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Yamareco

記録ID: 215962
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

西穂高岳 乗鞍岳 小学生 7歳愛娘を連れて私が北ア・デビューした山へ行く

2012年08月10日(金) 〜 2012年08月14日(火)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
子連れ登山 asahi その他2人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
23:09
距離
19.7km
登り
1,356m
下り
2,010m
歩くペース
ゆっくり
1.51.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

8/10
ロープウェイ西穂高口駅(13:54)−(15:34)西穂高山荘

8/11 スーパー亀ペースです。参考にならないと思います。
西穂高山荘(6:09)−(6:33)丸山(6:40)−(7:55)独標−(9:05)ピラミッドピーク−(11:15)西穂高岳−(13:50)ピラミッドピーク−(15:20)独標−(16:15)丸山−(16:33)西穂高山荘

8/12
西穂高山荘(7:04)−(10:33)田代橋登山口

8/13
乗鞍・畳平(8:46)−鶴ヶ池から−(9:27)肩ノ小屋(10:29)−(11:34)剣ヶ峰−花畑から−(13:06)畳平
天候 8/10 晴れ
8/11 ガス 時々雨がパラつく
8/12 晴れ
8/13 雨 濃霧、雨風強し
8/14 曇り
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
コース状況/
危険箇所等
ロープウェイ西穂高口駅〜西穂高山荘
よく整備されています。運動靴姿のハイカーも大勢いらっしゃいます。

西穂高山荘〜西穂高岳
よく整備されています。昔、危険と言われた箇所は簡単に、簡単だった箇所は少し歩きにくくなった?

西穂高山荘〜上高地
よく整備されています。運動靴姿のハイカーも時折すれ違います。
登りで使用する場合、疲労がピークに達した時に大きな岩が次々と出てくるのでちょっとツライかも。
めったに出会いませんが、熊の生息地域ということを知っていると却って不安になる。

