県界尾根〜赤岳〜真教寺尾根


- GPS
- 06:40
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,304m
- 下り
- 1,327m
コースタイム
06:00 県界尾根、野辺山/清里分岐
06:10 小狗(その後大休憩、家族に居場所のメール)
06:50 大天狗
07:25 核心部取り付き
08:15 赤岳頂上小屋 08:35
08:45 真教寺尾根/キレット分岐
10:05 扇山
10:15 牛首山
11:00 賽の河原、リフト乗り場
11:30 自動車のところに到着
天候 | 清里:薄曇り 赤岳:濃霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
美し森より先、スキーリゾート近くの路肩に駐車 【復路】中央道長坂IC |
コース状況/ 危険箇所等 |
両尾根とも鎖場、梯子あるが問題なし。 |
写真
感想
先週キレット超えの赤岳をご一緒したY氏が、なんと一度下山後、翌日ホテルから杣添尾根ピストンを決行したとの話を伺った。それに刺激され、3週連続で赤岳となった。
今日は、県界尾根〜赤岳〜真教寺尾根のコース。4:50のスタート。天気は絶望的だが、登山後の美味しいもの用に、カロリー消費を充分するのが目的の半分。脈拍120/分のエアロビックペースで登って降りる。
登りでは、大天狗と核心部(鎖、梯子続きの岩場)の間で、下ってくる中年男性ハイカーとすれ違う。結局、本日登山道で会ったのはこの方一人だけ。
頂上小屋にはちょうど8:15着。コーヒー注文すると、小屋番の女の子がニコニコ顔で「また来たんですか?」風の反応。「天の窓」では女性ハイカーがお二人いる様子。今日は靴脱ぐの面倒なので、玄関横のベンチでコーヒー頂く。淹れたてで暖かくおいしい。8:35にさっさと発つ。
小屋入り口から山頂(南峰)に向かうが西(美濃戸方面)からの強風が凄い。(県界尾根はほぼ無風だった。)山頂から梯子降りて、中岳方面分岐〜キレット/真教寺尾根分岐まで、やはりキレット方面からの強風が厳しい。
しかし、真教寺尾根を下りだすと、一転して無風へ。
真教寺尾根は、県界尾根同様、2500m以上の高標高部の岩場が鎖、梯子でちょっと面倒だが、大して危険な感じはない。それを過ぎてしまえば、あとは延々下りるのみ。
途中、やっと濃霧の下面の下に出て、周辺の遠望がきくようになった。
左にはさっき登った県界尾根。右にはバリ・ルートの天狗尾根が見える。
[注]ややこしいことに、両方の尾根に「大天狗、小天狗」というポイントがある。県界尾根の「大天狗、小天狗」は、写真の上の方にあるように、尾根上の小ピーク。一方、天狗尾根の「大天狗、小天狗」は、鋭く槍のように尖った岩稜。これらは、反対側のキレット方面からもよく見える。
真教寺尾根の下半分は、西側が崩落している箇所が多い。しかし、登山道はそれらを回避するようにできており、心配はない。牛首山のピーク過ぎると、どんどん高度を下げ、笹ヤブのなかを下りるようになる。この頃になると、土壌が黒土で所々ぬかるんでいて靴の裏やストックにへばりつく。
笹を抜けると賽の河原。その先、お気楽な感じのハワイアンのBGMが聞こえてくる。リフトの終点がそこにある。係のおじさんに「乗せてもらえますか?」ときくと「片道1000円だけどいいですか?」という。仕方なく合意し、一番下のスタート地点で支払う。
その後、スキーリゾートの中を横切り、公道に出、左折して公道を登り、車に到着。靴履き替えたりして11:30に出発。
実は牛首山の前から、降りたら何処で身体洗うか?何を食べるか?ずっと思案していたのであった。お風呂は、一番近い甲斐大泉駅近くの日帰り温泉『パノラマの湯』に決まった。そして問題はその後、大泉のアフガンでカレーを食べるか、長坂ICの先まで行って、久しぶりに翁で蕎麦を食べるかが決めかねていたのだ。
しかしそれも、リフトBGMのゆるいハワイアンで決してしまったのだ。ハワイアンのあとで、キリッとした蕎麦はふさわしくない。消去法的にアフガンのカレーとなったのであった。
結論的にはノープロブレム。正味150gはあろうかという大きな柔らかいブロック牛肉と、ふんだんにスパイスを使った旨味の次元が高いカレーは、下山後、ハワイアン後に最適だった。
コメント
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いつも山行記録、楽しく拝見させていただいています。
同じルートを、昨年6月に歩きました。
賑やかな西陵に対して、静かな東陵は印象が違ってゆったりと歩けますよね。
そして、アフガン。
かなり有名なお店なんですね、何度も近くを通っていますが、行った事がなかったです。
次回行く時には、ぜひ寄ってみようと思います。
こんばんは、ALFAROMEO様
三週連続、それもこの視界の悪さでも登られるのはすごいですね。
昨年、私も反対周りでこのコースを歩きました。
美濃戸口の賑やかさからすると東側は嘘のように静かです。
稜線に出でたときの人の多さにいつもビックリさせられます。
はじめまして。去年の同ルート記録読ませていただきました。県界尾根核心部で登られた前の週に死亡事故があったとのこと。また、真教寺尾根核心部に慰霊プレートがあったこと(気が付きませんでした)。両尾根上部の核心部は、確かに一度滑落すると止まるところ無さそうですから、シラフで歩かないといけませんね。
さて、アフガンは、土日祝日や夏休み期間・・・並んでいます(笑)。すぐ上の八ヶ岳倶楽部の影響か、この10年であの辺の観光客は急増した感じがします。
シーズン避けた平日か、開店時間(11時?)直前着を狙ってお出かけください。
aonuma1000様、おはようございます。
昨年の記録読ませていただきました。例の真教寺尾根一枚岩?ですが、下り方向で左半分が一枚岩のつるつる斜面、右半分に足掛かりになる凹凸がありました。鎖はWで太いのが左側に固定され、そこにもう一つ、下端が固定されていない細めの鎖も下がっていました。その下端フリーの鎖を右側に垂らし直して降下。鎖の余分がなくなってきたところで左の固定鎖にスイッチ・・・という感じで難なく降下した記憶があります。
でも、あそこは焦ると滑りますね。
今回は濃霧のためか、赤岳頂上も無人でした。ハイマツにたっぷり付いた朝露と霧の結露?のため、全身びしょ濡れになってしまいました。ひたすら下山後のご飯のために我慢我慢・・・
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