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Yamareco

記録ID: 2857899
全員に公開
アイスクライミング
甲信越

黄蓮谷右俣

2021年01月09日(土) 〜 2021年01月11日(月)
 - 拍手
ootanohosi その他1人
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
51:14
距離
21.3km
登り
2,877m
下り
2,872m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:47
休憩
0:05
合計
4:52
7:42
113
9:35
9:36
91
11:07
11:11
23
11:34
11:34
60
2日目
山行
12:07
休憩
0:13
合計
12:20
5:38
3
5:41
5:44
596
15:40
15:40
45
16:25
16:27
25
16:52
16:52
55
17:47
17:55
3
3日目
山行
3:28
休憩
0:15
合計
3:43
7:10
47
7:57
7:58
19
8:17
8:22
58
9:20
9:20
67
10:27
10:31
11
10:42
10:47
6
10:53
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
竹宇の駐車場使用
コース状況/
危険箇所等
笹の平あたりから凍結しており、アイゼンあると無難
予約できる山小屋
七丈小屋
刃渡り。
2021年01月09日 11:22撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/9 11:22
刃渡り。
刀利天狗
2021年01月09日 11:59撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/9 11:59
刀利天狗
五合目には5張程度のテント。黄連谷左俣に行くよう
2021年01月09日 16:09撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/9 16:09
五合目には5張程度のテント。黄連谷左俣に行くよう
黄連谷へは五丈沢を下り途中から右岸へ。ほとんど目印はないが、一か所だけ発見。
2021年01月10日 06:59撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/10 6:59
黄連谷へは五丈沢を下り途中から右岸へ。ほとんど目印はないが、一か所だけ発見。
黄連谷と合流。最初の滝は釜の氷が薄く、怖かったので巻く。
2021年01月10日 07:08撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/10 7:08
黄連谷と合流。最初の滝は釜の氷が薄く、怖かったので巻く。
坊主の滝。途中で切り、2ピッチで登る。
2021年01月10日 07:22撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
1/10 7:22
坊主の滝。途中で切り、2ピッチで登る。
奥千丈の滝。よく凍っていた。
2021年01月10日 09:17撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
1/10 9:17
奥千丈の滝。よく凍っていた。
滝上から振り返る。
2021年01月10日 09:27撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/10 9:27
滝上から振り返る。
この後ラッセルし、頂上直下の稜線へ。
2021年01月10日 15:28撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/10 15:28
この後ラッセルし、頂上直下の稜線へ。
富士山がきれいでした。
2021年01月10日 15:42撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/10 15:42
富士山がきれいでした。
七丈小屋に到着。
2021年01月10日 16:51撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/10 16:51
七丈小屋に到着。
五合目の石室。
2021年01月11日 07:07撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/11 7:07
五合目の石室。
尾白川の橋。お疲れ様でした。
2021年01月11日 10:37撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/11 10:37
尾白川の橋。お疲れ様でした。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ネックウォーマー バラクラバ ザック アイゼン 行動食 非常食 水筒(保温性) トポ コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 日焼け止め 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ ロープ ハーネス ヘルメット 確保機 カラビナ クイックドロー スリング ロープスリング アイスアックス アイススクリュー

感想

年末の寒波の影響で目標としていたところに行けなかったもやもやを晴らすため、連休の目標として黄連谷右俣に標準を定める。
天気予報を見ると、数年に一度の寒波が入るということもあり、寒そうではあったが、気圧配置を見ると天気自体はそこまで悪くなさそうだったので、決行する。
 金曜日の夜に出発し、現地でパートナーと合流。初日は五合目までということもあり、ゆっくり出発する。竹宇、横手の合流点である笹の平あたりから、道が凍るようになる。登りはアイゼン等はいらなったが、下りはないと相当怖そうである。気温は笹の平あたりまでは汗ばむくらいだったが、そこからどんどんと下がっていく感じがする。そのまま、登っていき、五合目に到着。ついたときには2張テントがあったが、その後5張程度に増える。明日、黄連谷に下る取付を確認する。
 土曜日は朝4時過ぎに起き、5時半くらいに出発。気温は氷点下15度程度。過去の記録を見ると、黄連谷のくだりで迷うという記録をよく見るので、注意して下る。今回は五丈沢に雪がある程度ついているので、沢沿いにずっと下っていく。下部で右岸の草付きに入り、ほぼ迷うことなく間もなく黄連谷に到着。最初の滝は見た目、釜の氷が薄く、乗った瞬間に落ちそうであり、縁をへつってとりつこうとするが、予想通り、踏み抜く。パートナーは靴を濡らしたが、中までは水が入らなったため、大事に至らなかった。ここは早々にあきらめ、右岸から巻く。この後も登っているときに、今度は私が踏み抜き靴を濡らす。こっちも靴の中まで水は入らなかったからよかったが、ひやひやであった。登っていくと坊主の滝が見える。滝自体は傾斜はそこまで強くないが、確保して登る。記録のとおり、50mでは抜けきることができず、上部の平らなところでピッチを切る。そのあとはしばらく、歩きが続く。部分凍った箇所があり、注意しながら進んでいくと、奥千丈の滝が見えてくる。これは全長が200mとなっているが、傾斜がそれなりにあるは最初だけであったため、最初のみロープを出し、後はコンテで進む。そのあとは氷結した箇所はあるものの、注意しながら進めば特に問題ない。ただここからは長く、2200m程度からは雪面を登っていくが本当に辛い。ラッセルし、ひいこら言いながらなんとか登っていくと一般道にでた。標高は2900mを越えており、右手を見ると頂上の祠も見え、本当に頂上直下に出たんだと実感する。ただ時計をみると時間は3時半くらいであり、頂上まで行くと時間もかかるので、写真を撮りこのまま下る。気温を見ると氷点下19度となっていた。一般道はこれまでに比べると快適で、少し暗くなったが、何とか5合目に戻る。行程はだいぶ長くなったが、登れたことは本当に良かった。
 日曜日は下るだけなので、朝ちんたら準備して7時くらいに出発する。凍った足元に注意しながら、下まで下る。
 今回は予想通り、天気も安定し、満足度が高い山行であった。次回は直瀑の登攀を練習してから黄連谷左俣に挑戦したい。

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積雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [2日]
甲斐駒ヶ岳〜黒戸尾根
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

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