伊吹山・上野から国見峠までの縦走がただでは済まなかった!
- GPS
- 10:39
- 距離
- 73.0km
- 登り
- 2,774m
- 下り
- 2,965m
コースタイム
9:21伊吹山山頂9:33-11:15御座峰(昼食)12:05-13:30国見峠13:45-(自転車)-15:04県道通行止めのため引き返し-16:02林道引き返し-17:56荒尾の平和堂駐車場18:05-
(ここからまた共通、yuconさんの車)-18:30上野の駐車場
【yucon】
10:30山頂〜13:00御座峰〜15:30国見峠 (最大1時間45分遅れ)
天候 | 晴れのち曇り そして雨(Waldkirchだけ) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
7:15頃の上野の駐車場は大盛況、残りわずかでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
北尾根ルートは、前回よりもよく踏まれていて歩きやすくなっていました。 国見峠から上野に戻るには、国見林道を滋賀県側に下りましょう。岩手峠への県道は2012/8/31まで工事のため全面通行止めで、徒歩・自転車とも通れませんでした。 |
写真
感想
《素晴らしき「伊吹山北尾根縦走」》〜反省点も多し〜 by yucon
かねてから 一度歩いてみたかった「伊吹山北尾根ルート」、Waidkirchさん(以下Wさん)が自転車と自家用車を使って計画しておられたので何かお手伝いでも出来ればと同行させていただきました。
ハリキッテ出発しましたが私の体調がすこぶる良くありません(泣)暑さと睡眠不足と1週間の仕事の疲労と3週間ぶりの山行と持病といろんな要素が全身に圧し掛かります。
一汗かけば体も慣れるかと軽く考えてましたが一向に戻る気配なく2合目を過ぎてダウン! 「Wさん私を気にせず先へ行って下さい」とお願いしてその場に座り込みました。
その後は縦走しながらお互いにメールでやり取りしました。
13:38 Wさんより 「下山完了しこれから上野登山口まで自転車で戻る」とのメールを受信、「車で追い付きますと」返信して縦走を続けます。
御座峰以降は誰とも会わず 本当に静かな山歩きができました。ブナ林を抜けると稜線に出て気持ちの良い風を受け またブナ林へ下るというアップダウンを何度も繰り返しますが 飽きの来ないルートです。
ようやく国見峠に到着し自動車で上野登山口へ向います。(既にWさんより1時間45分の遅れです。)途中メールを送信しても返信がなく上野登山口まで来ましたが自転車に乗ったWさんの姿はありませんでした。「最後まで追い付かず気分を害して帰っちゃったかなぁ・・」「何の役にも立たなかったなぁ」などと凹んでましたが 念のため今朝駐車した所に行ってみようと駐車場に着くと 屋根つきの駐車場の中にWさんの自動車がありました?? どこかでWさんを見逃したかなと思い もう一度国見林道の入口へ戻りますが道中にWさんの姿はありません。・・・???。駐車場の御主人が出てこられ 事情を詳しく話し2人でどうしようかと悩んでいました。下山メールの時刻から3時間以上が経過しています。自転車といえども到着していないのはおかしい! 「今どこにいるのですか?」のメールにも反応なし・・!
やがて雨が降り始めたと思ったら一気に雨脚が強くなり心配度が一層増してきました。まさかどこかの崖から・・・と良からぬことばかりが頭を巡ります。時刻は17時前、日が落ちてからは捜索が困難になります。「どうしよう、どうしよう」と考えるばかりでどうしたらいいのかわかりません。そんなことより私はWさんについてヤマレコのプロフィール程度の情報しか持っていません。緊急の連絡先も知らないので万が一の時にどこへ連絡すればよいのかもわかりません!警察へ届けようかと思いかけたその時 Wさんからのメールが 「今日は峠を岐阜県側へ下りましたが通行止めで・・・・」 「あ〜ぁ 良かったWさん無事だぁ!」
Wさんはまだ岐阜県におられるようです。私は迷わず迎えに行きました。やれやれ、最後にお役に立てました。自転車を私の車に積込み登山口の駐車場まで戻る道中「心配しましたよ〜 岐阜県へ下りるなんて聞いてませんでしたよ〜」「いや〜通行止めでどうしようもなくって」などと話し最初と最後だけが一緒の山行も奇妙だけど 二人とも「楽しい山歩きでした」と締めくくりました。
駐車場の御主人にお茶を頂きこちらからは御心配をかけたお詫びとお礼を言って伊吹山麓を後にしました。辺りはとっぷりと日が暮れていましたがいつの間にか雨は上がっていました。
