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Yamareco

記録ID: 211026
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

夏がやってきた唐松五竜岳縦走

2012年07月28日(土) 〜 2012年07月29日(日)
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
megood その他3人
GPS
28:00
距離
16.0km
登り
1,465m
下り
1,651m

コースタイム

7/28
5:00八方ゴンドラ待ち-5:30八方ゴンドラ乗車-6:00八方池山荘-9:30唐松頂上山荘-9:45唐松岳-唐松岳頂上山荘(お昼休憩)11:00-13:30五竜山荘
7/29
5:00五竜山荘-6:00五竜岳(休憩)-7:00五竜山荘-11:30アルプス平駅
天候 28日:晴→曇霧
29日:霧→晴
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・八方ゴンドラ駅駐車場:27日23時では余裕あり1日500円
・五竜エスカルプラザ→八方ゴンドラ駅:シャトルバスあり白馬Alps花三昧切符1日乗り放題500円
コース状況/
危険箇所等
・八方池山荘→唐松頂上山荘:すべて夏道。危険箇所なし。
・唐松頂上山荘→唐松岳頂上:整備された道。雪渓あるが問題なし。
・唐松頂上山荘→五竜山荘:牛首の岩場は足場はしっかりしてるが高度感あり。頂上山荘出発時に必ずストックをしまうこと。牛首から樹林帯までは比較的急な下り。アップダウンを何度か繰り返しながら登って行く。水場もないので多めの水の持参を。
・五竜山荘→五竜岳頂上:初めは歩き易い道。後半は岩場。鎖場あり。時間帯によってはすれ違いに時間がかかる。
・五竜山荘→アルプス平駅:雪渓なし。水場なし。初めは鎖場ありの急な下り。西遠見山からはアップダウンしながら下っていく。笹が多いため、展望は少ない。小遠見山からはトレッキング客多くすれ違いが大変。
出発前にお世話になったキャンピングカーを撮影。
出発前にお世話になったキャンピングカーを撮影。
楽してお花を楽しめるリフト大好きです。
楽してお花を楽しめるリフト大好きです。
八方尾根。雲が多いのが残念。
八方尾根。雲が多いのが残念。
ワタスゲとユキワリソウとニッコウキスゲが多かった八方池への道。写真を撮りたい葛藤を押さえつつ進みます。
ワタスゲとユキワリソウとニッコウキスゲが多かった八方池への道。写真を撮りたい葛藤を押さえつつ進みます。
ミヤマムラサキ。好きな花の一つです。写真だと清楚な青が表現できない。
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ミヤマムラサキ。好きな花の一つです。写真だと清楚な青が表現できない。
八方池。湖面にうつる空がきれい。
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八方池。湖面にうつる空がきれい。
キッコウキスゲとチングルマが多い尾根です。
キッコウキスゲとチングルマが多い尾根です。
キヌガサソウ。樹林帯の中で迫力あります。
キヌガサソウ。樹林帯の中で迫力あります。
これから向かう唐松岳。登山道がかなり上です。
これから向かう唐松岳。登山道がかなり上です。
白馬三山方面の朝からかかっていた雲がようやく切れました。迫力ある岩稜帯。
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白馬三山方面の朝からかかっていた雲がようやく切れました。迫力ある岩稜帯。
チングルマだらけの道です。
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チングルマだらけの道です。
タテヤマリンドウ。さりげなく咲く花だけど、この青が素敵(ピントぼけてるのはご愛敬)
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タテヤマリンドウ。さりげなく咲く花だけど、この青が素敵(ピントぼけてるのはご愛敬)
劔岳−。冬見れなかったので霞んでても嬉しい。
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劔岳−。冬見れなかったので霞んでても嬉しい。
五竜岳。迫力あります。歩くとなると遠い。
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五竜岳。迫力あります。歩くとなると遠い。
不帰の嶮とチングルマ。
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不帰の嶮とチングルマ。
唐松頂上への道。空が完全に夏。
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唐松頂上への道。空が完全に夏。
白馬方面への道。天狗の大下りよく見えます。
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白馬方面への道。天狗の大下りよく見えます。
小屋近くに保護されているコマクサ。
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小屋近くに保護されているコマクサ。
唐松頂上山荘、すごい人。
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唐松頂上山荘、すごい人。
牛首への登り道。
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牛首への登り道。
すぐにこんな岩場です。
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すぐにこんな岩場です。
初めての岩場経験にはキツイ。
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初めての岩場経験にはキツイ。
長野側から雲がどんどん押し寄せてます。
長野側から雲がどんどん押し寄せてます。
慣れないと怖い岩場が続きます。
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慣れないと怖い岩場が続きます。
チシマギチョウ。岩場を彩ってます。
チシマギチョウ。岩場を彩ってます。
岩場の間のお花畑に癒やされます。
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岩場の間のお花畑に癒やされます。
岩稜を彩る花。小さくてかわいい。
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岩稜を彩る花。小さくてかわいい。
ようやく樹林帯が見えてきました。
ようやく樹林帯が見えてきました。
稜線上に立派な樹林帯があります。蒸し蒸ししてとても暑い。体力奪われます。
稜線上に立派な樹林帯があります。蒸し蒸ししてとても暑い。体力奪われます。
五竜小屋への最後の登り。右斜面はお花畑が励ましてくれます。
五竜小屋への最後の登り。右斜面はお花畑が励ましてくれます。
小屋が見えた嬉しい瞬間。
小屋が見えた嬉しい瞬間。
塩分多めのカレー。わざとなのか、たまたまなのかどーなんでしょ。
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塩分多めのカレー。わざとなのか、たまたまなのかどーなんでしょ。
写真のあと、7回目21:00〜が追加されてました。
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写真のあと、7回目21:00〜が追加されてました。
朝焼けなのに雲が多くて、空の色がでないー(涙)
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朝焼けなのに雲が多くて、空の色がでないー(涙)
五竜岳山頂から鹿島槍を臨む。なんだかネコの耳みたいな双耳峰。
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五竜岳山頂から鹿島槍を臨む。なんだかネコの耳みたいな双耳峰。
五竜山荘への道がよく見えます。
五竜山荘への道がよく見えます。
遠見尾根の降りてすぐ群落がありました。
遠見尾根の降りてすぐ群落がありました。
ピンクがかわいらしい。
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ピンクがかわいらしい。
下りながら五竜岳を望みます。
下りながら五竜岳を望みます。
全コース通して結構ありました。
全コース通して結構ありました。
遠見尾根の降りてすぐは予想外にお花がありました。
遠見尾根の降りてすぐは予想外にお花がありました。
遠見尾根から五竜岳を望みます。見る方向で印象も違います。
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遠見尾根から五竜岳を望みます。見る方向で印象も違います。

