甲武信ヶ岳 近丸新道 雁坂峠周回

2019年11月09日(土) [日帰り]

• GPS: 11:07
• 距離: 22.8km
• 登り: 2,223m
• 下り: 2,228m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:42
• 休憩: 1:23
• 合計: 11:05

5:13 道の駅みとみ
5:19 5:19 西沢渓谷入口バス停
5:19 5:19 西沢渓谷駐車場
5:33 5:33 ねとりインフォメーション
5:35 5:38 近丸新道登山口
7:56 7:57 徳ちゃん新道分岐
9:24 9:24 戸渡尾根分岐
9:33 9:33 木賊山
9:46 10:00 甲武信小屋
10:15 10:21 甲武信ヶ岳
10:35 10:36 甲武信小屋
10:46 10:47 戸渡尾根分岐
10:47 10:47 木賊山まき道分岐
11:30 11:48 破風山避難小屋
12:17 12:19 破風山
12:37 12:55 東破風山
13:36 13:37 雁坂嶺
13:58 14:10 雁坂峠
14:38 14:39 井戸ノ沢出合
15:03 15:04 沓切沢出合
15:27 15:29 沓切沢橋
15:59 16:01 雁坂トンネル有料道路料金所駐車場
16:12 16:12 雁坂峠登山道入口
16:18 道の駅みとみ

1．近丸新道は、登山口から堰堤個所(尾根乗り上げ地点)までの1時間弱が核心箇所となる。軌条跡はずっとトラバース斜面でかなりの斜度で登山道は幅が狭く谷側に転落すると自力制動はほぼ無理。沢まで転がり落ちるか立ち木に激突し重大事故になる。
2．写真解説にも書いた通り、登りでは約3か所渡渉あり。滝の横断は鉄板はほぼ使えない。堰堤下の沢の横断は今回は裸足になったが飛び石で渡れる水量の日があるのかは不明。
3．堰堤までのコースは軌条跡を外れる箇所も多く登山道の踏み跡やピンクテープはほとんどなくGPSを見ながら進む。
4．登りは1，2の注意箇所を過ぎればあとは歩きやすい道が続く。
5．甲武信ヶ岳から先の縦走路はアップダウンはあるがとても歩きやすいトレイルが続く。
6．雁坂峠からの下りは延々下り続ける。かなり長い。3か所渡渉があった気がする。滝ような沢を通過する個所が一番神経を使う。横断は一瞬で終わるが足を滑らせると沢を相当滑り落ちるので十分な注意が必要。

天候

南西方面に厚い雲、富士山は山頂のみ見える。甲武信ヶ岳山頂気温2度。朝の道の駅7度。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