(日記に今回の山行の反省点を記しておきました)
先週末に滋賀県側からの国見峠の状況を下見しておいたので、満を持しての伊吹山縦走プランの実行です。コース的には前回の北尾根往復より楽なので、国見峠から岐阜県側に出て岩手峠から帰ることにしたのが実は大変なことになりました。
さて6:45にyuconさんと国見峠で待ち合わせするプランで、二人とも妙に早めの到着です。私は自転車をデポし、yuconさんは車をデポします。私の車に2人乗って上野の登山口まで国見林道を下りて移動します。
上野の駐車場には7:15頃に着きましたが、既に残り僅かとなってました。何とか高橋さんの向かいの駐車場に停めさせていただきましたが、屋根つきのところに。これが実は深い意味があったのでしょう(笑)。
今回はパンクした時の為に自転車の空気入れとかチューブ、工具類を入れているのでザックはやや重めです。出だしは人も多いし、ゆっくり登ります。(というか急登なので)
yuconさんはエンジンのかかりが悪いようで、お言葉に甘えて三合目の手前辺りからマイペースで行かせて頂きました。徐々にペースを上げていきます。でも直射日光で暑いです。結局他の方をどんどん追い抜いてたのですが、途中一人の方だけにじわじわ追い詰められ、抜かされました。挨拶してお顔を拝見すると、まさにそれはアスリートの顔でした(笑)
山頂までは2時間少々というところで、私にしてはまあ普通のペースでしょうか。山頂でブラブラしてましたが、yuconさんのお言葉にさらに甘えてまた先にドライブウェイから北尾根ルートに入ります。
11時ごろにようやく御座峰に到着。ここでまったり昼食と大休止をします。
どこまでもお言葉に甘える私、途中からまたお腹の調子が悪くなってきたこともあり、いつもの調子で結局13:30に国見峠に到着してしまいました。
さて問題はここから、今日は夕方から雨の予報なので早めに帰らないと…というのとお腹の調子がやばかったので、yuconさんを置き去りにして先に自転車で下山します。お腹の調子が悪いのに岐阜県側から帰る予定を変更しないのが困ったもの。
幸いと言うか、トイレのほうは天然ではなく公衆のものがあり事なきを得ましたが、さてもともと予定していた岩手峠ルートが全面通行止めと看板に出ていました。自転車ならOKかな?と思って行ったらまさに工事をしていてとても通れるような状態でなく、諦めて引き返しました。
そこまでの途中にあった足又谷林道がどうやら抜けられるようなので、国見林道よりも荒れている林道を走ることにしました。かなり登りましたが、どうもこれがまだまだ登りが続くよう。しかも谷合で携帯がつながらない不安も加速して、結局また途中で引き返しました。実はあと少し行ってから西に向かうと念願の岩手峠にたどりついていたことが帰ってから分かったのですが、とりあえずそこも工事中だったということにしましょう(苦笑)
で、もうこうなったら確実に帰れるルートしかない!ということで池田町に抜けるルートを下りたのですが、これがまたものすごい大回りルートで、車でも国見峠から上野まで2時間かかるものです。しかも雨が降り出して、ポンチョを取り出しますがメガネは雨粒だらけで何とも走りにくかったです。
山間ルートにいる間はずっと携帯が圏外だったのでyuconさんとも連絡が取れずにいて、自転車で下ることしばらくして一般市民のいる場所に出ると電話が鳴っている…と思ったらyuconさんが心配して電話してくれていました。そして向こうではかなりの雨ということで、なんと迎えに来てくれるというのです!!何と親切な!そして私は何て無鉄砲で不幸者なんでしょう(涙)
なるべく分かりやすい場所を探し、運良くおなじみ平和堂があったのでそこの駐車場でしばし待機、10分ほどで命の恩人の迎えが来ました!いや〜助かりました。あそこから上野まで20km程度、雨と風と疲労で3時間はかかっていたところを30分でワープしていただけました。
駐車場のおじさんおばさんにも心配を掛けてしまいました。冷たいお茶にお菓子もいただけて、親切な所でよかったです。
yuconさん、自転車で車とかを汚してなかったでしょうか?
また私の縦走ネタでお返しできるのであればいくらでもさせていただきます!
しかしいい加減、そろそろチャレンジャーな計画は控えたほうがよさそうですね(汗)
コメント
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お初のコンビ登山でハプニング有りで、お疲れ様でした!!
特にyuconさんはヤキモキされたんじゃないでしょうか?
何はともあれ、怪我事故無く安全に終了できたので「良し」でいいんじゃないですか?
