カメレコ(根石岳)


- GPS
- 32:15
- 距離
- 30.1km
- 登り
- 1,670m
- 下り
- 1,682m
天候 | 晴れ→ガス→雨→ガス→晴れ→雨→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
【1日目】
朝3時15分ごろ家を出て麦草峠へ向う。
道路は渋滞も無く、7時には麦草峠の駐車スペースに到着したが、用も済ませたいので
直ぐ先の無料駐車場のトイレに向かったが、既に満車状態でした。
1台分のスペースがあったので、そこに止めて用を済ませてから再び戻ってくる。
今日は、根石山荘に泊まるので、基本的に白駒池→高見石→中山→天狗岳→根石岳という楽勝コース。
しかし、写真撮影があるので時間に余裕を持たせてこのコースにしました。
まずは、白駒池の先から高見石へ向います。
前日に雨が降ったのか登山道はいたるところが水溜まりになってるし、木道もすべる。
ここでは、写真撮影はなしで一気に高見石小屋に到着し、高見石へ。
晴れていたが霞んでいて写真撮影では、ちょとな感じ。でも景色は抜群でした。
既に先客がいて、ちょっと雑談。
「昨日は雨が何時から降ったんですか?」
彼「16時30分頃から。夜中には雷が鳴ってたよ。」
「雷ですか。。。」
で、白駒池を眺めながら
彼「いやーー気持ちいい。時間があればここで寝そべっていたいですね。」
同感です。彼は稲子湯の方へ下るとのこと。
で、先を急ぎます。
中山への登山道は、2年前にも来たけど、緩やかな岩のある坂道だけど
これが長ーーーい。同じ景色がずーーーと続くので、飽きてきますね。
でも、前に見えるのは常に同じ景色のみ。
やっと稜線に出て、少し行ったところで岩原の場所に到着し、景色が開けました。
ここで休憩して写真撮影タイムに。なにしろ広角レンズでは、全体的にさびしいですね。
ここはズームが欲しい感じ。
休憩後、出発すると凄い団体さんが中山峠の方からやってきました。
この登山道はひとりが通れる幅しかないので、しばし道を譲り「こんにちは」と挨拶を。
ここから中山峠へは、2年前に来ているので、そのまま歩いて、
中山峠からは、そのまま直進して東天狗を目指します。
上からは小さな子を伴った家族ずれが下りてきます。
そこを岩を乗り越え、鉄梯子を乗り越えて進みます。
特に急なところはないので安全な登山道です。
ただ昔昔、黒百合ヒュツテに泊って観音平に行った時は、
なんか岩がごろごろの斜面を登ったような記憶があったが
多分、反対側の登山道を行ったのだろう。
稜線沿いの登山道は、岩は下だけであとは快適な道ですね。
途中で花の写真を撮ったりしながら東天狗の大きな岩が目の前に。
西天狗もバーンと迫ってきました。
ここからは岩の道で注意しながら進み、程なく山頂に。
でも山頂は、のっぺりとしていた。
昔昔来た時は、ガスっていたこともあり全体が良く分からなかったが
大きな岩があって、その隙間で朝食を食べたんですよね。
形状が変わったのでしょうか??
