【日本百名山 No.31】甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根ピストン
- GPS
- 29:14
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 2,697m
- 下り
- 2,699m
コースタイム
- 山行
- 8:30
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 9:49
天候 | 一日目 曇り時々霧雨 夕方少し晴れ間 二日目 標高2000メートル以上は晴れ時々曇り,それ以下は曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
丹念に整備されていますが,それでもところどころキバは隠せない個所があります。ヘルメット装着者はほとんどいませんでしたが,ワタクシは五合目以降は被りました。 |
その他周辺情報 | 山麓のおじろの湯に行ったら,10時営業開始だと思ったのに12時からとなっており,キャンパーが行列してたので諦めた。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
非常食
飲料
コンパス
ヘッドランプ
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
GPS
ヘルメット
|
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感想
仙丈ケ岳は冬季に戸台から登って辿り着けた。ならば,甲斐駒ヶ岳は黒戸尾根からだろうとチャレンジ。さすがに冬に行く度胸はなかったので,夏場,小屋泊まり装備でサクッと行くぜと挑み,返り討ちに遭う。
シゴトを定時で上がり,高速走って前夜22時半頃尾白渓谷駐車場到着。クルマはまだ数えるほどしかなかった。どうせ朝になったら満車になるんだろうと思ってたんだが,それほどでもなく,どうやら天気予報がヨロシクなかったので敬遠された方が多かった模様。入山者もそれほど多くなく,土日共に比較的静かなヤマノボリ活動となった。
6時前出発。神社を抜け,橋を渡ってすぐに登りが始まる。急登続きと聞いているのでペースを上げすぎないようゆっくり登る。フラットな箇所も結構あり,先月二回のテント泊に比べて荷が軽いこともあって,思ってたより順調に登ることができた。標高1000メートル辺りから笹が地面を覆い始め,大峰奥駈と似た雰囲気になる。この辺りから霧が立ち込め,時々霧雨も降るが合羽を出すほどでもなく,そのまま進む。
五合目小屋跡に結構な団体さんが休憩されていたんだが,下山されてきた方だったんだろうか。その後お見かけしなかった。メンバーの高齢の男性が「ヘルメットとは落石に備えて被るもんだ,このコースではいらない」と声高に力説されているのを耳にしながらワタクシはここからヘルメット装着。その先の垂直梯子を上りながら,やっぱ備えあれば患いなしよと,自分を慰める。その後もゴリゴリと登っていたら,いきなり発電機の音が聞こえ11時20分,小屋に着いた。
想定より早く到着し,受付はまだの時間だったが,荷物は預かってもらえることになり,そのまま山頂アタックを実行する。が,この先はいくら荷物が軽くなったとはいえ,かなりヘビーで,特に8合目以降の岩場の連続にはかなり手を焼いた。なんかもうフラフラになりつつ14時頃ピークハント完了。周りは一面真っ白世界で眺望ゼロ。登山者も誰一人いない。おまけに小雨も降り始める。8合目付近で合羽を着こみ,15時40分小屋到着。放心状態でネクターなど飲み,カレーをいただき寝床をこしらえ,枕に頭を置き,意識を失う。
あ,夕方,天候は少し回復し,小屋から富士山とあのオベリスクがくっきり見えたんだった。あの光景にかなりいろいろ救われた気がする。
二日目,同宿者のミナサマは朝からピークハントのため出立される。ワタクシ一人ゆっくり朝食弁当をいただき,6時過ぎ出発。結構雲は多く,眼下には雲海が広がっている。一番上のテン場まで上がって八ヶ岳の姿をカメラに収める。
あとはひたすら下山。股関節が固くバランス感覚の悪いワタクシは,下山が下手なのである。しょっちゅう現れる結構な段差にヒーヒー泣きながら降りる。途中,下山するトレランの皆様にガンガン抜かれる。一体何時から走り始めておられるのか。
途中,黒戸山に寄ってみる。登山道から10分くらい。行く価値があるかと言われると・・・微妙かなあ。
刃渡りの辺りから周りはガスに覆われ,笹の平分岐辺りまでは幻想的な雰囲気が漂って,なかなかによかった。このコース,樹林帯あり,笹原あり,苔あり,岩場あり,なかなかにてんこ盛りで贅沢であるよな。リピーターが多いというのもうなずける。
そんなこんなで,最後の方は完全に脚が無くなり,フラフラになって11時過ぎ駐車場に辿り着く。小屋番のカッコいいオニ―さんとオネーさんは,二日目朝のピークハントを進めてくださってたが,それをやってたら無事に降りられなかったんじゃないかな。バリ堅の身体がつくづく恨めしい。
まあしかし,とにもかくにも黒戸尾根往復を無事こなせたのは,我ながらちょっと驚きである。気をよくして早月尾根とか絶対無理だけど。
黒戸尾根いいですねぇ!
前から歩きたくて楽しみにしております。
レコ、参考になりますm(_ _"m)
早月、上りは全然行けますよ!
小屋までは(笑)
え?もう着いた?って感じです。
勿論小屋で一泊です^^;
問題は山頂アタック後の下りです^_^;
山頂アタックを初日にすれば大丈夫かもですよd(⌒ー⌒)
お疲れ様でした!
コメント,ありがとうございます。
振り返ってみれば,バラエティに富んだ,ホント楽しいコースでした。
早月尾根,今年は小屋もテン場もやってないので,日帰りピストンだそうで,来年以降に・・・
・・・行くんか?>ワタクシ
下山,ホント苦手です。今日も苦労しました。乗鞍みたいに劒岳も山頂直下まで下山専用バス通せばいいのに(暴論)
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