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Yamareco

記録ID: 2941424
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

冬期 西穂高岳(途中撤退!)

2021年02月20日(土) 〜 2021年02月22日(月)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
16:54
距離
15.5km
登り
1,945m
下り
1,709m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:25
休憩
0:29
合計
5:54
9:10
9:13
3
10:50
10:50
242
14:52
宿泊地
2日目
山行
8:18
休憩
1:46
合計
10:04
3:44
66
宿泊地
4:50
4:51
45
5:36
5:36
88
7:05
7:25
17
7:43
7:43
64
8:48
9:04
37
9:41
10:37
29
11:05
11:11
30
11:40
11:41
13
11:54
12:01
85
13:26
13:26
24
13:50
宿泊地
3日目
山行
1:44
休憩
0:00
合計
1:44
4:08
102
宿泊地
5:51
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2021年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
深山荘対岸の登山者用無料駐車場
コース状況/
危険箇所等
膝下ラッセル。山荘まではワカン必須。山荘からはアイゼン。
その他周辺情報 緊急事態宣言下のためロープウェイと西穂山荘は休業中。
ロープウェイがやってないので、下から登る。登山口はこのT字路?
2021年02月20日 09:27撮影 by  iPhone 12, Apple
1
2/20 9:27
ロープウェイがやってないので、下から登る。登山口はこのT字路?
足跡なんて皆無だろ、と思ってたらまさかのスキー。バッカンか?しかし幅が狭くて妙にトレースしづらい。
2021年02月20日 10:03撮影 by  iPhone 12, Apple
2/20 10:03
足跡なんて皆無だろ、と思ってたらまさかのスキー。バッカンか?しかし幅が狭くて妙にトレースしづらい。
無人のはずだが、何か作業している音は聞こえる。
2021年02月20日 10:48撮影 by  iPhone 12, Apple
2/20 10:48
無人のはずだが、何か作業している音は聞こえる。
どうも道路沿いを行きたいらしい。少しついていく。
2021年02月20日 10:57撮影 by  iPhone 12, Apple
2/20 10:57
どうも道路沿いを行きたいらしい。少しついていく。
バッカン後はそのまま道路を行くらしいので、俺はここを無理矢理登って尾根にでる。出たかった。ここ数日のドカ雪での雪崩が怖いのもある。
2021年02月20日 11:33撮影 by  iPhone 12, Apple
1
2/20 11:33
バッカン後はそのまま道路を行くらしいので、俺はここを無理矢理登って尾根にでる。出たかった。ここ数日のドカ雪での雪崩が怖いのもある。
雪壁を乗りこそうとしてピッケルで穴を開ける。
2021年02月20日 11:54撮影 by  iPhone 12, Apple
2/20 11:54
雪壁を乗りこそうとしてピッケルで穴を開ける。
ここから尾根沿いを詰めて、千石尾根を登るのが俺の計画。
2021年02月20日 11:55撮影 by  iPhone 12, Apple
1
2/20 11:55
ここから尾根沿いを詰めて、千石尾根を登るのが俺の計画。
足跡の交差点だ。タマキンみたいなトレースが可愛い。うさぎか?
2021年02月20日 12:08撮影 by  iPhone 12, Apple
2
2/20 12:08
足跡の交差点だ。タマキンみたいなトレースが可愛い。うさぎか?
千石尾根をひたすら詰める。タマキントレースがだいたい尾根沿いで俺と気が合うらしい。
2021年02月20日 14:06撮影 by  iPhone 12, Apple
1
2/20 14:06
千石尾根をひたすら詰める。タマキントレースがだいたい尾根沿いで俺と気が合うらしい。
今日はここまで。雪がしまってるので、ラッセルはほぼ膝下。これなら楽勝だ。
今日はここまで。雪がしまってるので、ラッセルはほぼ膝下。これなら楽勝だ。
雪洞作業中。一人だと結構きつい。
2021年02月20日 15:23撮影 by  iPhone 12, Apple
2
2/20 15:23
雪洞作業中。一人だと結構きつい。
結局3時間かかった。身体中から湯気が出る。
2021年02月20日 18:03撮影 by  iPhone 12, Apple
2/20 18:03
結局3時間かかった。身体中から湯気が出る。
雪洞自体はかなり満足のいく仕上がり。特に天井には気をつかった。おかげで二泊しても水は垂れてこない。しかし、さすがに一人でやると服ビシャビシャで、今回は寝袋も軽量化のためにモンベル#3なので、アウターの上からダウンきて少しでも保温力を増そうとしたが、服の湿気がダウンと寝袋に移り、なにもかもぺちゃんこに。寒いというか、冷たくて一睡もできなかった。
2021年02月20日 18:51撮影 by  iPhone 12, Apple
3
2/20 18:51
雪洞自体はかなり満足のいく仕上がり。特に天井には気をつかった。おかげで二泊しても水は垂れてこない。しかし、さすがに一人でやると服ビシャビシャで、今回は寝袋も軽量化のためにモンベル#3なので、アウターの上からダウンきて少しでも保温力を増そうとしたが、服の湿気がダウンと寝袋に移り、なにもかもぺちゃんこに。寒いというか、冷たくて一睡もできなかった。
