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Yamareco

記録ID: 2563161 全員に公開 沢登り 白山

【白山】目附谷(めっこ谷)遡行

情報量の目安: S
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日程 2020年09月10日(木) ~ 2020年09月12日(土)
メンバー
天候9/10 小雨時々曇り(夜から晴れ) 9/11 晴れ時々曇り(夜半に一時雨) 9/12 晴れのち曇り
アクセス
利用交通機関
車・バイク
白山一里野スキー場の駐車場に駐車(国道沿いに広い駐車場あり)。入渓地点の橋までは,白山一里野スキー場の中を通って目附谷右岸の林道を2時間ほど歩く。
(この林道は,歩いて20分ほどの林道分岐点のところに鍵付きの車止めゲートがあり,通常は車の進入は難しそう。左岸の林道の状況は不明。)
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

1日目
山行
6時間20分
休憩
0分
合計
6時間20分
S駐車地(白山一里野スキー場駐車場)09:4012:00入渓地点(林道最奥の橋)16:00幕営地(三方谷出合)
2日目
山行
10時間0分
休憩
0分
合計
10時間0分
幕営地(三方谷出合)06:0008:50鳴谷出合11:30紅滝(虹滝)12:20二重滝15:30小又出合16:00幕営地(1660m二俣付近)
3日目
山行
13時間0分
休憩
0分
合計
13時間0分
幕営地(1660m二俣付近)06:0006:30赤壁引き返し地点(寄り道)07:301816m二俣11:50稜線(四塚山と七倉山の鞍部)19:00駐車地(白山一里野スキー場駐車場)G
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
1日目,2日目はのんびり遡行したため,ゆっくりめのタイムです。
コース状況/
危険箇所等
 白山で一番長い谷と言われる目附谷(めっこ谷)。今回は,1日目の入渓時間も遅く,谷を楽しむことを優先してのんびり遡行したため,谷中で2泊しましたが,入渓時間を早めペース管理をすれば1泊で稜線に抜けることも十分可能だと思います。

【入渓まで】
・目附谷への入渓の仕方はいろいろあるようですが,今回は一里野スキー場から目附谷右岸の林道(歩き始めて20分ほどで鍵付き車止めゲートあり)を歩き,林道の最奥地点(標高点673m付近)にある橋の東側のたもとにある踏み跡を辿って入渓しました。これより下流は堰堤が連続するため,おすすめできません。
・上記の橋の手前の深谷付近から,目附谷右岸に沿ったダム巡視道が伸びており,これを辿ればもう少し上流まで行けるようです。今回はこの巡視道を使っていないため詳細は分かりませんが,深谷のところに深谷の奥へ延びる林道と踏み跡があったため,このどちらかを辿れば巡視道につながると思われます(違ってたらすみません…)。

【目附谷】
 目附谷は,技術的には決して難しい沢ではないですが,注意が必要と感じた箇所をいくつか。
 ‘渓してしばらくして出てくるスリット堰堤
 巨大な堰堤で,今回通過時点で流木がうず高く詰まっており,正面からの通過は不可能。右手のコンクリート堰体部分が段々になっており,そこを登れるが,一段の高さが大きいため,高度感のある腕立てジャンプを10回くらい繰り返すことになり,結構しんどい(小柄な方はとくに大変だと思う)。一番上には残置ロープがあるが,ここは特に段差が大きいため,ゴボウで乗り越せない場合は少し工夫が必要(今回は残置ロープにスリングをかませてアブミにした)。
◆々搬譟米滝とも)と二重滝
 ともにこの谷を代表する大滝。どちらも右岸から巻ける。紅滝は滝つぼ右岸の草付きから,二重滝は谷を少しだけ戻ったところにある右岸草付きから。どちらも意外に小さく巻くことができ,懸垂なしで谷に戻れる。ただ,言うまでもなく急斜面なので注意。
 小又手前の廊下帯で出てくる長い淵を持ったナメ滝(写真#37)
 滝自体は小さいが,水流のある深い淵を持っており側壁もつるつるな箇所。淵の左手を回るように泳いで左手の壁に取り付き,水面下の細かい足場を頼りに半分水に浸かりながらへつり抜けることができる。ここが抜けられないとかなり厳しい高巻きを強いられるようなので注意。
ぁ”弦眦1816m以降の源頭部に出てくる連瀑帯
 この谷の源頭部では5m〜10m程度の滝が数多く連なり連瀑を形成しており,周囲の明るく開けた高原的な雰囲気と相まって美しいセクション。ほとんどの滝が快適に直登でき,直登が難しい滝も巻くことが可能。あとは詰めだけと油断していると予想以上に時間がかかるため,時間や体力に余裕がない場合は無理に突っ込まないほうがいいと思う。