乗鞍畳平〜剣ヶ峰
晴れていたら花畑最高!!! 日焼けも最高!!!
ガスっても、道の両端にロープが張ってあるので安心。道に迷ってもロープを辿ればどこかに着く?
下界からバスで一気に上がってくるので高度障害には注意。
熊の生息地域の真っただ中。目撃情報も多数あり。定期的に不幸な事も起こっています。要注意!
新幹線と
在来線を乗り継いで
1
在来線を乗り継いで
眠ってる間に高山に到着
1
眠ってる間に高山に到着
高山濃飛バスセンターで
飛騨牛のキャラクター「ひだまる」ちゃん。
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高山濃飛バスセンターで
飛騨牛のキャラクター「ひだまる」ちゃん。
新穂高ロープウェイにやって来ました。
娘はバスに激酔いでふらふら。
1
新穂高ロープウェイにやって来ました。
娘はバスに激酔いでふらふら。
お腹すいたー
いよいよ出発!
この横にある水場は冷たくて
すっごくおいしー!
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いよいよ出発!
この横にある水場は冷たくて
すっごくおいしー!
播隆上人とコラボ
漫才みたい
4
播隆上人とコラボ
漫才みたい
今日のお宿
西穂高山荘
3
今日のお宿
西穂高山荘
お部屋は「六百山」
8人部屋に7人宿泊
お部屋は「六百山」
8人部屋に7人宿泊
左から、六百山 霞沢岳
2
左から、六百山 霞沢岳
トリカブトを被った蜂
1
トリカブトを被った蜂
視程20m、ガスの中
4
視程20m、ガスの中
雲上の独標
風が弱くなったので念のため娘に付けておいたスリングはここで取り外し
結局ザイルは使わなかった
もうこの先は無くても大丈夫
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雲上の独標
風が弱くなったので念のため娘に付けておいたスリングはここで取り外し
結局ザイルは使わなかった
もうこの先は無くても大丈夫
独標北側の下り
昔に比べてずいぶん簡単になりました
3
独標北側の下り
昔に比べてずいぶん簡単になりました
9峰北側
今日の難所
1
9峰北側
今日の難所
西穂高山頂も見えてきました
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西穂高山頂も見えてきました
笠ヶ岳もようやく顔を出します
笠ヶ岳もようやく顔を出します
娘「石のペンギンいてるー」
3
娘「石のペンギンいてるー」
超慎重に下りてます
5
超慎重に下りてます
山頂までもう一息
山頂までもう一息
三十数年前、家族で来たこの場所に
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三十数年前、家族で来たこの場所に
新しい家族と来ることが出来ました
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新しい家族と来ることが出来ました
もと来た道を引き返し
1
もと来た道を引き返し
鎖場を越え
道の真ん中で何だ?
あの毛玉
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道の真ん中で何だ?
あの毛玉
おお、雷鳥だ!
近づいても砂浴びに夢中
4
近づいても砂浴びに夢中
「なんだよー
 邪魔するなよー」
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「なんだよー
 邪魔するなよー」
「さあ
 帰ろっと」
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「さあ
 帰ろっと」
9峰北側の難所に戻ってきました
左に見える、てっぺんにとげが刺さったような台地が独標
1
9峰北側の難所に戻ってきました
左に見える、てっぺんにとげが刺さったような台地が独標
難所
反対からアップで
帰りは楽ちん
2
難所
反対からアップで
帰りは楽ちん
通過中
左足は、大人は絶対に足を掛けない所に置いています。
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通過中
左足は、大人は絶対に足を掛けない所に置いています。
ガスの切れ目から前穂高
ガスの切れ目から前穂高
独標にはイワヒバリ
1
独標にはイワヒバリ
振り返るとピラミッドピークと奥に西穂高岳
1
振り返るとピラミッドピークと奥に西穂高岳
12峰からガラ場を下ります
1
12峰からガラ場を下ります
背後には丸山
小屋までもうすぐ
ガンバレ!
2
背後には丸山
小屋までもうすぐ
ガンバレ!
西穂高山荘
お気に入りの書庫
1
西穂高山荘
お気に入りの書庫
今日のお部屋は「穂高2」
6人部屋に5人
只今 4:30 未だ爆睡中
おーい。
みんな起きてるよー。
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今日のお部屋は「穂高2」
6人部屋に5人
只今 4:30 未だ爆睡中
おーい。
みんな起きてるよー。
朝日が射した笠ヶ岳。
右肩には笠ヶ岳山荘も見えます。
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朝日が射した笠ヶ岳。
右肩には笠ヶ岳山荘も見えます。
今日は快晴
行きたかった焼岳と
これから行く乗鞍高原
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今日は快晴
行きたかった焼岳と
これから行く乗鞍高原
西穂高山荘にも
ようやく朝日が届きました
西穂高山荘にも
ようやく朝日が届きました
書庫で遊びに夢中
書庫で遊びに夢中
作品1
とぐろを巻いたヘビ
2
作品1
とぐろを巻いたヘビ
作品2
真っ直ぐになったヘビ
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作品2
真っ直ぐになったヘビ
分岐点
今度こそ焼岳行くぞー!
2
分岐点
今度こそ焼岳行くぞー!
初めはこんな岩を下ります
1
初めはこんな岩を下ります
岩は少し小さくなりました
岩は少し小さくなりました
「今何時ー?」

