表丹沢(塔ノ岳)(大倉BS〜蓑毛BS)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 26.7km
- 登り
- 2,220m
- 下り
- 2,195m
コースタイム
- 山行
- 6:13
- 休憩
- 2:07
- 合計
- 8:20
天候 | 1day 晴れ 、2day 曇りのち晴れ(強風) |
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過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰:蓑毛バス停より12:05発秦野駅行バス |
コース状況/ 危険箇所等 |
西山林道 / 合流直前の道が崩壊しておりやや危険 不動の清水 / やや崩れ気味だがその後きちんと整備されている、ただし登りはきつい 表尾根 / 行者岳の岩場・鎖場は初心者といえ身構えるほどではなかった 19号後崩落個所はいくつかあるものの整備はされている ただし初心者の方が嵐の後に行くのはあまりオススメしないかも ニノ塔〜菩薩峠 / 小石の並ぶずるずるとした下りが続くため、滑りやすく体力を消耗する |
その他周辺情報 | 鍋割山は一人ずつ注文なのでバッチや台紙だけが欲しい場合でも時間がかかります (営業時間はきっちり11時から) 蓑毛バス停近くに食事処有り、ヤビツ峠売店は閉まってました ついでに秦野駅南口、三渓園のラーメンとサンパシーのパンおいしゅうございました! |
写真
装備
備考 | 行動食は完璧! ポールの出し入れも慣れました。 が、スマホGPSが使いづらい |
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感想
気温 失念 10℃〜20℃ほど?
26日日中は日差しのせいで暑かったが、それ以外体感気温はやや寒め
湿度 失念 カラッとしていたが乾燥もしていない
消費水量 1日目 / 1400ml、2日目 / 1000ml
不動の清水(往復20分)で補充
初の一泊(山小屋泊)でした。
始める前は不安でいっぱいでしたが、崩落路以外は特になんともなく。
鍋割の水と、乗越後沢からの登り、岳ノ台付近のアップダウンがキツいくらいでした。
ちなみに、水の確保、2日目の空腹具合、睡眠事情、GPSあたりを懸案事項としていましたが、場所や時に恵まれたこともあり、特に問題ありませんでした。
・消費水量は約2500ml(夕・朝はお茶を頂けた)だったので、1泊2日だと余程暑くない限り550x2、1L、2Lがあればいけそうですね。
ただ念のためのこと考えると、1Lでなく2Lx2のほうがいいのかな…。
・空腹具合については、行動食としておにぎり2個+パン2個、昼飯としておにぎり2個+みかん、卵等持ってきましたが十分でした。
やっぱり行動食の有無って結構大きいみたいですね。もう少し燃費のいい体だとありがたいんですが。
・睡眠事情。平日のおかげで人も少なく、皆さま快眠の様子だったので私もよく寝れました。
ただ今の時期でも3連休だとMAXとかなるみたいなので、1人で2つの布団や感染リスクを避けるため、シュラフ買ったほうがいいかなぁとも考え始めました。
・GPSは休憩中停止にしてる間に丹沢を降りたり登ったりしてたみたいです。一度飛んだし、常時記録としては使い物にならない(笑)
Huaweiは特に相性が悪いようなので、位置確認程度に使ったほうがよさそうですね。
大倉より登山道は3つありますが、西山林道(転回前のバス進行方向向かって左側)は崩落が激しく、あまり整備されてないようなのでオススメしません。
私はそちらから二俣へと向かいましたが、写真の通り足場が悪い場所がしばしばみられ、最終的には道がなくなりました。
滑って転びつつも林道下へ逃れられたのでよかったですが、本当に滑りやすく、樹木に引っ掻けないとそのままずるずる下ってしまいそうです。
そこから暫くは四十八瀬川に沿って平和な道のりです。
天気日和なことも相俟って、河原なんてキャンプにもよさそうだなと思いました(やってはいけませんが)
いくつか道はありますが、看板が導いてくれるので、少なくとも鍋割に向かう限りにおいては迷わないでしょう。
金冷し直通ルートはあそこらへん道がいっぱいあったのでよく見ないと…ってなってしまうかも。
後沢乗越(あとさわのりこし)からはとにかく登りで体力勝負が続くものの、左手に富士山、右手に市街が綺麗に見えるため、登り甲斐はあります。
私はしばらくいいです(笑) 慣れてそうなお兄さんもちょっと辛かったと言ってました。
後沢乗越自体は若干場所があるので、行動食程度補給するといいかもしれません。
さて、鍋割山荘には早く到着してしまいました。
バッチが欲しかったのですが、11時以前に入ると怒られてしまいます。
ただし11時少し前の時点で平日ですらそれなりに人が多く、鍋焼きうどん目当ての方もいらっしゃったので、1度に3人ずつ(実際には1人ずつ)ということも考えると、開店前に準備しといたほうがいいと思われます。
広場もそれなりに広く展望もあるため、自炊でもいいかもしれませんね。
ただ店主は昔ながらの頑固なおじいさんと言った体です。
その為慣れている方なら店の前(からちょっと離れたとこじゃないと怒号が飛んできます笑)で歓談しながら待つといった感じでいいのですが、
慣れない人も増える休日などは勝手な客も増えるだろうし、あまり落ち着いて食べれる雰囲気じゃなさそうだなぁと感じました。
googleレビューで「あれじゃわかんねえ!とキレられて不愉快だった」なんてのありましたけど、そんな客は私だって嫌です…。
鍋焼きうどんはともかく、きちんとしたやりとりができて、おじいちゃんも含めて楽しめるぐらいの余裕はないと、あまり楽しい思い出にはならないでしょうね…。
混雑する前に塔ノ岳へ。
まだ新緑が萌えていないこともあり、山荘が早くから目視できます。
木道ということもありペース的に歩きにくい部分もあるので、ちょっと精神的に辛いのが続きました。
金冷し(きんひやし)については特に玉ヒュン案件もなく、逆に由来が気になりましたが、どうやら文字通りのようです。
考えづらいですが、昔はこのあたりもヤセ尾根みたいになっていたのでしょうか?
