餓鬼岳、唐沢岳 北端にも行っとかないとね（白沢〜中房）

2019年09月08日(日) 〜 2019年09月10日(火)

• GPS: 22:17
• 距離: 28.0km
• 登り: 3,788m
• 下り: 3,297m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:58
• 休憩: 2:28
• 合計: 7:26

7:34 白沢登山口
8:04 8:04 紅葉の滝
8:37 8:43 魚止めの滝
8:57 9:14 最終水場
10:34 10:42 大凪山
12:35 12:41 餓鬼岳小屋
12:44 14:00 餓鬼岳小屋テント場
14:02 14:02 餓鬼岳小屋
14:08 14:39 餓鬼岳
14:43 14:47 餓鬼岳小屋
15:00 餓鬼岳小屋テント場

2日目

• 山行: 4:43
• 休憩: 3:07
• 合計: 7:50

8:10 餓鬼岳小屋テント場
8:12 8:26 餓鬼岳小屋
8:31 8:40 餓鬼岳
9:14 9:15 展望台
9:35 9:46 餓鬼のコブ
10:59 12:54 唐沢岳
14:11 14:22 餓鬼のコブ
14:48 14:57 展望台
15:35 15:41 餓鬼岳
15:44 15:55 餓鬼岳小屋
16:00 餓鬼岳小屋テント場

3日目

• 山行: 7:02
• 休憩: 1:04
• 合計: 8:06

5:06 餓鬼岳小屋テント場
6:58 7:04 2508ピーク
7:44 7:54 東沢岳
8:14 8:25 東沢乗越
9:29 9:33 平
10:16 10:22 北燕岳
10:36 10:36 燕岳
10:39 10:39 めがね岩
10:50 10:50 いるか岩
10:56 11:18 燕山荘
11:23 11:23 ベンチ
11:36 11:38 合戦山(合戦沢ノ頭)
11:48 11:48 合戦小屋
12:07 12:08 富士見ベンチ
12:23 12:24 第３ベンチ
12:41 12:42 第２ベンチ
12:55 12:55 第１ベンチ
13:12 中房温泉登山口

天候

1日目 晴れ
2日目 曇りのち晴れ
3日目 晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

信濃常盤駅から白沢登山口までタクシー2480円
有明荘から穂高駅までバス1700円

コース状況／危険箇所等

白沢登山口〜最終水場
沢沿いに鎖の張られた岩壁のトラバースとハシゴ多数。
渡渉が多く沢の中を通るので増水時は注意が必要。

最終水場〜餓鬼岳小屋
最終水場から大凪山まで急登つづき

餓鬼岳〜唐沢岳
樹林と森林限界を行ったりきたりするが、
ほぼ樹林でハイマツや笹が深いところもある。
唐沢岳山頂直下はザレた岩場で滑落注意。

餓鬼岳小屋〜東沢岳
剣ズリの岩場は滑落注意。
剣ズリ自体は下を巻いていくが、
ハシゴが掛けられたところがいくつかあり、
長いハシゴが一箇所ある。

東沢岳〜東沢乗越
笹藪が濃いところがあり、足元が見えない。
下がぬかるんでいて滑りやすいところもある。

東沢乗越
餓鬼岳方面から来ると道標が明後日の方向を向いていて、
燕岳方面への道が分かりずらい。

東沢乗越〜燕山荘
北燕岳直下はザレた斜面のトラバースで滑落注意。

燕山荘〜中房
危険箇所特になし。

その他周辺情報

有明荘 日帰り入浴700円

写真

9/8 6:40

大糸線の車内からの餓鬼岳と唐沢岳。雲多いけど晴れてる。

9/8 7:22

信濃常盤駅からタクシーで白沢登山口へ。2480円で思っていたより安かった。愛想のいい運転手さんで話をしていたらあっという間に着いてしまった。ポストがあるので登山届けを出していざ出発！