Waldkirchさんも確実に経験値アップですね。
次のチャレンジに生きますよ
yuconです。ご訪問感謝です!
昨日は最初からヘタレでしたが 最後に活躍出来たので良しとします
Wさんからの「無事です」メールを受信した時、トトロの婆ちゃん状態でした。「わたしゃ、てっきりメイちゃんのかと・・・」名場面です。
ヤマレコ友達との山行はいいんですけどお互い相手の情報をもっと把握していないといけないと痛感しました。相手のハンドルネームだけではいざという時話になりません! 山行の前にはエマージェンシーデータの交換が必要かと思います。
携帯圏外の山奥の林道から人里に下り、携帯が通じたときはなんか生き返ったような感じでした。
圏外だと、そこで順調に進んでるのか、苦しんでいるのか、はたまた息絶えているのか相手側から想像がつかないですからね
いずれにしてもyuconさんには感謝感謝です
今度はエマージェンシーデータを交換してから山に入りましょう
体調が悪かったとは言え、国見峠まで縦走されたのはすごいと思います!
私の自転車の分が入っているので分かりにくいですが、沿面距離14.2km、累積標高差1650m、しかもあの暑さと北尾根の歩きにくさですから。
ryujiさんこんばんは!
そうです!経験値をUPさせていただきました!
次のチャレンジ?さすがにダブル武奈には誰も乗ってこないでしょう
お二人ともお疲れ様でした。
まあ、いろいろあったようですが、無事に下山出来て何よりです。
北尾根の花だよりもありがとう。
今年は北尾根に足を運んでないだけに、ニッコウキスゲやヤマホタルブクロが北尾根では咲いていることを知れてよかったです。
その他、ヒメフウロ、ウツギ、グンナイフウロ、ヒメレンゲ、カノコソウ、ミヤマイボタ、カラマツソウ、クサタチバナ、ハクサンハタザオまたはイブキハタザオ。
ドライブウェイ脇にある白い菊はフランスギクで外来種。
駆除対象です。
笹又から関ヶ原方面へはずっと工事してるみたいですね。
関ヶ原側も去年工事してました。
花の名前ありがとうございます!
分かる範囲で更新したのですが…yuconさん掲載の最後から4番目の写真の花が分かりません。
ここからまだ開花するのだからでしょうか?結構花は大きく、長さで4〜5cmはあったと思います。
工事は要注意ですね…。日曜日だと休工日でこっそり通過することも可能ですが、さすがに係員がいてショベルカーがフル稼働していてはさすがの私でもちょっと
この日もたくさんの花が迎えてくれました。
一目では3週間前より花が少ない気がするのですが 良く見るとしっかりと違う色、種類の花が準備中であったり、ひっそりと咲いていたりで、一見だけで物事は判断してはいけないと 思い直しました。注意深く見ないとだめですね。
個人的には北尾根でニッコウキスゲに出逢えたことがうれしかったです。伊吹山のニッコウキスゲの群落も見事だと聞いています。最盛期に足を運んでみたいと思います。
Waldkirchさん、yuconさん こんばんわ^^
ハラハラしながらレコを読ませていただきました
でもお二人とも無事に下山されて良かったです
yuconさんから計画書にコメントをいただいていて
どこかでお会いできるかなぁと思っていましたが
あれだけ人が多かったらさっぱりわからなかったですね
山頂にはよく似た時間に着いているのできっと登山道でお会いしてるのでしょうね(^_^;)
月末にユウスゲを見に再度伊吹山を訪れようかと思っています^^
mittiさんこんばんは!
