雲取山 〜予定変更で東京都最高峰 テント泊デビュー & 雨の中の撤収デビュー 〜
- GPS
- 08:19
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 1,712m
- 下り
- 1,714m
コースタイム
07:50 鴨沢バス停から林道を上がった駐車場を出発
08:04 雲取山登山口
09:19 堂所
09:54 七つ石山小屋下
10:12 七つ石小屋
10:27 七つ石小屋出発
10:40 石尾根縦走路
10:50 七つ石山
11:02 ブナ林
11:37 ヘリポート
11:42 避難小屋
12:30 雲取山 山梨県山頂標示
12:33 雲取山 埼玉県 東京都 三角点 山頂表示
13:00 雲取山荘着
二日目
07:54 雲取山荘出発
07:56 マキ道分岐
08:30 登山道へ復帰
08:54 避難小屋
08:58 ヘリポート
09:16 七つ石山のマキ道分岐 マキ道へ
09:42 七つ石山小屋下
10:11 堂所
11:04 雲取山登山口
11:08 駐車場着
天候 | 天気予報は,晴れ時々曇りの二日間。 一日目は晴れから曇りの4時ごろから怪しくなり。 夜中は降ったりやんだりで,起きたらきっちり降ってました。 で雲取山のヘリポートあたりで雨は無くなり。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
鴨沢バス停前の駐車場は20時ごろ着でもう埋まってまして。 東京側のところで寝てましたが,朝起きて地元のおじいさんが歩いてたので聞いてみたら登山口に向かう林道を上がるっぽいので。 林道を上がってみたら大きな駐車場があり。 ただし,駐車場にトイレはありませんので車中泊にはむきませんね。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
さすが首都圏の山。 道標ははっきりしていてわかりやすいし,道幅も広くて歩きやすいです。 ブナ林からの稜線歩きはなかなかですな。 ただ,山と高原地図では雲取山山頂から雲取山荘までデラ近く書いてありますが,実際にはちょいとした感じの岩岩したところを30分近く。 結構かかります。 ちょっと予想外でビックリしました。 |
写真
感想
8月の夏休みに北アルプステント泊デビューを計画してました
でも,お山の上で初めて泊まるのに,平地でのキャンプ経験が無い僕がいきなりテント泊っちゅうのも・・・。
と,思い笠ヶ岳山荘泊で「山での一泊デビュー」。
お山の上で泊まっていろんな人たちと知り合ったり,おしゃべりしながら飲んだり,夕景や朝日に感動したり。
お山の上に来シーズンはもっと居たいなと思いまして。
でも,土日祝日の山小屋の話に聞く「二枚の布団に三人のオッサン」の寝方はどうしても想像できず。
やっぱり自分のスペースは確保したくて。
今年のシーズン前に1人用テント他のテント泊装備はそろえてありました。
で,今年の夏山シーズンの最終目標としてテント泊を決行。
生まれて初めて,で平地でのキャンプ経験無し。
でも,まあ目標なんで頑張ってみました。
ずっと10月三連休の前の二日間で,北アルプス 双六山荘でテント泊デビューを計画して。
色々調べて,ヤマレコの皆さんの記録も参考にさせていただいて。
で,気付きました。
10月は気温が下がっていると。
装備に不安はないような気もするけど。
万が一もあるし。
初めてだし。
ってことで一週間前に急に雲取山に予定を変更。
下調べは三日前に買った山と高原地図ぐらい。
まあ,三連休の初日だし,首都圏の山だから登山者は山ほどいるだろうし,何とかなるべと向かいまして。
とにかく,来年の縦走計画に向けてまずは「テントで寝る」ことが一大目的で。
金曜日の出張先での仕事を早々に終えて(いかんじゃん(笑))
いそいそと登山口の鴨沢へ。
下調べをしていないので,駐車場がどこかわからない。
R411を走ってこのあたりかなと思うといきなり「山梨県」の標示。
「いやいや,東京都最高峰なんだから,登山口は東京都じゃなきゃいかんでしょ」と勝手に思いながらちょっと進んで雰囲気違うような気がして戻りまして。
奥多摩湖畔のトイレのある駐車場でとりあえず前夜車中泊。
翌朝目覚めると職人さんみたいな人たちが。
聞いてみるともっと上に駐車場があるよとのお話。
鴨沢の登山道表示に従って林道を進むとまた不安に。
Uターンしてみると他府県ナンバーの車が登っていく。
「あ,この上に駐車場歩くさい」って感じでもう一度Uターンして。
結果,駐車場ありました。
トイレも登山届の提出所もない「売り地」って書いた駐車場でしたけど。
「いいのかな」って思いながら停めてそのまま登りました。
登山道はものすごく踏み固められていて安心。
道標もしっかりありましたし。
地図でマキ道他の分岐も多かったので大丈夫かなと思ってましたけど,道標に従ってとにかく広い道を選択すれば何とかなりそうな感じで。
実は地図を入れたつもりが車の中に置き忘れ。
途中であった山ガールさんと結果歩いていたのですけど,その方に地図は全部見せていただき。
ありがとうございました。
記憶の中だけで地図をたどるのは若干不安で本当に助けていただきました。
しかも,初めてのテント泊装備でいつもの地元のコース以外を歩いていまして。
ザックが重い。
行程がどうなっているかを探り探りの上に,最終的に気付きましたけど,腰ベルトや肩の高さがあっていなくて。
とにかく重くて大変でした。
いつもなら苦にならないような登りでも「うりゃ」とか「よいしょ」とか言わないと登れず。
とにかく重かったです。
そんな感じで歩いてましたが,雲取山はよろしくて。
稜線で縦走気分満点で歩きながら色々なお山を眺めて。
アップダウンしながら歩きがいも多く。
ついに山頂と思ったら。
まあ,一都二県(東京都,埼玉県,山梨県)の県境の山頂だからなんでしょうけど。
一都二県がそれぞれ山頂表示を出して。
山梨県の山頂標示だけ離れていたのは何故?
