霞沢岳 西尾根 単独ソロ

2019年12月28日(土) [日帰り]

• GPS: 29:59
• 距離: 16.1km
• 登り: 1,513m
• 下り: 1,510m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:37
• 休憩: 0:01
• 合計: 4:38

9:22 中の湯バス停
9:59 10:00 太兵衛平
14:00 宿泊地

日帰り

• 山行: 7:45
• 休憩: 1:11
• 合計: 8:56

6:25 宿泊地
8:05 8:21 霞沢岳西尾根
9:29 10:03 霞沢岳
10:52 11:04 霞沢岳西尾根
14:38 14:46 太兵衛平
15:19 15:20 中の湯バス停
15:21 ゴール地点

トンネル内はログが狂ってますが出発、登頂、到着はそれぞれに時間を修正しました。

天候

両日晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

バス

松本駅発アルピコ交通バスにて中の湯下車
釜トンネルからスタート

コース状況／危険箇所等

ピンクリボンはありますが尾根上部は減少します。
ノートレースの際は誤った方向へ行かぬようログを落とすことをおすすめします。

幕営地について。
標高1900m,1960m,2000m,2200m辺りにそれぞれ2張り程度あり。当日入山者の気配があったら早々に適所を見つけ幕営することをおすすめします。

ルートについて。
最初はリボン満載なのにざっくりですが1700m越えあたりから減少します。斜度がキツくなるのもこの辺りです。右巻きか左巻きかはその時の雪の状況によって変えていく必要がありそう。
大きな岩はだいたい左側を巻く。
だけど標高2000m手前の岩と言うか巨木というか、立ち塞がる箇所は右巻きに木の間を潜り抜ける感じで登る必要あり。特にテント泊装備でここの登下降は斜度もあり直ぐ下は切れたってるのでやっかい(私的に)に感じました。
クライムダウンや登り慣れてない方は2000m下で幕営をおすすめします。

山頂直下の岩峰 P2
初冬らしく左側は雪と岩のミックス、
右側はサラサラ雪。
そんな感じだったので登りやすそうな右側の雪をバイルで登りました。数メートルすると行き止まり、左側の岩に移るしかなく、バイル固定して前爪上手く引っ掻けて、おりゃー！って上の岩を掴み乗り越えました。
ここが登れれば後は普通。直ぐ先にビクトリーロードがまっております。

ビクトリーロード
細い尾根を越えると一気に開けて山頂らしきピークがよく見える。
初冬の、この時期はモモ腰まで埋まるラッセルでした。試しにワカン付けても膝上まで埋まり意味あるんだか無いんだか。距離的にはそこまで長くないので気合いでラッセルした方がワカン装着してるより早くつくかもしれません(笑)状況次第ですね。

必要装備
岩峰は50mあれば一番下まで降りれます。
30mでも核心の岩下までは行けるので、各々のスキルや装備と相談し決めるのが吉。

写真

12/28 9:31

中の湯バス停下車
ヘッデン付けてスタートです

12/28 9:55

たまに車が通り抜けるので身の安全のためライトはつけた方が懸命です。
無くても感覚で歩けるけど。

12/28 9:58

上高地トンネル！
こっちは綺麗。

12/28 10:06

ライトがあるからもうヘッデンは不要。

12/28 10:12

上高地トンネルを抜けると数分で看板が右手に見えます

12/28 10:12

国土交通省の看板。
ここを右折です

12/28 10:13

10mも進まない所に取りつきあり。

12/28 10:19

左手ご注目。
ピンクリボンとその先に笹藪が。
これはトレース無くても容易に見つけられます。

12/28 10:19

だってほら、笹ロードだよ。

12/28 10:24

笹ロードにはロープ設置されてます。埋まってますが不安な方は掴んで登ると吉。低姿勢で登らないと顔が傷だらけになるよ。

12/28 10:31

笹藪乗り越えて直ぐ右手にリボンあり。かなりの出入りがあるため笹が避けて生えてます。トレース明瞭。

12/29 14:16

ずーーーっと笹藪を掻き分けて進むとこんな倒木が。
これ跨いで直ぐ右手の坂を登ります。

12/29 13:53

すると大きな岩出現。
これは左側を通る

12/28 11:38

少し開けてた場所からは左側へ登る。ご親切にリボンあり

12/28 12:26

この岩も左側を通る。

12/28 12:56

さらに登ると突然開けてくる！
退屈な藪漕ぎから一転、ご機嫌になること間違いなし。
平地なのでここで小休止するのかま良いかも。
ここから右手沿いに登る。

12/29 13:26

標高1700あたりからは急登祭。
テン泊装備が地味に重い。

12/28 14:54

ここは標高2000あたり。的地には既に2張あった為、かといってこれ以上登りたくなくて日当たりよいここを幕営地とした。

12/29 11:43

通り沿いは笹が出てるので一歩奥の全面雪となっている場所にうまいこと整地した。
タイトなツェルトだから出来る事。テントじゃ潰しちゃうもんね。

12/29 6:56

翌日6:25頃、スタート
遅いのは訳あり(^-^;