「お腹すいたー」
の合図
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「今何時ー?」

「お腹すいたー」
の合図
唯一の水場
「宝水」
1
唯一の水場
「宝水」
こんな道はへっちゃらさー
1
こんな道はへっちゃらさー
今日は綺麗に見える前穂高
1
今日は綺麗に見える前穂高
笹が増えてくると
1
笹が増えてくると
田代橋登山口に到着
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田代橋登山口に到着
上高地温泉ホテルの足湯
自由にお入りください
娘に大好きなアイスをプレゼント
2
上高地温泉ホテルの足湯
自由にお入りください
娘に大好きなアイスをプレゼント
冷たい梓川の水
道端の木陰でお弁当
お箸の持ち方修行中。
1
道端の木陰でお弁当
お箸の持ち方修行中。
日本アルプスと名付けてくれたウエストンさん
2
日本アルプスと名付けてくれたウエストンさん
ウエストンさんの近くには(美味しそうな)大きな天然岩魚が泳いでいます
2
ウエストンさんの近くには(美味しそうな)大きな天然岩魚が泳いでいます
お馴染み河童橋
妻は一度は来てみたかったそうです
夢が叶いました
1
お馴染み河童橋
妻は一度は来てみたかったそうです
夢が叶いました
今日も河童橋には人がいっぱい
1
今日も河童橋には人がいっぱい
丸山近くで見たケルンを作ってみたくて
梓川の河原で制作中
2
丸山近くで見たケルンを作ってみたくて
梓川の河原で制作中
大人の目には賽の河原の石積みに見えてしまうのが悲しい。
娘はきっちり完成させました。
2
大人の目には賽の河原の石積みに見えてしまうのが悲しい。
娘はきっちり完成させました。
平湯温泉で泊まった温泉宿の方の作品
1
平湯温泉で泊まった温泉宿の方の作品
裏道に並んでいます
2
裏道に並んでいます
平湯バスターミナルの入り口にもありますが
スッポン養殖場の辺りが特に多いです
1
平湯バスターミナルの入り口にもありますが
スッポン養殖場の辺りが特に多いです
とっても良くできています
2
とっても良くできています
私もそのうち作ってみようかな
1
私もそのうち作ってみようかな
楽しいー!
乗鞍行きのバス待ち
乗鞍行きのバス待ち
雨風強し。
視程20m強。
2
雨風強し。
視程20m強。
肩の口小屋で暖を取りながら天候回復待ち。
1
肩の口小屋で暖を取りながら天候回復待ち。
暴風雨の中を
蚕平岳まで来ました
4
暴風雨の中を
蚕平岳まで来ました
剣ヶ峰山頂
防水カメラでないので雨風の弱いこちら側で記念撮影
山頂標はこの裏
6
剣ヶ峰山頂
防水カメラでないので雨風の弱いこちら側で記念撮影
山頂標はこの裏
山頂すぐ下の穴?
2
山頂すぐ下の穴?
横殴りの雨の中を下りて行きます
横殴りの雨の中を下りて行きます
お花畑へGO!
ガスと雨でよく見えません
ガスと雨でよく見えません
畳平バスターミナル下には僅かに雪が残っていました
畳平バスターミナル下には僅かに雪が残っていました
平湯バスターミナル
足湯で冷えた体を温めながら「飛騨の牛饅」を頬張ります
2
平湯バスターミナル
足湯で冷えた体を温めながら「飛騨の牛饅」を頬張ります
新穂高温泉 深山荘
2
新穂高温泉 深山荘
ワ〜オ♪

我が家のお色気シーン
雷雨の中の露天風呂
3
ワ〜オ♪

我が家のお色気シーン
雷雨の中の露天風呂
もう一つ ワ〜オ♪
別の混浴露天風呂
後ろのオレンジの点々は「かじかばし」の電飾
3
もう一つ ワ〜オ♪
別の混浴露天風呂
後ろのオレンジの点々は「かじかばし」の電飾

感想

三十数年前、生駒山と葛城山に1回しか登ったことのない小2の私が北アルプスデビューしました。
当時は子供用の登山装備品など望むべくもなく、トレーナーにジーパン、ズック靴という出で立ちで、西穂高岳、乗鞍剣ヶ峰に立ちました。
今回は当時の私と同じ小2になった娘を連れて同じ山に来ました。三十数年ぶりなので、どのように変わっているのか楽しみです。

8/10
電車とバスを乗り継いで新穂高ロープウェイへ。
バスはずいぶん快適になっています。道幅が広くなった所もあります。何より、ロープウェイ乗り場までバスで行けるのでずいぶん楽です。
当時は一つ手前の新穂高温泉が終点で、そこからザックを担いで坂道を駆け上りロープウェイの切符を買って、ギリギリ、ロープウェイの発車に間に合うかどうかでした。

第2ロープウェイは日本でただ1つの2階建てゴンドラ。
子供の希望は2階にのりた〜い!でも残念。まず、乗客を2階に乗せて定員になれば1階へ。丁度私達の前の方で2階は定員。1階へ誘導されました。
でも、いいこともありました。2階はぎゅうぎゅう。1階はガラガラ。ゆっくり景色も堪能できて超快適!

