徹夜で六甲山縦走、全山ならず
- GPS
- 14:02
- 距離
- 38.5km
- 登り
- 2,952m
- 下り
- 2,244m
コースタイム
- 山行
- 13:06
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 14:00
天候 | 曇り、時々小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備されており、街路の標識もよくわかります。ルートの落ち葉を掃き集めていただいてました。ありがとうございます。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
フリース
ダウンジャケット
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
ツェルト
ストック
カメラ
テルモス
サーマレストマット
軽アイゼン
傘
|
---|
感想
塩屋1:14―旗振茶屋2:04―鉄拐山2:16―おらが茶屋2:29―栂尾山2:58―須磨アルプス馬の背3:34―妙法寺4:11―荒熊神社5:01―安井茶屋前広場5:13―高取山-丸山登山口5:28―鵯越駅6:00―菊水山7:21―天王吊橋7:55―8:29鍋蓋山8:40―再度越8:58―大龍寺9:02―桜茶屋(市が原)9:25―天狗道分岐点9:36―学校林道分岐10:20―摩耶山11:08―杣谷峠11:46―丁字ヶ辻12:32―みよし観音13:11―極楽茶屋跡13:33―六甲山一軒茶屋14:32―東六甲縦走路分岐点14:52―宝殿橋バス停15:14
SNSでフォローさせている方で何人も六甲全山縦走されている。自分に出来るだろうか。足は速くないし、狭心症の経験者だし・・・。自分の実力を調べる意味で、行ってみました。年末のいろんな所用のため、今年、丸一日行けるのはこの日曜のみ。天気は良さそうなのでチャレンジ。ただ、夕食は息子と予定している。いろいろ考えて、土曜に夕食を食べてから、終電で、現地入り。そのまま夜を通して登り、16時には帰宅の途に就く・・・もとより、厳しい設定。これでどこまで行けるかな。
前日は、これまたご無沙汰している庭の植木の剪定に時間を取られて仮眠できなかった。これが後で効いたのだが・・・。土曜の夕方の用事を済ませ、夕飯にお鍋を作って、終電のJRに乗り込む。大阪辺りまで来ると、多くの方がほろ酔い気分。そんな中、私のザック姿は完全にアウェイ。JR塩屋で下車。そのまま、登り出した。立派な家が立ち並ぶ中を、ヘッデンを点けた怪しい登山者1名。無事に職質されることもなく、旗振山に取り掛かる。細い寂しい道だが、源平の戦いに使われた道なのかな。源平の古道をなくすの反対!の看板があった。
深夜の不慣れな道なので、スマホのGPSが頼り。山道では鈴を鳴らしたが、近くの草むらで、動物の走り去る音がした。予想外に寒くなく、登りでは汗をかいたので、須磨山上公園でウィンドーブレーカーとズボンを脱いで、タイツ姿に変身。旗振山や鉄拐山から神戸の夜景がきれい。さすが神戸!高倉台の住宅街ではヘッデンを消して、鈴を止めて歩く。幸い?住宅街でも人には遭わず(職質も無し)、時々自動車が通り過ぎる。有名な全山縦走路なんだけど、今日は登山者も居なさそう。誰かいると励みになるのだけど。
須磨アルプスの通過は3時過ぎ。ヘッデンの視野しか見えないので多少平衡感覚が悪くなったので全体が見渡せない状況でどうかなあって思ってたけど、問題なく通過できた。
横尾山を下りた住宅街横の谷川では水の中をバシャバシャ、派手な音を立てて動物が暴れているようだった。唸り声はしないが魚でも捕まえているのだろうか。姿は見えないが、人が争っているのだったら怖いなあ。声はしなかったので大丈夫だろうけど。
それより、気温がかなり下がってきたようだし、風も出てきて相当寒かった。12月ですねえ(アホかあんたは)。