※ 今回は谷の中に雪渓が残っていませんでしたが,雪渓がある場合は難易度が高くなると思うので,早い時期に遡行される場合は必要な装備と心積もりを。
※ オロロ(メジロアブ)はもういませんでしたが,朝晩はブヨが多いため防虫ネットがあったほうがいいと思います。

装備

備考 ・フェルトソール沢足袋使用。下部はそれほどでもないが,上部に行くほどぬめりが強くなるため,どちらかというとフェルトがおすすめ。
・40mロープを携行したが,使用せず(高巻きも懸垂下降なしで可能)

写真

白山一里野スキー場の広い駐車場に車を止め,スキー場の中を通る林道を歩いて行く。予報通りあまり天気は良くなく,小雨が降ったり止んだりしているが,増水を心配するほどの崩れではない。
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白山一里野スキー場の広い駐車場に車を止め,スキー場の中を通る林道を歩いて行く。予報通りあまり天気は良くなく,小雨が降ったり止んだりしているが,増水を心配するほどの崩れではない。
目附谷の右岸沿いの林道を,眼下に深く目附谷を見下ろしながら辿っていく。長いアプローチだが,白山の奥地に入り込んでいくようで,心は楽しい。
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目附谷の右岸沿いの林道を,眼下に深く目附谷を見下ろしながら辿っていく。長いアプローチだが,白山の奥地に入り込んでいくようで,心は楽しい。
2時間ほどの歩行で林道最奥の橋にたどり着き,手前側(東側)のたもとから伸びる踏み跡を辿って,12時ごろ入渓。
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2時間ほどの歩行で林道最奥の橋にたどり着き,手前側(東側)のたもとから伸びる踏み跡を辿って,12時ごろ入渓。
1
さすがに白山で最も長い谷,最初は平流が続くといえど,水量は豊富で,水勢も強く,しかもかなり冷たい。腰くらいの渡渉を繰り返すが,渡渉時には流されないよう注意が必要。
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さすがに白山で最も長い谷,最初は平流が続くといえど,水量は豊富で,水勢も強く,しかもかなり冷たい。腰くらいの渡渉を繰り返すが,渡渉時には流されないよう注意が必要。
1
しばらくで巨大なスリット堰堤が出現。流木が堰堤の全高に達するほどみっしり詰まっており,正面からの通過はとても無理。両岸も壁が立っており,高巻きも難しそう。まさかいきなり敗退か,と一瞬絶望する眺め。
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しばらくで巨大なスリット堰堤が出現。流木が堰堤の全高に達するほどみっしり詰まっており,正面からの通過はとても無理。両岸も壁が立っており,高巻きも難しそう。まさかいきなり敗退か,と一瞬絶望する眺め。
と,右手のコンクリート部分を見ると,最上部に残置ロープが垂れているのが見え,この部分を登っていく。一段一段が高く,腕立てジャンプを10回くらい繰り返さなければならず,泊まり装備の重荷もありかなりつらい。最上段はひときわ段差が高く,残置ロープにフリクションノットでスリングをかませてアブミにし,苦労して這い上がった。堰堤の向こう側は斜面を少し巻くようにして河原に降りた。
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と,右手のコンクリート部分を見ると,最上部に残置ロープが垂れているのが見え,この部分を登っていく。一段一段が高く,腕立てジャンプを10回くらい繰り返さなければならず,泊まり装備の重荷もありかなりつらい。最上段はひときわ段差が高く,残置ロープにフリクションノットでスリングをかませてアブミにし,苦労して這い上がった。堰堤の向こう側は斜面を少し巻くようにして河原に降りた。
水量豊富な谷が続くが,概ね河原とゴーロが続き,通過は問題ない。
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水量豊富な谷が続くが,概ね河原とゴーロが続き,通過は問題ない。
1
1箇所だけ,巨岩が谷中に詰まって岩間滝を形成しており,通過が難しい箇所がある。手前の巨岩を登って向かいの岩に飛びつき通過することもできそうだったが,失敗すると滝から落ちることになるため自重し,右岸から高巻いた。急斜面で藪が濃く,ちょっと大変。
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1箇所だけ,巨岩が谷中に詰まって岩間滝を形成しており,通過が難しい箇所がある。手前の巨岩を登って向かいの岩に飛びつき通過することもできそうだったが,失敗すると滝から落ちることになるため自重し,右岸から高巻いた。急斜面で藪が濃く,ちょっと大変。
頃合いとなったため,三方谷出合い付近の河原で幕とする。今回は入渓時間が遅かったのもあるが,まだここまでしか進んでいないのかと,地図を眺めて目附谷の長大さに改めて驚くとともに,思わずにやりとしてしまう。今日は一日小雨が降り続いており,雨の一夜になるかと思ったが,夕方には雨がやんでくれた。ありがたい。
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頃合いとなったため,三方谷出合い付近の河原で幕とする。今回は入渓時間が遅かったのもあるが,まだここまでしか進んでいないのかと,地図を眺めて目附谷の長大さに改めて驚くとともに,思わずにやりとしてしまう。今日は一日小雨が降り続いており,雨の一夜になるかと思ったが,夕方には雨がやんでくれた。ありがたい。
薪は濡れていたが量は豊富で,割とすぐに大きな焚火となった。白山の冷たい水で冷え切った体にぬくもりが戻って来る。時折雨が降り出してタープ下に焚火を避難させる場面もあったが,しばらくすると夜空は晴れ渡り,一面の星空となった。
