記録ID: 2323754
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山
北方稜線 岩・紅葉・青空【過去レコ】
2015年10月05日(月) 〜
2015年10月08日(木)


- GPS
- 80:00
- 距離
- 24.2km
- 登り
- 2,885m
- 下り
- 2,887m
コースタイム
2日目
- 山行
- 9:20
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 10:40
3日目
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 7:40
4日間素晴らしい天候に恵まれ、100%充実の山歩きができた。
ハイライトの北方稜線は台風の影響を考慮し計画していたのと逆の時計周りで1日早く通り抜けたが、結果的に台風の影響は全日程通じてほとんどなかった。北方稜線は予想通り手強いルートだ。岩場を安全に歩く技術も大事だが、1日の行程が長いため相当の体力が必要となる。 ビバーク用品を使わなくてもよかったのは幸いである。 紅葉は標高2.000mから下あたりが最盛期で、裏剱の紅葉にはとてもいいタイミングだったと思う。雪渓の残雪量は例年より多いらしく、真砂沢ロッジを過ぎてすぐ雪渓の上を歩くことができた。天候は大きく崩れることはなかったが、劔沢テン場最後の夜に薄っすらと雪が降るほど冷えていた。
ハイライトの北方稜線は台風の影響を考慮し計画していたのと逆の時計周りで1日早く通り抜けたが、結果的に台風の影響は全日程通じてほとんどなかった。北方稜線は予想通り手強いルートだ。岩場を安全に歩く技術も大事だが、1日の行程が長いため相当の体力が必要となる。 ビバーク用品を使わなくてもよかったのは幸いである。 紅葉は標高2.000mから下あたりが最盛期で、裏剱の紅葉にはとてもいいタイミングだったと思う。雪渓の残雪量は例年より多いらしく、真砂沢ロッジを過ぎてすぐ雪渓の上を歩くことができた。天候は大きく崩れることはなかったが、劔沢テン場最後の夜に薄っすらと雪が降るほど冷えていた。
天候 | 晴れ一時雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所いたるところにあり。 クライミングルートだけでなく縦走ルートでも事故が多い。 実際この山行中にも富山県警の捜索が行われていた。 |
その他周辺情報 | 下山後のお風呂はいつもの亀谷温泉。 他にも日帰り温泉はたくさんあるが、ここがゆったりできるので寄るようにしている。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
剱岳本峰にテントの出入口を向けて今夜のお宿とする。
日中は汗をかく陽気でも日が落ちると急激に寒くなる。
シェラフは夏用の軽いものを持って行ったので、予備の衣類や合羽などすべて身に着けてシェラフにもぐり込んだ。それでも深夜になると寒さで目が覚めてしまった。
日中は汗をかく陽気でも日が落ちると急激に寒くなる。
シェラフは夏用の軽いものを持って行ったので、予備の衣類や合羽などすべて身に着けてシェラフにもぐり込んだ。それでも深夜になると寒さで目が覚めてしまった。
テン場を出発してしばらくすると太陽が顔を出してきた。
爺ヶ岳と鹿島槍の間から昇る朝日を眺めながらしばらく大休止。
軽量化のため一眼レフは持って来なかったため、コンデジの露出を調整しながら撮ってみた。けっこう美しい。文字通り「自画自賛」。
爺ヶ岳と鹿島槍の間から昇る朝日を眺めながらしばらく大休止。
軽量化のため一眼レフは持って来なかったため、コンデジの露出を調整しながら撮ってみた。けっこう美しい。文字通り「自画自賛」。
さあ、いよいよあの有名なカニの縦ばいにやってきた。
ルートは登山者4人が順番待ちしている所から少し斜め左上に向かって登っていく。
クサリや鉄筋の打ち込みによりルートが作ってあるので、慎重に手足を動かせば問題なく15mほど上のバンドにたどり着く。
ルートは登山者4人が順番待ちしている所から少し斜め左上に向かって登っていく。
クサリや鉄筋の打ち込みによりルートが作ってあるので、慎重に手足を動かせば問題なく15mほど上のバンドにたどり着く。
剱岳頂上から北方稜線に入って最初の難所。
矢印部分のバンドをトラバースしなければならないのだが、実はルートを間違えてその上のバンドへ取りついているところを、後ろからやってきた山岳警備隊員さんに教えていただき事なきを得た。15分ほどのタイムロスをしでかしてしまった。
出だしでつまづいてしまい大反省。
矢印部分のバンドをトラバースしなければならないのだが、実はルートを間違えてその上のバンドへ取りついているところを、後ろからやってきた山岳警備隊員さんに教えていただき事なきを得た。15分ほどのタイムロスをしでかしてしまった。
出だしでつまづいてしまい大反省。
番目の難所で、中央のクラック(割れているところ)を跨がなければいけない。お助け紐をしっかり握りしめ岩にへばりついてズリズリと進んでいく。ここを過ぎても気の抜けない岩場が続く。
池ノ谷尾根の頭から池ノ谷乗越を見下ろす。
約30mほどの岸壁をクライムダウンするポイントだが、事前情報にはない固定ロープがセットしてあり迷うことはなかった。
しかし、このロープによりちょっと楽しみが半減し残念。
約30mほどの岸壁をクライムダウンするポイントだが、事前情報にはない固定ロープがセットしてあり迷うことはなかった。
しかし、このロープによりちょっと楽しみが半減し残念。
池ノ谷ガリー中ほどから上部を見上げる。
