剱岳・立山【天下の名峰とみくりが池温泉】


- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,814m
- 下り
- 1,806m
コースタイム
11:10 室堂発
11:35 雷鳥ヒュッテ着(食事休憩)
12:02 雷鳥ヒュッテ発
12:12 分岐通過
13:07 剣御前小舎着
13:34 剣御前小舎発
14:24 剣山荘着 登山所要時間=3時間14分(地図上=3時間45分)
≪10/2・木≫
5:52 剣山荘発
6:14 一服剣通過
6:52 前剣着
7:04 前剣発
7:28 平蔵ノ頭通過
7:52 山頂着 ここまで2時間00分(地図上=2時間30分)
8:29 山頂発
9:24 前剣着
9:32 前剣発
10:17 剣山荘着 この区間1時間48分(地図上=2時間00分)
10:54 剣山荘発
11:21 剣沢小屋着
11:31 剣沢小屋発
12:25 別山着(北峰往復)
12:55 別山発
13:52 富士ノ折立着
14:00 富士ノ折立発
14:16 大汝山通過
14:41 雄山着
14:55 雄山発
15:28 一ノ越山荘通過
16:15 みくりが池温泉着 この区間5時間21分(地図上=6時間45分)
天候 | 10月1日(水) 晴れ 10月2日(木) 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
剣山荘から先は細心の注意を払って行動してください。 常に三点支持を忘れず。 かといってすべてが危険個所というわけではありませんので力を入れたり抜いたり柔軟に対応しましょう。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
≪10/1・水≫
この日は、室堂を出発して剣山荘までの予定。好天に恵まれ、雷鳥平から見る立山は圧倒的な景観であった。明日がこの天気であればと思いながら雷鳥平から登り返し剱御前小舎に着く。剱岳方面はと言うとガスの中。さて明日の天気はどうなるのか。
剣山荘に着いて部屋に入る。この時期の平日だったので閑散としており、建て替えたばかりのまだ綺麗な個室をあてがってもらった。この山荘は水が豊富なのか夕方になるとシャワーの利用ができる。建て替える以前は風呂があったらしい。
この日夕方、事故があった。平蔵ノ頭付近で滑落があった。剣山荘に連泊し剱岳に登る予定だった方が二泊目の夕方いつまでたっても戻ってこないということで事故と判明。山荘内は緊張感がはしった。無線は鳴り響き各小屋から若い男性が集められヘッデンを点けて捜索に向かわれた。結果、命に別条はないとのこと。他人事ではないだけに本当に良かった。
≪10/2・木≫
朝食後、6:00前に剣山荘をサブザックにて出発。いよいよ剱岳に向かう。単独の男性の方が2〜3人いた。軽い足取りで山頂を目指していらっしゃった。何箇所か鎖を通過しついにカニのタテバイに到着。足場を確認しながらグイグイとリズム感をもって登る。途中で下をみたらおそらく縮みあがるだろうと思い一気に登りきった。下を見ると確かに怖かった。ここを過ぎると後はそんなに苦労することなく山頂に到着。360度の大展望が待っていた。山頂到着7:52。約2時間の行程で辿り着いた。山頂から見る景観は圧倒的に心に迫ってくるものがありいつまでいても飽きることのない惹き付けるものがあった。剱岳山頂を後にし、剣山荘にもどる。時間に余裕があったので翌日登る予定であった立山を経由してみくりが池温泉に行くことにした。
最大の難所=カニのヨコバイ
下りの最大の核心部は何と言ってもカニのヨコバイ。現場に着いた時の印象は降りて来た道のままだと先がない。岩がググっと下に落ち込み底が見えている。右斜め前方を見るとすでに通過した登山者がいる。ここがカニのヨコバイであることを実感する。
鎖を握り見えない足場を確認し落ちないことを確認するとあとはそのまま足をスライドさせると大丈夫だった。態勢を整え落ち着いて横向きに移動。という感じで無事に渡り終えることができた。混雑期は2時間30から3時間待ちもザラとか。
剣山荘をあとにし剱沢、別山を経由して立山に向かったがこのあたりから見える剱岳の雄姿はまさに天下の名峰に恥じぬ雰囲気であった。写真も何枚も撮った。立山も雄山まで来ると人の数も多くなりさらに室堂に降りてきたときは巨大観光地と化していた。
ミドリガ池、ミクリガ池を抜けて本日の宿、みくりが池温泉に着いたのは16:15。平日にも関わらず満員御礼。みくりが池温泉はご存知の通り日本最高所にある温泉として有名。今日一日の疲れを温泉で癒す。
≪10/3・金≫
当初、この日にみくりが池温泉を出発し立山に登る予定であったが昨日一気に歩いたのであとは下山するだけ。余裕をもって自宅に戻ることができた。
今回の山行のメインは何と言っても初めての剱岳。悪天候なら断念せざるを得ないが、終始好天に恵まれた山行になった。目標にしていた日本百名山もこれで96座になった。残すは北アルプス、水晶岳・鷲羽岳・黒部五郎岳・薬師岳の4座になった。今年はもう日程的にこの4座に行く時間を取れないので来年夏に持ち越し。9ヶ月待つことになる。百名山は北アルプスを最後にもってくるように計画を立てた。それによって最初はピストンという形態が多かったがいろいろ山小屋に泊まる中で周回登山や縦走登山など教えてもらった。北アルプスに限った話しではないが山に慣れてきたら行程的、日程的に可能なら縦走登山で関われる限りの自然を満喫することの楽しさを覚えた。
(2012年6月)
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