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Yamareco

記録ID: 2603068
全員に公開
ハイキング
槍・穂高・乗鞍

真ん中よければ全て良し(西穂高岳)

2020年09月27日(日) [日帰り]
 - 拍手
pers その他3人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:55
距離
8.1km
登り
887m
下り
890m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:00
休憩
1:55
合計
6:55
7:14
20
7:34
7:34
30
8:04
8:17
14
8:31
8:32
43
9:15
9:22
22
9:44
9:54
11
10:37
11:30
23
12:06
12:12
18
12:30
12:38
27
13:05
13:09
11
13:20
13:27
24
13:51
13:52
17
14:09
天候 霧-晴
過去天気図(気象庁) 2020年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
鍋平駐車場。登山者用は1日300円で少し距離がある。ロープウェイ利用者用は6時間600円で近い。
コース状況/
危険箇所等
霧雨のため、岩は濡れていましたが、独標を過ぎるあたりから乾いてきました。
6時過ぎの鍋平駐車場。ここはロープウェイ乗り場に近い方で6時間600円。少し下にある登山者用駐車場は1日300円です。私たちは4人だったので、奮発して近い方に停めました。
2020年09月27日 06:13撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 6:13
6時過ぎの鍋平駐車場。ここはロープウェイ乗り場に近い方で6時間600円。少し下にある登山者用駐車場は1日300円です。私たちは4人だったので、奮発して近い方に停めました。
0615に試験運転のゴンドラが登っていきます。2階建てのゴンドラは日本で唯一らしく、満員だと100人乗れます。
2020年09月27日 06:16撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 6:16
0615に試験運転のゴンドラが登っていきます。2階建てのゴンドラは日本で唯一らしく、満員だと100人乗れます。
ロープウェイ駅。1階の入口前に列ができています。SARS-CoV-2対策で乗車定員は半分くらいに減らしているようであり、1台に50人ほど乗れます。
2020年09月27日 06:18撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 6:18
ロープウェイ駅。1階の入口前に列ができています。SARS-CoV-2対策で乗車定員は半分くらいに減らしているようであり、1台に50人ほど乗れます。
天気予報によって様々でしたが、Windy.comでは直前まで低層雲が多く、視界が悪く、少量の雨が降るという予報でした。案の定、雲が多い天気です。ロープウェイ駐車場はまだまだ空いています。
2020年09月27日 07:02撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 7:02
天気予報によって様々でしたが、Windy.comでは直前まで低層雲が多く、視界が悪く、少量の雨が降るという予報でした。案の定、雲が多い天気です。ロープウェイ駐車場はまだまだ空いています。
上まで登ってきました。本来なら、ここからでも北アルプスの絶景が見えるそうなのですが、ご覧の通りのガスです。
2020年09月27日 07:11撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 7:11
上まで登ってきました。本来なら、ここからでも北アルプスの絶景が見えるそうなのですが、ご覧の通りのガスです。
駅前に三角点。
2020年09月27日 07:13撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 7:13
駅前に三角点。
ここから山道に入ります。
2020年09月27日 07:16撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 7:16
ここから山道に入ります。
最初は私が引かせて貰いました。これはボッカ道への分岐で、ここまでは比較的登りやすい。最初、ロープウェイが7時から動くとは知らなかったので、西穂高岳山頂に到達するために、ボッカ道経由でスタートを早める予定でした。
2020年09月27日 07:35撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 7:35
最初は私が引かせて貰いました。これはボッカ道への分岐で、ここまでは比較的登りやすい。最初、ロープウェイが7時から動くとは知らなかったので、西穂高岳山頂に到達するために、ボッカ道経由でスタートを早める予定でした。
ここからはひでとさんに先頭を交代します。鬼の引きを見せてもらいました。
2020年09月27日 07:50撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 7:50
ここからはひでとさんに先頭を交代します。鬼の引きを見せてもらいました。
西穂山荘。予定より早めに到着。
2020年09月27日 08:04撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 8:04
西穂山荘。予定より早めに到着。
山荘前にて。
2020年09月27日 08:08撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 8:08
山荘前にて。
牽引して下さったひでとさん。少人数での山では、今回が初めてご一緒します。体温・気温・湿度の関係で、身体中から湯気を出しておられました。
2020年09月27日 08:09撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 8:09
牽引して下さったひでとさん。少人数での山では、今回が初めてご一緒します。体温・気温・湿度の関係で、身体中から湯気を出しておられました。
再スタート。丸山を目指します。
2020年09月27日 08:18撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 8:18
再スタート。丸山を目指します。
丸山手前のケルン。
2020年09月27日 08:26撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 8:26
丸山手前のケルン。
丸山到着。
2020年09月27日 08:30撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 8:30
丸山到着。
ひでとさん。空を飛んでいるようだと。タイタニック!
2020年09月27日 08:32撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 8:32
ひでとさん。空を飛んでいるようだと。タイタニック!
ここからが根気の要るガレ道になります。行きもそうでしたが、帰りがつらかった・・・