感想

はじめてのリーダー山行。
職場のスタッフ、初山行と初アルプスの2人を含む3人と一緒に行って来ました。

前泊は八方ゴンドラ駅の駐車場。初キャンピングカーでした。設備がハイテクでびっくり。ゴンドラ駅のトイレが解放されてました。

この日は雷注意報が出ていたので、ばてない程度早いペースが必要。早出は必須なので、開始30分前にゴンドラ前に並んで早い順番をゲットしました。
何度乗ってもリフトの下のお花畑は見事です。ここで帰っていいかなと思うぐらい。赤のシモツケソウって私のなかで白馬という感じがします。

八方池山荘から唐松頂上山荘へ向かいますがすでに雲の中。
ばてないようにゆっくりなペースで進みます。
人が多いしリーダーだし、余裕がなくてユキワリソウ、オオスミレソウ、マツムシソウ、クロユリなど、いつもなら写真を撮っている花の写真が撮れない(涙)ストップ&ゴーするとペース乱れるし。

今回は写真には残ってないけど、このコース、本当にお花が多い。
あと種類も多くて楽しい。

当日は人がとても多くて、前から後ろからのすれ違いに気を遣いながら進みます。
丸山ケルンでようやく雲が切れて周りが見渡せました。

唐松頂上山荘は人であふれています。唐松岳頂上を往復してお昼休憩です。
みんな歩けるし、空もまだ危なくないので、予定通り五竜山荘へ向います。

危険箇所の牛首は唐松山荘から下りに入ってすぐです。
岩の上に指導員の人がいて、声をかけて注意を促していました。
足場はしっかりしているので、歩き易いけど、いきなりなので、体と目が慣れてなく、怖くなりやすいです。
その中でチシマキキョウや鞍部のお花畑が癒やしです。

