南アルプス深南部にはドMの聖地が存在した!!!「迷い度、人がいない度100%」静かな山を求める人にお勧め
- GPS
- 14:37
- 距離
- 37.2km
- 登り
- 3,699m
- 下り
- 3,689m
コースタイム
08:30 沼平ゲート 出発
09:15 畑薙大吊橋
09:35 ヤレヤレ峠
10:09 ウソッコ沢小屋
11:03 横窪沢小屋
12:27 茶臼小屋
12:53 茶臼岳
14:16 易老岳
15:45 光小屋泊
10/25(木)
06:18 光小屋 出発
06:55 百俣沢の頭
08:11 信濃俣「二等三角点」
09:00 2100mピーク
09:57 最低鞍部
10:58 大根沢山「三等三角点」
12:08 2112,2m 「三等三角点」
13:35 畑薙第一ダム 下山
天候 | 10/24(水)晴れ後曇り 10/25(木)雲り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
道路状況・県道27号安倍街道、60号線とも通行に問題ありません(落合の玉川橋から笠張峠間の県道189号線は通行止め) また井川湖、先の道路が狭く落石に注意。 沼平ゲート前に広い駐車スペースがあります。畑薙第一ダム管理事務所近辺にも駐車可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
*畑薙大吊橋から茶臼岳を経て光岳まで 南アルプス南部玄関口のメインルートの為、歩きやすく道標もあるので迷う箇所はありません。 稜線は一部雪があり凍結してた箇所があったので、足元に注意しアイゼンは必要なかった。 水場は横窪沢、光岳静高平に豊富にありました。 山小屋はすべて営業終了し、冬季小屋泊まりとなる。 *百俣沢の頭から信濃俣、大根沢山 道は狭く一部尾根の分岐など不明瞭な箇所があったが、ほとんどが明瞭な道でテープがありよく踏み込まれていた。 ほとんど青のテープが導いてくれる。 藪漕ぎスタイルで挑んだが、ほとんど漕ぐような箇所はなかった。 危険箇所はなかった。 大無間山への道も明瞭に見えた。 大無間山へ縦走する場合、水の確保が問題ですね。 *大根沢山から2112,2mピークを経て畑薙第一ダム 迷い度100%、ほとんど踏み跡は無く、テープは薄く見落としやすい。(何度も間違い確認した) 枝尾根が多く分岐には特に注意が必要。 今回はテープは無視してGPSに頼って下山した。 道は倒木が多いが藪漕ぎなどは一切無かった。 このルート、初めて歩く人はさぞかし不安に駆られるだろう。 GPSがあればいいが、無い場合はコンパスが必要。 読図力が試されるルートですね。 沼平ゲート前と畑薙大吊橋に登山届けあり。 第一ダム管理事務所の駐車場に販売機ありました。 日帰り温泉・畑薙第一ダムの3km手前に、三年前リニューアルされた赤石温泉、白樺荘(\500円、10:00-18:00、火曜日休み・一泊二食\6800円) |
写真
感想
10月24日の火曜日は雨でちょうど休養日ができた。
次はどの山にしようか考えた。
同じ山、同じ道は飽きたので、久しぶりに入山数が少ない南アルプスに決めました。
それも深南部。
ここなら誰もいないし静かに歩けるということで、畑薙第一ダムを基点とし光岳から信濃俣、大根沢山を歩いて第一ダムへ周回する。
このコース以前から歩いてみたいルートでした。
レコに載っているのも数件だけ。
25日、甲府を3時に出発し、静岡を抜けて畑薙ダムに着いたのは8時前。
170kの長距離運転だった。
運転に疲れたが、登山準備をして、いざ!出発。
平日なので東海フォレストバス駐車場や沼平ゲート駐車場はガラーンとしていた。
今日は一泊の為、いつもの日帰りと違うので荷物は重たい。
ぶっ飛ばせない!
でも、ペースは落ちるがタンタンと登っていく。
ウソッコ沢小屋、横窪沢小屋、茶臼小屋まで急登を喘いだ。
ここが一番きつかった。
やっと稜線に出ると晴れているが風がめっちゃ寒い。ぶるぶる!!!
赤石岳や聖岳は雪が積もって白くなっていたが、こちらは降っていないようで助かった。
アイゼン持ってきてないもんな!
今日の体調も万全、快調に歩を進め暗くなる前に光小屋に到着できた。
時間もあったので光岳まで往復し、小屋に戻ると日暮れはすぐ。
アーベントロートを楽しんだ。
結局、光岳小屋は自分一人だけの独占状態。
夜はかなり冷えて、夜中に目が覚めてしまい、そこからずっと朝まで寝てない状態でした。
翌朝も天気が良く小屋からモルゲンロートを見れた。
翌日もめっちゃ冷えた朝で手や脚がかじかむ。
さあ、ここから初めて歩くルートで楽しみだ。
百俣沢の頭までは普通の登山道。
道標にしっかりと大無間山と書かれている。
明瞭な踏み跡とテープに導かれどんどん歩を進める。
この稜線は紅葉が見頃でとても綺麗。
当初心配だった藪漕ぎや道迷いはまったく無い。
GPSがあったからちょっとばかし余裕があった。
信濃俣は狭い山頂でガスに覆われはしたが、たぶん光岳などが見えるはず!
ここから二つのピークと枝尾根を慎重にこなして、大根沢山手前の最低鞍部まで下る。
藪漕ぎ無し。
最低鞍部から大根沢山まで、標高400mの容赦の無い急登が待ち構えている。
今まで味わったことが無いほどの急登に喘いだぜ!!!
キツイ登りに耐えると、大根沢山のだだっ広い山頂でいかにも迷いやすい地形だ!
テープに導かれ三角点のある大根沢山に到着しました。
樹林に囲まれ何も見えない山頂だが、ドMにとっては超サイコーに嬉しい気分だぜ!!
結局、ここまで迷わず明瞭な道でしたが、この先畑薙第一ダムまでのルートが大変でした。
ほとんど踏み跡は無くて道は荒れ放題。
藪漕ぎこそは無かったものの、幾重にも枝尾根が分かれて分岐点に注意しながら歩を進めました。
ほんとGPSに助けられたルートでした。
畑薙ダム見えたらほっとした。
下山後はもちろん赤石温泉へ直行。
お肌がぬるぬるになるお湯でとっても気持ちよく、身も心もリフレッシュしました!
南アルプス深南部、念願の信濃俣、大根沢山に登れて充実した山行になりました。
ほんとは大無間山まで行きたかったけど(^0^)
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