▲白馬岳/猿倉から白馬三山縦走



- GPS
- 32:00
- 距離
- 26.2km
- 登り
- 2,434m
- 下り
- 2,825m
コースタイム
猿倉6:10⇒白馬尻小屋7:10⇒葱平8:40⇒村営頂上宿舎10:10⇒白馬山荘10:30⇒10:50白馬岳11:05⇒11:10白馬山荘11:35⇒村営頂上宿舎11:40⇒杓子岳12:30⇒鑓ヶ岳13:25⇒鑓温泉分岐13:40⇒天狗山荘14:25
※天狗山荘⇔天狗の頭
(時間が余ってたので不帰キレットの見学)
■2日目
天狗山荘5:45⇒鑓温泉分岐6:00⇒白馬鑓温泉小屋7:15⇒双子岩8:30⇒猿倉9:35⇒二俣10:40
天候 | ■1日目 AM曇り⇒晴れ PM晴れ⇒曇り ■2日目 AM曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
中央自動車道 豊科IC降りて国道147号線を北上。その後148号線に入り八方、白馬方面へ。道なりにまっすぐ行けば登山口である猿倉に到着する。 ■駐車場 猿倉に臨時駐車場も含め、およそ100台程度駐車可能。 ピーク時は手前の二俣に車を止めて、タクシーorバスの利用となる。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山道の状況 [猿倉〜白馬尻小屋] 樹林帯を緩やかに登って行き、歩き易い砂利敷きの道を少し登ると沢沿いの登りとなる。 [白馬尻小屋〜葱平] 大雪渓の登りである。踏み後を辿って登れば比較的楽に登れる。落石が多く注意が必要である。 [葱平〜村営頂上宿舎] 高山植物が見事で、とても渋滞が起こりやすい。浮石が多く存在しており足元にも注意が必要である。 [村営頂上宿舎〜白馬山荘〜白馬岳] 天気に恵まれれば遠くの山々が望め絶景である。礫主体の登山道となり足への負荷が軽減される。 [村営頂上宿舎〜杓子岳] 白馬三山縦走路となる。登山道は広く歩きやすいが、アップダウンが多く体力を持っていかれる。特に杓子岳への最後の登りは急勾配が激しいので心の準備が必要。 [杓子岳〜鑓ヶ岳] 引き続き縦走路となる。高山植物も多く観察でき歩いていて楽しめる。遠くから見る圧倒的な大きさの鑓ヶ岳とは違い、直下に立つと緩やかな傾斜と気がつく。 [鑓ヶ岳〜鑓温泉分岐〜天狗山荘〜天狗の頭] 分岐を越えた辺りからコマクサが観察できる。高低差はあまりなく、歩いていて最も気持ちの良い場所といえる。天狗山荘前では雪渓が存在するがアイゼンは無しでも行ける。 [鑓温泉分岐〜白馬鑓温泉小屋] 浮石がある砂礫を主体とする登山道の下りとなる。沢の横断や雪渓の横断等も多々あるがどちらも小規模である。クサリ場が現れるが、難易度は低い。 [白馬鑓温泉小屋〜双子岩〜猿倉] 1ヶ所だけアイゼン装着が必要な所あるが、その他は特に危険箇所などはない。道幅はいままでより狭くなり、すれ違う場合は譲り合いが必要となる。樹林帯歩きとなる。 [猿倉〜二俣] アスファルトの車道を下っていくバス通りである。一般者やタクシーは比較的スピードを上げて走行しているので、車の音が聞えたら端に寄けなければ危険である。 ■登山ポスト 猿倉荘に登山届けの提出所がある。当日の天気やルートに関してのアドバイスをして貰える。 ■トイレ 猿倉荘に有料(チップ)の男女別トイレがある。 ■下山後の温泉 http://www.kurashitanoyu.com/ 白馬塩の道温泉 倉下の湯 |
写真
感想
【1日目】
梅雨も明けいよいよこれからが夏山シーズン到来!
