猫又山



- GPS
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- 距離
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- 下り
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コースタイム
22日 5:00テントー8:00清水岳ー10:00猫又山11:00−14:00清水岳ー16:30テントー19:00猿倉
天候 | 21日雨 22日曇り時々雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
いたるところ危険箇所、特に稜線の北側は崖、南側はハイ松の藪 ハイ松の藪こぎ遅々として進まず 藪の陰では熊さんが見ています。 獣道を使わせてもらいながら進む。 |
写真
感想
この山に行くのはずいぶんと悩みました。
行くだけなら、残雪期の雪を利用すれば楽ということはわかっていたが、1995年の8月にこの地を訪れた南川さんの記録によると、素晴らしいお花畑があるという。
記録によると熊の生息数もかなりのものらしく、それも心配でしたが好奇心のほうが勝り行くことにしました。
清水岳からの下りのハイ松は、正直これを抜けることが出来るのか心配になるくらいの激藪、帰りのことを考えたらここから帰りたくなりました。
ここを抜けると、獣道など利用しながら進む、進行方向右側は基本的に崖だが、かろうじて残っている雪渓を利用すると藪を除けることが可能、残雪期の6月頃までなら比較的簡単に通行できるという記録があったが、そのとおりである。
右側が崖になった尾根を木の根をつかみながら下っていく、葉が霧で塗れズボンがびしょぬれ、急斜面ですべり泥だらけ、ゴアの雨具が泣いている。
清水から猫又山までの稜線は基本的に下りですが、途中のピークとピークの間は切戸になっているので通過は難儀します。
猫又山北側の雪渓の上には熊の糞があり、そこから獣道を利用し藪に入り山頂を目指すと、すぐ藪が開け大雪田が広がる。GPS山頂は雪田のすぐ左の藪の中を示しているのでとりあえず藪の中に10メートルほど移動し、山頂を踏む。
雪田をそのまま進み前方の台地に乗り上げると広い砂礫地、ここからお花畑が続き不思議な空間が現れ、その美しさに感動、ここまで藪こぎしてきた苦労も忘れてしまう。
時間が迫っているので猫の踊場を目指すが霧に閉ざされて見えない。すぐ近くのはずなのだが広大な地形なのが災いしてどう進めばいいのかわからない。
晴れていれば全然問題ないのに残念だが時間切れ、昼飯を食べて帰路に着く。
心配した清水のハイ松地獄は獣道ルートでスムーズにクリアし登山道に復帰した。
ここからの裏旭の長い登りは疲れた足にはつらいが、充分な達成感で心は満たされていた。
山頂小屋ではあわただしく濡れたテントを撤収し、誰もいない大雪渓をひたすら下り、なんとか明るいうちに猿倉に着く。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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こんなところに登る人が他にもいるとは。私は2005年6月26日に猫の踊り場まで行きました。残雪期末期もいいところで清水岳直下のハイマツは強烈でしたが(僅かに獣道があったような)、清水岳〜猫の踊り場間の2/3以上は雪が使えた記憶があります。猫又山〜猫の踊り場間は稜線上は雪が消えていて北斜面の残雪をトラバースし続けました。
gekiyabu さん こんばんは
この場所に行く時期をいつにしようか、ずいぶん悩みました。
藪を除けるには残雪期、花畑を見るためには少なくとも7月末頃、雪の時期は熊はいないなどなど
どうしても、お花畑を見たくてこの時期にしました。
苦労して藪こぎした甲斐があり素晴らしいお花畑に出会うことが出来感激でした。
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