赤岳〜横岳〜硫黄岳



- GPS
- 33:14
- 距離
- 22.2km
- 登り
- 1,703m
- 下り
- 1,688m
コースタイム
6:46 美濃戸高原ロッヂ
6:50 美濃戸口
7:50 美濃戸山荘
8:08 北沢・南沢分岐
8:51 堰堤広場
10:20 赤岳鉱泉
11:10 中山乗越
11:27 行者小屋
12:37 文三郎尾根
14:49 赤岳山頂
(赤岳頂上山荘泊)
■8/13(月) 2日目
6:40 赤岳頂上山荘
7:14 赤岳展望荘
7:28 地蔵の頭
8:39 三叉峰
9:01 奥ノ院
10:02 硫黄岳山荘
10:54 硫黄岳山頂
11:14 赤岩の頭(白い砂地の分岐点)
12:58 赤岳鉱泉
15:28 美濃戸山荘
17:05 美濃戸口
天候 | 8/12(日) 晴れ 8/13(月) 小雨→雨+暴風 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
手前の赤岳山荘は駐車場の管理をしているっぽいオジサンがいました。 登山口の山荘は宿泊者は大体どこも翌日まで無料で停めさせてくれるみたいです。 美濃戸高原ロッヂは宿泊者は翌日まで駐車代無料でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト…美濃戸口にある八ヶ岳山荘の手前にあります。 道の状況…南沢はまだ修復工事中でした。美濃戸山荘のオヤジさん曰くあまりオススメ出来ないそうです。 下山後の温泉…もみの湯は激混みでした。もう少し先にある鹿の湯はそれほど混んでなくて露天風呂もあり、スゴくいい湯でした。 |
写真
感想
◇山行前
いつも行っているメンバーは2,000m以下の山がメインで、それ以上は富士山ぐらいしかないという感じなので、当初は誰も同行してくれないだろうとツアーで行こうと思っていた今回の山行。
登山経験0の旦那くんが突如「一緒に行ってあげますよ」と何故か上から目線で参加表明。
準備をしていると徐々に参加の手が挙がっていって、気付けば6人パーティーが結成されてました(驚)
内訳は、パーティー中では一番登山経験のあるtom(SL)、登山経験は富士山のみというtomの奥さんのYちゃん、強靭な肉体を持つトレイルランナーSっち、毎回一緒に山へ行っているaちゃん、登山経験・練習共に0の我が旦那(大汗)。
◆1日目(8/12)
1日目は天気にも恵まれ、沢の中を快適に歩き進めて行きました。
文三郎尾根からYちゃんのブレーキが度々かかるものの前後で励まして、なんとかマムート階段もクリア。
ラストの岩場は個人的には少々物足りないぐらいでした。
この日は赤岳頂上山荘で1泊。
夜はなんちゃら流星群がキレイに見えたそうです。(私はビール飲んで爆睡)
12時は1個、2時だと無数に見えたんだとか。
2時過ぎ辺りから目が覚め、風の音がかなり大きく心配になりながらも4時過ぎまでゴロゴロ。。
朝になっても一面真っ白でご来光は見れませんでした(涙)
ご来光狙いで早く寝たのに、、それなら流星群を見ればよかった。
◆2日目(8/13)
朝食をいただいて、2日目の山行開始です。
荒れ狂う風は全く収まる事なく、頂上山荘から展望荘までの僅かな距離が果てしなく感じました。
足を広げて体の重心を落として進む様メンバーに指示しながら少しずつ慎重に進みます。
やっとの思いで辿り着いた展望荘で、少し待つのと急いで発つのはどちらがいいか聞いてみると「地蔵を下りるのならともかく、硫黄岳まで行くなら今すぐ行った方がいい」との事なので、身支度を整えて先を急ぎます。
三叉峰手前で道迷いしかけていた親子に遭遇。
どうやら目の前の岩場を登るか右へ伸びる道を進むかで揉めている模様。
その内ウチのパーティーの後方部隊にもしきりに右の道を勧めるお母さん。
「いや、そっちじゃないでしょう。」
念の為に再度方角を確認するも、コンパスは岩場の方が北だし(偏角ちゃんと考慮して)、上の方に鎖っぽいのも見えてるし。
後方「こっちじゃないの?(右の道)」
私「そっちじゃない。絶対こっち」
お母さん「本当に?」
私「こっちが北ですから。そんなにこれ以上は巻き道は続かないと思います。そろそろ登る頃です。」
全員「・・・。」
私「巻きながら北上していくルートなんですよ。こっちだと思いますよー」
しばらく話し合いが下で行われて私の進む方へ全員が登って来ます。
するとスグ上の岩に〇のペイントが。
そしてその上に鎖もあり、無事道には迷わずに済みました。
ホントにコンパスは神様です。
三叉峰に着くとさっきのお母さんが「もう横岳の頂上って過ぎちゃったんですか??」と(大汗)
えーーーーーーー!?
まさかこの親子、地図もコンパスも無しで登って来たの!!??
驚きつつも、私の地図を見せて説明します。
まだ手前のポイントの三叉峰である事、横岳の頂上奥ノ院はこの次のポイントである事。
ここからはそれほどかからず着くであろうという事。
すると、お母さん。「リーダー(私の事らしい)に付いて行こうよ〜。その方が安心よ〜」
こちらもかなり心配になって来たので、ウチのペースはとても遅い事を伝えてそれでも良ければと、後ろからついて来てもらう事に。
いきなり山中で即席8人パーティーの結成です。
既にYちゃんがかなりの大ブレーキだったので、親子は楽々と付いて来てくれました。
無事に奥ノ院に辿り着き、その親子とは先へ急ぐというのでそこで別れました。
それにしても、、、地図とコンパスは必ず持参しましょう(涙)
奥ノ院から硫黄岳山荘までが、またもやさえぎる物もなくものスゴい暴風小雨。
吹き飛ばされそうな風の中、どうにか山荘まで辿り着きました。
この日の稜線上の最大風速が何メートルだったのか調べても出て来ませんでしたが、こんな記述を見つけたので20〜25mぐらいだったのかな?
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風速が20mと30mでどのくらい違うかというと、風速20mでは、大人なら体を丸めて姿勢を低くすればなんとか進めますが、風速30mになると、歩けないどころか、立ってもおられず戸外にいるのは危険で、ときには木造家屋が倒れるほどの強さです。
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硫黄岳山頂までは、晴れていたらきっと容易に見渡せたであろうケルンを1つ1つ確認しながら進みます。
山頂に着いても風は止みそうにないので、写真撮影もそこそこに下山を急ぎました。
下山ルートに入ると風の影響はほぼ無く、木ってスゴいんだな〜と改めて感動。
そのままYちゃんに合わせてノンビリ下りて、赤岳鉱泉で温かいラーメンをいただきました♪
最後に寄った美濃戸山荘のコーヒーもとても美味しかったです。
◎まとめ
気象予報士の資格を取ろうかな
水泳のゴーグルをザックの中に入れておくと意外と便利かも(変?ww)
プラティパスは2Lも要らなかった
岩場はあの3倍あってもいいぐらい
次に行く時は地蔵尾根にトライしてみたい
結構鍛えて行ったつもりなのにまたもや筋肉痛。。。歩き方をもう少し変えるのと装備を13kgぐらいまで落とした方がいいか?
◎質問
美濃戸山荘に行った事がある方。
オヤジさん、談志に似てると思いません?
(ウチのパーティーには全否定されました<涙>)
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