2020年09月27日 08:46撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 8:46
ここからが根気の要るガレ道になります。行きもそうでしたが、帰りがつらかった・・・
独標が近づくと、ガレ場が岩場に変わっていきます。
2020年09月27日 09:03撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 9:03
独標が近づくと、ガレ場が岩場に変わっていきます。
ここでヘルメット装着。私もポールをしまって、岩を掴みながら登ります。しかし、霧雨が降り続いていて、眼鏡は濡れるし、岩も濡れるし。
2020年09月27日 09:09撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 9:09
ここでヘルメット装着。私もポールをしまって、岩を掴みながら登ります。しかし、霧雨が降り続いていて、眼鏡は濡れるし、岩も濡れるし。
独標手前で渋滞。
2020年09月27日 09:12撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 9:12
独標手前で渋滞。
到達。ロープウェイが9時から運行の場合は、帰りの便の都合上、ここかピラミッドピークまでに留めることが多いようです。
2020年09月27日 09:18撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 9:18
到達。ロープウェイが9時から運行の場合は、帰りの便の都合上、ここかピラミッドピークまでに留めることが多いようです。
西穂高山頂にかけて、11の峰が連なります。
2020年09月27日 09:18撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 9:18
西穂高山頂にかけて、11の峰が連なります。
ひでとさん、ごっちゃんさん、ゆきさん。
2020年09月27日 09:20撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 9:20
ひでとさん、ごっちゃんさん、ゆきさん。
ここからは危険箇所も続くので、注意して上り下りします。
2020年09月27日 09:24撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 9:24
ここからは危険箇所も続くので、注意して上り下りします。
ところどころ渋滞。次第にガスが晴れていき、霧雨もやんで岩が乾いてくれたのが幸運。
2020年09月27日 09:28撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 9:28
ところどころ渋滞。次第にガスが晴れていき、霧雨もやんで岩が乾いてくれたのが幸運。
太陽が差して、白虹が。
2020年09月27日 09:30撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
1
9/27 9:30
太陽が差して、白虹が。
2020年09月27日 09:31撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 9:31
岩を乗り越えて。
2020年09月27日 09:36撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 9:36
岩を乗り越えて。
ピラミッドピークを目指します。
2020年09月27日 09:36撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 9:36
ピラミッドピークを目指します。
クリア。ここから先は、ロープウェイ臨時便があったからこそ行ける場所。
2020年09月27日 09:45撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 9:45
クリア。ここから先は、ロープウェイ臨時便があったからこそ行ける場所。
西に霧、東に太陽。ブロッケン現象が見えました。通常、もっと太陽が低くないと見えにくいと思うのですが、急な稜線の上にいるので、見下ろすことができたんでしょうね。この後、西穂高岳山頂でも何度も見ることができました。
2020年09月27日 09:45撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 9:45
西に霧、東に太陽。ブロッケン現象が見えました。通常、もっと太陽が低くないと見えにくいと思うのですが、急な稜線の上にいるので、見下ろすことができたんでしょうね。この後、西穂高岳山頂でも何度も見ることができました。
なんとか先の峰も見えるようになってきました。
2020年09月27日 09:53撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 9:53
なんとか先の峰も見えるようになってきました。
2020年09月27日 09:56撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 9:56
あれはチャンピオンピークか。
2020年09月27日 10:02撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 10:02
あれはチャンピオンピークか。
たぬき岩。
2020年09月27日 10:05撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 10:05
たぬき岩。
山頂が雲の合間から。
2020年09月27日 10:07撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 10:07
山頂が雲の合間から。
歩いてきた峰々。
2020年09月27日 10:09撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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9/27 10:09
歩いてきた峰々。
2020年09月27日 10:15撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 10:15
もうすぐ登頂。
2020年09月27日 10:35撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 10:35
もうすぐ登頂。
到着!
2020年09月27日 10:36撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 10:36
到着!
2020年09月27日 10:37撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
2
9/27 10:37
北に少し降りると、ジャンダルムが見えます。タイミングによって雲をかぶってしまうのですが、時々その急峻な姿を見せてくれます。
2020年09月27日 10:39撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
1
9/27 10:39