今回は登山仲間のkichijitsuさんに同行する形で、後立山連峰の最高峰である白馬岳に1泊2日のテント泊での山行です。
ルートは1日目に猿倉から大雪渓を登り白馬山荘を経て白馬岳山頂へ。
その後、杓子岳、鑓ヶ岳と白馬三山を縦走し宿泊予定の天狗山荘でテント泊。
2日目は当日の体調&天気と相談し天狗山荘から鑓温泉を経由し猿倉に戻るか、不帰キレットから唐松岳に登り八方尾根で八方に下るというルートで、朝にどちらかを選択するという形にしました。
車で地元を出発したのは午前1時頃。
猿倉は人気のある登山口と聞いていたので、ちょっと早めの出発にしました。
渋滞もなく順調に長野県の白馬村まで辿りつきました。
登山口のある猿倉までもう少しの所で、なぜか交通整理をしているおじさんに止められました。
「どこまでいくの〜?」
「えっ?猿倉までですが・・・」
「猿倉の駐車場はいっぱいで自家用車はもう入れないよー。登山が目的ならここに車を止めてタクシーかバスで行くしかないね〜。」
「そうなのー!そんなにいっぱいなのー。」
(さすが白馬岳!凄い人気ですね〜)
しかたなく車をここ二俣に駐車してバスの始発の時間までまだ時間があったので、タクシーの相乗りで猿倉まで行く事にしました。
登山口である猿倉は想定していた以上に人が多くトイレなどは渋滞していました。
ここでは登山届けを提出できます。登山ポストではなく各グループ別に対面式で天気やルートのアドバイスをしてくれます。
どうやら今夜は雷雨になる可能性があるらしい・・・。
我等はテント泊なので雷の危険性やエスケープルート、安全確保などのアドバイスを頂きました。
(登山者の管理が徹底していて、すっごく驚きました〜。すっげ〜白馬〜。)
登山は順調そのもので重さ約12kgのザックを背負っているにも関わらず、軽快に飛ばして行きます。
そして大雪渓へ!天気はガスってますが、さすが日本三大雪渓!と言わんばかりの迫力に圧倒されました。
大雪渓を半分登った辺りからガスが少しづつ晴れてきて、空の青さがちらほら見えはじめます。
(初めはどうなるかと思ったが、これはついてるぞ〜。)
大雪渓の終盤には空はすっかり青空に〜。最っ高です!!!
見上げれば白馬岳山頂。
隣には杓子岳と鑓ヶ岳が待ってます。
すぐ足元にはハクサンイチゲやミヤマキンポウゲなどの高山植物が咲き乱れています。
この景観を求めて、皆さんはるばるやって来るのですね〜。
「素晴らしい!」の一言以外、なにも出てきません。
ザックを白馬山荘にデポして身軽のまま白馬岳山頂へ。
12kg分がいきなりなくなったので体が軽いです。
(山頂まで飛んで行けそうな気がします。)
白馬山荘には気象庁から予報士の方が出向で来ていて、天気のアドバイスをしてくれます。
今夜は太平洋高気圧が強く雷は大丈夫だそうです。
日帰りも視野に入れてましたが、これでテント泊は決定です。
ちなみに白馬山荘の本日の状況は、たたみ1畳で3名の利用だそうです。
これから白馬三山を縦走してテント場のある天狗山荘に向かいます。
途中からガスが多くなってきましたが、チシマギキョウやウルップソウなどの高山植物が見事で展望がなくても充分楽しめます。
そして鑓ヶ岳を越えハイマツが生い茂る辺りで、ついに!ついに!念願だった雷鳥を発見しました。
しかもつがいで・・・。
もう夢中でカメラを取り出しシャッターをきりまくります。
30枚〜40枚撮ったんじゃないかな(笑)。
しかし逃げないのですね〜。
結構近くまで来てくれて、人と一定の距離を保っているような感じで・・・。
誰かが言ってましたが、見た目は違えど本当にハトのようでした。
そして雷鳥とさよならして今夜の宿泊地の天狗山荘に到着です。
天狗山荘は白馬山荘とは違って、とても静かな雰囲気でした。
テントは最大で約50張の設営が可能だそうで、私等が着いた時には約10張が設営してありました。
テントを設営しながら、体が限界を感じ悲鳴を上げている事に気がつき、これではキレット越えは厳しいと判断し、明日は鑓温泉から猿倉へ戻るルートを選択する事にしました。
私のテントはアライテントのエアライズ2(フライシートはフォレストグリーン)です。
ここ天狗山荘テント場では3被りでした〜(汗)。
いやいや定番モデルなんですね〜。
【2日目】
視界がとても悪く、ガスが立ち込めている朝となりました。
今日は、鑓温泉分岐まで戻り、白馬鑓温泉小屋を経由して猿倉に戻ります。
昨日の疲れのせいか、風が強く眠れなかった為か、体がとても重いです。
朝食をささっとすませテントを片付けます。
そして猿倉に向けて出っ発〜。
下りはザックの重さが気にならないので、いつものようにペースを上げて飛ばします。
しかし、クサリ場が多く登山道も濡れていて、所々でペースを落とさなくてはなりません。
まあ戻るだけなのでのんびり行きましょう。
下り始めて、まもなく白馬鑓温泉小屋に到着しました。
噂では聞いていたのですが、登山道からまる見えじゃないですかー。
男性はともかく女性はどうするんだろう。
女性限定の入浴時間が設けられていましたが、これではあまり意味がないような気が・・・。
逆に目のやり場に困ってしまうと思うな・・・。
そんな事を考えつつ鑓温泉をあとにします。
ここで今回の登山で最大の出来事が・・・。
順調に猿倉に向けて1本道の樹林帯を歩いていた時、前から10人前後のグループが歩いてきました。
向こうが若干登りだったので、いつものように挨拶をしつつ横にずれて道を譲りました。
先頭の人とすれ違って2番目の女性と目が合いました。
あれっ?