登攀技術の難易度ではなく、落石を起こさない技術が求められる。長次郎の頭で追い抜いて行った県警山岳警備隊の3人が三ノ窓あたりまで行って引き返してきたが、走るような速さでこのガラガラの斜面を登り返して行った。
行方不明者の捜索中だったが、それにしてもとんでもないスピードに感心してしまう。
登攀技術の難易度ではなく、落石を起こさない技術が求められる。長次郎の頭で追い抜いて行った県警山岳警備隊の3人が三ノ窓あたりまで行って引き返してきたが、走るような速さでこのガラガラの斜面を登り返して行った。
行方不明者の捜索中だったが、それにしてもとんでもないスピードに感心してしまう。
雪が残っていればアイゼン・ピッケルが必要と言われる急傾斜のルンゼ。今回は岩が出ていてアイゼンを付けることなく簡単に通過できてしまった。
雪が切れているところをガサガサと登ってチャンチャン。
雪が切れているところをガサガサと登ってチャンチャン。
小窓が近づいてくると草付きの斜面を斜め斜めに下って行くようになる。小窓雪渓が見えてくるといよいよ「北方稜線」も終わりに近づく。
踏み跡が入り乱れているところがいたる所にあり、ガスっている時にはルートファインディングにかなり気を使いそうなポイントと思われる。
踏み跡が入り乱れているところがいたる所にあり、ガスっている時にはルートファインディングにかなり気を使いそうなポイントと思われる。
小窓雪渓から旧鉱山道に取り付くポイント。
これだけ大きな丸印がたくさん書いてあれば迷いそうにないが、ガスが濃い時にはこれが見えなくて通り過ぎるパーティーが結構あるらしい。自分も用心のためGPSで確認しながら下って行ったが、ここに差し掛かった時偶然ガスが晴れて難なくこの丸印を確認できた。
これだけ大きな丸印がたくさん書いてあれば迷いそうにないが、ガスが濃い時にはこれが見えなくて通り過ぎるパーティーが結構あるらしい。自分も用心のためGPSで確認しながら下って行ったが、ここに差し掛かった時偶然ガスが晴れて難なくこの丸印を確認できた。
今日のお宿 到着。今日の宿泊客9名。
小さい山小屋なので30人も入ればてんやわんやになるらしい。
シーズンを通して水が豊富にあり、山小屋には珍しくお風呂にも入れる。
石鹸やシャンプーなど使えないが、お湯を浴びられるだけでも天国みたい。
ゆうべ我慢したビールでマルちゃんと乾杯。
小さい山小屋なので30人も入ればてんやわんやになるらしい。
シーズンを通して水が豊富にあり、山小屋には珍しくお風呂にも入れる。
石鹸やシャンプーなど使えないが、お湯を浴びられるだけでも天国みたい。
ゆうべ我慢したビールでマルちゃんと乾杯。
山岳警備隊のザック どれだけ担げばこんなにボロボロになるのか・・昨日すれ違った警備隊3人はあれから又引き返し、昨夜仙人池ヒュッテに泊まり、今日は池ノ平山周辺を捜索するため朝早く池ノ平小屋へ立ち寄ったとのこと。
そして、なんと、自分たちが午後剱沢小屋に到着してビールを飲んでいると、ひと仕事終えた彼らが稜線を超えて帰ってきたのである。
とんでもない体力に驚くとともに、警備隊の仕事の大変さに頭が下がる思いでありました。
そして、なんと、自分たちが午後剱沢小屋に到着してビールを飲んでいると、ひと仕事終えた彼らが稜線を超えて帰ってきたのである。
とんでもない体力に驚くとともに、警備隊の仕事の大変さに頭が下がる思いでありました。
仙人峠からの眺望 よく撮られる場所と構図だが、何時間眺めていても飽きない風景。まるで額から飛び出した絵画のようである。人を寄せ付けない荒々しさと深山の趣が相まって山岳ファンの心を惹きつける。
二股から三ノ窓を仰ぎ見る。
富山県警のヘリコプターが昨日から同じところを捜索している。
このあたりの紅葉は一番見ごろで、雪渓とのコラボレーションはほんとにすばらしい。山に来てるな〜って感じられる画である。
富山県警のヘリコプターが昨日から同じところを捜索している。
このあたりの紅葉は一番見ごろで、雪渓とのコラボレーションはほんとにすばらしい。山に来てるな〜って感じられる画である。
剱沢 長次郎谷出合の少し上。
アイゼンを利かしてガシガシ登る、と言いたいところだが、このあたり傾斜がきつく息が上がっている。
息が上がっても気分上々。 秋山での雪上歩行を存分に楽しむ。
アイゼンを利かしてガシガシ登る、と言いたいところだが、このあたり傾斜がきつく息が上がっている。
息が上がっても気分上々。 秋山での雪上歩行を存分に楽しむ。
剱沢雪渓中間部。このあたりから右岸側夏道に取り付くポイントを意識しながら進む。
同時に雪の厚みは何mぐらいあるのだろうか?照り返しの日焼けが心配だな〜、なんて考えながら歩いていた。
同時に雪の厚みは何mぐらいあるのだろうか?照り返しの日焼けが心配だな〜、なんて考えながら歩いていた。
剱沢野営場帰還。
今回の山行はほぼ終わった感じ。明日は別山乗越を超えて室堂まで。山気分は終わってしまったのでなんかめんどくさい歩きに思われる。
最後までケガがないことを祈念し、持参したウイスキーで乾杯。
今回の山行はほぼ終わった感じ。明日は別山乗越を超えて室堂まで。山気分は終わってしまったのでなんかめんどくさい歩きに思われる。
最後までケガがないことを祈念し、持参したウイスキーで乾杯。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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感想
何はともあれ無事帰宅できたことが嬉しい。
年齢を考えるともう一度このルートを歩くことは難しいかもしれない。
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