しらかば平駅〜西穂高山荘
昔と変わらず良く整備されています。登るにつれて岩が増えてくるのも昔のまま。当時の私のように娘も息を切らしながら登って行きます。

西穂高山荘
不幸なことはありましたが、小屋は大きく生まれ変わりましたねー。感激です! ってずいぶん昔のハナシですが。こんな所が浦島太郎です。
ここで娘は高度障害でスーパーハイテンション。落ち着き無く小屋の中を走り回っています。書庫におもちゃがあるのを見つけると一番のお気に入りの場所になりました。姿が見えなくなると必ずそこで遊んでいました。
夕食後、携帯酸素を吸わして落ち着いた所でさっさと布団へ。

8/11
奥穂へ向かわれる方は4時頃までには出発されて行きます。それ以外のほとんどの方も前日に小屋から朝食弁当を受け取って5時頃には次々と出発されて行きます。
私たちは5時30分から食堂で暖かい食事を頂いてから出発。
予定では11時までに西穂高岳まで往復し、その後焼岳小屋へ。
子供の時、小屋から山頂まで5時間で往復したので同い年の娘も大丈夫だろうと考えていました。
それに当時、焼岳は立ち入り禁止だったので行ってみたいなー、なんて思ってもいます。

西穂高山荘〜丸山
ガスと飛騨側からの強風。視程20m程。寒い!登り初めから大きな岩を登って行きます。娘のペースは上がらず。風は強いけど、大きく育ったハイマツの間を歩くので不安はなし。
丸山から先はハイマツが切れてくるので念のため娘にスリングで簡易ハーネスを付けておきます。独標に上がる時に飛ばされそうならすぐにザイルを付ける準備です。

丸山〜独標
12峰に着く頃には風も弱くなって視界も晴れてきました。
私は独標の前に12峰という岩場があるのをすっかり忘れていました。
忘れるくらい簡単な岩場だったんですけど、岩が崩れたのか少し変わったようで娘は手間取っていました。
独標の登りも記憶では少し直登気味のルートだったんですが、今は少し飛騨側へ寄ってから信州側へ寄って行く様になっています。
娘は必死に付いてきますが、超慎重派のためなかなかペースが上がりません。
結局、2時間近くかかって8時前に独標に着きました。この時点で引き返えせば焼岳小屋へ行くことが出来ますが、第1目標の西穂高岳まで往復して西穂高山荘にもう1泊する事に予定変更しました。
元々、天候が悪ければ焼岳を諦めて西穂高山荘でもう1泊して山頂を目指す予定でしたので、影響はありません。今回の私の夢が1つ壊れるだけです。(泣)
風もすっかり弱くなったので、岩に引っかけて事故にならないように娘の簡易ハーネスを外します。

独標〜ピラミッドピーク
「何これー!超簡単!」独標の下りを見て真っ先に思いました。
昔は岩にしがみつきながら、手足が届かなくて泣きながら下りたのに、今では幅広の道がしっかり整備されています。下りきった所の幅30cm程だった切り立った痩せ尾根も、道幅が広がりハイマツも茂り何の恐怖感もありません。かつての滑落ポイントもこんなに変わるもんなんですねー。
10峰から9峰までの切り立った痩せ尾根も昔は転落箇所の1つだったんですが、今では少し道幅も広がり信州側のハイマツが良く茂って、少々の風でも安心して渡れそうです。
9峰を越えた所の1枚岩が難所の1つ目。私の子供の時の経験を事前に妻に説明しておきました。
実際に着いてみると「あれ?少し簡単になってら!」
足の置き場が昔は大人の靴が何とか1つ入るだけの大きさだったのに、今では楽に入る大きさがあります。お陰で通過するのに楽になりました。