紅葉時期道の駅みとみ駐車場は登山者が停めると怒られるのでその隣がよさそう。深夜に知らずに止めてしまい夕方戻ると空いている。

その他周辺情報

登山バッジは甲武信小屋で。

写真

11/9 5:24

道の駅、5:30。おはようございます。

11/9 5:24

オリオン座。冬の大三角、シリウス、プロキオン、ベテルギウスがよく見える。

11/9 5:48

よし。今日は近丸新道を行ってみよう！

11/9 5:49

この看板を見ると多くの人は徳ちゃん新道を選ぶだろう。

11/9 6:07

珪石採掘が盛んだったころのトロッコ軌条跡。歴史を感じる。屋久島のようだ。

11/9 6:16

登山道がよくわからない。テープはほとんどない。

11/9 6:23

大きく崩壊している軌条跡。当時の保守管理は大変だったことが想像できる。

11/9 6:24

枕木跡。非常に興味深くて面白い。

11/9 6:37

地図上にはない沢。

11/9 6:39

かなり水量で鉄板が渡してあるが斜めで濡れててこの上は歩けない。安定を確かめて一気にジャンプ。

11/9 6:40

ずーっと紅葉路。

11/9 6:40

これも採石と関係のある施設だったのだろうか。

11/9 6:44

堰堤下最後の渡渉点。

11/9 6:45

かなりの水流で上下流少し確認したが飛び石できそうな個所は見つけられなかった。

11/9 6:48

裸足で渡渉。冷たかったー。

11/9 6:55

このように渡渉点を示すロープ、ピンクテープはあったがとても飛び石はできそうになく失敗したらびしょ濡れ確定。

11/9 7:07

奥秩父の紅葉も大変美しい。

11/9 7:25

ようやく尾根に乗り上げ看板が出てくる。

11/9 7:33

いたるところに珪石が転がっている。

11/9 7:33

木にひっかかっている珪石もある。どうやって引っかかった？

11/9 7:34

一個持って帰ろうと思ったが山で捨てていいのは水だけ、持って帰っていいのは思い出だけ。

11/9 7:45

お。見晴らしが聞いてきた。これは国師ヶ岳あたりか？

11/9 7:59

徳ちゃん新道と合流。

11/9 9:08

崩壊地。う〜ん、今日は雲が多いなー。

11/9 9:22

霜柱。

11/9 9:31

まずは木賊山。

11/9 9:37

おなじみの甲武信ヶ岳。

11/9 9:45

甲武信小屋。一回泊まってみたいな。

11/9 9:54

寒いのでコーヒーをいただく。500円。

11/9 10:07

20分ほど歩くと。

11/9 10:16

二度目の甲武信ヶ岳山頂。すでに7名ほどの登山者が山頂での時間を楽しんでいた。

11/9 10:18

八ヶ岳はなんとか見えている。

11/9 10:19

南側はすごい雲。

11/9 10:44

木賊山の巻き道。平行移動で楽だー。

11/9 11:13

今日の目的の富士山。頭だけ見えてよかった。

11/12 8:45

前回の甲武信ヶ岳登山。快晴なら富士山はこのように見える。

11/9 11:17

眼下には広瀬湖。

11/9 11:22

多種の苔に覆われる大木の根。

11/9 11:23

苔美。

11/9 11:24

枯木の向こうにそびえたつ破風山2317m。

11/9 11:28

鞍部に建つ破風山避難小屋。

11/9 11:30

中は大変きれい。奥秩父主脈縦走路を行く際、重宝できそう。

11/9 12:07

鞍部から一気に240m直登。結構きつい。

11/9 12:15

山梨百名山、破風山。

11/9 12:27

一気に下ってちょっとだけ登って。

11/9 12:36

東破風山。登り返しはほとんどない。

11/9 13:08

立ち枯れの向こうに雁坂嶺。

11/9 13:33

山梨百名山、雁坂嶺。登りはここまで。ここから1200m一気に下る。

11/9 13:55

気持ちのいい主脈縦走路。

11/9 13:57

日本三大峠、雁坂峠。立派な道標。ほかには三伏峠と針ノ木峠。いつか針ノ木リベンジを。

11/9 14:00

峠から来た道。

11/9 14:02

なぜか鹿角があった。向こうに見えるのは水晶山か。

11/9 14:37

井戸沢を渡渉。

11/9 14:59

また渡渉。このあたりは飛び石可能。

11/9 15:00

苔むした岩と沢。

11/9 15:07

紅葉したもみじ。

11/9 15:16

拡大してみてください。真ん中にロープが渡してある。これを手繰りつつ結構急傾斜な沢を渡る。やや、神経使う箇所。

11/9 15:21

下山もずっと紅葉路。

11/9 15:25

舗装路に出る。ここから3-4kmひたすら舗装路歩き。

11/9 15:42

鹿公園。

11/9 15:44

信号色。順番違うけど。

11/9 16:01

雁坂トンネル有料道路ゲート。

11/9 16:11

ゴール。充実の一日だった。

撮影機器：

EOS Kiss X2 CANON

サイバーショット DSC-RX100M3 SONY

D750 ニコン

感想

murphy

ほぼ2年前の2017年11月12日、甲武信ヶ岳には徳ちゃん新道から登った。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1310380.html
その際、行こうか迷った雁坂峠ルート。そのときは、また、次の機会にしようと下山したが、今回、日帰りで20km、2000m超えのルートを目標にする中でこのルートがちょうどそれにぴったりと思い、2年前の甲武信ヶ岳、去年秋の西沢渓谷に続き、3年連続の秋の奥秩父登山へGo。
今回、登りは近丸新道を選択。危険と看板に記載があり確かにそれなりに危険なルートだが珪石採掘時代のトロッコ軌条跡や珪石を見ながら歩くことができて大変興味深いルートだった。
甲武信小屋について、甲武信ヶ岳はパスしようか考えたがすぐだしとりあえず二度目のピークハントへ。
その後は巻き道を経て、主脈縦走路をどんどん進む。縦走路は標高の割には視界を遮る樹木が少なく快適そのもの。今日の目的の富士山は前回のようには見えなかったが頭だけ見えたのでよかった。途中、同一ルートの2人組、MさんとTさんとご一緒することになり、下山までずっとしゃべりながら歩くことになった。下山路はなかなかロングルートだったがおかげであっという間。ご同行いただきありがとうございました。
今回、最終盤、足がやや不調となるも課題だった20km、標高差2000mを無事終えることができ、山梨百名山も2つゲットし大満足。次は千曲川源流コースから甲武信ヶ岳を目指すか、奥秩父縦走路を雲取山まで歩くか、奥秩父山域も楽しみが尽きない。帰りの中央高速が事故で通行止め(大月上野原)になりえらい目に合うも土曜でよかった。

コメント

hareharawai

甲武信時計回り周回どうもお疲れ様でした。
Murphyさん、おはようございます。
近丸新道の登り大変だったでしょう!?
堰堤下の沢の渡渉時に素足ですか!!!
この時期としては冷たそうです。
西沢渓谷入口から甲武信往復は結構な標高差がありますね。この夏Wさんと釜ノ沢東俣を遡行し、ソロで甲武信山頂を踏んで徳ちゃん新道を戻ってきた際標高差を痛感しました。
調子益々上げているようで何よりです。
hareharawaiより

murphy

Re: 甲武信時計回り周回どうもお疲れ様でした。
hareharawaiさん、おはようございます！
近丸新道は登りというよりも尾根にとりつくまで、堰堤までのトラバースが一番気を使いました。すっごい細い急斜面の落ち葉だらけの道で滑り落ちるとかなり落ちそうなところ続くのが徳ちゃん新道との違いですかね。前回の徳ちゃん新道登りと違い今回は周回できたのがよかったです。堰堤下はくつを脱がないと絶対に渡れない状態でした。他の人の同日のレコを見てると失敗してやっぱりびしょ濡れの人がいました。下りだからよかったみたいですが。甲武信ヶ岳はあんまり人気ないですが私は好きですね！沢登りされてましたね！すばらしい！