三峰神社から雲取山1


- GPS
- 24:59
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 1,619m
- 下り
- 2,130m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
古くから歩かれている雲取山のメインコース、三峰とは妙法ヶ岳、白岩山、雲取山を指すものらしい。1939年以来ロープウエイが70年近く運行され、2006年に老朽化で休業し、2007年には再開されずに廃業になった。そのロープウエイ駅に三峰山頂駅の名があり、三峰神社付近を三峰山と呼ぶことがあるが、昔からの三峰山とは雲取山までをさすようだ。近年はマイカー登山で鴨沢から日帰り往復するハイカーが増えたが、三峰コースは最も変化に富む面白いコースで、アップダウンのある分、体力と時間を要する。コース自体は道標も整備され、避難小屋、休憩所もあり、道もよい。白岩山付近に若干岩場があるが、取り立てて問題はない。お清平から白岩山までがもっともアップダウンのある厳しい場所だが、白岩山以降は水平道に近い。 登山ポストは三峰神社分岐から10分くらい進んだ鳥居のある場所にある。 積雪はほとんどなく、山頂で10cm以下、凍結は最近の雨や気温の上昇で雪がとけ、再凍結して、かなりの箇所でつるつるの凍結道になっているので、アイゼンは必須だろう。 なお、三峰神社周辺には食べ物や、土産物屋やビジターセンターがある。小屋は霧藻ヶ峰に一軒、土日、祭日などに営業している(宿泊は10人程度・要予約、トイレ有)。白岩小屋は休業中だが廃屋化している。窓は破れ手いるが、中にツェルトでも使えば避難小屋として使えそう。布団は埃まみれだ。 後は、地蔵峠、お清平、白岩山直下などに休憩用テーブル、椅子などがある。 |
写真
感想
正月二日、雪上トレーニングに使う冬靴を新調したので試し履きで雲取に向かった。三峰神社からのもっとも変化に富むコース。ロープウエイが廃止され、現在、西武秩父駅から三峰神社まで一日5本のバスが運行されているが、始発は9時10分と遅く、西武の特急に合わせてあるらしい。少し早めの電車に乗ったので西武秩父駅に8時には到着したため、一時間待つかどうか考え、とりあえず三峰口まで行ってタクシーの具合を見ることに。ハイカーが数人、秩父線の三峰口で降りたが、三峰神社から雲取に行くハイカーはいなかった(浦山口で一人下車ー武甲山だろう)、秩父御岳、大輪から三峰神社などへのハイカーだった。
駅を出ると中津川に向かう村営バスが待っていて、大輪はここから近い。やむなく一人でタクシーに乗り込み、出発。七千円なりーー。時間的には3−40分だが、標高1000mを超える三峰神社まで、蛇行する長い登りだ。和名倉山など付近の山並みを眺めながらの登りだ。和名倉山はひときわ立派で、いつか登ってみたいと思わされる。9時半頃三峰神社駐車場に到着し、そこから階段を上って三峰ビジターセンターに出る。センターには誰もいないが入って中の展示を見る。三峰山の歴史、自然などの展示や熊、鹿などの剥製も中央に陳列されている。
センターの前に荷物を置いて神社に向かう。狼と見える狛犬のある鳥居をくぐり、しばらく登ると、大きな山門がある。豪華な彫刻の入ったすばらしい山門だ。三峰神社は想像以上に山奥にある神社だが、そんな山奥の神社にこれほどの豪華な施設が築かれたとはーーヤマトタケルや景行天皇との逸話から始まり、熊野の修験道との関係など様々な歴史を秘めている。鳥居にある二つの狼の狛犬は江戸時代、畑などを荒す猪などを退治するものとして、オオカミ信仰=オイヌ様と呼ばれ、オオカミの護符が流行した。これは東京の御嶽神社でも見られる。「オオカミの護符」という記録映画もある。
このオオカミの狛犬も建っている拝殿に上がり、山の安全を祈願して参拝。参拝客に、ここが本殿かと聞くとそうだというんで、ここで引き返したが、なんと本殿はその先にあったのだ。残念なことをしたがまたの機会にーー。拝殿の少し先にお神酒所があり、お札や絵馬などが売られていたが、お神酒はこれから山に登るので控えたので、先までゆっくり見なかったのだ。
雲取山まで先が長いのであまりゆっくりともしていられない。センターに戻る前に、奥宮展望台に登ってラクダの背のような妙法ヶ岳の岩峰と奥宮を遠望する。ここから大輪に下るハイキングコースが始まっている。奥宮に向かう山道は凍結している。10時少し前、ビジターセンターに戻って荷物を回収し、出発。10時7分には大輪に向かう表参道分岐、10時12分には登山口に当たる鳥居に出た。ここに登山ポストがあり、記入する。
そこから15分くらいで奥社入口があり、更に30分くらい先に奥社・妙法ヶ岳入口がある。周回コースになっているのだろう。その少し先に炭焼平があり、古い窯跡が残り、説明版が建っている。11時少し前だ。
左に熊倉山から長沢背稜を見ながら進むと、11時半に地蔵平に到着。体が温まったので一枚脱ぎ、少し補給した。ここには標高1500m、三峰山1101m、霧藻ヶ峰1523mと書かれた看板がある。
