雲の平〜水晶岳〜鷲羽岳〜黒部五郎岳
- GPS
- 56:00
- 距離
- 45.3km
- 登り
- 3,658m
- 下り
- 3,658m
コースタイム
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 8:20
- 山行
- 7:55
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 9:15
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
薬師沢から雲ノ平への急登は厳しいです。こたえます。 水晶岳への行き帰りは足元に注意が必要。ワリモ岳も。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
サブザック
行動食
飲料
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
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感想
出発前日の天気予報では複数の台風が取り巻き曇りがち。
一瞬でも晴れ間が見られたらラッキーだと覚悟を決めて登山口へ向かいました。
午前1時ごろに林道のゲートに到着しましたが既に5台ほど並んでいました。開門時には10数台でしたが、さすがに連休前の平日とあってこの時期としては少ない方かと思います。
初日にできれば雲ノ平山荘まで行きたかったので初っ端から実力以上に頑張って歩きました。そして太郎小屋に着く頃には早くも完全にバテました。冷え冷えのコーラで復活を果たしたものの薬師沢小屋の手前で今度はお腹を壊して減速。小屋の冷たくて美味しい水と冷えたウィダーで再度復活していよいよ最難関の急登に取掛かるも、たまった疲れと想像以上のハードな登りにまたしても大失速。斜面の大きな石にへたり込んでぼんやり休憩していると下から追いついてきたお兄さんがオコジョを発見。何とすぐ足元を2度、3度と愛らしい動きで周回して見せてくれ、何とか気持ちは復活。文字通り這うようにして急坂を克服し最後はよろける足取りで目標の雲ノ平山荘に到着。心の支えにしてきた冷たい炭酸飲料は残念ながらなく、常温のサイダーでゴールを祝う。初日に無理をしたのはこの日ならまだ小屋の混雑はマシなのでは、という期待があったからで、これは的中して4枚の布団に5人は実質一人一枚の広さでぐっすり眠れました。
翌日は本コースのハイライト。ワリモの分岐に荷物を残して水晶小屋へ向かい、ここであったかいカップ麺を頂いてからまずは水晶岳へ。午前中のまだ澄んだ空気の中、快晴の稜線は最高の眺め!引き返して再度水晶小屋で今度は冷たいネクターをいただきお水を補給して分岐に戻り荷物を回収して鷲羽岳へ。ここでも快晴の空の下、ぐるっと360度の山並みを満喫!どっちを向いても100名山という贅沢な時間!この時点で少し時間の余裕もありゆっくり三俣山荘へ下山。山荘で本日2度目のネクターをいただき、ほうじ茶を装備に追加して黒部五郎小屋へ。巻道へのとっかかりを丁寧に教えてくださりありがとうございました。
黒部五郎小屋ではもしかしたら、と期待していたとはいえ何とまさかの一人一枚のお布団!最高の環境で朝までぐっすり、といきたいところ頑張って夜中の1時に起き出して夜空の鑑賞。月が沈んだ後の星空と天の川、時々スッと尾を引く流星。まさに独占といった状況で1時間ほど堪能。
翌朝は初アタックの黒部五郎岳。この日も最高のお天気。山頂から昨日、一昨日と歩いた山並みとこれから帰っていく道程を一望したあと下山を開始。途中何度も何度も振り返ってはなんともいえない達成感にニヤけつつけっこう長い道のりを経て太郎平小屋へ到着。初日に帰りにも飲もうと決めていた冷たいコーラを飲み干してから最後の力を振り絞って登山口へ。
予想外に晴れた天気、期待以上に空いていた山小屋、そして何よりも最高の山並み。今までに味わったことのない最高の山行となりました。
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