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記録ID: 265606
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ハイキング
奥武蔵

奥武蔵縦走(顔振峠〜関八州見晴台〜刈場坂峠)〜残雪をさくさく踏んで〜

2013年02月02日(土) [日帰り]
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Junjapa その他1人
GPS
--:--
距離
20.0km
登り
1,189m
下り
1,069m

コースタイム

11:25吾野駅発-12:55傘杉峠への尾根上[昼食]13:15-14:15関八州見晴台14:35-16:10ツツジ山[△879.1m]16:15-17:48正丸駅/17:49正丸駅発
天候 2/2 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
[往路]東伏見駅++所沢駅++飯能駅++吾野駅
[復路]正丸駅++飯能駅++所沢駅++東伏見駅
コース状況/
危険箇所等
■コース状況
・指導標が全般にしっかりしており問題なし。
・先日雪が降ったこともあり、林道は氷結している部分多数あり。
・特に北に行けば行くほど残雪の量は多く吹き溜まりではふくらはぎくらいあった。しかし全般に問題なるほどではなくアイゼンなども不要。
■歩数:35674歩
■費用:
 食糧:ビール2本240円X2=480円
    つまみ:405円
    ラーメン:98円X2=196円 合計1081円
 交通費;東伏見駅-吾野駅:480円X2=960円
     正丸駅-東伏見駅:540円X2=1080円 合計2040円  総合計3121円
■記録
・2012.4.8 北向地蔵-ユガテ-顔振峠
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-181528.html
吾野駅に着きました。山ガール含め二人ほど下りましたがあっという間に静かな駅に。遅めのスタートというか、もうほとんど昼ですが・・・。
2013年02月02日 11:26撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2/2 11:26
吾野駅に着きました。山ガール含め二人ほど下りましたがあっという間に静かな駅に。遅めのスタートというか、もうほとんど昼ですが・・・。
舗装道路の林道を上がり、ここから細い林道に入ります。
2013年02月02日 11:58撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2/2 11:58
舗装道路の林道を上がり、ここから細い林道に入ります。
登山道には金色の布袋さんが。たくさんのお賽銭に思わずわれわれもお賽銭を。こう見えて信心深いんだなぁ。
2013年02月02日 12:13撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2/2 12:13
登山道には金色の布袋さんが。たくさんのお賽銭に思わずわれわれもお賽銭を。こう見えて信心深いんだなぁ。
風影(ふかげ)集落から屏風のような奥多摩〜秩父が見えました。これは武甲山のアップ。右側の砕石場の斜面が人工的ですが、それでもヤッパリあなたは名山だった!
2013年02月02日 12:26撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2/2 12:26
風影(ふかげ)集落から屏風のような奥多摩〜秩父が見えました。これは武甲山のアップ。右側の砕石場の斜面が人工的ですが、それでもヤッパリあなたは名山だった!
これが風影(ふかげ)集落付近からの奥多摩の全貌。晴れましたぁ!
2013年02月02日 12:26撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
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2/2 12:26
これが風影(ふかげ)集落付近からの奥多摩の全貌。晴れましたぁ!
峠直前の摩利支天のお堂。
2013年02月02日 12:26撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2/2 12:26
峠直前の摩利支天のお堂。
摩利支天の説明板。
2013年02月02日 12:28撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2/2 12:28
摩利支天の説明板。
やっと峠に到着しました。何人かのハイカーが憩いのひと時を過ごしていました。小屋のおばちゃまからも「暖かいですねぇ」。ホ〜ント、暖かい。20度ということで4月の陽気です。
2013年02月02日 12:31撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2/2 12:31
やっと峠に到着しました。何人かのハイカーが憩いのひと時を過ごしていました。小屋のおばちゃまからも「暖かいですねぇ」。ホ〜ント、暖かい。20度ということで4月の陽気です。
傘杉峠に行く途中で尾根上に上がってラーメンた〜いむ! 今日は札幌一番、カップスター! 味噌と醤油。おいしかったぁ。
2013年02月02日 13:01撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2/2 13:01
傘杉峠に行く途中で尾根上に上がってラーメンた〜いむ! 今日は札幌一番、カップスター! 味噌と醤油。おいしかったぁ。
傘杉峠にはひとりのハイカーとあとから来た8人のおじさまたちのグループが。元気でした!
2013年02月02日 13:28撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2/2 13:28
傘杉峠にはひとりのハイカーとあとから来た8人のおじさまたちのグループが。元気でした!
だんだんと林道も雪が増えてきました。気を付けていかないと・・・・。