そこからは凍結箇所が出てくるがアイゼンをはくほどではない。15分くらいで霧藻ヶ峰に到着。岩山っぽい霧藻ヶ峰山頂には休憩所があり、中から人の声がする。寒いのでここで休憩所に入って昼食を摂る。中に入ると小屋番の方が新年のお酒を振舞ってくれた。始めはこれから登るので断ろうかと思ったが、少しだけいただくことにした。秩父錦で、始めはそのまま飲み、、昼食に持ってきたロールパンとソーセージ缶詰を食べながら、テルモスのお湯にお酒を入れて飲んだ。しばらくすると、後から来たハイカーが猛スピードで休憩所も見向きもせず雲取山に向かって走り去った。小屋番の方と話をする。バス停から早い人手時間で来るという。ちなみに今日の私は1時間40分もかかっている。冬靴の履き鳴らしで荷物もいろいろ冬山用のシュラフなど余計なものを持ってきて10kgを超えているので、無理せず、ゆっくり歩いている。
ここは土休日に開けているそうで、国立公園ない施設として、環境省ー埼玉県の委託事業として運営しているようだ。ここで20分くらい休憩してお清平に向かう。小屋番さんが、アイゼンをつけるよう進めてくれた場所だ。この上もしばらく凍結箇所はないが、急な登りになるので安全にアイゼンをつけるにはお清平というわけだ。
お清平に向かって下ると正面に前白岩などが見えはじめ、12時23分に到着。ここは太陽寺、大血川方面への下りの入口でもある。ここでアイゼンをつけていると、後から休憩所に来たハイカーが早足で下って来てやはりアイゼンを装着し始めた。4本爪だ。こちらはチェーンスパイク、12本詰めも持ってきたが、雪がまったくなく凍結だけなので、さすがに12本爪をつけるのはためらわれた。
お清平は標高1450mくらいで、白岩とは標高差500m近くある。ここから急な登りが始まる。途中までは凍結箇所はほとんどないが、1580mピークを過ぎると凍結箇所が多くなる。上りながら西側に白い岩肌の小山が見える。白岩の名の通り、この辺りは石灰岩の多い地質なのだろう。石灰岩地域に育つ植物のことが看板にも出ていた。お清平から50分の登りで前白岩の肩に出た。1時半過ぎだ。標高1700mあたりだろう。このあたりから見える奥秩父主稜は和名倉山から将監峠付近(唐松尾山、竜喰山方面かなーー??−−そこから20分で前白岩山に到着。肩と山頂の間に三峰5.5km、雲取山5.2kmの表示があり、やっと半分を超えたのだと思い知らされた。すでに二時近くになり、雲取まではまだ5kmもあると思うと急がねばと思う。前白岩の少し先に白岩小屋、休業中とあるが、すでに廃屋同然だ。窓は割れ、中に入ると風が入ってくるし、布団は埃だらけだ。ここで風を避けて少し補給休憩。二時過ぎに出発し、白岩に2時半に到着した。下で補給したので休まず進み、山頂直下の休憩所にグループが休憩していたが、通過、8分で芋ノ木ドッケに出る。ここは酉谷山への縦走路の分岐になっており、芋の木ドッケあるいはニョングラ山は酉谷山の縦走路に進んだ少し先にあるらしい。しかし道標がここにあるので本当はどうなのか、わからない。秩父の地名と位置はわかりにくいものが少なくない。ここには地名考証の看板があり、面白い。15時過ぎに長沢背稜への縦走路分岐(酉谷山巻き道)に出る。先を急ぎ、15時21分にオオダワに出る。ここは日原に通じるオオダワ林道分岐だが、昨年の地震のときと思うが、崖が崩れて通行止めになったままだ。小川谷林道ともども、長い通行止めで奥多摩の通行上、非常に不便になっている。
ここから水平道から登りに転じ、25分くらいで雲取山荘に到着。時間が早ければ山頂に出るつもりだったが、4時近くになり、降りてきた登山者に尋ねると、山頂は何も見えないというので、今日はこのままアイゼンをはずして山荘に入ることにした。
受付を済ませ、荷物を部屋に運ぶ。入口の休憩所には甘酒と秩父錦の樽酒が置いてあり、新年のお祝いで無料サービスだ。
部屋に入って着替えたり荷物の整理をしながら同室の4人と談笑してから甘酒を飲みに出た。大勢のハイカーが甘酒を囲んでいたが、飲んでは部屋でグループで飲むらしく、取替えひっかえ参加者の顔ぶれが変わる。私は飲み続ける。南らんぼう氏のグループ(風の会??)や山野井氏の話、温泉の話など山の話の花盛り、女性ハイカーでアルプスなど日本中の山を歩くベテランが多く、男性は結構初心者が多かった。女性はすごいねという話になった。ついでに小屋のスタッフの方に下山道について話を聞いた。冨田新道、唐松新道については沢筋なので残雪や凍結は鴨沢道などより多いことは十分予想されるが、最近歩いた人と話をしていないので詳しいことは不明のようだ。また長沢背稜から天祖山、日原コースは長い上に最後の下りが急で、これまた情報がない。また小屋の中でボトルの水が凍結するかどうか確認すると、水は凍らないという。しかし実際はうかつにも(話を真に受けて)ザックの外においていたので、凍ってしまった。やはり明け方氷点下5度以下には下がるので、凍らないように注意すべきだった。
飲んでいるうちに6時になり、夕食となった。食事はハンバーグ、卵、サラダ、お豆腐など、正月とは無関係のごく普通のものだが3杯お替りした。
食後、荷物を整理しながら、同室のハイカーと四方山話。持参のお酒(ウィスキー+武甲正宗)を持参のお湯で割って飲みながら、明日のことを考えた。靴もなじんでいないし、ハイカーの少ない歩いたことのない凍結したコースで何かあれば、正月早々大変なので、おとなしく鴨沢に下ることにした。一回外に出て星空を眺めると流れ星を見た。中に入ってその話をすると願い事をしないとだめよと例のベテラン女性たちに言われた。
お疲れ様でした。鴨沢までのルートですれ違ってるのでしょうね^^今度は三峰から行ってみるのもいいなぁ、、と思わせていただきました。今度は泊で行こ
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