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Yamareco

記録ID: 2631976
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無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

紅葉真っ盛りの恵那山 - もう『残念な山』とは言わせない。

2020年10月11日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
15.3km
登り
1,349m
下り
1,313m
天候 終日秋晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中央高速中津川ICから林道大谷霧ヶ原線(峰越林道)を神坂峠へ。国道19号線を塩尻方面へ。交差点「沖田」で県道7号線を馬籠宿方面に右折し、しばらくで案内板で右折。林道大谷霧ヶ原線(峰越林道)を神坂峠へ。
最近、恵那山や木曽の山では豪雨などで通行止めが多々あり。
峠付近恵那山周辺の林道状況は中津川市サイトで事前チェックを。
http://www.city.nakatsugawa.gifu.jp/kankou/access/
コース状況/
危険箇所等
大判山を越えると急な登りが続くが、終始尾根を行くので恵那山の幾つかあるルートの中でも一番展望が良くオススメ。富士見台とあわせて阿智村の「阿智セブンサミット」の2つを1日で稼げます。
https://www.hahakigi-kan.com/
その他周辺情報 ●昼神温泉の日帰り温泉施設「湯ったりーな昼神」は夜21:30まで。Go To 対象施設なのでコロナ対策も大丈夫。
http://yu-tari.com/