9/8 7:41

餓鬼岳まで6時間半か、遠いな・・

9/8 7:46

手すりのある橋を渡る

9/8 7:56

沢沿いを行きます、結構整備されてる

9/8 8:00

ハシゴもいっぱい昇ります

9/8 8:13

鎖が張られてる岩壁も何度か通ります。濡れていたら滑りそう

9/8 8:15

紅葉の滝。ほんのちょっぴり赤くなってる、来月くらいは奇麗なんだろうな

9/8 8:35

渡渉も何箇所かあります

9/8 8:38

魚止メの滝

9/8 8:50

沢沿いというか、ほぼ沢の中。増水時は通れなさそう。高巻きできるのかな？？

9/8 9:01

最終水場に到着。水場はすぐ下

9/8 9:08

たっぷり汲んで2キロ増しになり、このあとの急登でヘロヘロに。

9/8 10:35

大凪山に到着。しかし眺望はなし。最終水場からここまでは急登が続きキツかった。

9/8 10:55

しばらく緩やかなアップダウンの道を進む。笹が濃いところがあった。

9/8 11:54

トリカブトがいっぱい咲いていた

9/8 11:54

百曲がりの入口、ここを上りきれば餓鬼岳小屋だ

9/8 12:08

九十九折の道を登る

9/8 12:35

ようやく餓鬼岳小屋に到着！

9/8 12:36

いい雰囲気の玄関。田舎のばあちゃんちのようだ。

9/8 12:36

縁側ぽい荷物置き場

9/8 12:40

9/8 12:40

ホントによくきました

9/8 12:40

トイレは無料だけど紙がないので注意。ポケットティシュ売ってます

9/8 12:43

テン場は燕岳方面に下ってすぐのところにある。

9/8 12:43

雲は多いが裏銀座の眺めがいい。

9/8 12:44

5張り程しか張れない狭いところだが、2番手でまだ場所が選べた。早く着けて良かった。

9/8 13:21

眺めのいい平らなところに設営できた。この日は最終的に全部で5張りでした。

9/8 13:25

小屋に着いたときからヘリ荷揚げ中だった

9/8 14:02

餓鬼岳へ向かう

9/8 14:02

餓鬼岳へは小屋の脇から登って5分だ

9/8 14:07

餓鬼岳山頂に到着

9/8 14:11

唐沢岳はガスって見えない

9/8 14:36

山頂は貸切だった、剣ズリが雲からでてきたタイミングを狙ってセルフでパチリ

9/8 14:56

テン場に戻って餓鬼岳を振り返る。名前のわりに奇麗な山だ。

9/8 14:56

このあと夜は台風15号の影響で明朝まで雨風強かった。

9/9 8:25

2日目　雨が上がったのを見計らって、唐沢岳へ向かう。

9/9 8:31

ふたたびの餓鬼岳山頂、ガスって猛烈な西風が吹いていた

9/9 8:44

唐沢岳も見えないので先に進む

9/9 9:14

展望台からみる餓鬼のコブ。結構下ろされるな

9/9 9:28

樹林と森林限界を行ったりきたりだが、樹林に入っているときの方が長かった。前日の雨で樹林帯は雨具を着ないとびしょ濡れに。藪が濃いところもあり、とにかく汗と露で濡れまくった。

9/9 9:38

餓鬼のコブ

9/9 9:44

餓鬼のコブは直下を巻いていく

9/9 10:39

ようやく樹林をぬけた

9/9 10:53

唐沢岳山頂直下はザレた砂地の岩場の急登

9/9 10:55

山頂がみえた

9/9 10:59

唐沢岳に到着！
常念山脈の北端で、一般登山道はここで行き止まり。この先は達人の世界だ。

9/9 11:00

大町方面の眺望は最高にいい。七倉ダムと高瀬ダムがよく見えた。

（9/22：追記）
奥が大町ダムで手前は七倉ダムでした。間違えました(^^;)

