黄蓮谷右俣
- GPS
- 51:14
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 2,877m
- 下り
- 2,872m
コースタイム
- 山行
- 4:47
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 4:52
- 山行
- 12:07
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 12:20
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
笹の平あたりから凍結しており、アイゼンあると無難 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ネックウォーマー
バラクラバ
靴
ザック
アイゼン
行動食
非常食
水筒(保温性)
トポ
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
日焼け止め
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ロープ
ハーネス
ヘルメット
確保機
カラビナ
クイックドロー
スリング
ロープスリング
アイスアックス
アイススクリュー
|
---|
感想
年末の寒波の影響で目標としていたところに行けなかったもやもやを晴らすため、連休の目標として黄連谷右俣に標準を定める。
天気予報を見ると、数年に一度の寒波が入るということもあり、寒そうではあったが、気圧配置を見ると天気自体はそこまで悪くなさそうだったので、決行する。
金曜日の夜に出発し、現地でパートナーと合流。初日は五合目までということもあり、ゆっくり出発する。竹宇、横手の合流点である笹の平あたりから、道が凍るようになる。登りはアイゼン等はいらなったが、下りはないと相当怖そうである。気温は笹の平あたりまでは汗ばむくらいだったが、そこからどんどんと下がっていく感じがする。そのまま、登っていき、五合目に到着。ついたときには2張テントがあったが、その後5張程度に増える。明日、黄連谷に下る取付を確認する。
土曜日は朝4時過ぎに起き、5時半くらいに出発。気温は氷点下15度程度。過去の記録を見ると、黄連谷のくだりで迷うという記録をよく見るので、注意して下る。今回は五丈沢に雪がある程度ついているので、沢沿いにずっと下っていく。下部で右岸の草付きに入り、ほぼ迷うことなく間もなく黄連谷に到着。最初の滝は見た目、釜の氷が薄く、乗った瞬間に落ちそうであり、縁をへつってとりつこうとするが、予想通り、踏み抜く。パートナーは靴を濡らしたが、中までは水が入らなったため、大事に至らなかった。ここは早々にあきらめ、右岸から巻く。この後も登っているときに、今度は私が踏み抜き靴を濡らす。こっちも靴の中まで水は入らなかったからよかったが、ひやひやであった。登っていくと坊主の滝が見える。滝自体は傾斜はそこまで強くないが、確保して登る。記録のとおり、50mでは抜けきることができず、上部の平らなところでピッチを切る。そのあとはしばらく、歩きが続く。部分凍った箇所があり、注意しながら進んでいくと、奥千丈の滝が見えてくる。これは全長が200mとなっているが、傾斜がそれなりにあるは最初だけであったため、最初のみロープを出し、後はコンテで進む。そのあとは氷結した箇所はあるものの、注意しながら進めば特に問題ない。ただここからは長く、2200m程度からは雪面を登っていくが本当に辛い。ラッセルし、ひいこら言いながらなんとか登っていくと一般道にでた。標高は2900mを越えており、右手を見ると頂上の祠も見え、本当に頂上直下に出たんだと実感する。ただ時計をみると時間は3時半くらいであり、頂上まで行くと時間もかかるので、写真を撮りこのまま下る。気温を見ると氷点下19度となっていた。一般道はこれまでに比べると快適で、少し暗くなったが、何とか5合目に戻る。行程はだいぶ長くなったが、登れたことは本当に良かった。
日曜日は下るだけなので、朝ちんたら準備して7時くらいに出発する。凍った足元に注意しながら、下まで下る。
今回は予想通り、天気も安定し、満足度が高い山行であった。次回は直瀑の登攀を練習してから黄連谷左俣に挑戦したい。
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