●中津川名物・今が旬の「栗きんとん」は国道19号線沿い、川上屋 手賀野店で。夜20時まで営業なので山の帰りに買っていけるのがうれしい。
http://www.kawakamiya.co.jp/user_data/shop.php
神坂峠からスタート。まず恵那山を往復、その後峠の反対側・富士見台まで足を伸ばせれば、阿智セブンサミット2/7をゲット。
神坂峠からスタート。まず恵那山を往復、その後峠の反対側・富士見台まで足を伸ばせれば、阿智セブンサミット2/7をゲット。
富士見台。あちらは恵那山の後に。
富士見台。あちらは恵那山の後に。
中ア南部らしいササの稜線。
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中ア南部らしいササの稜線。
サザンアルプス、白根三山から深南部までずらり一望。
サザンアルプス、白根三山から深南部までずらり一望。
南アルプスの山座同定。
南アルプスの山座同定。
中央アルプス北部の山々を遠望。左から三の沢岳、木曽駒ヶ岳・宝剣岳、空木岳、南駒ヶ岳等主稜線の名峰たち。峰続きなのにずいぶん遠いです。
中央アルプス北部の山々を遠望。左から三の沢岳、木曽駒ヶ岳・宝剣岳、空木岳、南駒ヶ岳等主稜線の名峰たち。峰続きなのにずいぶん遠いです。
ここで、御嶽山がどーんと姿を見せる。デカっ。
ここで、御嶽山がどーんと姿を見せる。デカっ。
望遠で切り取って見る中ア北部主稜線。千両山からは、一旦鳥越峠へとくだります。
望遠で切り取って見る中ア北部主稜線。千両山からは、一旦鳥越峠へとくだります。
ここで恵那山とご対面。しかも真っ赤な紅葉がお出迎え。
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ここで恵那山とご対面。しかも真っ赤な紅葉がお出迎え。
強清水からの道が合流する鳥越峠。
強清水からの道が合流する鳥越峠。
紅葉真っ盛りの稜線。
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紅葉真っ盛りの稜線。
このコースにはいくつものガレが現れます。ウバナギを見る。
このコースにはいくつものガレが現れます。ウバナギを見る。
大判山。
大判山付近からの南アルプス。
大判山付近からの南アルプス。
恵那山、高い〜。ここから標高差で約500メートル。
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恵那山、高い〜。ここから標高差で約500メートル。
地味な山容も赤い彩りがあるだけで違うから不思議。
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地味な山容も赤い彩りがあるだけで違うから不思議。
想像以上に綺麗な赤い紅葉。
想像以上に綺麗な赤い紅葉。
真っ赤な紅葉の奥に御嶽山。
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真っ赤な紅葉の奥に御嶽山。
何処を見ても紅葉、紅葉…
何処を見ても紅葉、紅葉…
紅葉のパッチワーク。
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紅葉のパッチワーク。
圧倒的じゃないか…
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圧倒的じゃないか…
紅葉を抜けると再び笹原の稜線に。
紅葉を抜けると再び笹原の稜線に。
南アルプスの山々をズーム。左から北岳・間ノ岳・農鳥岳の白根三山、中央に塩見岳、右端は荒川三山。
南アルプスの山々をズーム。左から北岳・間ノ岳・農鳥岳の白根三山、中央に塩見岳、右端は荒川三山。
「錦繍」とはまさにこのこと。
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「錦繍」とはまさにこのこと。
南アルプス南部の遠望。左に荒川三山、中央は赤石岳、そして右は聖岳。
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南アルプス南部の遠望。左に荒川三山、中央は赤石岳、そして右は聖岳。
最近、巷では恵那山を「がっかり百名山」などと呼ぶそうですが… どうしてどうして。今のところ全くがっかりはありません。
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最近、巷では恵那山を「がっかり百名山」などと呼ぶそうですが… どうしてどうして。今のところ全くがっかりはありません。
木曽谷方面。左端の端正な山は岩のゲレンデで知られる笠置山 (1,128m)。
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木曽谷方面。左端の端正な山は岩のゲレンデで知られる笠置山 (1,128m)。
中津川市と中央道が眼下に。
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中津川市と中央道が眼下に。
ヨダレが出そうな南アルプス深南部の稜線。光岳から黒法師岳・バラ谷の頭までずらり一望。
ヨダレが出そうな南アルプス深南部の稜線。光岳から黒法師岳・バラ谷の頭までずらり一望。
深南部の山座同定。ディープサウス好きのツウな方へ。
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深南部の山座同定。ディープサウス好きのツウな方へ。
天狗ナギと御嶽山。
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天狗ナギと御嶽山。
富士見台や中央アルプスを背にどんどん登る。中景の中央部左寄りに見える台形の山が南木曽岳…な、ぎ、そ。
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富士見台や中央アルプスを背にどんどん登る。中景の中央部左寄りに見える台形の山が南木曽岳…な、ぎ、そ。
いよいよ本峰への急登。高度をぐんぐん稼ぐ。
いよいよ本峰への急登。高度をぐんぐん稼ぐ。
近づく恵那山。ここからは樹林の中の急登につぐ急登。修行開始。
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近づく恵那山。ここからは樹林の中の急登につぐ急登。修行開始。
伊那谷の街も見える高さまで登って来ました。
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伊那谷の街も見える高さまで登って来ました。
ついに山頂の一角にたどり着く。
ついに山頂の一角にたどり着く。
立ち枯れた木が多い。
立ち枯れた木が多い。
山頂一角からの南望。手前は焼山の稜線。
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山頂一角からの南望。手前は焼山の稜線。
行ってみたい焼山(標高1,709 m )。なぜなら恵那山から南西に伸びる尾根上、大川入山と並び中央アルプス最南端の山だからです。右端はヒメコ沢の頭 (1,628m)。
行ってみたい焼山(標高1,709 m )。なぜなら恵那山から南西に伸びる尾根上、大川入山と並び中央アルプス最南端の山だからです。右端はヒメコ沢の頭 (1,628m)。
頂上台地も紅葉の盛りでした。
頂上台地も紅葉の盛りでした。
三之宮(神明社)。
三之宮(神明社)。
社前より頂上台地。実は三角点のある場所よりこの辺りの方が標高が高い (1,991m) 。
社前より頂上台地。実は三角点のある場所よりこの辺りの方が標高が高い (1,991m) 。
四之宮(熊野社)。
四之宮(熊野社)。
恵那山頂上避難小屋。
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恵那山頂上避難小屋。
小屋の裏手の岩へ。なぜなら南アルプス方面の素晴らしい展望があるのです。
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小屋の裏手の岩へ。なぜなら南アルプス方面の素晴らしい展望があるのです。
白根三山、塩見岳と伊那谷。
白根三山、塩見岳と伊那谷。
残念ながら頂上部で展望が得られる場所はほとんどありません。唯一この岩の上だけ。
残念ながら頂上部で展望が得られる場所はほとんどありません。唯一この岩の上だけ。
荒川・赤石・聖の南ア南部のジャイアンツらに紅葉を添えて。
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荒川・赤石・聖の南ア南部のジャイアンツらに紅葉を添えて。
頂上部は意外と広く、登りついてから三角点までは徒歩で30分近くかかります。
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頂上部は意外と広く、登りついてから三角点までは徒歩で30分近くかかります。
本宮(山頂には実は葛城社, 富士社, 熊野社, 神明社, 劍社, 一宮社など7つの社が祀られています)。
本宮(山頂には実は葛城社, 富士社, 熊野社, 神明社, 劍社, 一宮社など7つの社が祀られています)。
三角点のある山頂広場。有名な(?)「展望のない展望台」はコレ。コーヒーを入れないコーヒーのようなもの?
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三角点のある山頂広場。有名な(?)「展望のない展望台」はコレ。コーヒーを入れないコーヒーのようなもの?
標高 2,191 m、一等三角点です。
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標高 2,191 m、一等三角点です。
阿智村の「阿智セブンサミット」登頂写真を撮ります。
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阿智村の「阿智セブンサミット」登頂写真を撮ります。
三角点に展望は全く…なし! 展望台の上からもほとんど何も見えない。残念…避難小屋裏の岩からの展望を知らなければ確かに「残念な100名山」と思うかも。
三角点に展望は全く…なし! 展望台の上からもほとんど何も見えない。残念…避難小屋裏の岩からの展望を知らなければ確かに「残念な100名山」と思うかも。
山頂を後に、もと来た道を神坂峠へ下ります。
山頂を後に、もと来た道を神坂峠へ下ります。
次は先にみえているササのピーク、神坂峠をはさんで反対側の富士見台を目指す。
次は先にみえているササのピーク、神坂峠をはさんで反対側の富士見台を目指す。
「ガッカリ百名山」などと揶揄される恵那山ですが…
「ガッカリ百名山」などと揶揄される恵那山ですが…
…紅葉はなかなかのもの。
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…紅葉はなかなかのもの。
錦繍の山肌。
大判山付近。南木曽岳を遠望。
大判山付近。南木曽岳を遠望。
陽が斜めになって来た。急ごう。
陽が斜めになって来た。急ごう。
富士見台(左)から神坂峠を越えて千両山(右)へ続く主稜線尾根。
富士見台(左)から神坂峠を越えて千両山(右)へ続く主稜線尾根。
千両山の山肌を染める紅葉。
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千両山の山肌を染める紅葉。
この色、いいねぇ。
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この色、いいねぇ。
恩田大川入山と紅葉。
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恩田大川入山と紅葉。
見とれてしまう千両山付近の紅葉です。
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見とれてしまう千両山付近の紅葉です。
黄色も素敵。
ようやく千両山まで戻ってきました。
ようやく千両山まで戻ってきました。
午後時間がたつにつれて、風が強くなって来た。
午後時間がたつにつれて、風が強くなって来た。
一日中ずっと姿を見せてくれていた南アルプス。
一日中ずっと姿を見せてくれていた南アルプス。
陽がさらに斜めになってきた…ササの縦走路を急ぐ。
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陽がさらに斜めになってきた…ササの縦走路を急ぐ。
逆光に黒々と聳える恵那山。このルートは恵那山が順光になる午前が狙い目。
逆光に黒々と聳える恵那山。このルートは恵那山が順光になる午前が狙い目。
山頂標識の上にカメラを載せて…単独行だと気楽な反面自撮りは大変。
山頂標識の上にカメラを載せて…単独行だと気楽な反面自撮りは大変。
遅い時間ですが、せっかくなので神坂峠から反対の富士見台へ寄ろう。
遅い時間ですが、せっかくなので神坂峠から反対の富士見台へ寄ろう。
神坂峠の紅葉。
林道脇で見たシロヨメナの花。
林道脇で見たシロヨメナの花。
さぁ、富士見台へ。神坂山と南アルプス。
さぁ、富士見台へ。神坂山と南アルプス。
横川山 (手前) 、南木曽岳。
横川山 (手前) 、南木曽岳。
富士見台山頂。
夕暮れ間近、誰もいない山頂。
夕暮れ間近、誰もいない山頂。
暮れゆく中央アルプス主稜。
暮れゆく中央アルプス主稜。
すっかり陽が落ちた夕方の富士見台。丸一日楽しんでお腹いっぱいです。
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すっかり陽が落ちた夕方の富士見台。丸一日楽しんでお腹いっぱいです。
陽が落ちる直前に何とか神坂峠へ。秋を満喫した1日でした。
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陽が落ちる直前に何とか神坂峠へ。秋を満喫した1日でした。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 雨具 サブザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) ヘッドランプ GPS ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル カメラ