ただし、その時は、前の登山者が行った後に着いたので、
そこに子供のライチョウさんが居ました。
直ぐ私に気付いてどこかに行ってしまいましたが。
Wikipediaにも東天狗での目撃例が載っていますね。
今でもまだいるのかは分からないが、まだ居るといいですね。
東天狗の頂上で昼飯休憩して、西天狗はなんか岩だらけのような感じだったので
ピストンは諦め、根石岳を目指します。
根石岳までの稜線は、とてもきれいな登山道ですね。
ここで写真撮影。
で、根石岳山頂に着いたのがまだ午前中の11時57分ごろ。
直ぐ下には、宿泊する根石山荘が。。。だいぶ早いので、どうしようか。。。
で、根石岳山頂で両天狗を見ながら写真撮影と昼寝を。。。
といってもなかなか寝れませんね。。。
ゆっくりしながら、考えていると、この下にコマクサの群生地帯があるはずだと思い出す。
で、さっそくコマクサを探して根石岳を下りて行くと、
ハイマツが途切れた砂利地帯にコマクサが沢山咲いていました。
ということで、登山道から中に入らない様にロープが貼られているのでロープ越しに撮影。
※この八ヶ岳の稜線は、登山道の両側が特別保護地区に指定されているので、
当然登山道からそれて中に入っては行けません。
本当に砂利の間に良くもこんなにたくさん咲いているなと感心。
しかし、中にはもう枯れているのもあるので、見頃はもっと前ですかね。
コマクサを撮影していると13時を過ぎたので、ここで根石山荘に行って宿泊可能か聞いてみる。
「今日泊まれますか」
管理人「予約なしですか」
「ハイ」
管理人「泊れますよ。1泊2食付き?」
「いや、素泊まりでお願いします。」
予約はもしものことがあると連絡が大変なので、していません。
というより昔昔、山小屋に泊まったことはあるが、山小屋に予約を入れるという感覚はないのですが。。。
あと夕食、朝食の時間帯は写真撮影があるので、夕食と朝食は持参し素泊まりで。
しかし、ガスっていたので意味が無かったですけど。。。
で、素泊まり料金を払って、2階の部屋に案内され、大部屋の端の窓側を。
結局この日は、大部屋には7名、個室に3名でした。
で、なんとこの小屋には風呂がある。
この入浴順は、先着順とのことで1番目でした。
ただし、まだ13時30分なので、夏沢峠方面に行ってきました。
この間でも撮影して夏沢峠に到着。ここには小中学生を中心とした団体さんが休憩中。
この団体さん「あと2〜30分ぐらいかな」とか言っていたので
オーレン小屋にでも行くのかと思っていたら、根石岳方面に。
この時間なので根石山荘に泊るのかなと。。。
だとすると、お風呂の順番もあるので、トップバッターなら直ぐ帰らなきゃと。
少し休憩後、山荘へ戻ります。
途中、酸素吸入中の団体さんを追い抜いて山荘へ。
すると、宿泊者が既に3名来ていました。
で、お風呂も沸いたので後がつかえているので、早々とお風呂に。
ここのお風呂なんか凄いです。
お湯が冷めない様に湯面にウレタンが2枚。
その上に細い板で蓋が。
それたをどけてお湯を触ると沸かし立てなのでアツーーーーい。
で、ホースの蛇口を空けて水を継ぎ足します。
なんか装甲車のような横に長い小さな窓から外を見ると、谷の向こうに山がぼんやり見え、
なんか凄い雰囲気のお風呂です。
しばらくして丁度いい湯加減になりました。
このお風呂、幅が広いのでゆったり入れます。
稜線の山小屋という環境では極楽でした。
風呂から上がり、外を見るとガスってきています。
で、またコマクサを撮影に。
すると夏沢峠方向から大きな声がして先程の団体さんが。
もう15時過ぎてるし、ガスって暗くなってきているし、
山荘に来るのかと思いきや、そのまま通り過ぎて根石岳に。。。えっ。。。
山頂でヤッホーとか騒いでいました。
まさか、天狗を越えて黒百合まで行くんじゃないだろうね。。。とちょっと心配。
しかし、心配をよそに30分してからこちらに下ってきました。
自分も山荘に戻り、あの団体さんが山荘に泊るのか、夜が煩くなるか。。。と思っていると
山荘の前を通り越して行ってしまったようです。
どこに行ったのでしょうか?多分オーレン小屋か??