9/9 11:00

高瀬ダム

（9/22：追記）
高瀬ダムだと思ってたら七倉ダムでした。

9/9 11:00

七倉ダム

（9/22：追記）
こっちも間違いで大町ダムでした。
よくみれば重力式コンクリートですね。

9/9 11:00

烏帽子岳や後立山方面は見えない

9/9 12:46

時間はあるので2時間粘ってようやく燕岳と燕山荘が見えた。

9/9 12:48

餓鬼岳から燕岳

9/9 12:53

裏銀座のガスは晴れてくれないので諦めて引き返す。

9/9 13:00

山頂直下の下りは滑らないように注意が必要。ロープも張られている。

9/9 13:10

晴れてきて樹林の中も気持ちがいい

9/9 14:00

行きとは打って変わって青空に映える餓鬼のコブ。

9/9 14:09

餓鬼のコブまで戻ってきたら、野口五郎岳（だと思う）が見えた。

9/9 14:14

唐沢岳もようやくまともに見ることができた。形のいい山だな。

9/9 14:32

展望台までの上り返しがキツイ

9/9 14:40

展望台から唐沢岳と奥に烏帽子岳（？）。

9/9 14:40

烏帽子岳（だと思う）

9/9 14:49

唐沢岳かっこいいな

9/9 15:11

ここを上りきれば餓鬼岳

9/9 15:40

餓鬼岳まで帰ってきた。山頂には小屋泊の親子連れ2人が休憩していたので、少し話をさせて頂いた。明日は燕岳方面に向かって最終的に槍まで行くらしい。

9/9 15:52

餓鬼岳小屋でちょい休憩、山でのコーラはやはり美味い！
今日の小屋泊は山頂で会った2人だけだそうだ。

9/9 16:00

テントは自分一人だけ。貸切ぼっちテントは南岳以来2回目だ。

9/10 1:23

夜中は雲がなく月が沈んだ後は星がよく見えた。オリオン座なんてもう秋だね。

9/10 5:02

夜明け前、富士山も見えた

9/10 5:08

3日目のスタート、今日は合戦尾根から中房に下山する。

9/10 5:32

剣ズリの手前でご来光

9/10 5:34

裏銀座もほんのり赤く

9/10 5:38

赤く染まる剣ズリ

9/10 5:47

剣ズリまではハシゴのかかる岩場が続く

9/10 5:48

ちょっと楽しい

9/10 6:04

剣ズリは巻いていくが、寄り道して登ってみた。
剣ズリから燕岳。槍は雲がかかって見えない。

9/10 6:04

裏銀座と高瀬ダムのダム湖。

9/10 6:04

唐沢岳

9/10 6:19

一番長かったハシゴ

9/10 6:21

剣ズリをすぎると一旦樹林下へ

9/10 7:05

オオシラビソ？の松ぼっくり

9/10 7:42

東沢岳直下に到着

9/10 7:44

東沢岳の山頂は登らなくてもいいけど、せっかくだから登ってみた。

9/10 7:45

餓鬼岳小屋から歩いてきた稜線。左端には唐沢岳も見えてる。

9/10 7:51

東沢乗越まではえらい下ろされるな。そのあとの500mの登り返しをみて呆然。

9/10 8:01

東沢乗越までの下りは笹薮だった。

9/10 8:04

足元みえないわ、びしょ濡れになるわでもう大変。

9/10 8:15

ようやく笹薮を抜け東沢乗越についた。この道標が明後日の方向を向いていて燕岳方面の道が分かりにくかった。道標の指すほうに○印のついた木があるけどそっちは間違い。（間違えた）

