白馬のお花畑を歩く / 猿倉-鑓温泉-天狗山荘(泊)-白馬三山-白馬大池-栂池高原



- GPS
- 21:56
- 距離
- 34.4km
- 登り
- 2,944m
- 下り
- 3,363m
コースタイム
八方第五駐車場4:00からタクシー
猿倉荘前4:22-鑓温泉登山口4:48-小日向のコル7:27-サンジロ(三白平)8:11-杓子沢8:54-鑓温泉(足湯)10:14/10:38-鑓温泉上(ランチ)10:45/11:08-分岐14:28-天狗山荘15:12
■8/11(土)
天狗山荘4:59-分岐5:28-鑓ヶ岳分岐(朝食)5:47/6:12-鑓ヶ岳6:21-杓子岳7:30-頂上宿舎8:46-白馬山荘9:12/9:34
-白馬岳9:52-
三国境10:33-小蓮華山11:18-大池山荘12:39/13:09-乗鞍岳13:36-天狗原2204m付近14:28-木道15:01-ロープウェイ入口15:28-ゴンドラ入口15:41-栂池高原駅16:02-栂池高原バス停16:05
バス16:15発、白馬八方下車、八方第五駐車場まで徒歩5分
天候 | ■8/10(金) 晴れ 一時 曇り 稜線に出ると強風で寒い ・気温 猿倉荘前14.8℃、杓子沢15.3℃、鑓温泉22℃、稜線分岐12.1℃、天狗山荘14.5℃ ■8/11(土) 曇り 一時 小雨 朝のうち稜線に出ると強風で寒いが、9時以降は温かくなる。 ・気温 天狗山荘室内4:45、15.9℃ 天狗山荘室外12℃、鑓ヶ岳分岐8.3℃、鑓ヶ岳7.8℃、杓子岳12.5℃、白馬岳16.8℃、大池山荘18.3℃、ロープウェイ入口19.7℃、栂池高原駅22.3℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
1日目、八方第五駐車場に駐車して、早朝にタクシーで猿倉荘前に、天狗山荘泊 2日目、天狗山荘から白馬三山、白馬大池を廻り、栂池自然園からロープウェイとゴンドラを使い栂池高原駅へ。 栂池高原バス停から、八方白馬まで路線バスで移動し、駐車場に戻りました。 ■駐車 八方第五駐車場 マップコード:535 101 809*55 ※乗り合いタクシーは八方第五駐車場から出発しますが、朝は5:56からです。 それより前に猿倉荘に行く場合は、タクシーを予約して下さい。 参考: 八方第二駐車場(白馬八方のバスターミナルの前) マップコード:535 101 715*45 猿倉駐車場付近 マップコード:535 276 194*11 ■タクシー 八方第五駐車場→猿倉荘前 迎車料金込みで3700円でした。 白馬観光タクシー八方営業所 0261-72-2327 ※前日の夜9時過ぎに電話に出てくれたのはこの1社だけでした。 ■栂池パノラマウェイ(栂池ゴンドラ&栂池ロープウェイ) 自然園標高1829m→栂池公園駅標高839m 片道:1,720円 http://www.tokyu-hakuba.co.jp/green/tsugaike/panoramaway.html ■バス 栂池高原→白馬八方(約20分)料金500円 特急1335、普通1415、特急1445(白馬乗鞍始発)、特急1550、普通1615、特急1640(最終) 我々は1615の普通に乗りましたが、途中から乗ってくる人は殆どいないと思いますので、普通/特急はあまり関係ないと思います。 http://www.alpico.co.jp/access/hakuba/tsugaike/ ■帰りの渋滞 8/11(土)は、豊科ICを18:45頃に出発しましたが、八王子までの区間、渋滞は全くありませんでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■沿面距離 GPS元データの沿面距離は、2日間合計で31.0Kmです。 内訳 8/10 12.2km 8/11 18.8km 栂池ゴンドラ4,120m&栂池ロープウェイ1,200mの分5.32kmを引いてあります。 ■コース状況 雪渓の上を通る時、落石に十分注意してください。 我々はアイゼンを使っていません。 2日目(8/11)天狗原付近は、急な下りで、岩場なので注意が必要です。 |
写真
感想
■8/10(金)
休みを1日とって、平日に北アルプスへ出かけました。
はじめてのアルプス山小屋泊&縦走です。前日からわくわくでした。
幸い初日は晴天!
