては、逆回りのルートがお薦めです。
もともとは逆回りのルートを考えていたのですが、その日程では鑓温泉小屋が取れず、やむなく初日に温泉小屋泊としたため、登りの標高差が大きくなってしまいました。
ただし、温泉小屋あたりの鎖場は下りだと少し難易度が上がると思うので雨の日などは特に注意が必要です。蛇紋岩ってやつらしい。
また、乗鞍岳からの下山ルートは難易度がそれほどでないと考えていましたが、ゴーロ帯、ガレ場になっており、アルプス初めてのメンバーにはなかなかしんどかったと思います。これは逆ルートになるとひたすら登りなので、初日に頑張らないといけませんが、危険度は減ると思います。


追記：そういえば、白馬大池から乗鞍岳の道中でオコジョに初めて出逢いました。写真に収められなかったけれど、またいつか逢えると良いな。