【日本百名山94,95座目】本州最後の火打山・妙高山ワンデイ
- GPS
- 14:22
- 距離
- 27.6km
- 登り
- 2,352m
- 下り
- 2,345m
コースタイム
- 山行
- 12:49
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 14:29
天候 | 晴れ時々曇り 気温が高く、風も僅かで暑かった |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
木道や階段などの整備状況は良いです。 火山特有の岩が多いところや、掘れて段差が大きくなっているところもあります。 |
その他周辺情報 | 杉野沢 苗名の湯 |
写真
感想
前日、飯綱火祭りキャンプ後、長野市内で解散して取り敢えず豊野の「りんご温泉」へ。昼過ぎなので温泉に人は少なかったが、露天風呂は遮るものが無いので暑すぎてあまり長湯も出来なかった。1Fのオープンスペースで野菜などを売っており、この時点ではあまり買う訳にも行かなかったがにんにくを少々。その後デリシアで食料買い出しをする。昨日のご飯とスモークのソーセージやゆで卵もあったので、おかずとサラダくらいにしておいた。
笹ヶ峰の登山者駐車場はまだ日が高いうちからほぼ埋まっていた。隣には既にピストンを終え、明日もう1山ピストンという方や、他にも車中泊予定らしくくつろいでいる方も多数。一方で、暗くなるころにかけて続々と下山してくる方々も(真夜中に降りてきた人もいたらしい)。明日に備え18:30には寝たが、思っていた以上に気温が高い。フロントサイドの窓ガラスは全開にしてネットを掛けていたのだが、それでは暑すぎて止む無くスライドドアも開放。多少蚊が入って食われたが、多くは無かったので背に腹は代えられず。
2時過ぎにスタートしたらしき人の気配で起床。アルファ米に山専ボトルのお湯を入れてからトイレと着替えを済ませ、サバ塩をおかずに朝食。3時過ぎにヘッデンでスタートできた。この日は今までに経験のないロング行程なので、焦らず無理せずゆっくり行くことを心掛ける。水分は暑いので多めに2.7L(約2L消費)、ジェル4個(3個消費)、ジュース1個、ランチパックと小分けで食べられるパン類、SoyJoyとカロリーメイトは使用せず。
まずは整備された木道を緩やかに上る。暗い中、ルートがハッキリしているのは安心できる。黒沢橋を通過し、12曲りは階段交じりの急登ながら思ったより順調に通過して1本、ここまでで2人パスさせる。リスタートして少し歩くとヘッデン不要の明るさになった。富士見平から高野池ヒュッテに出て、ここで最低限の荷物をウェストバッグに移して分岐にザックをデポすることにした。余分な水を置いて軽量化を図ったが、妙高山のピストンも含めてこれは正解だったと思う。暫くはガスの中を進んだが、やがて雲海の上に出て日差しが暑くなる。紫を中心としたお花畑が広がり、雰囲気の良い道を登って行く。振り返ると妙高山の山頂だけが僅かに雲の上に出ていた。
百名山94座目の火打山からは目の前に焼山が存在感を示し、高妻山やこれから行く妙高山など、まずまずの展望。他の登山者と立ち話で少し予定より長めの滞在となったが、まだ遅れもなく何とか全行程行けるかなぁという感じ。分岐に戻ってランチパックでL1、黒沢池ヒュッテまでの道も地味にアップダウンがあり、少しづつ疲労感が積み重なってくる。
小屋前の広場にはデポされたザックが多数あり、ここでL2を含めて体制を整えてピストンに入る。往復で5時間くらい掛かるので、本来ならサブザックを用意した方が良かったのだろうが、事前にそこまで考えていなかった。ドリンク500mlとジェル2個、ジュースの残りが少々、バッグがきついのでサブカメラは置いて行く。飯縄山の時もそうだが、ずっと気温が高くて風があまりないので熱中症気味の認識がある。水分は意識していつもより多めに摂っているが、頭を冷やすための水が欲しい。峠までの登りはまだ良かったが、下りは陽射しが暑く、さらに風もないため、最後の登りの前にヒートアップしてしまった。水場は殆ど枯れていたが、すれ違いの方々が僅かに流れていることを確認してくれたので、タオルを少し濡らすことができた。登りCT1時間半は本当にしんどく休み休みの状態となった。ようやく山頂に着くころには雲が上がり始めて見通しがあまり聞かなくなってしまった。山頂には反対方向からの登山者も含めてかなりの人数がいた。
取り敢えず三角点の北峰から標高の高い南峰まで行って、これで本州にある日本百名山を完登し、残りは5座となった。