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薪は濡れていたが量は豊富で,割とすぐに大きな焚火となった。白山の冷たい水で冷え切った体にぬくもりが戻って来る。時折雨が降り出してタープ下に焚火を避難させる場面もあったが,しばらくすると夜空は晴れ渡り,一面の星空となった。
2
谷の朝。熾火となった焚火を起こしなおして湯を沸かし,お茶漬け。コーヒーを飲んだりしてゆっくりしてから6時ごろ出発。天気予報では天気が悪かったはずなのだが,予想外の晴天に心が弾む。
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谷の朝。熾火となった焚火を起こしなおして湯を沸かし,お茶漬け。コーヒーを飲んだりしてゆっくりしてから6時ごろ出発。天気予報では天気が悪かったはずなのだが,予想外の晴天に心が弾む。
時々谷に巨岩が詰まるが,順調に歩を進めていく。
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時々谷に巨岩が詰まるが,順調に歩を進めていく。
2
谷に差し込む朝日の中,取水堰堤を通過。最後の人工的な痕跡を後にし,ついに白山の最奥部に入り込んでいく。
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谷に差し込む朝日の中,取水堰堤を通過。最後の人工的な痕跡を後にし,ついに白山の最奥部に入り込んでいく。
鳴谷(右)と本流(左)の出合いを通過。この周辺は河原が広く,幕営適地がいくつかある。
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鳴谷(右)と本流(左)の出合いを通過。この周辺は河原が広く,幕営適地がいくつかある。
イワナさん。せっかくの長い谷,急ぎ足で通り過ぎてはもったいない。ぶらぶらと谷を楽しみながら,ゆったり遡っていく。
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イワナさん。せっかくの長い谷,急ぎ足で通り過ぎてはもったいない。ぶらぶらと谷を楽しみながら,ゆったり遡っていく。
3
と,前方に唐突に巨大な滝が。紅滝(虹滝とも)40mだ。
※なお,地図上では2つの滝記号のうち,上流側のほうに「紅滝」と記載されているが,実際は下流側のほうがこの滝である(上流側は後で出てくる「二重滝」)。また,滝の名前についても議論があるが,詳しくは「感想」欄で。
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と,前方に唐突に巨大な滝が。紅滝(虹滝とも)40mだ。
※なお,地図上では2つの滝記号のうち,上流側のほうに「紅滝」と記載されているが,実際は下流側のほうがこの滝である(上流側は後で出てくる「二重滝」)。また,滝の名前についても議論があるが,詳しくは「感想」欄で。
周囲は壁が圧倒的に屹立し,手前にも屏風のような岩が立ちふさがり,なかなかの奇景。
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周囲は壁が圧倒的に屹立し,手前にも屏風のような岩が立ちふさがり,なかなかの奇景。
手前の岩を乗り越え,滝壺へ。滝壺は滝の巻き起こす飛沫が暴風雨のようになっており,一瞬にしてびしょぬれになる。美しい滝で,しばし眺め入る。
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手前の岩を乗り越え,滝壺へ。滝壺は滝の巻き起こす飛沫が暴風雨のようになっており,一瞬にしてびしょぬれになる。美しい滝で,しばし眺め入る。
4
見事な直瀑。白山の秘境に君臨するにふさわしい豪宕な滝だ。
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見事な直瀑。白山の秘境に君臨するにふさわしい豪宕な滝だ。
1
この滝は滝つぼの右岸にあるこの草付きから高巻く。かなり急斜面だが,意外に小さく巻くことができ,すぐに谷に歩いて戻れる。
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この滝は滝つぼの右岸にあるこの草付きから高巻く。かなり急斜面だが,意外に小さく巻くことができ,すぐに谷に歩いて戻れる。
少し進むとこの5mほどの滝。
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少し進むとこの5mほどの滝。
左岸から簡単に高巻く。
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左岸から簡単に高巻く。
1
カブト谷との出合いは,写真の大きな釜を持った小滝になっている。釜を泳いで左手に取りついて乗り越す。
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カブト谷との出合いは,写真の大きな釜を持った小滝になっている。釜を泳いで左手に取りついて乗り越す。
1
その向こうは両岸が高くそそり立つ圧倒的な廊下帯となる。これは奥に何かあるぞ…
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その向こうは両岸が高くそそり立つ圧倒的な廊下帯となる。これは奥に何かあるぞ…
廊下がぐぐっと左に曲がった奥には,紅滝(虹滝)と並ぶもう一つの名瀑である二重滝(2段20mくらい)。周囲の堅牢な岩壁と2つの滝の均整も相まって,こちらも美しい滝である。
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廊下がぐぐっと左に曲がった奥には,紅滝(虹滝)と並ぶもう一つの名瀑である二重滝(2段20mくらい)。周囲の堅牢な岩壁と2つの滝の均整も相まって,こちらも美しい滝である。
2
さて,この滝はどう巻くか…。周囲の岩壁があまりに圧倒的なので,カブト谷まで戻らないといけないかと思っていたのだが,少し戻ったところの右岸に写真の草付きがあり,上部は壁が途切れているように見える。