なんだか不思議と思いつつ雲取山荘へ。
山頂から山荘までって地図だとあっという間みたいだけど,本日一番の岩岩した下りを下って結構進んだ先に山荘が。
地図に時間書いといてよってぐらいの時間かかります。
ヤマレコの写真で見てた通りの雰囲気ある立派な山荘で。
ここでご一緒させていただいた山ガールさんとはお別れ。
ご無事にご帰還できましたか?
で,強面の山荘の方に「テント泊なんですけど」って初めて言ってみました。
快く教えていただけるんですね。
物おじしない僕でもちょっと引いちゃうぐらいの強面の感じの方だったんですけど(笑)
ご案内いただいたとおりにテント場に行ってみるとまだスキスキ。
ここから初めてのテント張り。
常念岳で見学させていただいた張り方や,海釣りの時のラインの結び方を思い返したりで。
あってるのかわかんないままとりあえずテントを張って。
お腹がすいていたのと,とにかくビールが欲しかったので山荘前のテーブルで飯を食い,ビールを調達して戻るともうお隣さんがテントを張ったあっとで。
お話していたら同じテントを持っていらっしゃるようで,テントの張り方をチェックして頂いたり。
そうこうしながら独りで飲んでるうちになんだか雲行きが怪しく。
ポツポツと雨が降ってきます。
坊主頭なので雨の感度は良くて(笑)
ポツポツしているところでアルファ米とレトルトカレーでとりあえず夕食。
いろいろ調理して,つまみ作ってとか思ってましたけど,まずはテントを張るのが先決なんでお手軽に全部済ましました。
でも,うまいっす(笑)
そのままテントでウィスキー飲みながら寝落ちて。
夜中に目を覚ましたら降ったりやんだり。
天気はこのままいくのかなと思いながらもう一度寝て。
熟睡です。
小屋泊まりの時より熟睡です。
結果,僕はテント泊好きです(笑)
で,朝起きたらきちんと雨。
豪雨じゃないですけどしっかり降ってます。
雨中のテントの撤収も初めて。
段取りを色々考えながら,起きた時から結構な時間がたってましたけど,なんとか撤収して二日目スタート。
アドバイスをくださったお隣様ありがとうございました。
二日目の帰りはもうマキ道連発。
どうせ眺望ないしと,全部マキ道で下り。
あっという間に登山口に。
でも,トータルでわかったことは山ほど。
一番大事なことは「初めてのザック」で「初めての重量」を背負う時はやっぱり考えなきゃいけないですね。
ベストポジションはそれ相応の登りと下りを越えないと出てこないんでしょうね。
ずっと背負ってきた日帰り装備のザックはピタッと来るのに,初めて背負ったテント泊装備のザックは全編他人様みたいで。
う〜む,難しい。
この冬はずっとテント泊装備で低山歩こうかな。
そのうちベストポジション見つかるだろうし。
ウレタンマットを外付けしたんですけど,かさばりすぎてザック付随のザックカバーでは容量足らず。
ハミ出ているところが山ほどで。
晴れの時はいいでしょうけど,やっぱりエアマット必要。
雨中の撤収は諸々いるものがいるんですね。
撤収中にザックを濡らさない置き場を作るためのグラウンドシートとか。
ジップロックの大型は結構役に立ちますね。
ゴミ入れても液漏れしないし。
雨に濡らしたくないものとりあえず放り込んでおけばいいし。
アルファ米もお湯入れた後にちゃんとかきまぜないと戻りが甘いバリバリの奴がいたり,お湯が少し残っちゃったりしてうまくない。
最後のカレーはカレースープみたいになっちゃってたし。
でも,やっぱり米炊けるようにしよう。
その方がやっぱりうまそうだし。
いやぁ,勉強になりました。
初めてのテント泊が眺望満点で気持ちイイだけの方が良かったけど。
結果,多分来夏にアルプスで雨をいきなり食らうよりは,初めてで食らっておいた方が良かったと思います。
最後に。
初日ずっとおつきあいいただきました山ガールさん。
ありがとうございました。
多分,独りで歩いていたら,どこかで心折れてました(笑)
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