北に少し降りると、ジャンダルムが見えます。タイミングによって雲をかぶってしまうのですが、時々その急峻な姿を見せてくれます。
この山肌も美しかったです。
2020年09月27日 10:39撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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9/27 10:39
この山肌も美しかったです。
西側に雲が広がります。
2020年09月27日 10:39撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
1
9/27 10:39
西側に雲が広がります。
南側の稜線は、この時点では雲を被っていました。
2020年09月27日 10:46撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 10:46
南側の稜線は、この時点では雲を被っていました。
雲がかかってしまいました。
2020年09月27日 11:03撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 11:03
雲がかかってしまいました。
ゆきさんの後ろ姿。なかなか男前ですね。この後、顔も撮ってくれと言われたので何枚か撮りましたが、公開は却下されました。私、人の写真が苦手なので。
2020年09月27日 11:13撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 11:13
ゆきさんの後ろ姿。なかなか男前ですね。この後、顔も撮ってくれと言われたので何枚か撮りましたが、公開は却下されました。私、人の写真が苦手なので。
下山にかかっています。
2020年09月27日 11:31撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 11:31
下山にかかっています。
美しい稜線です。
2020年09月27日 11:33撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 11:33
美しい稜線です。
この稜線を境に、東がガスっていて、西は晴れています。
2020年09月27日 11:38撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 11:38
この稜線を境に、東がガスっていて、西は晴れています。
ごっちゃんさんは、例によって非常にハイペースなのですが、遅い我々につきあっていただきました。
2020年09月27日 11:38撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 11:38
ごっちゃんさんは、例によって非常にハイペースなのですが、遅い我々につきあっていただきました。
かっこいいですね、
2020年09月27日 11:40撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 11:40
かっこいいですね、
急な岩登り。
2020年09月27日 11:42撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 11:42
急な岩登り。
3峰まで戻ってきました。
2020年09月27日 11:45撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 11:45
3峰まで戻ってきました。
行きには撮れなかったチャンピオンピーク。
2020年09月27日 11:46撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 11:46
行きには撮れなかったチャンピオンピーク。
足の置き場を指導するごっちゃんさん。
2020年09月27日 12:01撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 12:01
足の置き場を指導するごっちゃんさん。
岩をへつりながら移動。
2020年09月27日 12:19撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 12:19
岩をへつりながら移動。
上高地側の山肌。
2020年09月27日 12:23撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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9/27 12:23
上高地側の山肌。
まだまだ先は長い。独標と丸山の間のガレ場が本当に大変。
2020年09月27日 12:58撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 12:58
まだまだ先は長い。独標と丸山の間のガレ場が本当に大変。
上高地もきれいに見えるようになっていました。
2020年09月27日 12:59撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 12:59
上高地もきれいに見えるようになっていました。
ゆきさんが情報収集して下さったひがくの湯。露天風呂しかありませんが、泉質が違うお風呂がふたつあります。片方はスリッパに履き替えて30mほど離れた所まで歩きます。外から丸見え状態とも言えます(ちなみに女性浴場にはこのふたつめのおふろはないようです)。
2020年09月27日 14:59撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 14:59
ゆきさんが情報収集して下さったひがくの湯。露天風呂しかありませんが、泉質が違うお風呂がふたつあります。片方はスリッパに履き替えて30mほど離れた所まで歩きます。外から丸見え状態とも言えます(ちなみに女性浴場にはこのふたつめのおふろはないようです)。
登山者は50円引きなのですが、自己申告制で、後から言ったら「次から先に言ってくれ」とのことでした。価格表に「ご申告下さい」とでも附記して欲しいものです。
2020年09月27日 15:50撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
9/27 15:50
登山者は50円引きなのですが、自己申告制で、後から言ったら「次から先に言ってくれ」とのことでした。価格表に「ご申告下さい」とでも附記して欲しいものです。
高山市まで移動して、国八食堂で食事。私とひでとさんは焼肉定食、ごっちゃんさんとゆきさんはホルモン定食。開店直後に行ったら既に満席で、店の前に行列。
2020年09月27日 17:48撮影 by  iPhone 8, Apple
1
9/27 17:48
高山市まで移動して、国八食堂で食事。私とひでとさんは焼肉定食、ごっちゃんさんとゆきさんはホルモン定食。開店直後に行ったら既に満席で、店の前に行列。
さらに豆腐の鉄板焼きを各自1人前。おいしかったですが、ご飯が足りなかった(追加している人も多かったです)。
2020年09月27日 17:48撮影 by  iPhone 8, Apple
2
9/27 17:48
さらに豆腐の鉄板焼きを各自1人前。おいしかったですが、ご飯が足りなかった(追加している人も多かったです)。