どこまでも周囲に心配をかけ続けるWaldkirch@香港です
多分ですが、記憶では5〜6合目あたりで追い抜かせていただいたのではないかと思います…。
ユウスゲの季節は盛夏ですから、暑さ対策が大切ですね。ナイトハイクの装備で、早朝あるいは夕刻ハイクがいいかと思います
生存確認メールを見たときは「ととろ」の婆ちゃんのように腰が抜けました。この日もたくさんの人、たくさんの花が伊吹山を埋め尽くしていましたねmittiさんにお目にかかれなかったのは非常に残念です。
何かヤマレコユーザー共通の目印でもあるとよいのですが・・・。そうなると伊吹山などでは挨拶ばかりで山登りどころではなくなるかもしれませんね
マイペースでの単独も良いものでしょう、伊吹ほどの賑やかな山でしたら女性の独り歩きも安心です。これからもいろんな山に単独で挑戦されるmittiさんを期待しております。
by yucon
yuconさん、こんばんは。Waldkirchさん、はじめまして。
色々あったみたいですが、とりあえずご無事で何よりです。
日記の方も拝見させて頂きました。反省点やこれからの改善策、真剣に考えておられる様なのであまり何も言いませんが、パーティー故の危険因子、yuconさんにも逆の立場になる可能性が見え隠れしています。気を付けてくださいね。
計画書の意味をしっかり考えてくださいね。たかが計画書と言う人もいますが、これひとつで人の生き死にを左右することもあります。
登山ではありませんが私も仕事で計画書をよくつくります。私の仕事は結構危険な作業が多く、高所からの墜落やら重機や車両に跳ね飛ばされたり、穴に落ちるだ、木の下敷きになるだの、第三者を巻き込むだのと書き出すときりがありません。想定される危険を計画の段階で洗い出し、ひとつひとつ事細かに対策を練っていきます。まあ、ある程度のことはマニュアル化してすでに対策を考えていますが。でも事故は起こる。その後の対策も重要なんです。街中では何でもない様なハプニングでも、山ではいとも簡単に命を落とします。
すみません。また長くなりそうなので、この辺りにしときます。
(まあ、私も人にどうこう言える様な山歩きしていないのですが。 )
土曜日の伊吹、最高にいい天気だったみたいですね。青空がうらやましい。花もたくさん見られてよかったですね。
Waldkirchさん、同じ歳ですね。ほんとに元気ですね。私など身体のあちこちガタがきて、もうあまり無理が出来ません。
では、笑える様な楽しい山歩き期待しています。
私は普段単独行で、たまに誰か友達を連れて行くこともあるのですが、その場合は私が(へぼい)リーダー役と決まってます。シチュエーションが変わると慣れないもので、今回は本当に色々勉強になりました
なんかToshi42さんは危険なお仕事をされているようで…逆に山行の方が安全なくらいではないでしょうか?
確かに、街中で事故を起こして骨折しても誰かが救急車を呼んでくれて治療を受けることができますが、山の中、特に谷合で携帯がつながらないとなるとちょっとしたアクシデントが命にかかわりますのでね…。
幸い肉体的には大丈夫なのですが、年齢とともに聴力が落ちてきています。これは遺伝子上どうしようもないらしいのですが、元来の人の話を聞かない癖が影響しているのかも?!
今後は笑えるような山歩きを目指してみます!
コメントありがとうございます。
皆さん御無事で何よりでした。ネットで何度もやり取りをしていると気心の知れた仲間と錯覚しがちですがよくよく考えてみるとネットで得られる程度の情報しかお互いに知りませんでした。駐車場の御主人から「お友達はどこの人かね」聞かれました答えられずに「今朝初めて会ったんです」と言うと不思議そうな顔をしておられました。
御在所岳では2週連続で「沢登」の男性が亡くなっておられます。鈴鹿でも伊吹でも人間だからと言って特別扱いされず いとも簡単に飲み込まれます。みんな自分が当事者になることを想像しませんが いとも簡単に当事者になります。当り前のように下山して家路に着きますが無事に下山することは登頂することより難しいのではないでしょうか・・・。
yuconさん、Waldkirchさん、こんばんわ。
少しトラブルあったようですが無事帰れて良かったですね。
色々原因はあるでしょうが反省点を次に活かせばよいかと?
疑問符の14枚目と33枚目はヤマホタルブクロかホタルブクロじゃないでしょうか?
がく片の間の膨らみ同定のポイントです。
あと7/4に伊吹山へ行ってました、北尾根も考えましたがアクセス考え上野からのルートとしました。
夏の花には早いもまずまず見れて満足でしたね。
nakatoさんこんばんはです
花の名前、モヤモヤしていただけに教えて頂きありがたいです!
あれは北尾根に咲いてましたから、ぜひ北尾根チャレンジして頂きたいです
県内のヤマレコユーザーさんの大半がここ1カ月に伊吹山詣でですね、(やはり鈴鹿はシーズンオフか )
花の名前にはいつも助けていただきありがとうございます。
7/4のレコを拝見しましたが私たちでは見かけなかった花が多くあったので驚きです。
梅雨明け後の伊吹も楽しみですね
早々に藤原岳清掃登山への参加をご連絡頂きありがとうございます。
病を受け入れ登山をされるとは驚き!
私も長年腰痛を患っていましたが、登山を再開して7年になりますが今は腰の痛みを全く感じなくなりまた。
yuconさんも自の身体と相談しながら登山を続けてください。 10月21日お会いできること楽しみにしております。
少しでも鈴鹿が美しくなればと思い喜んで参加いたします。
藤原岳のみでなく鈴鹿全体にこの様な動きが広まればいいですね。
by yucon
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