2013年02月02日 13:54撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2/2 13:54
だんだんと林道も雪が増えてきました。気を付けていかないと・・・・。
関八州見晴台が見えてきました。この尾根ではちょっとした顕著なピークに見えました。
2013年02月02日 14:10撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2/2 14:10
関八州見晴台が見えてきました。この尾根ではちょっとした顕著なピークに見えました。
北面にはけっこう、雪が残っているネと話しつつ。
2013年02月02日 14:19撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2/2 14:19
北面にはけっこう、雪が残っているネと話しつつ。
見晴台に着きました。向こうには富士山の残影が…。見えるかなぁ?
2013年02月02日 14:29撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
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2/2 14:29
見晴台に着きました。向こうには富士山の残影が…。見えるかなぁ?
秩父の二子山の向こうにはウッスラと両神山が見えます。
2013年02月02日 14:29撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2/2 14:29
秩父の二子山の向こうにはウッスラと両神山が見えます。
皇紀二千六百年とは昭和初期のことのはず。
2013年02月02日 14:30撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2/2 14:30
皇紀二千六百年とは昭和初期のことのはず。
関東平野もしっかり霞んでいます。
2013年02月02日 14:31撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2/2 14:31
関東平野もしっかり霞んでいます。
頂上の憩い。コーヒーを飲みながら。
2013年02月02日 14:31撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2/2 14:31
頂上の憩い。コーヒーを飲みながら。
関八州見晴らしダイ!
2013年02月02日 14:32撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2/2 14:32
関八州見晴らしダイ!
お決まりの記念撮影です!
2013年02月02日 14:33撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2/2 14:33
お決まりの記念撮影です!
飯盛峠に着きました。
2013年02月02日 15:09撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2/2 15:09
飯盛峠に着きました。
そして飯盛山の頂上。樹林中の取り留めもないピークですが、そうは言っても・・・としっかり写真。
2013年02月02日 15:14撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2/2 15:14
そして飯盛山の頂上。樹林中の取り留めもないピークですが、そうは言っても・・・としっかり写真。
雪道を行きます。結構な雪でしょ?
2013年02月02日 15:28撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
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2/2 15:28
雪道を行きます。結構な雪でしょ?
ブナ峠。木ヘンに義でブナって読むんだなー。見たことのない字だけれど…。
2013年02月02日 15:30撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2/2 15:30
ブナ峠。木ヘンに義でブナって読むんだなー。見たことのない字だけれど…。
ブナ峠を上がり、コブを越えて下ってくるとまた林道です。(林道から振り返って)
2013年02月02日 15:42撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2/2 15:42
ブナ峠を上がり、コブを越えて下ってくるとまた林道です。(林道から振り返って)
ツツジ山に着きました。関八州見晴台よりは、100mほど高い! イモ山だけれど。
2013年02月02日 16:16撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2/2 16:16
ツツジ山に着きました。関八州見晴台よりは、100mほど高い! イモ山だけれど。
そのツツジ山の頂上
2013年02月02日 16:16撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2/2 16:16
そのツツジ山の頂上
刈場坂峠に着きました。これでかばざかとうげと読むんだそうです。
2013年02月02日 16:27撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2/2 16:27
刈場坂峠に着きました。これでかばざかとうげと読むんだそうです。
そして、このような雪が積もっています。ここから林道を正丸駅までテクテク下りました。
2013年02月02日 16:27撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
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2/2 16:27
そして、このような雪が積もっています。ここから林道を正丸駅までテクテク下りました。