感想

今年はアルプスも終わりかなあと思っていたのですが、西穂高に行ってみようという計画が持ち上がりました。ただ、日帰りで西穂高に行く場合、普通ならロープウェイの時間がネックになって、独標あたりまでしか行けません。しかし最近ボッカ道が草刈りなされ、とても歩きやすくなったと知りました。既存のレポートを見ると、鍋平駐車場から3時間程度で西穂山荘まで到達しておられるようで、それが事実なら5時ごろ歩き出せばロープウェイ組に先んじることができそう、その後西穂高山頂まで往復して帰りはロープウェイとか計画していたのです。ところが、現在は臨時で7時から動いているらしく、それなら楽をしましょうということになりました。

京都を1時に出発し、5時前に鍋平駐車場に到着。仮眠している間にぱらぱらと他の方々がお越しになったので、6時15分に支度を済ませて列に並びました。切符はゆきさんがネットで共同購入してくれて、300円オフの2700円。SARS-CoV-2の対策か、100人乗れるところを半分くらいに制限していたようです。

無事初便で上にあがれましたが、結局Windy.comの予報が大当たりで、山は霧の中で霧雨が続きます。なんも見えんなあとか言いながら西穂山荘到着。ボッカ道分岐部まではわりに歩きやすい道でしたが、ここから結構ガレてくるのできつかったです。誰や、西穂山荘までは比較的楽やとか思てたんは(私です)? ひでとさんが根性の引きを見せてくれたので、ついていくのが大変でしたが、コースタイムよりも結構早く登ることができました。

ここからがこの日のメイン。まず丸山まではプロローグみたいなもんで、特に悩む所はありませんでしたが、丸山を過ぎると、ガレ場の登りがこれでもかというくらい続き、心が折れそうになります。景色は相変わらず何も見えず、霧雨は続いていて眼鏡には大量の水滴が。西穂高は、次々と次の目標になる峰が出てきて楽しいと聞いていましたが、あまり楽しくありません。独標の前あたりからガレ場が次第に岩場に変わってきて、一部すれ違いで渋滞を起こします。独標の直前で小休止してポールをしまってヘルメットを被りました。

独標ではそこそこの方が休んでおられましたが、このあたりからやや霧が薄くなり、霧雨もやんでいきました。岩場はちょっと難しい所が増えていく一方、次第に乾いて滑りにくくなるので、幾分ほっとします。体力はそれなりに削られていくのですが、だんだん楽しくなってきました。ペースは遅いながらも、ピラミッドピーク、チャンピオンピークと過ぎていくと、雲の合間から山頂がちらちら覗くようになりました。

山頂直前は険しいですが、ここをクリアするとようやく西穂高岳山頂。ここで昼食も含めてかなり長めの休憩。あいにく雲が完全に晴れることはなく、槍ヶ岳を目にすることはできませんでしたが、ジャンダルムは見え隠れしながらも、ときおりその険しい姿を見せてくれました。一方、眼下には霧が濃くなったり薄くなったりし、ちょうど急峻な峰の上にいたこともあって、ブロッケン現象を見ることができました。おかしかったのは、ブロッケン現象が現れるたびにひでとさんが大声で周囲に教えてくれることで、多くの人がこの珍しい光景を眼になさったと思います。帰ってから、ひでとさんが「ブロッケンマン」と呼ばれていなかったかが不安。

ゆっくり休んでから帰還。下り基調ながらなかなかしんどいです。でも、この頃になると岩も完全に乾いて、安心して捉えることができました。また、ゆきさんが情報収集能力を発揮して、近くの温泉についてリサーチして下さいました。独標まで帰ってきてから、行きにも苦しんだガレ場、これが長かったのなんの。西穂山荘でお手洗いをお借りし、ロープウェイ駅まで降りますが、ここも行きに感じたよりずっと長く思いました。下りのロープウェイはちょうど出た所でしたが、15分おきに増便していたため、待ち時間は特に問題なし。下山後、「登山者の湯」を謳うひがくの湯に入り、腹減ったといいながら高山市内で焼肉定食を食べて帰りました。長時間の運転のみならず、ペースの合わない私たちにつきあってくださったごっちゃんさん、いつも有難うございます。

なお、ウェアについては、独標の手前までは冬用の長袖シャツに首巻きタオル。独標からはこれにナノエアを羽織りました。風は弱かったので、ウインドブレーカーは必要ではなかったです。

以上、いい山行きでした。皆さんと、山の神様に感謝。

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