この人どっかで?
結構かわいいな、って・・・
「うっそ!はるな愛(さん)じゃねーかよ!」
思わず握手を求めてしまいましたー。
そして3番目の人をぱっと見たら・・・。
「うぉ!今度は梅宮アンナ(さん)だぜぇ〜!」
またしても握手をしてしまいました〜。
(手が超〜小さい・・・。)
4番目のカメラマンに気づいたのはその直後でした。
今のやり取りをバッチリ撮られていましたね〜。
おそらく夏の特番で「秘湯のある百名山」という名前っぽい番組で白馬岳の鑓温泉に行くのではないかという推理をしてみました。
それらしい番組を放送してたら見てみて下さい。
ちなみにはるな愛さんと握手した時、バランスを崩して、はるな愛さんの事を引っ張ってしまい、あの独特な言い方でつこっまれたような気がします。
もしかしたら放送で使われるかも・・・。
山行の方はなんの問題も無く猿倉に到着しました。
で、ここから車に戻るのですが、次のバスの時間までおよそ40分待つという事態に・・・。
他の登山者でタクシーで相乗りしてくれる方を探すも、ほとんどが白馬駅や八方駅までの人で、途中の二俣までの人はぜんぜんいませんでした。
それならばとタクシーはそうそうに諦め、40分もバスを待つならば歩いてしまおう!という事で、車までの5.8kmを歩いて下る事に・・・。
道中、40分後に乗るはずだったバスに抜かされてちょっと後悔しましたが、およそ1時間くらいで無事に車に到着ました。
いや〜。
今年初となったテント泊の山行ですが、大雪渓やら白馬岳山頂からの大展望、白馬三山縦走、高山植物の花々、つがいの雷鳥、テント泊、最後にはるな愛と・・・。
今回の白馬岳登山は間違いなく、私の今までの山登り人生の中で一番の思いで深い登山となりました。
次回は今回以上になるような素晴らしい山行を計画するぞ〜。
僕は初日に鑓温泉の方から登り、2日目に三山を縦走して大雪渓を下ったのですが、人はものすごく少なかったです。
ただ、登りが結構な急斜面だった為、テント装備で登るのは大変でした。
しかし、あの時一緒に雷鳥の写真を撮っていた人たちがヤマレコユーザーだったとは。驚きです。
またどっかの山で会いましょう。
おお〜スパイダ・・・。
じゃなくてhanamarukiさんじゃないですかー。
こんばんは
そうなんですかーhanamarukiさんは私等とは逆周りだったんですねー。
(じゃあロケ隊とは遭遇しなかったんですね〜)
確かにテント泊の荷を背負っての登りは地獄ですよね。
とってもわかります。
でもこの時期の山小屋に比べれば・・・
そうそう同じテン場でヤマレコユーザーの方が何人かいましたよね。
hanamarukiさんはお知り合いみたいで・・。
素朴な疑問なのですが、どうしてその方々がヤマレコユーザーだとわかったのですか?
前々からのお知り合いだったとか?
今後のために教えて頂けたらうれしいです。
それでは〜また〜。
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