(過去レコ)奥穂高岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 35.0km
- 登り
- 1,830m
- 下り
- 1,820m
コースタイム
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 6:40
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
人気のコースでよく整備されていますが、ザイデングラードと穂高岳山荘横の奥穂への取り付きの岩場は滑落注意です。特にザイデングラードは全体的に切り立った岩が多いのでちょっとしたスリップでも致命傷になる場合もあると思います。涸沢への途中のSガレ付近は落石注意で素早く移動するべきです。 |
写真
感想
金峯山と大菩薩嶺を登った帰路、奥穂高岳を目指した。松本駅前に前泊し、始発の電車で新島々へ行き、そこでバスに乗り換えて上高地に着いた。軽く朝食を済ませて、早朝の上高地を出発、明神、徳沢、横尾、本谷橋へ。横尾までの梓川沿いの歩道からは明神岳や前穂高の東面、遠く大天井岳も望むことができた。横尾付近からは屏風岩が標高差600mと迫力の大岩壁が間近に望めるようになる。本谷橋から本格的な登山道となり、地味なアルバイトを強いられる。我慢の登りを続けると、雪渓が残る涸沢カールの展望が目に飛び込んでくる。涸沢小屋で小休止して、いよいよ白出のコルへの登りとなる。ザレた斜面を横切るころには高山植物の群落があちこちに広がり、登りの辛さを紛らわしてくれる。そして最後の試練、ザイデングラードの登りとなる。岩場の急登だが、登るにつれて展望が広がってゆくので、それほどつらく感じることは無い。(写真撮影を口実に休憩しているからか?)登り切ったところが穂高岳山荘だ。早朝から移動して、7時間行動した後なので山頂は翌朝にして、この日は夕食まで小屋で寛いだ。小屋前のテラスで飲むビールは最高である。翌日は奥穂高岳に登ってから下山して、その日のうちに大阪まで帰りたいので、4時起きで用意をしてすぐに出発した。稜線に出ると蒲田川から吹き上げる風が強くて寒いが、笠ヶ岳がくっきりと姿を現した。30分ほどで山頂に到着、周囲はまだ薄暗いが、かなり遠くまで視界が効いていた。北は白馬岳、立山から南は富士山、甲斐駒ヶ岳、北岳、仙丈ヶ岳、塩見岳が、視線を少し右に回すと乗鞍岳、御嶽、西は白山、東は常念岳、蝶が岳を望むことができた。常念岳方向からのご来光を拝み、十分に撮影をして、一旦穂高岳山荘へ下山した。朝食を摂って、荷物をまとめて来た道を戻った。3000mの絶景を堪能した後は、標高が下がるにつれて感動も薄くなり、坦々と歩いて上高地を目指した。しかし、横尾から上高地の平坦な道は絶景を思い出しながら、次の山行を考えながらの贅沢極まりない時間ではあった。
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