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さて,この滝はどう巻くか…。周囲の岩壁があまりに圧倒的なので,カブト谷まで戻らないといけないかと思っていたのだが,少し戻ったところの右岸に写真の草付きがあり,上部は壁が途切れているように見える。
取りついて登ってみると,果たして壁が途切れており,意外に小さく巻くことができた。
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取りついて登ってみると,果たして壁が途切れており,意外に小さく巻くことができた。
谷に戻った後,二重滝の落ち口から下を見下ろす。
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谷に戻った後,二重滝の落ち口から下を見下ろす。
少し進むと有名な「ゴリラ岩」。彫りの深い目の部分とか,なかなかの再現度。「子泣き岩」とも呼ぶそうですが,「ゴリラ岩」から先に入ったため,もうゴリラにしか見えない…
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少し進むと有名な「ゴリラ岩」。彫りの深い目の部分とか,なかなかの再現度。「子泣き岩」とも呼ぶそうですが,「ゴリラ岩」から先に入ったため,もうゴリラにしか見えない…
2
相変わらず両岸が立つ中,しばらくは何事もなく進んでいくが…
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相変わらず両岸が立つ中,しばらくは何事もなく進んでいくが…
先ほどの二重滝のミニチュアのような滝が出現。下段は簡単に登り,上段は右岸から簡単に巻く。
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先ほどの二重滝のミニチュアのような滝が出現。下段は簡単に登り,上段は右岸から簡単に巻く。
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右岸から険しい枝谷が流入するが,大きな岩が挟まって石門のようになっていた。
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右岸から険しい枝谷が流入するが,大きな岩が挟まって石門のようになっていた。
1
と,長い淵を持ったナメ滝の連瀑が出現。滝自体は小さいが,両岸はつるつるの壁で,淵には水流もある。少し苦労しそうだ。
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と,長い淵を持ったナメ滝の連瀑が出現。滝自体は小さいが,両岸はつるつるの壁で,淵には水流もある。少し苦労しそうだ。
淵の左手を回るように泳ぎ,左壁に取りつく。つるつるのように思えた左壁には水面下にわずかな足場が続いており,そろそろと滝に近づいていく。
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淵の左手を回るように泳ぎ,左壁に取りつく。つるつるのように思えた左壁には水面下にわずかな足場が続いており,そろそろと滝に近づいていく。
最後は思い切って滝の流れの中のスタンスに飛び乗ってクリア。あとは比較的簡単にへつり抜けられる。
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最後は思い切って滝の流れの中のスタンスに飛び乗ってクリア。あとは比較的簡単にへつり抜けられる。
1
両岸の壁はますます峻立し,谷底が狭まってくる。白山の秘められた内奥に入り込んでいくようだ。このまま奥に進んで無事に帰れるのだろうか,と不安になるような眺めだ。
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両岸の壁はますます峻立し,谷底が狭まってくる。白山の秘められた内奥に入り込んでいくようだ。このまま奥に進んで無事に帰れるのだろうか,と不安になるような眺めだ。
1
圧倒的な壁。100m以上はありそう。崩壊が激しい箇所もあり,落石に注意が必要だ。
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圧倒的な壁。100m以上はありそう。崩壊が激しい箇所もあり,落石に注意が必要だ。
その中に断続的に滝が掛かる。深い釜を持った美しい直瀑が多い。
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その中に断続的に滝が掛かる。深い釜を持った美しい直瀑が多い。
この滝は左のコーナー(写真)を登った。
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この滝は左のコーナー(写真)を登った。
右岸から小又が出合った後の二俣で一旦谷が開け,行く手に稜線の一部が見えた。入渓以来,初めて見る稜線。だいぶ奥まで遡って来たのだ。
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右岸から小又が出合った後の二俣で一旦谷が開け,行く手に稜線の一部が見えた。入渓以来,初めて見る稜線。だいぶ奥まで遡って来たのだ。
赤壁と表記のある二俣を左俣(本流)に入り,少しだけ進んだところにある河原に一人分のスペースを見つけ,タープを張る。ここまで来るとなかなか幕営適地がなく,少しでも平らなところをがんばって整地するしかない。
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赤壁と表記のある二俣を左俣(本流)に入り,少しだけ進んだところにある河原に一人分のスペースを見つけ,タープを張る。ここまで来るとなかなか幕営適地がなく,少しでも平らなところをがんばって整地するしかない。
1
標高が上がってきて谷が開けたせいか,日が傾くとかなり冷え込む。焚火を盛んに起こし,ウイスキーをちびちび飲んで暖を取る。今日も一面の星空で,天の川らしき白い帯が横たわるのが見え,時折,流れ星が頭上を通過した。