朝明るくなってからは上空をヘリコプターが行ったりきたり、うるさかったのですが(何かあったのでしょうか?)、林の隙間から朝日に染まる白馬三山がちらちら見え、期待が高まります。
猿倉から鑓温泉経由で天狗小屋までが本日のルート。
このルートは下りで使う人の方が圧倒的に多く、さほど多くの人には抜かされませんでした(笑)。
しかも抜かしていくのは単独行の人ばかり。
こちらを登りで使う人は、かなり、あまのじゃくのようですね(←自分達のこと)。
途中の鑓温泉ではビキニ姿のおねえさんたちが下界に向かって仁王立ちで撮影会。わあーお。
山腹の温泉、いいですね〜。
露天風呂、最高の気分でしょうね。
入りたかったのですが、その後キツイキツイ3時間の急登りが待っていましたから、こちらは足湯どまりで雰囲気だけ楽しみました。
その後もどんどん下りの人とすれ違いました。
何人もの人から「ここの登りは大変だよ〜」「下りもキツかったけど、登りね〜、俺はいやだね」「とにかく頑張って」などなど、やたらめたらと不安をあおる発言が。
ええ?そげにキツかと〜?最初は「イヤ、平気っす」「問題ないっす」など強がっていたのですが、ラストの200メートル(標高差)はかなりアゴが上がってました。
歩いても歩いても稜線が遠く、かなり辛抱の登りでしたね。
到着後の「乾杯飲料」が背中にずしりと重く(笑)。
でもでも。
すばらしい山の眺めと、壮大なるスケールのお花畑に励まされ、勇気凛々!
ゆっくり行こうよ、ということでお花鑑賞&撮影しながら、本当にゆっくり上りました。
雪渓と山の景色と広々とした草原は北アルプスならでは!ハイジが走り出てきそうな情景に、心が洗われました。
昨年感激した北燕岳近辺のお花畑は花の密度や種類に驚いたのですが、
こちらはなんと言っても規模の大きさに圧倒されました。
キンポウゲ、ハクサンコザクラ、チングルマが多かったのですが、その他にもクルマユリも見事でした。
苦しみつつも稜線に到着後は、天狗小屋目指してフラット歩き。
ああ、フラットだと楽だわー。
でもすでに腰にきていた私には、稜線上で別の花が沢山咲いていたものの、かがんで撮影する力は残っておらず・・・(バタッ)。
しまいにはふらふらでした(笑)。
初のハイシーズン小屋泊ですが。
今日泊まった天狗小屋は空いている小屋だそうで、ゆうゆう寝ることができました。
8人用の蚕棚に4人(基本的に夫婦ペア2組を組み合わせているようです)
それでもこの小屋にしては混んでいる方だったらしいですが、さすがにお盆の頃は大変な混雑でしょうね。
頑張って担いできたアルコールは雪渓でキンキンに冷やして、夕食前にカンパーイ!(40〜50分でキンキン)
夕食はいろいろなおかずが少しずつでて、小さなお鍋(水炊き)もついて、期待以上に豪華な印象でした。
ただ、量が少なかったかな?お腹がすいていたので、ものすごい勢いでおかわりまでしてぺろりといただきました。
そしてまだ6時すぎでしたが、すぐにバタリ。
カーテンを隔てて聞こえてくるオバサマ方のカシマシイBGMにうつらうつらしながら、そのまま朝まで寝てしまいました。
このくらいの空き具合ならば、小屋泊でも問題ないと感じました。
荷物の重さを考えたら、小屋かなと。
「一畳に二人」のような混雑した小屋はいやですが…。
■8/11(土)
さて、翌日は一面濃いガスに包まれてのスタートとなりました。
が、朝一番に雷鳥に会うことができました。
とても楽しみにしていた雷鳥との出会い、第一印象は「太ってる(大きい)!」。
まるまると太っていて、不謹慎ですがおいしそうでした(笑)。
霧が煙ってよく見えなかったのがちょっと残念でしたが、うれしい一瞬でした。
稜線上は風が強く、鑓ヶ岳の手前で風をよけられる場所を見つけて朝食。
宿のお弁当をいただきました。この弁当はヒットでした。
稚鮎の甘露煮、さつま芋の甘煮、ソーセージ、鶏唐揚げ、ブロッコリー、梅干し、山菜御飯と、豪華版!