ピラミッドピーク〜西穂高岳
9峰の難所を越えれば山頂直下まではこれまでと同じように岩を乗り越えて行くだけのハズ・・・。
オイ、ちょっと、子供がこんな進みにくい箇所無かったゾ−。
飛騨側にあったテーブル岩を伝って大岩を巻いたのに無くなってるゾー。
やっぱり30数年の月日は地形を変えてしまうのかぁー。
極めつけは、山頂直下にあった急坂の岩場。
2番目の難所で、昔は滑りやすい急坂の岩を直登・直降するので絶対に岩を背にして下りてはダメ、落石も多いので他人の直上、直下にいてはダメ、と妻に説明していたのですが、岩が崩れて土がむき出しになって「×」印が。
代わりに当時は禁断の、飛騨側に一度寄って元のルートに戻る様に岩に指示されていました。そのため、娘にはとても難しい岩場に変わってしまっていました。

西穂高岳〜西穂高山荘(帰り)
山頂では雲行きが怪しくなり、ぽつぽつと雨が顔に当たります。周囲の山もガスに覆われ何一つ見えません。
記念写真だけ撮って、岩が濡れて滑りやすくなるのを嫌ってすぐ引き返します。予定も大幅にオーバーしています。弁当は小屋にデポした荷物の中。
高カロリーのおやつはたっぷり持ってきているのでそれでしのぎます。雨はすぐ止みました。
それでも超慎重派の娘は空腹感も手伝ってかペースが上がりません。岩を慎重に慎重を重ねて下りて行きます。
ペースが上がったのは12峰を過ぎてガレ場になってから。
小屋に着いてから、夕食を兼ねた遅い昼食を摂りました。娘には売店で、よく頑張ったねのアイスとジュースをプレゼント。
嬉しそうに頬張っていました。

8/12
昨日、予定変更したので今日はたっぷり時間があります。
朝はゆっくり寝て、娘は書庫で遊び、7時過ぎに出発。
田代橋まで順調に下りた後はのんびりと上高地の散策。
妻は一度来てみたかった上高地を堪能。娘は大きな岩魚を間近でみて驚いたり、河原で遊んだり。
バスの発車時間までゆっくりと楽しみました。
今日は平湯温泉で娘と約束した露天風呂がある宿に宿泊。

8/13
夜中に地震。
驚いて目を覚まします。テレビをつけると震源は長野だとか。強いの→弱いの→弱いの→強いの。計4回。
「オイ、焼岳!
 噴火するなよ!」
「焼岳、乗鞍が噴火したらどうやって帰ろうか」
とか考えてると、よく眠れませんでした。

今日はバスで乗鞍へ。何だか雲行きがアヤシイ・・・。
平湯峠から濃霧+雨+強風。視程は15〜20m程。バスは時速30km程で山岳道路を登って行きます。
ゆっくりなのでつづら折りの道でも酔うことは滅多にないと思いますが、視界が悪い中をバスが進むのでので乗っていて少し不安になりました。

畳平に着いても相変わらず濃霧+雨+強風。建物の中で朝食を摂りながら天気の様子を見ますが、良くなる様子はなく雨具を着て取り敢えず肩の口小屋まで行ってみることにしました。
外に出てどのルートで行こうか考えていると近くにいたタクシーの運転手さんが鶴ヶ池から行くと楽だとしきりに勧めてくださるのでそちらから行くことに。
途中、富士見岳からの落石の音を何度も聞いて不安になりながらも、小屋まで本当にとても楽ちんな道でした。
但し、雨風は更に強くなって真横からや谷からの吹きあげに変わってきました。