夜半に目を覚ますと,タープをたたく雨音がする。タープを高く張りすぎたらしく風にあおられた雨粒が降りこんできたが,シュラフの中が心地よすぎて,シュラフカバーを頭から引っかぶってそのまま寝てしまった。
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標高が上がってきて谷が開けたせいか,日が傾くとかなり冷え込む。焚火を盛んに起こし,ウイスキーをちびちび飲んで暖を取る。今日も一面の星空で,天の川らしき白い帯が横たわるのが見え,時折,流れ星が頭上を通過した。
夜半に目を覚ますと,タープをたたく雨音がする。タープを高く張りすぎたらしく風にあおられた雨粒が降りこんできたが,シュラフの中が心地よすぎて,シュラフカバーを頭から引っかぶってそのまま寝てしまった。
1
3日目の朝。夜半の雨は寝ている間に止んだらしく,雲一つない空が広がっている。コーヒーを飲みながら眺めると,周囲の峰々は目附谷の谷底から直に屹立しており,改めてすごいところにいるな,と気づかされる。
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3日目の朝。夜半の雨は寝ている間に止んだらしく,雲一つない空が広がっている。コーヒーを飲みながら眺めると,周囲の峰々は目附谷の谷底から直に屹立しており,改めてすごいところにいるな,と気づかされる。
1
今日は本流をそのまま遡る予定なのだが,ちょっと寄り道して少し戻り,地図に表記のある「赤壁」を見に行くことにした。二俣を右に入ると,いきなりすごいゴルジュで険悪な眺め。
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今日は本流をそのまま遡る予定なのだが,ちょっと寄り道して少し戻り,地図に表記のある「赤壁」を見に行くことにした。二俣を右に入ると,いきなりすごいゴルジュで険悪な眺め。
1
ところどころで,写真のような赤褐色の湧出物が両側の壁を染めていた。湧出物を指でぬぐって臭いをかいでみると,錆びた鉄のようなにおい。どうやらこのあたりの岩盤には酸化鉄が豊富に含まれているようで,それで壁が赤く見えるのではないだろうか。
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ところどころで,写真のような赤褐色の湧出物が両側の壁を染めていた。湧出物を指でぬぐって臭いをかいでみると,錆びた鉄のようなにおい。どうやらこのあたりの岩盤には酸化鉄が豊富に含まれているようで,それで壁が赤く見えるのではないだろうか。
1
荒涼とした赤茶けた壁が迫る中を,奥へと進んでいく。これは確かに,「赤壁」と言っていいかもしれない。
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荒涼とした赤茶けた壁が迫る中を,奥へと進んでいく。これは確かに,「赤壁」と言っていいかもしれない。
赤い湧出物のしたたる赤い壁が何となく肉のようにも見え,まるで,白山という巨人の体内へと侵入していくかのようだ。
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赤い湧出物のしたたる赤い壁が何となく肉のようにも見え,まるで,白山という巨人の体内へと侵入していくかのようだ。
おどろおどろしい,地獄のような風景。
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おどろおどろしい,地獄のような風景。
その中に滝が掛かるが,見た目の険悪さに比して通過自体は容易。
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この滝を越えると…
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この滝を越えると…
谷は急に開けてしまった。この先は,白山釈迦岳方面へとつながっている。
やはり先ほどのゴルジュ帯が「赤壁」だったようだ。見るべきものは見たので,引き返す。
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谷は急に開けてしまった。この先は,白山釈迦岳方面へとつながっている。
やはり先ほどのゴルジュ帯が「赤壁」だったようだ。見るべきものは見たので,引き返す。
赤壁のゴルジュを引き返していく。ロープはザックと一緒に幕営地にデポしてしまっているので,慎重に…。
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赤壁のゴルジュを引き返していく。ロープはザックと一緒に幕営地にデポしてしまっているので,慎重に…。
赤い岩壁が広がっている。
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赤い岩壁が広がっている。
テラテラと石油のように光る怪しげな湧出物もいくつかの箇所で見られた。
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テラテラと石油のように光る怪しげな湧出物もいくつかの箇所で見られた。
幕営地まで戻り,本流を遡っていく。
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幕営地まで戻り,本流を遡っていく。
標高点1816mの二俣に着。左俣は四塚山の広大な斜面に消えており,ハイマツ漕ぎが厳しそうなので,稜線直下まで沢形が続いている右俣に入る。
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標高点1816mの二俣に着。左俣は四塚山の広大な斜面に消えており,ハイマツ漕ぎが厳しそうなので,稜線直下まで沢形が続いている右俣に入る。
ほどなく10mほどの滝。写真右手のガレ交じりの壁が登れる。草付き部分が滑りやすいので注意。
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ほどなく10mほどの滝。写真右手のガレ交じりの壁が登れる。草付き部分が滑りやすいので注意。
