ジャンダルム初心者 西穂から奥穂、吊り尾根から上高地

2019年08月08日(木) 〜 2019年08月10日(土)

• GPS: 56:00
• 距離: 13.9km
• 登り: 1,692m
• 下り: 2,317m

コースタイム

1日目

• 山行: 1:06
• 休憩: 0:00
• 合計: 1:06

10:57 西穂高口(千石平)
12:03 西穂山荘

2日目

• 山行: 8:54
• 休憩: 1:18
• 合計: 10:12

3:48 西穂山荘
4:06 西穂丸山
4:54 5:00 西穂独標
5:51 ピラミッドピーク
5:51 チャンピオンピーク４峰
6:18 6:33 西穂高岳
6:40 P１
7:09 赤岩岳
7:55 間ノ岳
8:06 逆層スラブ
8:29 8:48 天狗岩
9:12 天狗のコル
11:15 11:45 ジャンダルム
12:03 ロバの耳
13:00 馬の背
13:14 13:22 穂高岳
14:00 穂高岳山荘

3日目

• 山行: 6:21
• 休憩: 1:18
• 合計: 7:39

5:51 穂高岳山荘
6:30 6:41 穂高岳
8:15 8:21 紀美子平
10:27 10:58 岳沢小屋
12:00 7番標識
12:36 岳沢湿原・岳沢登山口
12:50 13:20 河童橋
13:30 上高地バスターミナル

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

西穂から奥穂は評判通りの危険なルート。落ち着いてかからないと、うっかりしたことで大きな事故につながる場所だと実感。

その他周辺情報

ジャンダルム成功の心労から、まっすぐ帰宅できず、西穂高ビューロッヂに一泊。源泉かけ流しに24時間入れて、食事もおいしく大満足。

写真

8月9日早朝6時の独標を西穂側から。最高の天気に恵まれた。

こいつに会いに来た。ジャンダルム頂上の天使。しかし過酷なのはここから先だった（涙）

もうこのくらいのクサリ場、なんとも思わなくなってきます。ええ、錯覚でしょう。

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 靴 ザック サブザック 行動食 飲料 ヘッドランプ 予備電池 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ

感想

funkytrain

本格的な岩場にチャレンジしたい、ということで、これまで剣岳、槍ヶ岳、西穂高、八ヶ岳、などで過去五年ほど夫婦で練習してきたわけですが、「ついに念願の」という感じで西穂から奥穂という危険なルートに初挑戦してきました。

いやはや剣も槍も足元にも及ばない危険さは、やはり評判通りでありました。もともと岩場が得意だと思っていましたが、そんな自己評価は甘かった。なめてかかっては大事になる、そういう場所です。

特に、西穂から行く場合、ジャンダルムまではまあまあ行けると思いますが、その先、ロバの耳というのでしょうか？あのあたりは本当に「ここにはクサリつけておいてくれよ〜〜」と思うような難コースでありました。

コース表示の丸印も見づらく、なんとか改善してくれないかとも思いますが、改善してしまうと舐めた登山者が大勢登って事故が多発しそうなので、あれくらいのほうがかえっていいのかもしれません。

浮石も多く、落石を起こす可能性も高い。そういうことを事前に勉強せずに行くのはダメだなと思います。あと、とにかく西穂から遠い。時間がかかる。途中、ジャンダルムの手前で野グソ垂れている人がおりました。そういう状況も計算しておかないといけません。

体力、精神力ともに疲れ切ったわけですが、そのかわり、絶好の登山日和であり最高の眺めでしたし、達成感もありました。いやはや、すごい場所があるもんです。当方ビギナーのため、極限まで荷物を軽くしました。そうすることで「ふとしたはずみでふらつく」などの現象を避けようという狙いです。とにかく「なめたらあかん〜〜」という天童よしみのCMソングを何度も歌いましょう（笑）

嫁さん曰く「でも一番きついのは奥穂からの下山」でした（笑）緊張感なくなるので逆に危険という意味で、たしかにそうかもしれません。