空木岳(池山尾根)

2019年09月12日(木) [日帰り]

• GPS: 10:56
• 距離: 23.4km
• 登り: 2,379m
• 下り: 2,365m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:38
• 休憩: 1:09
• 合計: 10:47

5:15 スタート地点
5:43 5:43 空木岳登山道取付地点
5:49 5:49 空木岳登山道入口(第二取付点)
6:05 6:05 林道終点
6:05 6:05 空木岳登山口駐車スペース
6:29 6:29 タカウチ場(池山分岐)
7:14 7:16 池山
7:27 7:40 池山小屋
7:42 7:44 池山尾根水場
8:12 8:12 尻無
8:21 8:30 マセナギ
9:11 9:11 大地獄
9:15 9:16 小地獄
10:17 10:18 空木平カール分岐点
10:40 10:48 駒石(駒石山)
11:15 11:16 駒峰ヒュッテ
11:26 11:49 空木岳
11:55 11:56 駒峰ヒュッテ
12:12 12:12 空木平カール
12:26 12:28 空木岳避難小屋
12:42 12:42 空木平カール分岐点
13:13 13:13 ヨナ沢ノ頭
13:24 13:24 小地獄
13:29 13:30 大地獄
14:08 14:09 マセナギ
14:14 14:14 尻無
14:36 14:38 池山尾根水場
15:01 15:01 タカウチ場(池山分岐)
15:15 15:15 空木岳登山口駐車スペース
15:26 15:27 空木岳登山道入口(第二取付点)
15:34 15:35 空木岳登山道取付地点
16:02 ゴール地点

天候

曇時々雨のち晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

古城公園上の駐車場に駐車させて頂きました。

古城公園先は現在通行止めとなっており、来春まで林道終点までは車で行けません。
https://tozanguchinavi.com/blog/regulation_of_traffic/17265

コース状況／危険箇所等

古城公園駐車場〜林道終点
舗装路、未舗装路、樹林帯と歩きます。
樹林帯は地味に登り上げます。

林道終点〜鷹打場
傾斜の緩い安全な登山道です。
鷹打場への樹林帯は途中急なショートカット道もあります。

鷹打場〜池山小屋
池山へは綺麗に笹が刈り払われた体力を要する急登です。
直下よりも前半のほうがきつく感じました。
無人の池山小屋は広く綺麗で、水場もあります。

池山小屋〜マセナギ
登山道経由と遊歩道経由のコースに分かれ、登山道経由は最初こそ平坦ですが、やがて登り込みとなります。
遊歩道経由は特に危険箇所はありません。

マセナギ〜分岐
大地獄、小地獄付近は階段地帯や鎖場があるので、足元に気を付けたいです。
階段は歩幅が狭く、下山時は特に細心の注意が必要。

分岐〜空木岳(駒石経由)
分岐を過ぎるとようやく絶景稜線歩きとなります。
駒石へ登る際は慎重に、決して推奨するレコではありません。
駒峰ヒュッテの前が登山道になって繋がっています。
空木岳直下は短いながらきつい急登です。

空木岳〜分岐(空木平避難小屋経由)
絶景を眺めながらのガレの下りです。

その他周辺情報

露天こぶしの湯を利用。

https://chuo-alps-resort.com/family/kobushi/

写真

9/11 23:21

諦めかけていたら数日前より天気予報が好転したので、最も天気のよさそうな山域の中央アルプスに3年ぶりに行くため、埼玉県から吉井IC〜佐久IC、岡谷IC〜駒ヶ根ICを高速走行で前夜には出発です。
深夜割引適用のため、駒ヶ根IC手前の小黒川PAで夕食休憩していきます。

9/12 0:15

駒ヶ根ICで下車してから登山口方面を目指して走行すると、早速随分とご立派なラブホテルが待ち構えます。
木曽駒ケ岳登頂後のカップルを対象にしているのだろうか。

9/12 5:04

当初は小黒川PAで車中泊と思っていましたが、念のため林道状況を調べると、なんと3日前の今月9日より古城公園から先は落石防止工事のため通行止めになっていることを知り、駐車スペースがさらに限られてくるので古城公園上のゲートに一番近い駐車場で車中泊とします。