両岸に圧倒的な岩壁が屹立する物凄い風景の中を,連続して岩間滝を掛ける荒れた谷が続いている。
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両岸に圧倒的な岩壁が屹立する物凄い風景の中を,連続して岩間滝を掛ける荒れた谷が続いている。
1
左岸から草付きを巻いていく。高度感はあるがそれほど難しくない。
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左岸から草付きを巻いていく。高度感はあるがそれほど難しくない。
狭い谷間にようやく朝日が差し込む。相変わらずすごい壁だ。
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狭い谷間にようやく朝日が差し込む。相変わらずすごい壁だ。
連続して掛かる小滝をどんどん直登していくと…
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連続して掛かる小滝をどんどん直登していくと…
うわっ,まぶしい…。正面から朝日が。これまでの2日間,暗い谷底を歩いてきた者にとって,高原の光にさらされた最初の瞬間であった。
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うわっ,まぶしい…。正面から朝日が。これまでの2日間,暗い谷底を歩いてきた者にとって,高原の光にさらされた最初の瞬間であった。
1
これまでのうっそうとした森に囲まれた谷底と打って変わって,周囲は岩と草付きのアルペンチックな世界に変わっている。その鮮やかな変貌ぶりに心を奪われた。
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これまでのうっそうとした森に囲まれた谷底と打って変わって,周囲は岩と草付きのアルペンチックな世界に変わっている。その鮮やかな変貌ぶりに心を奪われた。
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ついに目附谷の源頭部に入ったのだ。
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ついに目附谷の源頭部に入ったのだ。
後ろを振り返ると,何と日本海が見える! いつの間にか,こんなに高く登ってきていたのだ…。
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このまま何事もなく詰めに入るかと思いきや,この頃から滝が連続し始める。この2段の滝は左岸から巻いた。
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左手に広がる四塚山の斜面が美しい。
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左手に広がる四塚山の斜面が美しい。
こんな穏やかな区間もあるので,もしかしてこれで終わりか,と油断していると…
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再び周囲が険しくなって…
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再び連瀑帯に突入。
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下段の滝は快適に直登できる。
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最上段の美しい滝。これも頑張れば登れそうだが,自重して右岸側の急な草付きを這い上がった。
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高巻き中に見下ろしたところ。なかなかの高度感。
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高巻きを終えて谷に降り立つと,美しいナメの彼方に緑の稜線が展開し,天国のような眺め。
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しかし,まだまだ目附谷は終わらない。またもや連瀑を繰り出してきた。
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この滝もほどよく弱点がありどんどん直登していくことができる。
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朝日を浴びて光り輝く滝。この滝は直登が難しいので,右岸側の草付きを登る。
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朝日を浴びて光り輝く滝。この滝は直登が難しいので,右岸側の草付きを登る。
登り切って眼下を眺める。これまでの地を這うような2日間はなんだったんだというくらい,どんどん高度が上がっていく。
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連瀑の最上段は,水が空中に飛び出すような8mほどの滝になっていた。左右どちらの壁も登ろうと思えば登れそうだが,大事を取って左岸側のハイマツの生えるリッジを登って高巻いていく。
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ハイマツにぶら下がるような急斜面のトラバース中に眼下を撮影。源頭部にもこんなに美しい連瀑の秘境を蔵しているとは,目附谷,すごいな。
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高巻きを終えて谷に戻ってからも,光り輝くようなナメ滝が続く。
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おっと,また奥に滝が!
