八ケ岳中部(天狗・硫黄)
- GPS
- 25:29
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,479m
- 下り
- 973m
コースタイム
9/16:黒百合平(01:30)東天狗・西天狗往復(01:30)夏沢峠(01:00)硫黄(02:50)行者小屋
9/17:行者小屋(02:20)美濃戸口バス停
天候 | 9/15:曇り、9/16:快晴、9/17:雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
9/15:今回の同行者は小学6年生。八ツの山バッヂ収集の山行である。渋の湯から黒百合平への登山道は北八ツらしく苔に覆われた林の中だが、この辺りも雨が少ないのか、乾いて幾らか白茶けたように見受けられた。歩いていると暑いが、流石にそれなりの標高があるため通り抜ける風は涼しく、休んでいると一気に汗が引く。
13時半過ぎに黒百合平に到着したが、既にテン場はかなり埋まっており、慌てて敷地を確保した。あわせて、天狗のバッヂを入手。子供連れのテントも結構いた。夕刻まで曇りがちだったが、日暮れ頃より天気が回復し、夜はきれいな星空。久しぶりに天の川を見た。
9/16:明け方は流石に寒く、3度ほどまで下がったようであった。この日は朝から快晴。眩しいほどの朝陽が辺りまで射してくると同行者もテンションが上がったようで、05時半過ぎには行動開始となった。天狗の奥庭まで一登りすると一気に展望が開ける。諏訪盆地は見事な雲海に覆われ、その奥に北アの壁が連なる。佐久側にも雲海が広がっていたが、水墨画のような朝靄と混じった、諏訪側とはちょっと雰囲気の変わった眺めだった。この景色に背を押され「早くもっと高く登ろう」と同行者はとっとこ歩き続け、殆ど休むこともないままに東天狗。これから辿る稜線が見え、ますます元気が出たようだ。
西天狗を往復して戻ってみると、人の数が随分増えていたのでとりあえず先に進む。根石山荘前でちょっと休憩し、夏沢峠で硫黄のバッヂを買う。この辺から子供の数がまた一層増えた。みんな元気で、硫黄への登りの最中も、盛んにヤッホーと叫びあっている。付いている大人は無言か、息が上がっているかなのに。峠から1時間で硫黄頂上。老若男女で賑わっているが、硫黄ならではの広い山頂なので、昼寝したり、集団でジャンプする写真を撮り合っていたり、追いかけっこをしていたりと、皆好き好きに寛いでいた。我々も、ここでは靴紐を緩めて大休止。
この先は行者小屋まで下るだけなので、もし思ったより早く着いて元気が残っているようなら、そのまま阿弥陀をピストンしようかとも話したが、赤岳鉱泉までが案外だらだらと長く、結局、そこまで欲張らなくてもということで、予定通り、行者小屋で本日の行動を終える。ここもテン場はほぼいっぱいで、ちょっと離れた林の中に我が家を建てた。この立地が、夜から翌朝に役立つことになるとは幕営時点では想像もせず・・。
夕方から雲が降りてきて、またその流れが早くなった。大同心がぼやっと現れたり、隠れたり。
9/17:夜半から強くなった風に加え、時折雨粒がフライを叩くようになってきた。林の中なので風雨を直接受けることはあまりないが、音を聞いていると共にかなり強いようだ。同行者が不安がらないかと危惧したが、ずっすり眠っていて全く目を覚ます様子がない。子供は眠りも健康だ。
夜が明けても小屋周辺の風雨は収まっていなかったので、残念ながら、阿弥陀は諦めて下ることとした。前日山バッヂを買おうとしたら売り切れていて諦めたので、釣り合いはとれてるよね、と同行者。来年の登頂計画を話しながら美濃戸に下りた。下は晴れていた。
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