9/12 5:14

駐車スペースは朝になっても私の車を含めて3台とアルプスにしては大変少ないです。
すぐ先には変わった形の展望台。

9/12 5:14

展望台から早朝の雲がかかった幻想的な景色を眺めます。

9/12 5:24

仕方がありませんので歩いて林道終点を目指します。

9/12 5:34

水力発電施設を確認しながら進みます。

9/12 5:36

やがて未舗装悪路へと変わってきます。
車では気を使いながらの走行になりそうです。

9/12 5:43

途中登山道に入り、振り返ると樹林帯の中からの日の出です。

9/12 5:46

一旦林道を横切ってから山道に入ります。
距離的には遠回りですが、林道を歩き続けても林道終点に辿り着けます。

9/12 5:54

三本木地蔵と呼ばれる場所で少し先に出発していたハイカーさんと挨拶してお先に行かせてもらいます。

9/12 6:02

林道に出て池山、空木岳方面へと右折。

9/12 6:03

ここが本来駐車予定だった林道終点駐車場です。
東屋とトイレがありますが、トイレは帰りに開けてしまったことを後悔しました。

9/12 6:04

余計に歩いてようやく本格的に登山道に入ります。

9/12 6:12

静かに平坦歩きで進みます。

9/12 6:18

ショートカットしていくとやがて笹を掻き分けての歩きとなります。

9/12 6:27

鷹打場の分岐より行きは池山山頂経由で進みます。

9/12 6:39

綺麗に笹が刈り払われ整備された登山道を登ります。

9/12 6:49

先週の武甲稜線でも見たアキノキリンソウ。

9/12 6:54

本日は予報では抜群の天候のはずですが、予想外の雨が降っています。
次第に晴れてくることを期待しましょう。

9/12 7:13

なだらかな池山山頂。

9/12 7:13

ガスに包まれ視界不良の池山。

9/12 7:17

幻想的なガス樹林帯。

9/12 7:25

池山はピークですが、池山小屋へは単純な下りではなくアップダウンがあります。

9/12 7:27

ログハウス風の池山小屋が見えてきました。

9/12 7:28

小屋外の水場は冷たくて美味しいです。

9/12 7:29

小屋内部を見学していると東京からお越しの若手ハイカーさんがやってきます。
山頂までは同じようなペースだったので何度もお会いすることになります。

9/12 7:41

池山小屋入口の十字分岐より登山道経由と遊歩道経由に分かれますが、登山道経由で登ります。

9/12 7:44

ナナカマドの実。

9/12 7:46

ガスがいい雰囲気の原生樹林帯。

9/12 7:59

平日とは言えあまりにも人が少なく、静かな歩きとなっています。

9/12 8:12

遊歩道経由との合流点の尻無。

9/12 8:14

雰囲気のいい登山道を登り上げます。

9/12 8:20

小広くなっているマセナギで小休止。

9/12 8:37

針葉樹の登山道。

9/12 8:43

丸太階段が出てきて高度を稼いでいきます。

9/12 8:55

急傾斜の樹林帯。

9/12 8:57

大地獄、小地獄という場所に突入しているようで、階段、梯子、鎖場等出てきて変化のある登りになってきます。

9/12 9:00

綺麗な木段地帯。

9/12 9:09

鎖場で一気に登り込んでいきます。

9/12 9:13

次第に青空が出てきて日差しを浴びた生き生きとした登山道に変わってきます。

9/12 9:18

痩せ尾根注意の看板がある迷い尾根の道標。

9/12 9:19

青空が出て来て雲海が広がっています。

9/12 9:29

少し広くなったところで一休みしながら長い樹林帯を登り続けます。

9/12 10:17

暫く歩いて分岐に到達すると、山が好きそうな女性ハイカーさんにお会いし、同じく日帰りの行程です。
ここまでお会いしたハイカーは3人だけと予想外にとても静かな歩きです。
往路は駒石経由、復路は空木平避難小屋経由で歩きます。