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美しい簾のような滝であった。
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この滝も一見つるりとしているが,弱点があって直登できる。
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小さなナメ滝の連続を越えると…
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谷が開け,正面に七倉山のたおやかな山体が。目附谷は,その長大な遡行の果て,最後は極楽浄土に導いてくれた。
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高山植物はもう盛りを過ぎているが,それでもところどころで目を楽しませてくれる。
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穏やかなナメ滝を越えて,稜線へ。
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いやあ,美しい。まさか目附谷がこんなに美しい源頭部を持っていたなんて。
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あれ?なんかまた谷が険しく…
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また滝! 目附谷は最後までなかなか手を緩めてくれない。よく言えば,最後まで楽しませてくれる。この滝も通過自体は容易。
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空が大分近くなってきた。
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ついにラストランの様相。見渡す限り誰もいない,広大な牧草地に伸びる散歩道のような源頭を歩いて行く。
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最後の二俣。左に入る。
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もうすぐ稜線だ。稜線をかすめるように飛ぶ雲が近い。
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そしてついに,あれほど水量豊かだった目附谷の,最後の一滴。
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2
目附谷は,最後は急斜面のガレとなって稜線に消えていた。
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稜線に抜ける直前,目附谷を振り返る。目附谷よ,3日間ありがとう。
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稜線に抜ける直前,目附谷を振り返る。目附谷よ,3日間ありがとう。
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わずかにハイマツを漕ぐと,登山道に飛び出した。四塚山と七倉山の鞍部,ちょうどこの道標のある箇所だった。
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わずかにハイマツを漕ぐと,登山道に飛び出した。四塚山と七倉山の鞍部,ちょうどこの道標のある箇所だった。
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稜線の向こう側の眺め。楽々新道の稜線が見える。
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四塚山の塚。どう見ても四塚どころか六塚くらいある。
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四塚山の塚。どう見ても四塚どころか六塚くらいある。
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下山は加賀禅定道を車の待つ一里野へ。そういえば,雪のある時期以外に加賀禅定道を辿るのは,初めてだ。新鮮な眺め。
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下山は加賀禅定道を車の待つ一里野へ。そういえば,雪のある時期以外に加賀禅定道を辿るのは,初めてだ。新鮮な眺め。
清浄ヶ原。池塘が見える。いつか藪漕ぎしてあそこにも行ってみたい。
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清浄ヶ原。池塘が見える。いつか藪漕ぎしてあそこにも行ってみたい。
四塚山よ,さらば。
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四塚山よ,さらば。
天池。この夏は少雨が続いたのに,満々と水を湛えているのが不思議だ。
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天池。この夏は少雨が続いたのに,満々と水を湛えているのが不思議だ。
百四丈滝。昨年12月に見た時と比べて,背が高くなったように見える。滝壺の氷がなくなったからだろう。
長い長い加賀禅定道を,沢装備と泊まり装備という二重の重荷に喘ぎながら下山し,駐車地にたどり着いた頃には,既にあたりは暗くなっていた。
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百四丈滝。昨年12月に見た時と比べて,背が高くなったように見える。滝壺の氷がなくなったからだろう。
長い長い加賀禅定道を,沢装備と泊まり装備という二重の重荷に喘ぎながら下山し,駐車地にたどり着いた頃には,既にあたりは暗くなっていた。
3

