本を買いに三俣山荘へ

2012年08月20日(月) 〜 2012年08月23日(木)

• GPS: 32:20
• 距離: 46.7km
• 登り: 3,677m
• 下り: 3,664m

コースタイム

だいたいコースタイム通り。
荷物は大体18キロ
休憩含みます
20日　折立にてテント泊
21日　
3：45出発
5：11三角点ベンチ
7：23太郎平小屋
7：50テント場　テント設営
8：56薬師平
9：40薬師小屋
10：34薬師岳山頂　
13：37テント場

22日
5：30出発
5：55太郎平小屋
8：00薬師沢小屋
10：44アラスカ庭園
11：51祖母岳
12：05雲ノ平
14：56黒部川源流記念碑
16：00三俣山荘

23日
5：30出発
6：35黒部五郎小屋
9：7黒部五郎岳山頂
11：36赤木岳
12：43北の俣岳
13：58太郎平小屋
15：53三角点ベンチ
17：00折立登山口　　

天候

20日快晴　
21日快晴
22日快晴
23日午前中快晴　夕方に雲が出ましたが、おかげで雷鳥にも会えました。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

群馬から下道で立山（7時間）。
立山側から有峰林道（1800円）にて折立へ。
林道はほとんど舗装されていますが、一部舗装工事などでガタガタしてます。
車高を落とした当方のセダンでも問題なく通過できました。
帰りは岐阜へ抜けました。

コース状況／危険箇所等

危険箇所は特にないですが薬師沢小屋の吊橋と鉄梯子だけスリルがありました。

今考えれば熊対策をしなかった折立のテント泊と鈴をつけないで歩いた登り始めの樹林帯が危険だったかもしれません（帰りの自動車で熊を三匹目撃）。
熊本当にいます

写真

本当に歩きやすい道でした。

太郎平あたりでちょこっと出てる槍発見！

薬師岳は美しかったです。

鳥がまるで止まってるみたいに数分同じ位置にいました。結構いい風が吹いているようです。

右側が黒部五郎。左が雲の平ら。中央辺りが薬師沢

薬師小屋と太郎平小屋　近そうなんだけど・・・

薬師のテン場は水が豊富で冷たかったです

雲ノ平　最後の秘境

サマーレスキューのモデルらしいです

三俣山荘で『黒部の山賊』をゲット！
山賊の写真を見て感動しました。
お勧めです

夕焼けは綺麗

白山にだいぶ近づきました。

黒部五郎のカールは一日過ごせそうなくらいいい所です

雷鳥さん

雷鳥さんにも会えました。曇りじゃないと出てきませんね

有峰林道では熊3匹と山鳥の群れを見れました。
写真は山鳥。8匹くらいいたんですが

感想

meteo

今回の山行の目的は題名の通り「本を買いに行く」です。
三俣山荘には『黒部の山賊』という本が売っているんです（なんとAMAZONでもかえるようになってしまった）。

私としては行って買うことに意味があると思って今回の山行を行いました。
・・・通販・・・あるらしいです（笑　
小屋のHPをご覧ください。


本のことですが三俣山荘や雲ノ平の小屋を経営し、現在も三俣山荘にいらっしゃる伊藤正一さんが書いた本です。
戦後、北アルプスには山賊がいて・・・という内容で始まるこの本は、雲ノ平や三俣あたりを歩く前にぜひ読みたい本です。
当時、世間では本当にアルプスには山賊が住んでいると信じられていたそうです。
新聞にも載っていたとか。
この本を読めばこの山域に行くのが5倍楽しくなると思います！


さて、今回の山行の反省
・折立には本当に熊がいました。帰りに車を運転中に3匹（親子子）と遭遇！熊対策　ほとんどせずに登ってしまいました。テント場にも出没
・三俣から折立へ1日で行くのはちょっと無理があった。
・下山後温泉を調べていかなかった。結局　いつもの浅間温泉（24時まで）に入　　浴。


感想
・初日
お金をかけずに行く！という理念の下、群馬から下道で折立てへ・・・
これが無謀でした。片道7時間。途中　親知らずで登山口の写真を撮った。
折立でテント泊　蚊と蚋がいるので注意！
熊と猿が近くに入るようです。　

・2日目
折立を暗いうちにスタート。
早朝の気温13度
太郎平のテン場へテントを張って薬師岳往復。
愛知大がどうして遭難したんだろうというのを一人で検証。
ここで注意点！テン場に日陰がなく直射日光で黒焦げになるので日中は山に登るなり、日陰を見つけてテン場に戻る時間を調節した方が良いです。
蚊がいました。

・3日目
太郎平→薬師沢→雲ノ平→三俣山荘テン場
薬師沢小屋からの登りが結構きつかったです。
土と岩の滑りやすい道なので下りに使うのはお勧めいたしません。
雲ノ平は話に聞いたとおり素晴らしいところでした。
ここからの水晶岳の眺めが最高です。
行った人にしかわからない風景がここにはあります。
ここだけを目的に行っても十分楽しめると思います。
ただ、身長が高い私はハイマツにいじめられました。
松が伸び、歩道からせり出していて洗車機の中にでも入った気分がしました。

黒部源流で上半身裸で水浴びしていたオッサンは私です。ごめんなさい
三俣山荘で念願の『黒部の山賊』GET！
一番感動しました。
ここのテン場は蚊・ブヨ　
昔、7月に行ったらブヨに蜂の巣にされました。
明け方の気温は10度位

・4日目
三俣山荘→黒部五郎→折立
計画に無理がありました。
でも12時間でなんとかたどり着けました。

林道を乗用車で移動中に猿・熊・ダムで燕の大群・山鳥の群れに会うことが出来ました。
今度は林道だけを目当てに行ってみたいものです。


今回の個人的感動ランキング！！
1位　『黒部の山賊』をGET！
2位　　雲ノ平の雄大さを味わったこと。ここでしか見れない風景がある！！
3位　　黒部五郎のカール　自然が凄かったです
4位　　北ノ俣岳の緑
あと有峰林道の熊さん
可愛かった☆

黒部の山賊ですが、ネットで検索すると内容は結構たくさん出てきます。