北ア 読売新道から高天ヶ原・夢の平


- GPS
- 50:30
- 距離
- 40.7km
- 登り
- 2,726m
- 下り
- 3,055m
コースタイム
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 6:30
- 山行
- 10:50
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 12:00
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
水晶岳から高天ヶ原への温泉沢の下りの上部はガレ場が続き、浮石多い。 |
写真
装備
個人装備 |
3泊4日分のテント泊装備と食糧
|
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感想
今回の目的地は高天ヶ原の夢の平。読売新道も前回は山頂部がガスって楽しめなかったので、新ためてコースを選択。幸い台風10号の影響がまだ届かず、天気は最高、ルートも思った通りの静寂が得られ黒部の深山を存分に楽しめる山旅となった。
初日は黒部ダムから平の小屋を経て奥黒部ヒュッテ。湖畔のコースはむやみに上り下りが多く、中途半端な登山客を寄せ付けない。その分コースをいきかう人は限られて、お盆の最中でもゆったりとした時間が流れる。また、奥黒部ヒュッテのテント場は心地よく、森に囲まれた平な砂地に落ち着くと深山の良さを感じることができる。途中出会ったトレッカーと日の暮れるまでとりとめのない山の話をして疲れを癒した。(お付き合いいただきありがとうございました。)
2日目は読売新道登りからスタート。巨木の連なる素晴らしいルートの筈だが、最初は漆黒の闇の中。ライトに照らされた道脇の幹や根の太さからその醍醐味を味わう。幾度となく繰り返すアップダウンに飽きはじめたころようやく周りを見渡せる場所へ。ここからはどんどん視界が広がり、早朝の山並みを楽しみながら赤牛岳へ。赤牛から温泉沢分岐は記憶と違いなかなか遠く、さらにそこからの高天ヶ原までの下りは標高差800メートル。ルートもガレ場中心でこの区間でだいぶ疲れてしまった。ただしルートのマーキングは丁寧で迷う心配はなかった。(温泉沢ルート下部は渡渉が多く、雨が降ったら避けるべきだろう)
夢の平は、期待通りの穏やかで密やかな場所だった。お盆時ということもあり、極楽浄土という形容がぴったりか?何より印象に残ったのはその一帯は沢の音が聞こえないこと。鳥のさえずりと風の吹きわたる音のみの静寂な世界はまさしく夢の中。何時間でも居られそうな場所で再起動に難儀したが、ここで旅を終えるわけにはいかないので心残りながら再訪を期して場を離れる。
夢の平を離れると目的達成の満足感から、山を下りようという気分になり、暑さもつらいので最短で水場の確保しやすいルートを選んで南下。大混雑の三俣小屋で宿泊後、早朝の涼しい時間に双六岳までの山稜散歩をして新穂高温泉への帰路についた。
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