感想

 天気予報は、寒冷前線の通過で、朝の雨、そして午後は西高東低の好天を伝えていました。
 それならばと、ゆっくり家を出て、関八州見晴台で展望を楽しもうと思いました。
 関八州見晴台は前にも一度行こうと思いカミさんとでかけましたが、あれよあれよという間に話が変わり、気がついたら秩父の巡礼が始まっていたという、そのきっかけを与えてくれた?因縁の山でもあります。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-187834.html

 関八州---関東の武蔵・相模・上総・下総・安房・上野・下野・常陸の八つの国、今でいえば東京・神奈川・千葉・栃木・群馬・茨城のことで、それが全部見えるから名付けられたわけで、期待を膨らませて家を出ました。  

 空は曇り空。ホントに午後は晴れ?・・・と思いつつ吾野駅を降りました。
 この前、北向地蔵〜顔振峠を縦走したので今日は顔振峠からスタートすることになります。
 この桜が咲いていた、道には犬がいた、あの角で道を訊いた、顔振峠のミツマタはキレイだった、などなどこの前の山行を復習しながら林道をあがります。
 顔振峠周辺まで上がると風影という集落が広がっていてナンとも好ましい雰囲気。
 「こういうところに住んでみたいね」とワタシ。
 「♪おひとりでど〜ぞ。たまに遊びに来てあげてもいいよ」と都会派ぶるカミさん(笑)。あんただって田舎娘でしょ!?

ちなみにここは風影でふかげと読み、夏には野外コンサートが行われていて、サックスフォン奏者の坂田明なども来訪するんだそうです。

 峠に着くころには、空もまっ青に晴れわたり、ふり返ればとんがり帽子の武甲山。
 ちょっと尖った奥多摩のキスチョコ、蕎麦粒山のスカイラインも。
 今日の気温は20度と4月なみ。手袋もザックの中の陽だまりハイクです。
 「暖かいですね」という小屋のおばちゃまに挨拶を返しながら車道を横切り、本当の峠にいたります。
 尾根をトラバースするハッキリしたふみあとがあり、それを行くとやがて墓地となりふみあとがなくなってしまいました。
 そのまま尾根上にヤブをこいであがり尾根上の踏み跡をたどると下って林道へ。
 この尾根は林道が四通八達しており、林道を横切ったり並行して歩いたりといったところがたくさん出てきます。

 1/14に降った大雪は、この奥武蔵にもまだ足跡を残していて、吹きだまりではふくらはぎくらいまであります。

 傘杉峠へ行く尾根上の平地でお約束のラーメン。
 静寂。至福のとき。

 ときおり下の山道をトレランの人がドコドコ音を立てて過ぎていきます。
 「山を走って何が楽しいんだろうねー」と私。
 「向こうもテクテク歩いて何が楽しい?って云ってるわよ」とカミさん。
 それもそうだな、って妙に納得。
 蓼喰う虫も好き好きってコトワザを思い出しました。

 傘杉峠は林道が横切っていて、8人の元気なハイカーとも会います。
 だんだんと北に行くにつれて、林道にも雪が目立ってきて、こけないよう注意!注意!

 関八州見晴台には誰もいませんでした。
 午後の曳光の中で、静かに、ホントに静かに素晴らしい景色が広がっていました。
 西は逆光に浮かぶ奥多摩の連山。その後ろには富士山。
 南の新宿の副都心や東の筑波山・赤城山も見えるらしいのですが霞んでいます。
 暖かな綿のような空気につつまれてお約束のコーヒー。

 飯盛峠からひと上りで飯盛山。
 いったん林道がジグザグを切るところでクルマが走ってきたけれど、林道の雪でスタックしています。
 「この先、行けますかねー」と運転手氏も思案顔。
 「さぁ、われわれもこれから向かうもので・・・」と答えながら「この雪じゃちょっと・・・」と正直、思いました。
 木へんに義で「ブナ」とは読めないぞーなんていいながらブナ峠をすぎると、冬の陽もいよいよ傾き始め気温も下がってきました。
 「同じようなところを登ったり降りたりで、一体いつ終わるの?」とカミさんの不機嫌指数もうなぎ登り(笑)。
 付き合ってもらっているので、”じゃ、ナンで来たの?”とも言えず。

 「不機嫌指数はいくつ?」と聞くと「60」(苦笑)
 ”100でなくて良かった”と思いつつ、会話のないままのツツジ山(△879.1m)の登り。雪・雪・雪。
 夕方の頂上につき、オニギリを頬張り、最後のお茶を飲んで鋭気を養うと刈場坂峠(かばさかとうげ)まで一気でした。
 そこは一面の雪。
 以前来たときは茶店がありましたが、それも2009年には閉じられたそうで。

 帰りの電車の中でもう一度「不機嫌指数は?」と聞いてみたら「ゼロ」。
 それはいま、ビールを手にしているから、でなく、さっき登った山が、そうさせてくれているんだよ−−−心の中でそうつぶやいていました。

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