妙高山の下りは登りよりは順調だったが、まだその先に外輪山の厳しい登り返しがある。水場(と言える状態ではないが)でタオルを濡らして長めに体を冷まし、峠までのトラバースと急登の登り返し。シャリバテも始まっているがジェルで何とか誤魔化して小屋前に戻って一安心、ここまで来ればあとは時間をかけても下山できるはず。ソーセージとパンを食べて落ち着いたところで下山ルートへ。スタートと富士見平の手前にある、そう長くも無い登りが非常にきつく感じる。富士見平で休憩を取り、カメラやウェストバッグもザックの中に入れて集中して下山する・・・ことにしたのだが、やはり集中力は低下していて何でもないところで足元を外して焦った。登りの時よりも12曲りまでが長く感じられ、黒沢橋手前の小さな滝がある水場でやっと頭を冷やして回復した。木道も暗い中黙々と歩いた朝よりも長かった・・・。何とか計画の17:30頃には駐車場に到着して無事完了。ただ、これで終わりではないよね。
温泉は杉野沢の苗名の湯に行くことにしていたが、ちょうどお盆時で目の前の駐車場はイベントスペースとなっており第2駐車場へ。温泉施設はシンプルで食事の提供などは無く、近くを検索したものの特に何も見つからず、また20時近くなってはあったとしても営業時間外だよね・・・・すっかり見落としていました。諦めて国道に出て1軒だけあったセブンイレブンで牛丼を温めてもらい、道の駅しなので車中泊。前日のこともあり暑さを懸念したがそれほどでもなく、周辺環境から虫もそれほどでは無いだろうと窓全開にしたら一瞬で眠りに落ちた。
朝は5時過ぎから妙高山や黒姫山が良く見え、物産店が開く8時半までノンビリ過ごした。お盆時だけらしいが観光客を中心に入場制限となるほどの混雑で、一人では(箱売りが無く)持ちきれないため桃類を十分に買えなかった。
帰路は時間があるので節約のため一般道。北信濃フルーツ街道を抜け菅平の白樺荘で名物のカツサンドを夏に初めて食べ、東吾妻町でスイカ(何故か波田産を売っていた、ラッキー!)を買って17号経由で東京へ。殆ど渋滞もなく17時頃に帰着。最後は車を洗う余裕もあった。
百名山は残り5座。9月の四国遠征を実行できれば残りは北海道2座と途中撤退した阿蘇山ということになるが、台風10号が四国に被害をもたらさないか、阿蘇山の火山活動は落ち着くのか、自然の猛威が気になるところだ。
fireboltさん、こんにちは。
まだ言うには早いかもしれませんが、95座目おめでとうございます!
すごい行動時間、ソロならではですね〜
感想に、消費した食べ物など事細かに記録されていて、私も「疑似登山」しているような気分になりました(笑)
残り5座もケガや事故などにあわれませんようお祈りしております(^-^)
sekihiro さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
50年掛かってやっと95まで来ました。あとは遠いところばかりなのでもうちょっと掛かりそうです。
今回はあまりやらないハードな計画だったので、補給についても備忘録として書きました。
いつもコータ君と父子で登っているのを羨ましく見ています。うちは息子二人とも、奥多摩を少々歩かせた後に、10歳で仙丈ヶ岳に行って高度障害を味わわせてしまったのが失敗で、それ以降はノーチャンスとなってしまいました 。
fireさん、今回は台風の影響で昼も夜も暑い日が続く中お疲れ様でした。
下界でもここ最近では一番暑い→熱い夏になっているので、山も暑かったのではないかと思われます。
100名山も残り僅かで、目標達成の意欲も高まって来ているのではないでしょうか、応援申し上げます。
kintakunte さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
火祭りキャンプではいつもと同様、たくさんごちそうになり有難うございました。
残りは少なくなりましたが、5つは本州以外なので9月の四国2座を狙い、後は来年以降になりそうです。阿蘇山の登山規制が一番のネックですね 。解除されたら速攻で行こうかな? 浅間山は去年行っておいて本当に良かったので。
fireboltさん 御無沙汰しています元気ですか!
笹ヶ峰に前日19時半到着 キャンプ場の駐車場はなんとか停められて
暑くて寝れず
水分2.5リットル持参で5時出発火打山は猛暑でしたが展望よかった。
とても妙高山は歩けないと想いました。
高谷池フュッテで水2本買って下山しました 16時半でした。
妻の外反母趾と膝の痛みで下山は休みながら歩いてきました、
妻の実家が妙高山の近所で赤倉温泉に泊まり13日は妻の実家に寄って
ゆっくりしました。
一般道が空いていたとは高速往復でしたが行きは4時間で帰りは5時間半でした。
ここで出会うことも流石になかったですが またの出会い楽しみにしています。
shou2 さん、こんばんは。ご無沙汰しています。
コメント有難うございました。
な〜んだ、ニアミスだったんですね。それにしても標高はそれなりなのに駐車場は夜中になっても暑かったですね。
妙高はどうしようかと迷いもありましたが、撤退したら後悔しそうだったので頑張っちゃいました。でももうこういうのはやらんでしょうね・・・
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