塔ノ岳山頂には12時半に到着しましたが、平日というのに陣馬と同じぐらい混んでました。
展望が丹沢一広くて良好だからでしょうかね? どこを向いてもいい景色です。
昼ごはんを食べ、バイオトイレで用を足し、宿泊予定のため荷物をデポして丹沢山に。
展望の良い道をアップダウン繰り返しながら到着しましたが、塔ノ岳に比べるとややこじんまりした印象を受けました。
百名山、逆じゃないかなぁ…。
でも山荘は手洗い場もあっていい感じです。まだ閉じてますが、次縦貫するときにお世話になるとおもいます。
お地蔵さんとに手を合わせ、塔ノ岳へピストン。
尊仏もそうなのですが、大山だけでなく丹沢自体が全体的に山岳信仰の場となっていたのですね。
それが結果的に山小屋の充実にも繋がったのですね。ありがたやありがたや。
往復1時間で特に難所もなく帰れたため、不動の清水へ水の補充。
画像の通り、道が崩れており坂も急なため、登り返しがやや辛かったです。
味は特にわかりませんでしたが、口当たりのよい軟水でした。
2Lペットボトルの補充時間はやや5分。水量少なめのため、混んでるときついでしょう。
ザックは宿泊者であれば空きがあれば貸していただけるため、持ち運びに使うのも〇。
お詫びとして山荘のペットボトルも借りて水を補充すれば喜ばれますよ。
夕・朝食はカレーとおでんに+αのつけあわせでとてもおいしいです。
ごはんもふっくらしており、街から比較的近いためか山小屋としてはとても満足いく食事でした。
画像であげたように展望も富士と湘南、東京の夜景とよりどりみどりのため、ちょっと慣れたらデートにも使えそうだなと思ったり。
ただ昔と比べると客数が落ちたとはいえ未だにそこそこのお客さんは来るため、シーズン中は窮屈な思いもするようです。
星空は綺麗ですが、近くに街があるため田舎と比べるとどうしても満面のとはなりませんね。
8時消灯ですぐに寝てしまったため3時半起床。
風が非常に強くガタガタ鳴ってました。
外は体感温度低めでしたが、それでも10℃はあったようです。
雲が広がってきていたため、予定より早めに下山することにしました。
山荘の方はかなり若くとても親切な方でした。お世話になりました。
朝7時時点で塔ノ岳を訪れたのが2組。彼らはどこから来たのだろう…。
そして私は初っ端から地図を見誤り鍋割山荘側へ下ってしまいました。
途中まで道が一緒に見えたのですが、コレ、分岐点も含めて広場の上なんですね。
一見行き止まりに見えたところですが、よく見たらピンクテープがありました。
ここから木ノ又小屋あたりまでは石ころが多くやや足場が悪いです。
そこから先は二ノ岳付近までしばしば崩落個所が現れ、行者ヶ岳前後はの岩・鎖場もあります。
ただ整備されていることもあり、強風とはいえ私みたいな初心者でも通過できました。
ロープワークをするほどのものでもありませんが、鎖に全体重をかけるようなやり方だとまずいかも。
尾根が続くため先々や来た道は見えるのですが、下り一辺倒でなく登りも割とあります。
道としては楽しいため、そこまで体力の消耗は感じないでしょう。
問題は二ノ塔〜岳ノ台〜ヤビツ峠。
こちらは日本武尊分岐点あたりから割と傾斜がきつくなり、足元も石ころや粘土質であるため非常に滑りやすいです。
おまけに樹木などのとっかかりがそこまで多くないため、常に神経を使いながら延々と下ることになります。
そのくだり時間も長く、後程130mほど登ることがわかっているため若干イライラしてしまいました。
菩薩峠でも大きく回り道を強いられます。それほどここの道はあまりオススメできません。
見晴らしはよく、岳ノ台自体は登り下りとも楽しいだけにちょっと残念に思います。
菩薩峠〜ヤビツ峠間においては、日本武尊の足跡前後のような急坂はないため、ほぼハイキングコースの扱いです。
ただ、ヤビツ峠はバスが少ないため殆どの場合蓑毛へ下ることになると思うのですが、それが55分ほどかかります。
とにかく長いです。気持ちのいい道であり、滝や湧き水もあるのですが、バスの時間と相談しつつ下る必要があります。
私はギリギリ間に合いました…。
異様に長くなってしまった(^p^)
来年までに導入する道具を考えるいい機会になりました。
ついでに写真の枚数を減らし、文字数を2000字程度に留める努力をしなくては…。
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