ご飯が少し硬くなりつつありましたが、お湯を沸かして味噌汁も作り、よい朝ごはんでした。
腹ごしらえをしている最中、強風で冷えてしまい、ダウンを着込んで再度出発。
鑓ヶ岳、杓子ヶ岳、いずれもガスガスの中、かろうじて記念撮影のみで通過。
白馬岳に近づいたころ、少しガスが晴れてラッキーにも、白馬岳とその周辺のお花畑を見ることができました。
昨日のお花畑も素晴らしかったですが、こちらも稜線上から眺めおろす景色で、白馬岳をバックに壮大なうスケールで広がり、「いいぞー!北アルプス!」と思わず叫んでしまいました。
白馬岳からの360度のパノラマもいいですねー。ガスで全てを見渡すことはできなかったのですが、
想像力をたくましくして、心の目で(!)素晴らしい眺望を楽しみました。
また、そこから先の景色も実に素敵で。
旭岳、雪見岳などところどころに残る雪渓と緩やかに連なる山の美しさ。
胸いっぱいに息を吸うと、感激で涙が出そうした。
この景色を見ずにして死んだらもったいないなと、心底思いました。
白馬大池も静かな情景で素敵でした。
ただ、ここからの下りが癖もので。
最終バスに乗るため、時間に制限があったため、かなり急ぎ足で降りたのですが、
天狗原のイワイワの登山道が強烈で、すごいダメージでした。
最後までじめじめ湿った岩や石がつづき、すっ転んで脛に青タン3つできました。
あー疲れた。
1泊2日のハイキングはやはり楽しかったものの、大変疲れました。
翌日が休みでよかった。日曜日は自宅で完全休養です。
それに。山での栄養補給は、消耗する割りには、全く十分とは言えず。
歩きながら体内の蓄積が使われている実感がありました。
山で3泊4日とか縦走したら絶対やせますね。
■■■花の名前、間違いがあるかもしれません。ご存知の方教えてください。■■■
はじめまして。白馬三山の縦走、お疲れ様でした。
金曜日に天狗山荘にテント泊しました。自炊室は非常にありがたかったです。
ちなみに、自炊室の写真の後ろで料理しているのが私です(笑)
depor021さん、こんばんわ、コメントいただきありがとうございました!
いやー、後ろでおでんを注文されていたのは、しっかりチェックしてました。うちの同行者が(おでん、チェックしろ)と目顔で合図するもので。自分らもつまみにどうかなと思ったみたいです(笑)。
テント泊で縦走もやってみたいのですが、なんだか大変そうで。お二人でなかよくテン泊、素敵ですね。
縦走では栄養不足になりがちなので、魚の練り物はありがたいです。
生ビールより安いのでお得に感じました
テント泊縦走は荷物が重くて大変ですが、余裕のあるスケジュールで歩けば楽しめると思います。
今回の妻は「後半は地面しか記憶にない
ミキポンさん PTさんこんばんわ
いいなぁ いい天気で。
自分も盆休み後半相方と行く予定でしたが残念ながらいけなくなりました。
指をくわえてこの山行を拝見させてもらいます。
行動範囲も後立山でしかも標高も約3000mクラスすごいですね。
良い山行でなによりです。おつかれさまでした。
コメントありがとうございます。
はい、天候に恵まれて楽しかったです。
翌日はガスガスでしたが、それでもサッと視界が晴れると雪渓や稜線が見渡せて、感激の景色でした。誇張でもなんでもないのですが、涙が出そうでした。
metaさんも、赤石岳お疲れ様でした。
なかなか大変そうなご様子でしたが、宴会は充実していたようですね
(ワイン、いったい何本もっていったのでしょうか?それ、気になります
荷物の重さにも徐々になれるように頑張り中です
mikipomさん、おはようございます
僕は過去に逆コースはありますが、このコースでは行く気がありませんね
大したものですよ
頭が下がります
僕も金土の二日間で、蓮華温泉から白馬岳とはいかず、小蓮華山止まりの白馬大池テン泊でした
白馬連峰は花の宝庫で癒されますよね
しかし、ビールを持っていくとは強者ですね
こんばんわ。
komorebiさんは白馬に何度も行かれているのですね。
私は山暦は浅いので、この冬〜春にかけて地元の山で、長距離を歩き訓練してアルプスに備えた甲斐があり、念願がかなって嬉しかったです。
コースどりですが、
鑓温泉は最後にとっておく、という方が多いのかもしれませんが、鑓温泉の上はお花の楽園で、登っていくと、登山道からのお花畑が素晴らしく、白馬に来たという実感がわきました。
大雪渓や蓮華温泉からのルートは通っていないので、そのうちチャレンジしたいと思います。
コメントありがとうございました。
ついに白馬行ってきたのですね!!
私的には大雪渓から登って欲しかったな〜
天気もまずまずでライチョウも見れて良かったです
会長、こんばんわ!
誰かさんがあまのじゃくなのか、というより
空いている天狗小屋に泊りたかった
↓
白馬岳には行きたい
↓
大雪渓は落石があるらしい
などなどから思わず避けてしまいました。
でもやはり白馬は人気があるだけのことはありますね。
絶景に感激しきりでした。
私もビキニのお姉さんに会いましたよー。
山の温泉にはビキニ必須なんでしょうか
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