それにしても、良くもこんな時間に行動するコースを組むなと。。。
それから少し横になってから17時30分頃に夕食に。
飲食は1階でという張り紙があるので、自分も1階に。
小屋の方が自分専用の机を作ってくれて、そこで持参した夕食を
今回は、スーパーで買った夏の香り丼、パックのサバ煮とひじき、それに生のグリーンリーフレタス。
そこに生ビールを注文。やっぱ、これですね。。。山荘で飲めるとは思ってみませんでした。
山荘側の夕食は、サバ煮が似てました。まあそんなに豪華ではない山小屋の夕食というものでした。
食後、ラジオの野球中継を聞きながら、本棚の山の写真集を眺めて、構図を研究。
結構為になる構図もあったが、カメラの違いなのか、実際は写真集のような構図は無理です。
どんなカメラで撮ったのか。。。
で、19時前に再び外に出て夕焼けをと期待したが、ガスってなにも見えないので山小屋を撮影。
小屋に帰って布団にもぐり20時には消灯してました。
【2日目】
次の日晴れるのを期待したが夜中に雨の音が。。。
4時前に外を見るとガスでなにも見えない。。。。
しばらくして明るくなってきたのでトイレへ。
ここのトイレ新築されたばかりなのでしょうか
別棟の1階にありますが豪華です。
トイレまではヘッデンが必要かと思ったら、薄い白いLEDランプが置いてあったので
凄い気遣いですね。
トイレから帰って着替えて朝食を持って撮影のために外へ。
すでに明るくなってきているが、ガスが西の方向から吹いてきて、根石岳も見えない状態。
で、根石岳に登っていると根石岳の横からオレンジの光が。。
なんか太陽が出て来たようです。急いで山頂に。
ガスを通して太陽が肉眼でもはっきり丸く見えました。
でも、日の出という感じではありません。。。。
ここで朝食を。今回は食パンにメンチカツ、パックのマカロニサラダ。
でもグリーンリーフレタスは、残念痛んでいたのでなし。
南の硫黄岳方面がガスが取れて雲海も一瞬見えました。
しかし、写真的には。。。。でした。
山荘に戻りコマクサを撮影していると白いコマクサを発見。
この広いエリアではここだけに生えていました。
夜の雨で滴が付いた白いコマクサは、本当に妖精のようでした。
山荘に帰る頃には、皆さん山荘を出るところでした。
こちらも再度トイレを済ませ荷物をまとめ1階で管理人さんと雑談。
管理人さんは、この土地にコマクサが咲いているのは、
ここは天敵(ハイマツ)が居ないのでコマクサが育つ環境がある。
ここは冬場でも雪が付かない。風が強いので雪を飛ばしてしまう。
なので、他の植物も根付かない環境なのでコマクサが育っている。
昔は人がコマクサのエリアに踏み入れた為、減少したので、植樹したそうです。
で、ロープをはったとのことで、また増えて来たとのこと。
また、ここガスが取れるのはいつごろでしょうかと聞いてみると
秋がいいですねと。
まあ、ここは風の通り道なのでガスは当たり前なのかな。
で、ガスが取れるのを期待して根石山頂で待機。
7時過ぎるとガスが段々取れてきて青空が。。。
硫黄岳、赤岳にはガスが稜線を乗り越える姿が幻想的に肉眼で見えたが
このDPxでは、広角なので、その姿が鮮明には捉えられないというもどかしさが。。
ということで、根石山頂で1時間ぐらい撮影し、天狗方面に。
途中で撮影を繰り返し、鞍部に到着。
ここで、しばし悩んだ。
この後、来た道を戻るか、それともここを下って本沢温泉方面に行くか。
来る前にはどちらのコースも考えていたんですけど。。
本沢温泉の方は、地図を持って来てないのが悩み。
で、天狗から下りて来た方と雑談している内に露天風呂かなと。。。
2年前に来た時も、10時頃に入ったので、ギャラリーが居ない時間帯。
そのこともあり丁度いい時間。で、本沢温泉へ下ります。
ここは、最初ガレ場ですが道がジグザグなので怖くはありません。
そこを過ぎると広葉樹の林になりさっそく写真撮影。
そこを過ぎて針葉樹の林になると苔がいい感じ。
そして急な登山道になります。
で、写真撮影もあり結構時間が掛かり10時前に本沢温泉に到着。
ところが、太陽がカンカン照りで、山の上とは違い。。暑い。。。
この暑さで温泉はありえないだろう。。。。。。
と悩んでいると、雲が太陽を隠してくれて、涼しくなってきた。
ということで600円のチケットを購入して露天風呂に。
今日は露天風呂に入る方は初めてだそうです。
露天風呂に着くと、脱衣場がなくなってる。。。。2年前はありました。
仕方なく岩のところに荷物を置いて、温泉へ。
