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Yamareco

記録ID: 2016948
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

池山尾根〜空木岳〜千畳敷☆中央アルプス主脈縦走

2019年09月13日(金) 〜 2019年09月14日(土)
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
12:38
距離
19.0km
登り
2,813m
下り
1,189m
歩くペース
とても速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
1:33
休憩
0:09
合計
1:42
距離 4.1km 登り 755m 下り 12m
15:57
20
スタート地点
16:40
17
16:57
17:02
35
17:37
17:38
1
17:39
2日目
山行
9:31
休憩
1:12
合計
10:43
距離 14.8km 登り 2,069m 下り 1,184m
3:47
3
3:50
3:51
20
4:11
4:12
8
4:20
38
4:58
5:00
5
5:05
5:06
14
5:20
39
6:25
6:28
29
6:57
7:03
8
7:11
7:33
46
8:19
11
8:30
8:36
7
8:43
8:47
23
9:10
69
10:19
10:25
84
11:49
11:56
66
13:02
13:09
51
14:00
14:01
8
14:09
14:14
16
14:30
天候 1日目;曇りのち晴れ
2日目:晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2019年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
林道から植林地の間の伐採斜面をショートカット
2019年09月13日 16:04撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 16:04
林道から植林地の間の伐採斜面をショートカット
斜面の上部では釣船草の群落
2019年09月13日 16:08撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 16:08
斜面の上部では釣船草の群落
亀ヶ沢を渡って
2019年09月13日 16:13撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 16:13
亀ヶ沢を渡って
三本木地蔵
確かにお地蔵様の後ろには三本の杉の木
2019年09月13日 16:29撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 16:29
三本木地蔵
確かにお地蔵様の後ろには三本の杉の木
まもなく登山道は落葉松の美林に
2019年09月13日 17:12撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 17:12
まもなく登山道は落葉松の美林に
登山道には多くの千手岩菲(センジュガンピ)
2019年09月13日 17:12撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 17:12
登山道には多くの千手岩菲(センジュガンピ)
瀟洒な池山小屋に
2019年09月13日 17:39撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/13 17:39
瀟洒な池山小屋に
小屋のテラスから
正面に望むのは檜尾岳から続く尾根上の赤沢の頭か
2019年09月13日 17:42撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 17:42
小屋のテラスから
正面に望むのは檜尾岳から続く尾根上の赤沢の頭か
小屋の前の水場の水槽
2019年09月13日 17:51撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 17:51
小屋の前の水場の水槽
東の空が明るくなってゆく
2019年09月14日 05:04撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/14 5:04
東の空が明るくなってゆく
朝陽がシラビソの樹林を橙色に染め上げる
2019年09月14日 05:37撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/14 5:37
朝陽がシラビソの樹林を橙色に染め上げる
樹間より朝陽を望む
2019年09月14日 05:38撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/14 5:38
樹間より朝陽を望む
空木岳と駒石(右)
2019年09月14日 06:04撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/14 6:04
空木岳と駒石(右)
雲海が湧き起こり、南アルプスの山々は山頂のみが浮かび上がる
左から甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳、北岳
2019年09月14日 06:04撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/14 6:04
雲海が湧き起こり、南アルプスの山々は山頂のみが浮かび上がる
左から甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳、北岳
蓼科山から
2019年09月14日 06:09撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/14 6:09
蓼科山から
駒石
2019年09月14日 06:19撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/14 6:19
駒石
いよいよ空木岳へ
2019年09月14日 06:31撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/14 6:31
いよいよ空木岳へ
南アルプスの山々
2019年09月14日 06:52撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/14 6:52
南アルプスの山々
塩見岳の左肩に富士山
2019年09月14日 06:58撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/14 6:58
塩見岳の左肩に富士山
北西の方向には御嶽山
2019年09月14日 06:57撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/14 6:57
北西の方向には御嶽山
空木岳山頂
2019年09月14日 07:12撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/14 7:12
空木岳山頂
イワヒバリ
2019年09月14日 07:12撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/14 7:12
イワヒバリ
空木岳より登ってきた尾根を振り返る
正面には八ヶ岳、右手には甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳
2019年09月14日 07:27撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/14 7:27
空木岳より登ってきた尾根を振り返る
正面には八ヶ岳、右手には甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳
北側にこれから辿る中央アルプス主脈
2019年09月14日 07:28撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/14 7:28
北側にこれから辿る中央アルプス主脈
南駒ケ岳
2019年09月14日 07:28撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/14 7:28
南駒ケ岳
東川岳へ
2019年09月14日 09:01撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/14 9:01
東川岳へ
東川岳から木曽乗越と空木だけを振り返る
2019年09月14日 09:10撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/14 9:10
東川岳から木曽乗越と空木だけを振り返る
東川岳山頂
2019年09月14日 09:11撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/14 9:11
東川岳山頂
次は2703m峰
2019年09月14日 09:15撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/14 9:15
次は2703m峰
熊沢岳へ
2019年09月14日 09:41撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/14 9:41
熊沢岳へ
空木岳を振り返る
2019年09月14日 10:11撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/14 10:11
空木岳を振り返る
山レコマップでは山頂地点となっているが山名標があるのはもう一つ北のピークのようだ
主脈の東側に雲がかかり始める
2019年09月14日 10:22撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/14 10:22
山レコマップでは山頂地点となっているが山名標があるのはもう一つ北のピークのようだ
主脈の東側に雲がかかり始める
御嶽山にも雲がかかる
右手には乗鞍岳
2019年09月14日 10:22撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/14 10:22
御嶽山にも雲がかかる
右手には乗鞍岳
熊沢岳の山頂標
2019年09月14日 10:29撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/14 10:29
熊沢岳の山頂標
目の前にあるのが檜尾岳かと思いきや
2019年09月14日 10:39撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/14 10:39
目の前にあるのが檜尾岳かと思いきや
手前のピーク大滝山であった
峻険な岩場が続く
2019年09月14日 10:47撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/14 10:47
手前のピーク大滝山であった
峻険な岩場が続く
檜尾岳には
2019年09月14日 11:29撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/14 11:29
檜尾岳には
空木岳を振り返る
2019年09月14日 11:43撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/14 11:43
空木岳を振り返る
ようやく檜尾岳
2019年09月14日 11:50撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/14 11:50
ようやく檜尾岳
2019年09月14日 12:12撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/14 12:12
雲が湧く島田娘への稜線
2019年09月14日 13:11撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/14 13:11
雲が湧く島田娘への稜線
島田娘が顔を出す
2019年09月14日 13:37撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/14 13:37
島田娘が顔を出す
雲の中から三ノ沢岳も
2019年09月14日 13:40撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/14 13:40
雲の中から三ノ沢岳も
島田娘の山頂部へ
2019年09月14日 13:42撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/14 13:42
島田娘の山頂部へ
当薬竜胆
2019年09月14日 13:44撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/14 13:44
当薬竜胆
山母子
2019年09月14日 14:28撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/14 14:28
山母子