このコース、アップダウンがあるので五竜山荘まではけっこう疲れます。
水場もなし日差しを遮るものもありません。コース中、ばててる人もけっこういました。水だけはしっかり持って行く必要があります。

到着時には五竜山荘はすでに大混雑。
カイコ部屋に16人、テントは登山道まで張ってあるし、ご飯は最終の案内が7回目21時過ぎまで。私たちは4回目の19時。
となると、外で宴会をするしか。
同じテーブルのお付き合い頂いた方々どうもありがどうございました。
山のお話をできて楽しかったです。

夜は足の戦いのため、あんまり寝れずに翌朝。最近はテントなのでこんな経験初めてです。ある意味思い出深い。
朝ご飯はすごく混みそうだったので、お弁当にして外のテーブルで食べました。
内容はなんと焼き鳥弁当。朝からボリュームたっぷり。
残念ながらご来光は雲の中で見れませんでした。

五竜の登りは岩場で渋滞の連続。
手前のピークは嘘ピークなので要注意です。といっても本ピークまで数分です。
山頂では雲が切れて鹿島槍がきれいに見れました。

五竜山荘からの下りは飽きるほど長いと言われる遠見尾根。
下り初めのお花畑は規模は小さいものの花の種類が多くて撮影ポイントです。
急降下を終えるとひたすらアップダウンの連続。低木と笹で永遠と同じ道を歩いているようです。整備はとてもされてて危ない箇所はないです。
こちらも水も日陰もなくひたすら暑い道。

ゴンドラのアルプス平駅手前は植物園になっていて、高山植物がいろいろあります。花の勉強にはよさそう。っていうのを横目にどんどん下がります。

アルプス平駅でソフトクリームを食べて下山でした。
ミルク濃厚でおいしかったです。

下山後の温泉は十郎の湯へ。時間帯が良かったのか貸切りでした。
そして近くにある利根川蕎麦店でお昼。かやぶき屋根で雰囲気のいいお店でした。丁寧な味のおいしい蕎麦が食べれました。


ねこ登山会ではないグループ登山は年に数回しかない上に初めて一緒に行くメンバー、さらに初リーダー山行、慣れないことだらけで大変でした。コースも時間も難し過ぎず、でも変化のある楽しい道。というので今回のコースを設定。

山に行くのが初めてのメンバーもいてペースを作るのがとても難しかったです。またすれ違いや岩場鎖場などの危険な場面の対応も。
また山に行きたいって言ってもらえたので、私の中では合格点にしていいかなと。
自分も力をつけて、余裕を持ってリーダーできるようにしないとだなと思いました。

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コメント

megoodさん、おはようございます。
リーダー山行、おつかれさまでした 無事故で終わってなによりです
計画段階からなにかとご苦労あったものと思います。
一緒に参加してくれた方が終わった後、何と言うかやはり気になりますよね。写真 を拝見する限り、花も青空も岩場も眺望もあり皆さん喜ばれていたと推察できます

2年前の8月下旬に不帰嶮を南下して「もう大丈夫」と思って五竜山荘に向けてさらに南下を始めたら怖い思いをしたことがありました その日の行程の後半だったこともありヘロヘロになりました。すれ違う方の顔もこわばっていましたので私も同じような顔をしていたものと思います

8月は北アルプスに多く行かれるんですね 当方は8月は南に2回、北は9月に入ってからです

"ねこ登山会"の名称、気になります
2012/7/30 7:15
navecatさん、コメントありがとうございます。
コメントを頂くと励みになります
バテも事故もなく、笑顔でみんなで帰って来れて本当に良かったです 花も岩も展望もお天気に恵まれてなによりでした。混んでいる小屋も忘れられない思い出になったかなぁと

後立山の天狗以南の稜線はけっこうな岩稜帯が続いて肉体的にも精神的にも疲れますよね

今年の8月は偶然にも北アルプス強化月間になってしまいました。人が多そうで心配です。。8月の南もいいですね!去年は南の縦走でした。


”ねこ登山会”は「ねこが好き、山も好き」なメンバーの集まりです
実はnavecatさんのネコ写真に釘付けです。素敵なはちわれさんですね 箱座りもさらに素敵です
2012/7/30 23:08
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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体力レベル
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