感想/記録

 「白山で一番長い谷」…こう聞いただけで,この谷に憧れを抱くには十分ではないだろうか。白山という山域が好きになり,また,沢登りをするようになってから,目附谷は長いこといつか遡ってみたいと思い続けていた谷だった。
 今回,念願叶って目附谷で3日間を過ごしてみて,下部の大らかな平流部分も白山の懐の大きさを感じさせて素晴らしかったが,やはり鳴谷出合を過ぎてからの廊下帯は圧巻だった。両岸の赤茶けた岩壁が圧倒的に屹立して狭まり,まるで白山という巨人の体内の一番深いところに潜入していくような不気味さと緊張感を味わえる。それが,1816m二俣を越えると,一転してアルペンチックな白い岩壁と牧草のような気持ちの良い草付きが広がる明るい源頭部へと変貌し,白山の冷たい雪解け水を浴びながら連瀑を越えてぐいぐいと高度を上げていく爽快感がたまらない。最後の稜線直下は天国のような高原が広がり,中間部の陰鬱な廊下帯からは想像できないような素晴らしいフィナーレを迎えることができる。
 下部の旅情あふれる平流歩き,鳴谷出合いから始まる廊下と大滝の秘境探検,そして源頭部の高原的な明るさに満ちたフィナーレと,メリハリの利いた三部構成の谷だった。目附谷は広大で,その流域にはまだまだ気になる支流や地形がたくさんある。アプローチが難しくなかなか日程が許してくれないのが難だが,また別ルートで訪問してみたいと思える谷だった。

<備考1:滝の名前>
 2万5千図に書かれている「紅滝」は実は「二重滝」で,実際の「紅滝」は更に下流に記載されているもう一つの滝記号に当たる(しかも,5万図には「紅滝」に「にじたき」というルビがふられている)というのは,他の記録でもよく書かれている衆知の事実。
 このことについて,石川県白山自然保護センター発刊の「はくさん 第3巻第2号」に興味深いコラムがある。それによると,「紅滝(にじたき)」は水量が多いときは二条の滝がかかり,それで「二重滝(ニジン滝)」と地元で呼ばれていたのが「にじたき(虹滝)」として認識され,地形図への記載時に「虹滝」の誤記で「紅滝」として(しかも位置も間違えて)記載されてしまい,現在の状態になったという。
 とすると、「二重滝」はもともと現在の「紅滝」を指していたということになるので,現在「二重滝」と呼ばれている滝(地形図上では2つの滝記号の上流側の滝)は誤称ということになるのだろうか? 
 この滝名をめぐる不思議な混乱も,何だか目附谷という谷の神秘性を増しているような気がして興味深い。
※ 上記の「はくさん」の記事はネット上でも石川県白山自然保護センターのページで簡単に見られます。
 
<備考2:目附谷の化け物>
 むかしむかし,欲深ばあさんが当時女人禁制だった白山に登ろうとし,怒った白山の神様に二つに引き裂かれて(ひどい…)目附谷に投げ込まれ,今でも目附谷の中を半分に割かれた片目,片手,片足の姿の老婆がさまよっているというお話。この谷の名前の由来にもつながる昔話で,上記の「はくさん 第3巻第2号」のコラムに掲載されている話だが,このコラムに載っている挿絵が怖すぎてトラウマになる。入渓前に見ないほうがいいと思う(特に,谷の中で泊まる場合は…)。

<備考3:化石>
 目附谷は日本でも有数の化石の産地として有名だそうで,「紅滝直下右岸」と「支流のクラ谷を40〜50mほど遡行したところ」からよく植物化石が出るらしい。また,「コエ谷合流地点の目附谷上流側」には恐竜の足跡化石があるそうな。今回,遡行しながら両方ともそれとなく探してみましたが,残念ながら素人の私には化石らしいものは見つからず…。両方ともネット上で学術論文を読むことができます(ネット上で「目附谷」で検索すればすぐヒットするはず)。遡行しながら化石を探して,地球の悠久の歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。



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