12/29 19:12

時間が時間なので早々に空が赤くなり始めた。

12/29 20:02

幻想的な空色グラデーション！
思わず脚が止まる。

12/29 7:53

景色撮ってたらインスタ繋がりさんと遭遇！彼らは昨年のリベンジに来たのだとか。先に行ってもらう。

12/29 8:01

標高2300を越えた辺りからまた雪深くなってくる。
踏み抜き、その下の枝に引っ掛かりペース乱される。

12/29 20:31

リッジを上り詰めて行くと

12/29 8:18

クネクネとこんな感じが続く(笑)
と思ったら、

12/29 8:25

じゃん！
西尾根核心と言われる岩峰現る。

12/29 8:27

先行者お二人はロープ使用とのこと。見上げた感じ、あ、行けるって感じたのでお先に登らせて頂きました。
最強楽しい瞬間。

12/29 8:35

岩峰登りきったところ。
見えるかなー？下に先行者さんだったお二人と、更に後続パーティー。
こうみると、斜度それなりにあるね。

12/29 8:30

越えた先に目をやると、またしてもモモまで埋まるバフバフの雪。。。

12/29 8:36

あの左手に見えるがピーク！
あと少し！

12/29 20:31

通称ビクトリーロード。
がしかし、踏み抜き地獄の洗礼を受けペース上がらない。

12/29 9:34

着いたぁー(T-T)
標柱が見えた瞬間はどっと涙が溢れた。恐くもない、難しくもない場所だけど、1年越しの目標だったから嬉しかったんだ。

12/29 9:36

この日山頂はノートレースで、一番乗りで霞沢岳に抱きつきました

12/29 9:36

会いたかったよー

12/29 10:13

焼岳さん

12/29 10:13

前穂高岳、奥穂高岳、明神さん

12/29 20:33

来た道を振り帰る。

12/29 8:21

木の奥に見えるのは、、乗鞍岳？

12/29 10:42

ホントは一時間くらいのんびりしたいけど帰りのバスリミットがある為、早々に下山。

12/29 10:26

一足先にインスタ友達さんが支点でザイルを用意。
この日は3パーティーとソロの私、皆同じタイミングでここに来たので渋滞回避のため、ザイルシェアして懸垂しました。
結果正解だったかも。
この時、下から更に数人パーティーが岩峰下で待ち構えてました。
臨機応変に対応してスムーズな登下降したいですね。

12/29 10:42

インスタ友達さん、降りまーす。

12/29 10:44

支点は残置複数あり。
その上の枝の方が安心感満載なので後続パーティーも枝に通してました。
でも細引き&ナイフ所持は基本。みな持ってきてます。

12/29 10:52

降りきった所で振り替えるとなんか凄い人だかり。
ザイルシェア有り難うございました。

12/29 10:54

そして来た道を登り返す。

12/29 13:49

下山中には美しき山容と大正池？辺りがチラホラ見えました

12/29 14:29

一気に登るルートなので下山も一気におります。

12/29 14:30

笹藪を掻き分けて

12/29 14:30

電柱が見てたらここがロープの張られた取りつき下降点です。

12/29 14:31

あれれ？前日は雪被ってたのに土が出てる。

12/29 14:35

降りて振り返る。
あ、お二人さんだ。

あとは戻るだけ。
お疲れ様でしたー♪

撮影機器：

サイバーショット DSC-RX100M5 SONY

Xperia XZ1 Compact SO-02K docomo SONY

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター 毛帽子 靴 ザック アイゼン ピッケル スコップ 昼ご飯 調理用食材 飲料 水筒（保温性） ガスカートリッジ コッヘル ライター ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 サングラス ツェルト ナイフ カメラ ポール テントマット シェラフ ロープ ハーネス ヘルメット 確保機 ロックカラビナ カラビナ スリング アイスアックス

感想

go-go-erika

昨年は膝の治療により完全療養のため、雪山シーズンをまるまる棒に降った私。
そんなわけで雪山登山3年目となる今年、後れ馳せながら本日達成しました。
装備の見極め、ペース、ルーファイ、諸々な判断力。全てにおいで勉強となり成長し、今の力量がみえる山行でした。
ソロとパーティーそれぞれに魅力はあるし連れて行かれることで学ぶ事もあるけれど、それがどこまで身に付いたかを知るため、やはりソロ山行は私にとっては必須だなと思いました。
壊した膝は相変わらずで、療養中はキャンプに走ってたため、見事に体力は衰退気味。ハァハァしてました(笑)やっぱ日頃の運動や、筋トレも必要ですね。
でも年始明けも厳選した山を選び、挑みます！

コメント

ゲスト

ソロ凄いですね。お疲れ様でした。
核心部は、ロープ何m必要ですか？

go-go-erika

Re: ソロ凄いですね。お疲れ様でした。
30mだと斜面の1番下まで届かず核心ポイントの下からクライムダウンとなります。(雪量変われば核心は消えるかもしれませんが。)
50m有れば斜面の1番下まで降りれますよ。
凄いだなんて恐れ多い、まだまだ経験値の浅い見習いハイカーです(^ ^)

ゲスト

Re[2]: ソロ凄いですね。お疲れ様でした。
丁寧な回答ありがとうございます😊
フォローさせて、いただきます。

go-go-erika

Re[3]: ソロ凄いですね。お疲れ様でした。
登られましたか？？
有難うございます(^^)挑みたいルート沢山あるのですが忙しくなかなか行けておりませんがどうぞ宜しくお願いします♪