9/12 10:20

分岐より森林限界に出ると素晴らしい絶景。

9/12 10:20

行く先に駒石とその先の空木岳を視界に捉えます。

9/12 10:21

宝剣岳、木曽駒ヶ岳方面の展望。

9/12 10:24

何度もお会いしている若手男性ハイカーさん、女性ハイカーさんと絶景を味わいながらの歩きです。

9/12 10:28

絶景稜線に駒石、空木岳へは足がなかなか進みません。

9/12 10:30

小高い岩場に登り、絶景を振り返ります。

9/12 10:30

あと半月程すれば紅葉の季節となるでしょう。

9/12 10:34

駒石直下の深刻な急登。

9/12 10:34

再び休憩がてら振り返っての1枚。

9/12 10:37

駒石が見えてきました。
こちら側から足場を見つけながら見た目よりはてこずらずに登れました。

9/12 10:41

駒石のてっぺんに登って贅沢すぎる景色を楽しみます。

9/12 10:41

澄み渡った快晴のなか文句なしの大展望。

9/12 10:41

これから向かう空木岳。

9/12 10:43

雲海に浮かぶ甲斐駒ヶ岳。

9/12 10:44

眼下に帰りに立ち寄る空木平避難小屋。

9/12 10:50

交代で男性ハイカーさんも駒石に登っていました。

9/12 10:52

白砂の美しい青空稜線。

9/12 10:58

駒石手前で酸素の薄さを感じ始めていましたので、食べる酸素を頂きます。

9/12 11:07

まだ候補には挙がりながら行ってはいませんが、燕岳っぽい花崗岩群。

9/12 11:12

岩場地帯を疲れながらも必死に一歩ずつ足を揚げていきます。

9/12 11:15

木曽駒ヶ岳へと続く中央アルプス主脈縦走路。

9/12 11:16

駒峰ヒュッテのすぐ前を登山道が繋がているので、遠慮がちに通ります。

9/12 11:17

空木平避難小屋経由のコースと合流して空木岳を目指してラストスパートです。

9/12 11:23

山頂付近は既に紅葉が始まりかけています。

9/12 11:26

そして6時間以上かかって空木岳(2864m)に登頂成功。

9/12 11:26

白砂と花崗岩の山頂。
アルプスのなかでは少し地味な印象を抱いていましたが、思っていたよりも遥かにいい山でした。

9/12 11:29

一足先に登頂されていた女性ハイカーさんと撮り合います。

9/12 11:30

ド快晴の山頂からの大展望。

9/12 11:30

御嶽山。
さらに遠いですが、来年あたり訪問してみたいです。

9/12 11:30

南駒ヶ岳へと続く稜線。

9/12 11:31

歩いてきた稜線と眼下の市街地方面。

9/12 11:32

広大な南アルプスの山脈。

9/12 11:33

南アルプスの貴公子甲斐駒ヶ岳。

9/12 11:33

標高2位の北岳。

9/12 11:33

八ヶ岳連峰。

9/12 11:34

先程通過してきた駒峰ヒュッテ。

9/12 11:48

やはり山頂から眺める南駒ケ岳がやけにかっこいいです。
行ってみたいけどちょっと今日は行けそうにないです。

9/12 11:54

気が付くと今までクールに歩いていたのに山頂に着いてからあまりの絶景にうわー！とか、おー！とか奇声を発していたからなのか知らないうちに高山病は治っていました。

9/12 11:56

空木平避難小屋方面へと向かうと、帰りも絶景を眺めながらの歩きです。

9/12 12:04

ガレ場を下っていきます。

9/12 12:08

地元奥武蔵とは全く違う風景ですね。

9/12 12:14

ガレ登山道は途中から真ん中に小川が流れています。

9/12 12:25

爽やかな場所に立っている空木平避難小屋に着きました。

9/12 12:25

空木岳方面を振り返ります。

9/12 12:26

空木平避難小屋も綺麗です。

9/12 12:36

ヤマハハコ。

9/12 12:41

分岐に到達しますが、まだ池山まで8kmもあります。

9/12 12:43

歩幅の狭い危険な階段。
怖くて震えているのか画像はブレブレでした。

9/12 12:51

中央アルプス展望の見納め。

9/12 13:10

シャクナゲ地帯。

9/12 13:19

迷い尾根道標。

9/12 13:24

大、小地獄の鎖場を慎重に下ります。

9/12 13:30

岩場の連続。

9/12 14:07

マセナギを通過。

9/12 14:12

帰りは遊歩道経由で登山口を目指します。

9/12 14:23

明るい雰囲気の遊歩道。

9/12 14:26

すぐに笹地帯の樹林帯に変わります。

9/12 14:33

サラシナショウマ。

9/12 14:33

シシウド。

9/12 14:34

池山小屋入口からそのまま遊歩道を下ります。

9/12 14:36

こちらにも水場がありました。

9/12 14:59

鷹打場まで戻ってきました。

9/12 15:13

適当にショートカットしていたらトイレ裏手に繋がっていました。

9/12 15:42

まだ疲れた身体で林道を歩かなければなりません。

9/12 15:58

ゲートを抜けて展望台が見えてきました。

9/12 15:59

最後に展望台から景色を眺めます。

9/12 16:00

最上部の駐車スペースは10台程に増えていましたが、その下は全く車がありませんでした。
やはり空木岳は穴場なのでしょうかね。

9/12 16:40

近くの露天こぶしの湯で汗を流します。

9/12 17:32

室内には有料のトランポリンがあります。

9/12 20:50

峠の釜飯が有名な上信越の横川SAに立ち寄ります。

9/12 20:19

横川醤油ラーメンと豚丼(小)のセットを頂いてからもう一頑張りして帰りました。

撮影機器：

α5100 ILCE-5100 SONY

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 着替え 日よけ帽子 サングラス ゲイター 靴下 軍手 予備手袋 雨具 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 レジャーシート コンパス ヘッドランプ ハンドライト 予備電池 ガイド地図（ブック） 地図（地形図) 携帯 保険証 時計 タオル カメラ

感想

tididi

秋雨の季節となってしまい、天候も不安定な予報でしたが、数日前より晴れ予報に変わっていました。
各地の天気予報を確認していると、上信越県境付近は曇主体、検討していた後立山の北アルプスも晴れそうではありますが、南アルプス北部、中央アルプスが一番天気が良く、より湿度も少なくすっきりとした青空が広がりそうでしたので、3年ぶりの中央アルプスとなる空木岳に訪問しました。
念のため当初の夜中白予定地だった小黒川PAで林道状況を調べると、なんとかなり手前の古城公園より車両通行止めとなっていました。
早朝満車を覚悟した駐車場は全然車が入ってこず、前日からは1台増えていただけでした。
ガス霧雨からのスタートでしたが、やはり予報的中で森林限界では滅多にない文句なしの快晴でした。
下山時25人程の団体とすれ違いましたが、アルプスの百名山にしては人がとても少なく穴場的な静かな1日でした。
思っていた以上にとても魅力的な山で、3年前にお隣木曽駒ケ岳に訪問した時も感動しましたので、中央アルプスは遠いですがとても好きな山域です。