感想

【1日目】この日は朝から高速バスを飯島で下車し、越百山を目指して中小川登山道を辿ったのだが、途中で道が完全に失われており、ルートファインディングに1時間近く藪漕ぎした挙句、止む無く撤退を決意する。

翌日は快晴の天気予報である。山中からなんとか飯島のタクシー会社に電話が繋がり登山口15時過ぎに迎えに来てくれることになった。まだリカバリーの可能性は十分に残されている。ロープウェイで千畳敷にまで上がって、稜線の山小屋に泊まること考えたが、避難小屋に泊まるつもりでわざわざ軽くはないリュックを担いでいるのである。空木岳に至る池山尾根には前々から泊まってみたいと思っていた瀟洒な造りの避難小屋があることを思い出した。池山尾根の行程の1/3程のところにあるので、通常の登山の山行計画では泊まりにくいのだが、今から登るとなると2時間ほどで到着するであろうから程よい行程に思われる。稜線上でのご来光と避難小屋泊を両天秤にかけたが、このような機会でもないと池山小屋には泊まることはないだろうと考え、後者を選択することにした。

池山林道が9/9より通行止めという情報を得ていたが、少しでも避難小屋に到着する時間が早い方が良いだろうと考え、林道を行けるところまで進むことにする。しかし、林道はかなり手前でゲートに閉じられている。タクシーを下車して林道を歩き始めると左手の斜面に植林地の間に伐採された斜面が現れる。この斜面を登ることにする。斜面の上では杉の林間に多くの釣船草の群落が現れる。

すぐに駒ヶ根のスキー場からの登山道と合流して自然林の中を登るようになる。道の掘割が深いことからすると古くから人が往来した道なのだろう。

いつしか空は晴れ渡り、林の中には徐々に夕方の清々しい空気が染み渡ってゆく。しかし、透明さと冷涼さを増してゆく空気の中で、大量の汗が滴り落ち始める。

池山への分岐があるが、道標に急峻と書いてあるのを見て、南側斜面をトラバースする一般登山道を選ぶ。登山道は落葉松の美林を抜けて、疲労を感じ始めた頃、道の上から人が呟くような声がする・・・かと思ったら蛇口から不規則に吹き出る水が立てる音であった。水場からは林の奥に目指す山小屋のシルエットが目に入る。