いやーーーぬるいので、ずっと入って居たいが先もあるので
20分ぐらい入ってきました。
本沢温泉からは、みどり池のしらびそ小屋へ。
ここで、カレーを注文。丁度ご飯が一人前しかなかったので
助かった。ところが、その後急に登山者が沢山やってきた。
カレーないのでラーメンだけと。。。済みませんね。。。
ここからは稲子湯へ下る道へ。
しかし、ここからの地図は持ってきていないので勘だより。
確かに白駒池への道があるはずと、適当に下ります。。。。
途中撮影しながら下るが、白駒池方面の道がない。
ただしロープでふさがれた道はあったが、多分台風などで崩れたのかなと。
大分下ってきて林道に出た。これが白駒林道かなとも思ったが
地図がないので、そのまま下る。
で駐車場へ。丁度、しらびそ小屋から1時間でした。
ここで標識を見て、今来た林道が白駒林道だと。
しかし、これを戻るのは大変かと。
というよりも、ここまで下りてきて麦草峠に戻るのは大変なことになったなと。。。
地図が無いので距離感も分からない。ここから車で麦草峠までは、結構な距離かと思う。
で、かなり不安に。。。。
で、白駒池への登山道も直ぐ脇からある。
さらに小海リエックス方面には、標識に白駒林道と。。。
他にも林道があるのかと。。。。
ここで登山道を行くのは地図を持ってないし、どのくらいの距離があるかも
分からないし不安。それより林道を行った方が安全なので、心は林道に。。
ということで、林道を宛てにして小海リエックス方面に歩きだすと
車が止まってくれて、「どちらまで、良かったどうぞ。」と
いやーー天使の声で嬉しかった。この方は東京へ帰るのだと。
「なんか林道があるそうなので、そこまでお願いします」
しかし、林道など。。。。ない。
で、前回のカメレコ時に確認していた小海リエックスと稲子湯の道の分岐のところの
登山道で下してもらい、ここを登ります。
ところが、ここで雨が降り出した、雷も鳴っている。。。
かなり焦った。。。。
しかし、良く聞くと雷は佐久市の方面からで安心。
雨も少し登ると止んでくれました。
ここからはスキー場沿いに平らな道を進みます。
ここはトレランには最適な場所ですね。
スキー場を越えて更に進むと林道に。
さらに進むと稲子湯からの先程の白駒林道にぶち当たりました。
この時は、白駒林道が前回のカメレコで通った白駒池のすぐそばを通っている
林道だと思い込んでいた。
なので、ラッキーと思い、この林道を進む。
(後で地図を見ると、この林道を越えて登山道が直進しているようです。)
この林道平らです。こんなに平らでいいのかと思いながら、
(心の奥では、ありえないだろう。。。と思いながら)
まあ、ここまできたら仕方なし(白駒池に出ることを期待して)で、先を急ぎます。
途中、感じのいい渓流もあったが時間が遅いので撮影を諦め先を。
さすがに足も疲れ気味。もう撮影というより早く麦草峠に着きたい心が100%に。
で、周りもササから苔が生えた林に。なんか前回見た林道の雰囲気に。
車の音も聞こえて来た。あと少しかなと思ったら。。
カーブしている道路に出た。ここまで1時間。
ここがメルヘン街道ということは何回も通っているので直ぐに分かった。
しかし、あの林道ではない。。。薄々分かっていたが。。。落胆。。。
仕方なく、国道299を歩きます。
しかし、どの辺にいるのか分からないが、ここを登れば目的地には着くので
心配はありません。
右側に林道の入り口があるところまでくれば、あとは前回来て知っているので
そこまで行けば、あと少し、
でも、ヘアピンカーブが続きます。
あと何個曲がればいいのか分からない。。。
歩くこと30分を過ぎて、やっと右側に林道の入り口が。。。
しかし、ここからもまだ遠いがヘアピンカーブはなくなる。
途中前回通った林道の入り口を見ると。
白駒池林道
うーーーん、「池」が付いている。。。。唖然
でも最後は振り絞り、なんとか小海リエックスと稲子湯の分岐から2時間を切りました。
帰りに車で時間を計ると、出て来た白駒林道の入り口まで、なんと5分。
歩いたのは1時間なので、さすがに車は速いですね。
ということで、麦草ヒュッテでアイスを食べて、八丁の湯に浸かり汗を流して
食事を済ませて、空いた道路を帰ってきました。
後で地図を見ると、稲子湯からは登山道を行った方が距離は少なかったので
時間的にはどうだったか。。。多分、同じぐらいか。。
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