八ヶ岳キレット縦走 権現岳〜赤岳

2020年08月01日(土) 〜 2020年08月02日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 14.9km
• 登り: 1,973m
• 下り: 1,956m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:03
• 休憩: 0:59
• 合計: 9:02

4:34 天女山上駐車場
4:47 4:47 天の河原
6:13 6:13 「ここが一番きつい」看板
6:42 7:00 前三ツ頭
7:27 7:27 三ツ頭分岐
7:30 7:30 三ッ頭
8:20 8:50 権現岳
8:52 8:52 縦走路分岐
9:47 9:47 旭岳
9:54 9:54 ツルネ
10:20 10:20 キレット小屋
10:20 10:20 天狗尾根 稜線分岐
12:37 12:37 真教寺尾根分岐
12:52 12:52 竜頭峰分岐
13:04 13:15 赤岳
13:36 赤岳天望荘

2日目

• 山行: 5:37
• 休憩: 0:00
• 合計: 5:37

5:25 赤岳天望荘
5:59 5:59 赤岳
6:06 6:06 竜頭峰
6:17 6:17 真教寺尾根分岐
8:23 8:23 扇山
8:36 8:36 牛首山
9:34 9:34 賽の河原
10:21 10:21 羽衣池
11:02 八ヶ岳美し森ロッジ

天候

曇り（時々晴空）

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

中央道長坂ICから天女山は20分ほど。
天女山の駐車場に駐車。早朝には1台のみで空いていた。
美し森→天女山はTAXIで3,000也。

コース状況／危険箇所等

＜天女山〜権現岳＞
危険箇所はない。
天女山に権現方面を示す看板がないが、天の河原を示す看板に従い進むと天の河原で権現を示す看板に出会う。前三ツ頭までが最大の急登。その後は展望が開けた尾根になる。権現岳の直下には少しだけ鎖場があるが難しくはない。

＜権現岳〜キレット小屋＞
危険箇所はない。
大きく下ることになり、序盤に60段の通称ゲンジー梯子がある。人が多いとしばし待つことになる。小屋までは気持ちの良い稜線で岩場なども少ない。

＜キレット小屋〜赤岳＞
ここが最も危険で難易度が高いところ。
小屋を出てしばらくするとガレた急斜面が赤岳方面に続く。落石を起こさないように細心の注意を払う必要あり。斜面は70度ほどでほぼ直登するような感じ。上部には梯子などもあるが、こちらは雨で岩場が濡れていなければ問題はない。

＜赤岳〜真教寺尾根〜美し森＞
真教寺尾根は有名な通り、かなり難易度が高い岩場が続く。赤岳直下はそれほどでもないが、次第に斜度が上がる。ただし足場はしっかりしており浮き石は少ない。最も難易度の高い岩場は、最も美し森よりにある鎖場で、こちらは岩が大きく、下るときに足場が見えにくい。牛首山〜美し森はハイキングコースのような感じ。サンメドウズのリフトできた観光客に大きいザックを持っているのを痛い目で見られることも覚悟すべし。（時間帯による）

その他周辺情報

＜日帰り温泉＞
甲斐大泉温泉 パノラマの湯を利用。
https://panoramanoyu-izumiso.com/

＜食事＞
清里にある甲州ほうとうのチェーン店。
http://www.kosaku.co.jp/tenpo-kiyosato.html

写真

8/2 4:35

登山口の天女山。ここから権現岳方面へは天の河原の指示に従う。

8/2 4:48

天の河原から南アルプスが見える。

8/2 6:13

樹林帯を登り最後の方に現れる定番の看板。

8/2 6:42

前三ツ頭に到着。何も見えない。

8/2 7:31

前三ツ頭からしばらく登ると三ツ頭。こちらも真っ白。

8/2 7:35

雲間から時々青年小屋が見える。

8/2 7:58

権現岳への最後の登り。

8/2 8:20

権現岳到着。狭い山頂。

8/1 9:46

権現岳からしばらく進むと噂のゲンジー梯子が現れる。とても長い。

8/2 9:12

権現方面を振り返る。梯子の長さが見て取れる。

8/2 9:47

穏やかな稜線を進む。こちらは旭岳か。

8/2 9:54

ツルネの山頂。

8/2 9:55

コマクサがあった。もう時期的に終わりか。

8/2 10:20

キレット小屋到着。今シーズンは営業していない。

8/2 11:42

キレット小屋を出ると、すぐに危険なガレ場地帯に突入。斜面の角度がえげつなく、落石に細心の注意が必要。

8/2 11:58

斜面の急さをお分かりいただけるだろうか。後ろには進んできた道が見える。

8/2 12:06

キレットの核心部上部。有名な梯子。

8/2 12:07

痩せた尾根を進む。

8/2 12:31

文三郎方面との分岐だと思われるケルン。

8/2 13:05

赤岳山頂。

8/1 16:41

宿の赤岳展望荘に到着。

8/2 4:32

早朝の横岳。シルエットが美しい。

8/3 5:54

早朝の赤岳山頂より横岳方面。

8/3 6:00

早朝の赤岳より権現岳と南アルプス。

8/3 6:17

真教寺尾根との分岐。こちらを下る。

8/3 6:50

なかなか写真では伝わらないが、急な下り。足場は豊富。

8/3 6:54

最も難易度の高かった岩場。下の方が岩が大きく、足を置く位置が見えにくい。

8/3 8:23

扇山の山頂。樹林帯の中。

8/3 9:34

賽の河原。開けている。

8/3 11:02

美し森ロッジに到着。ここの自販機で飲み物を買いタクシーを待った。

撮影機器：

iPhone 7 Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 サンダル ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 時計 タオル ストック カメラ

感想

kohdori

　天気予報を眺めていると8月の第一週末の天気が良好なのを確認し、3日前からでも計画が十分可能であった八ヶ岳に目的地を選んだ。本来は穂高や後立山に行きたかったので岩場が経験できる、キレット縦走を選択した。八ヶ岳は一度美濃戸から登ったのみだったので、山梨から登るのは初だったが、とても体力・技術共に試される難易度の高いルートだったと感じている。特に、キレット小屋〜赤岳と真教寺尾根は、所々冷や冷やさせられる岩場の登り・下りが存在しとても良い経験ができた。
　今回は山小屋に宿泊したのだが、やはり新型コロナウイルス感染症の影響が心配された。小屋は個室のみで営業しておりアルコールや石鹸の設置があるなど、感染症対策も十分になされていた。本当に頭が下がる思いだ。