小山は期待通りの瀟洒な作りであり、小屋の裏手には広々としたバルコニーが設えてある。意外なことに先客がいらした。未明に茨城を出発されて、遠路をはるばる運転して来られたらしい。広々とした避難小屋には同宿の方がおられる方がなんとなく安心する。

小屋の前にも水が引かれており、氷のように冷たい清水が蛇口から噴き出している。水場の水槽で運び上げてきた二本のビールを浸すと瞬く間に冷えてゆく。この日は胡瓜と竹輪、うずら卵の燻製をマヨネーズで和えたもの、それからイエローカレーというメニューだ。愚かなことにこの日は食器を忘れてきてしまったのだが、アルファ米のパックに温めたカレーを注ぎ込むと十分に食器の役を果たしてくれた。

日が暮れてまもなく東の空では満月が煌々と輝き、ガラス戸から小屋の中に光を差し込むのだった。

【2日目】目が覚めたのはアラームをセットした3時の直前であった。朝は行動食とスープで簡単に済ませる。昨晩のアルファ米のパックがスープのカップの代わりとなる。小屋の外に出るとヘッデンを灯した登山者がおられる、お早うございますと挨拶されたのには流石に驚いた。果たして何時頃から登ってこられたのだろう。

大地獄が近づいたあたりから徐々に足元が明るくなってゆく。大地獄の痩せ尾根を通過したところで目の前に現れる峻険なピークは2282mらしい。登山道がトラバースするようになると、間も無く樹林の切れ目に展望地があり、暁の空を背景に広大な雲海とその彼方に南アルプス北部の山々のシルエットが浮かび上がる。

駒石と空木岳避難小屋への分岐がある。ここは迷うことなく好展望の尾根道を選択する。すぐに樹林帯を抜けてハイマツの尾根となり、背後には南アルプスから八ヶ岳、美ヶ原、そして浅間山といった信濃東部の山々の眺望が広がる。

空木岳の駒の峰ヒュッテが近づくと、小屋から下ってlこられたご夫婦と思しきカップルとすれ違う。小屋の管理人が丁度下った直後であったらしく、期待していたビールにありつけなかったとのこと。

空木岳の山頂にたどり着いた時には私一人のみであった。しばし山頂を独占する。まもなく木曽殿越の方から賑やかな声が聞こえたかと思うとまず4人組、ついで3人、そして他にも単独行の人など続々と登山客が登場し、山頂の空気は一気に賑やかになった。山頂での記念写真を撮ったお礼として冷えた梨を一切れいただくが、山頂での梨の美味は格別であった。

賑わう山頂を後にすると木曽殿越に急下降してゆく。鞍部にたどり着くといつしか朝の清々しさは消え、陽射しの強さが感じられる。義仲の力水と呼ばれる水場まで9分と記されている。長い縦走路を行くのにここが最後の水場であり、水を補給する必要がある。

水場までのウメバチソウ、シナノキンバイ、ヤマハハコなど高山植物が彩る道を行く。尾根を回り込んで谷を横切るところで清水が勢いよく湧き出している清水にたどり着く。

木曽殿越に戻ると真後ろから照りつける陽射しを浴びながら東川岳への急登を登る。しかし後ろを振り返ると空木岳への稜線はまるで崖のように思われる。

東川岳の山頂に至ると宝剣岳、木曽駒へと続く展望が再び開ける。ここから次の2703m峰、熊沢岳へはそれぞれのピークがそれなりのアップダウンを強いられることにはなるが、眺望の良さに後押しされて快調に歩く。

熊沢岳を過ぎた頃から行く手の中央アルプス主脈には伊那谷の方から雲がかかり始める。まだ大気中の湿度が高い時期だから、やはり稜線に雲がかかるのは時間の問題か。

熊沢岳を越えると峻険な岩場の急下降となる。長い登り返しが待っているが、急に次の檜尾岳への道のりが長く感じられるようになる。檜尾岳と思っていたピークはその手前の大滝山であった。ここへ来てスタミナが不足してきたのだろうか。檜尾岳の登りに差し掛かると明らかに速度が落ちているのが感じられる。