感想

台風一過の秋晴れ、絶好の山日和、のはずが何故か前日仕事が入りとてもじゃないがテンション上がらず… おまけに携帯も調子が悪く出かけるのもおっくうになってしまった今日。次々にアップされるレコをノートPCで見ながら、「ああ、もったいない」と悶々として時間を過ごしているうちに思い付いたのが、『そうか、過去レコ書こう』でした。数年前、恵那山と富士見台に登ったのがちょうど10月10日。今年と違い冷え込んだ日が続いたおかげで真っ赤に色づいた紅葉が素晴らしく、感嘆の声を上げたのを覚えています。残念ながらヤマレコユーザーになる前で、ログをとっていませんでした。
たまたま、阿智セブンサミットなる阿智村の企画がスタートしていたのもあり、この日2山を登って火が付き、この年2か月で一気に登り完登した次第。
なかなか好天に恵まれない今年の秋、この週末の仕事のおかげで代休が得られそう。晴れの日、大事に使おう…もちろん山に。
恵那山は最近、あちらこちらで『残念な百名山』として名をあげて(?)いるようです。苦労して登っても展望のない山頂、ササや樹林におおわれた地味な山容… 名古屋圏の岳人の間でも
『恵那山でも行くか』『時間ないから恵那山しか行けないかも』
など、”でも・しか”登山としてまっさきに名前が挙がる変に人気(?)の山。
確かに! 
でも紅葉の力はスゴい。真っ赤に赤く色づいた樹が前景にあるだけで山が映えること映えること。ちょっと腰を下ろしたり、がんばって岩の上に登るだけで写真のアングルは新鮮になり山が何倍にも素晴らしく見える。
『残念な山』を『すばらしい山旅』に変えるのは、意外に難しくないな… そんな秋の山での時間でした。

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