9/10 9:13

樹林を抜けようやく森林限界になった。はやく稜線に乗りたい

9/10 9:18

イチゴがいっぱいなってる。一粒かじってみたが酸っぱかった。

9/10 9:29

チングルマの綿毛

9/10 9:31

一輪だけ咲いてるのを見つけた
ウメバチソウか？？

9/10 9:31

9/10 9:36

やっと稜線にのった

9/10 9:44

風が気持ちいい

9/10 10:04

ずっと稜線上を行くものだと思っていたら、北燕岳手前を少し下ろされての斜面をトラバース

9/10 10:08

斜面の遥か下にはまだ雪渓が残っていた。万年雪かな。

9/10 10:19

北燕岳に到着、今年2回目だ。ここまできて今日初の登山者と出会う。やはり燕岳は平日でも人気だな。

9/10 10:32

燕岳山頂まであと少し

9/10 10:34

燕岳に到着、混んでいるので早々に退散。

9/10 10:37

燕山荘に向かう途中、登山道を直してた。ご苦労様です。

9/10 10:48

この3日間いっこうに見ることができなかった槍がここまできてようやく姿をお見せになった。

9/10 10:48

ありがたや、ありがたや
このあとすぐお隠れになりました。

9/10 10:49

定番のイルカさん

9/10 10:55

燕山荘に到着

9/10 10:56

山男の場所が変わってる

9/10 11:15

中房に下山開始。

9/10 11:29

いや〜、これまでの道と比べたら天国だな。

9/10 13:12

中房に無事下山。ソフトクリームは魅力だが、風呂は有明荘に入りたいので食わずに通過。

9/10 13:23

有明荘でさっぱりして帰る。

撮影機器：

HIGH SPEED EXILIM EX-ZR1100 カシオ

AQUOS sense SHV40 au シャープ

感想

まるた

前回、常念山脈の南端の霞沢岳に行ったので、
やっぱり北端にも行かないとでしょ！　ということで、
餓鬼岳と唐沢岳に行ってきました。
ついでにピストンは嫌だったので中房まで縦走してきました。

1日目は餓鬼岳小屋まで、途中で斤量2キロ増し増しになり
ヘロヘロになりながらたどり着きました。
心配していた5張りしか張れないテン場は2番手に着けたので
いい場所に張ることができてよかったです。
それにしても小屋から餓鬼岳が5分と近すぎる。
夜は台風の影響でザーザーのビュービューでした。

2日目はテン場から唐沢岳ピストンのまったり計画。
出発してすぐの餓鬼岳山頂で猛烈な西風を食らい帰ろうかと思いましたが、
すぐに樹林になるのでめげずに進みました。
樹林と森林限界を行ったりきたりですが、樹林の割合が多かったです。
道はしっかりついているので迷うことはありませんが、
多少藪がうるさいところもありました。
唐沢岳山頂直下は砂地のザレた岩場になっていて歩きにくかったです。
山頂からは全周囲の展望ですが、ガスって限定的にしか見えませんでした。
七倉ダムと高瀬ダムがよくみえた、という印象です。
（9/22追記：七倉ダムと大町ダムでした。間違えてました。）

3日目は餓鬼岳小屋のテン場から燕山荘まで行って、
合戦尾根を下りて中房に下山しました。
剣ズリの岩場と東沢岳から東沢乗越までの笹薮が核心でした。
本当は一番天気のよかった7日から行く予定でしたが、
仕事の都合で1日スライドしてしまいました。
それでも3日間ディープに山を満喫できて
常念山脈の北端に行ってこられたので良かったです。
欲を言うならもう少し景色が見たかった、それはまた次の機会に。

コメント

taromii

先を越されました〜(笑)
こんばんは。
常念山脈の南端では楽しい時間をありがとうございました😊。私も霞沢岳と唐沢岳はペアだと考えていました。次は北の最端に立つぞーっと。。しかし、水も背負って登り続ける６時間半のコースタイムに二の足踏んでおりました😆。maruta27さんのレコを読んで、俄然ヤル気がでてきました‼️

まるた

Re: 先を越されました〜(笑)
taromiiさん、こんにちは。
先日はこちらこそありがとうございました。
やっぱり霞沢岳のあとは唐沢岳にも行きたくなりますよね。
白沢からは急登で長いですが、前半は沢沿いをアスレチック感満載で楽しいですよ。
きれいな滝もありますし、紅葉に合わせていくのもいいかもしれません。
水は小屋で雨水を塩素消毒したものが売ってますが、沢の水の方が美味しかったです。
頑張る価値はあると思うので、ぜひ頑張ってください！！

ぼっち🦍

私も先を越されました😭
餓鬼岳だけでなく、唐沢岳まで！しかもテント背負って凄いです😆
渡渉がこんなにたくさんあるとは知らなかったからレコあげて頂き助かりました✨
明日行こうかな、、、😁


追記：素敵なアドバイスありがとうございます😊
決心ついたら向かいます！タフなコースだからヤル気出さないと😅

まるた

Re: 私も先を越されました😭
明日行っちゃうんですか！？やっぱタフですね〜
渡渉といっても、いままでbotchi-zuさんが渡ってきたところに比べれば
全然余裕だと思います。
麓情報ですがここ３日ほど雨は降っていないので水量も少ないかと。
無印だけど唐沢岳まで日帰りで行ってしまいそうだなぁ。
明日も晴れるみたいなので、行かれるならお気をつけて