檜尾岳からの下りですれ違った若者がすれ違いざまに「先日、仙塩尾根ですれ違いましたよね」と声をかけて下さる。三峰岳の山頂直下ですれ違った若者であり、私も登りで疲れていたせいか彼を引き止めて長いこと話し込んだ相手であった。私が前日に中小川登山道から撤退を余儀なくされた話をすると、このルートに興味を持たれていたとのことであった。情報が役に立てば幸甚である。

檜尾岳の次は濁沢大峰である。あわよくば極楽平を超えたところから三ノ沢岳、あるいは宝剣岳を越えてと思っていたが、宝剣岳のみならず三ノ沢岳まで雲がかかってゆく。私の心理にも雲がかかっていくかのように、ますます歩行速度が落ちてゆく。千畳敷に下る前の最後のピーク島田娘もまもなく雲の中に隠れる。

まだ時間は早いが体力の限界を感じることになる。昨日の中小川登山道の疲れが響いているのだろうか。この日は極楽平から千畳敷に下って、早々とロープウェイで下ることにしよう。

島田娘への登りをこれまでのピークに比べると緩やかではあるものの、やはり疲労のせいかとりわけ長く感じられる。登ってゆくと白い竜胆の花が随所に咲いている。後で調べると当薬竜胆の花らしい。ふと見上げると、島田娘のあたりだけ雲が晴れて、青空が顔を覗かせる。周りには雲が見えるばかりで、まるで雲の上を飛ぶ飛行機の上からの光景だ。

島田娘にたどり着くと谷の向こうで三ノ沢岳も雲の中から姿を現す。島田娘を過ぎて極楽平にたどり着く頃には全ての景色が白日夢であったかの如く雲の中へと消えて行った。ここからはロープウェイの千畳敷駅へと10m先も見えないような濃霧の中を下ってゆく。

下山後は早太郎温泉で一汗を流す。気がつくと昨日の中小川で沢で水に濡れた足が靴下がふやけたせいだろうか、足の裏が相当痛む。しかしまだ乗り越えなければならないピークが待っている。疲れた体を引き摺って、出張先の名古屋に向かうのであった。

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コメント

yamanekoさん こんにちは。
 ヤマレコを覗きに来れなくて、久しぶりにログインするとフォロー情報が溜りまくっておりました。それもyamanekoさんのレコが半端ない数。先ずこのレコから拝見です。

さすが通ですね〜 一般の方は、この逆回りが多いのかと思いますけどね。
空木岳へは上がったことが無く、池山尾根を上がって檜尾根を下るプランを立てたことがあります。最近は、伊奈川ダムからの時計回りで越百山も回るプランとか作ってましたが、机上の話ばかりです。
木曽殿越−空木岳間は、上りに使う方が良さそうな感じですね。私の行ってみたいルートのベストテンに入っておりますが、いつ行ける事やら。
きつめのルートは早めに行かないと年々体力が落ちていく感じでチョイ焦り気味ですけど??

千畳敷でのロープウェイの待ち時間はどうでした? この季節の連休初日なので相当混雑していたんじゃないかと思いましたけど… 2時間待ちとかもあるように聞いたことがありましたもので。

中小川登山道の話が出てましたね。レコも少ない谷を上がる難度の高いルートのようで。以前聞いた話ですが、確認の為先ほどググるとやはり中小川登山道は崩落もあり入下山禁止となっているようです。
2019/9/22 12:36
Re: yamanekoさん こんにちは。
ののさん コメント有難うございます。
>さすが通ですね〜 一般の方は、この逆回りが多い
いえいえ通かどうかはともかくとして、主脈の縦走は千畳敷までロープウェイで昇ってから南下するのが多いのは確かです。出来ればロープウェイを使って下ることは避けたかったのですが、今回はいつになく消耗してしまって

>池山尾根を上がって檜尾根・・・
流石に日帰りのプランではないですよね。私がしたように池山小屋で泊まったとしても、それでも相当にきついでしょう。そのプランだと駒ノ峰か木曽殿で泊まるしかないかと思います。

>木曽殿越−空木岳間は、上りに使う方が良さそう
いや、絶対に逆だと思います。一度、通過してみればご理解いただけるかと思います。

>中小川登山道・・・
少なくとも禁止の案内は一切ありませんでしたので、禁を破った訳ではないと思っております。時期の問題かもしれませんが、沢は水量が豊富で、私が断念したところからさらに遡行するには両足を水に浸けることになるのは明らかでした。越百山は未踏なのですが、木曽側からアプローチ(または下山)することに致します。ちなみに以前は伊奈川ダムまで車で入れたのですが、最近はその手間でクローズされているようです。
2019/9/22 15:53
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