人に初めて会ったのは荒熊神社。何人もお詣りの方がおられ、参道のお店でも準備をされていました。頭が下がります。
学生のころに挑戦して迷った鵯越駅も無事通過。その先の細道はまだ暗い。菊水山への登りにかかると明るくなってきたが、今度は睡魔がやってきた。歩道になるとうつらうつら、まっすぐ歩いてない自分に気が付く。あまりに眠いので、片目を閉じて目を休ませる。そんなことしながら歩いていた。菊水山への登りの途中で夜が明けた。山頂は広々として見晴らしは良いが電波塔なのかなあ、大きな人工物。六甲にはいたるところに鉄塔や巨大な反射板など、人工物が多い。生活優先でしかたないのだろうけど。菊水山では何人かの登山者を見かけた。
鍋蓋山の山頂で持参したバナナを食べる。朝ごはんのおにぎりは歩きながら食べた。暗いこともあり、長丁場なのでスピードを抑えて歩いたが、それにしてもペースが遅い。登りは辛くないし、体が重いわけでもないが、眠さもあり、スピードが出ない。コースタイム通りで行けば17時間越えになるのだが、そんなペースだ。
大龍寺の前の紅葉はまだまだ、きれいだった。赤、黄色の樹林におおわれ、道は落ち葉で彩られている中を歩く。ここを過ぎるといよいよ摩耶山への登り。朝は晴れていたがそのうちに曇り、この辺りからポツポツと雨が降ってきた。すぐに止んだが、天気予報は外れてよくなさそうだ。登山者が結構おられ、何人もに抜かれる。みなさん元気そうだ。それでもコースタイムを短縮して、頂上に到着。ここでは沢山の登山者が食事をされておられた。私は木製のベンチに座っておにぎりを食べて、すぐに出発。今日は500mLのPETボトル2本、電車で買った350mLの紅茶、テルモスの湯500mLを持参したが、自販機で充分補給できた。念のため、軽アイゼンも持参したがこれも重しになった。
この辺りから時々、車道歩きも出てくる。六甲山頂付近は観光客も多い。縦走路は車道を跨いで稜線を忠実に辿る。稜線越しに歩くより車道の方が早そうだが、折角なので稜線通しで歩いて最高点に到着。また、小雨が降ってきて、気温も下がり寒くなってフリース上着を着て、ズホンも履いた。既に30kmを越え、13時間ほど歩いている。あとは下りだけだが、もうそろそろいいかな。このままあと3時間、10km超を下るのは行けるだろうが相当足にきそうだ。そんな気分のまま、東六甲縦走路分岐点から宝塚方面に降り始めたが、またもや小雨が降ってきて、これ以上、体が冷えると怪我するかもしれないと判断し、宝殿ICのバス停から下山した。ここまで来ると充実感があり、不思議と宝塚までの執着心がなかった。睡眠不足のせいかな? 今回もいいトレーニングになりました。もう少しロングなコースを1泊で行きたいのだけど、年内は無理だし、動物さんが出てくる前に行きたいのだけど、いつになったら行けるかなあ。
m-kitさん、初めまして。
徹夜でナイトハイクは寒くてキツかったろうと思います。
流石に夜はこの時期、誰も歩かないかも知れません。
ハイカーより猪に出会うことの方が多そうですね。
おまけに小雨に降られて大変でしたね。東六甲縦走路分岐点を超え、もう少しで宝塚だったのに、身体を大事に考え引き返した判断に感服しました。明るいうちに下山できるかどうかの状況での雨、私なら冷え切った体身体でそのまま突入して怪我をしてしまったかも知れません。
お疲れ様でした。
Kumainkobe ฅʕ·ᴥ·ʔฅ
Kumainkobeさん、初めまして!
コメントいただきありがとうございます。やっぱり、夜中に川でバシャバシャしていたのはイノシシでしょうかね。
天気が良かったり、誰かと一緒だったり、翌日がお休みだったら突っ込んだかもしれません。もっとも、途中で止めて帰ったので、翌日は体が多少ガクガクしてましたが、問題なく仕事できました。今回は長時間の登山ができて、38km超も歩けたので満足です。
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