肩の口小屋で冷えた体を休めながら天候回復を待っても一向に好転する気配は無し。
剣ヶ峰から下りてきた方に上の状況を聞くと稜線の風は強いけど何組か上がっているとのことなので行けるところまで行ってみよう!と出発。
相変わらず横殴りの雨。
稜線に出ると暴風雨。横から、下から風が容赦なく吹きつけます。子供だけなら簡単に体を持って行かれます。1組の方がどうしようかと迷っていらっしゃいました。
妻は不安で「戻ろう!」と言いますが、雨風の様子を見て娘を連れていけると判断してしばらく進むと程無くして剣ヶ峰に到着しました。
じっとしていると体温を奪われるのですぐに下山開始。

下りは肩の口小屋を通過して花畑からバスターミナルにルートをとります。
残念ですが、今日の天気ではガスに覆われて花を楽しむのは無理。娘も残念がっています。
今度来れたら来ようね、と約束してまたもや濃霧の中をバスで平湯温泉まで下山。
私の思い出ある温泉、新穂高温泉へ向い、家で露天風呂と食事を堪能。
娘はまたこの温泉に来たいと大喜び。

8/14
帰阪


娘のスペック
身長 118cm
体重  23kg
ちょっと太りかけ
山では超慎重派


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コメント

いい思い出になりましたね!
asahiさん、こんにちは
今回は北アルプスにお出かけだったのですね。
ご自身が子どもの頃に歩いたコースをお子さんと歩かれるなんて素敵です

西穂高の独標はちょうど先週テレビでみたばかり。
とても無理だなと思っていたところだったのですが、
相変わらずasahiさんのお子さんはとても健脚ですね!
同い年のわが子ももう少し頑張ってもらわないと

こちらは私も含めて初めての北アルプスでした。
壮大さに驚きながら、色んなことを学べて楽しかったです。

涼しくなったら、六甲縦走の続き頑張ります
2012/8/17 7:51
cocoeさん こんばんわ
娘が健脚なんてとんでもない。
親鳥を追いかける雛鳥のように、必死についてきているだけですよ。

娘が西穂往復にこんなに時間がかかるとは夢にも思いませんでした。
やっぱり、男の子と女の子では大分違う様ですね。
でも、岩につかまりながら「命がけやー!」って娘が言うのを聞いた時、私も同じことを言ったのを思い出して、「やっぱり親子だなー」なんて思いました。

私にとって初めての北アルプスが西穂だったので、アルプス=岩稜歩き のイメージが今でも幾分残っていまして...。

>西穂高の独標は 〜 とても無理だなと 〜
いやいや何事も経験ですよ。妻も娘も西穂へ行った事で「怖い」高さの基準が変わったと思います。

昨年北アルプスデビューしたばかりの妻も娘も本当によく頑張りました。
2012/8/17 19:28
ゲスト
すご過ぎ!
親子代々、小2の北アルプスデビューがいきなり西穂???
う・・・すご過ぎ(汗)(笑)

お嬢ちゃん、難しいトコ行って来て偉かったね〜!
今度おばちゃんに岩登り教えてちょうだいね。
2012/8/19 14:35
shinryokuさん こんばんわ
いやー、小2だと案外行けるもんですよ。親について行くことに必死で高さのことは忘れますから。
それと今回は、私が小2で西穂へ行った時に感じた、危いから行かないと大人が思う事と、どう手伝ってもらったら出来るという子供の思いとのギャップを実体験していたのでそれも色々と生かしました。

それでも慎重さが必要なコースだと思います。私が子供の時でも、途中ですれ違ったお子様連れのお父さんが滑落されたと小屋に戻ってから聞きましたし、今回も転倒して滑落しかけたり、上の方が落とした岩に当たりかけた方も見ましたから。

それと、おばちゃんだなんてとんでもない! 私もいい年ですから...何だか恥ずかしくなってしまいます。

これからも親子でいろんな山を楽しんでゆきますね。
2012/8/19 20:43
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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