雪洞の雪は湿雪なのか、水作りが驚くほど楽。30分あれば2リットルは作れる。これがパウダースノーだと30分で500ml程度しか作れない。
2021年02月21日 02:37撮影 by  iPhone 12, Apple
3
2/21 2:37
雪洞の雪は湿雪なのか、水作りが驚くほど楽。30分あれば2リットルは作れる。これがパウダースノーだと30分で500ml程度しか作れない。
全く眠れないので朝4時前には行動開始。眠気はない。大丈夫、いける。暖かくなると雪が腐るので、なんだかんだいって雪がしまっている明朝のほうが歩きやすい。3泊4日の予定だったが、このペースなら今日中に西穂に行ってここまで帰ってこられる。後で考えるとかなりパワフルなプランだ。
2021年02月21日 03:49撮影 by  iPhone 12, Apple
1
2/21 3:49
全く眠れないので朝4時前には行動開始。眠気はない。大丈夫、いける。暖かくなると雪が腐るので、なんだかんだいって雪がしまっている明朝のほうが歩きやすい。3泊4日の予定だったが、このペースなら今日中に西穂に行ってここまで帰ってこられる。後で考えるとかなりパワフルなプランだ。
西穂高口が見えてきた。なにか近代的なオブジェに見える。当然無人。
2021年02月21日 04:46撮影 by  iPhone 12, Apple
1
2/21 4:46
西穂高口が見えてきた。なにか近代的なオブジェに見える。当然無人。
ロープウェイから山荘まではうっすら足跡が?ところどころ消えているが、山荘まで続いていた。
2021年02月21日 05:04撮影 by  iPhone 12, Apple
1
2/21 5:04
ロープウェイから山荘まではうっすら足跡が?ところどころ消えているが、山荘まで続いていた。
7時過ぎ、ひっそりとした西穂山荘に到着。誰か番人がいるのかもしれないが、人気は全くない。
2021年02月21日 07:04撮影 by  iPhone 12, Apple
2
2/21 7:04
7時過ぎ、ひっそりとした西穂山荘に到着。誰か番人がいるのかもしれないが、人気は全くない。
丸山あたり。凄まじい風だが、晴天で気温も高く、これ以上ないほどの登山日和。
2021年02月21日 07:41撮影 by  iPhone 12, Apple
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2/21 7:41
丸山あたり。凄まじい風だが、晴天で気温も高く、これ以上ないほどの登山日和。
独標とピラミッドピーク。誰もいない俺だけの西穂、最高だぁ……。でも風強過ぎるので、たまに転びそうになる。
2021年02月21日 08:34撮影 by  iPhone 12, Apple
4
2/21 8:34
独標とピラミッドピーク。誰もいない俺だけの西穂、最高だぁ……。でも風強過ぎるので、たまに転びそうになる。
ピラミッドピークより。ここまでで2時間30分。予想以上にかかった。風邪のせいもあるが、無駄に時間をかけた。これ10回やったら1回は滑って落ちるだろ、ってとこも何回かあった。そもそものルーファイが間違っている可能性もあるが。
次のピークで自分が考えていた撤退時間の10時を過ぎる。山頂が遠い。ここから1時間以上はかかるだろう。が、その足であの雪洞まで戻れるだろうか。そのつもりで色々デポってしまっている。無理すれば行けなくはないだろう。日没までに山荘に戻れれば、あとはヘッドライトつけて戻れなくはない。少し考えた。いや、結構考えた。大人しく撤退することにした。この天気で?こんないい日はないぞ?帰る背中につぶやく声も聞こえた。でも帰った。正直結構疲れていた。泊地が山荘だったら行っていたかもしれない。
2021年02月21日 09:44撮影 by  iPhone 12, Apple
7
2/21 9:44
ピラミッドピークより。ここまでで2時間30分。予想以上にかかった。風邪のせいもあるが、無駄に時間をかけた。これ10回やったら1回は滑って落ちるだろ、ってとこも何回かあった。そもそものルーファイが間違っている可能性もあるが。
次のピークで自分が考えていた撤退時間の10時を過ぎる。山頂が遠い。ここから1時間以上はかかるだろう。が、その足であの雪洞まで戻れるだろうか。そのつもりで色々デポってしまっている。無理すれば行けなくはないだろう。日没までに山荘に戻れれば、あとはヘッドライトつけて戻れなくはない。少し考えた。いや、結構考えた。大人しく撤退することにした。この天気で?こんないい日はないぞ?帰る背中につぶやく声も聞こえた。でも帰った。正直結構疲れていた。泊地が山荘だったら行っていたかもしれない。
自分のトレースを戻る。笠ヶ岳も綺麗だなあ。そのうち登ってみようかな。
2021年02月21日 13:37撮影 by  iPhone 12, Apple
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2/21 13:37
自分のトレースを戻る。笠ヶ岳も綺麗だなあ。そのうち登ってみようかな。
完全に死んでるダウンたちを干す。パーカーは2時間くらいで多少はマシになったが、寝袋はまだまだしけっていて、2泊目も熟睡とはいかなかった。雪洞連泊は難しい。実を言うと、雪洞用に化繊ジャケットとかシュラフカバーを買おうか考えていたが、とりあえず今回は今ある装備でどこまでやれるかを確かめたかった。ぶっちゃけ何も通じなくても生きて帰る自信はあった。
2021年02月21日 14:05撮影 by  iPhone 12, Apple
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2/21 14:05
完全に死んでるダウンたちを干す。パーカーは2時間くらいで多少はマシになったが、寝袋はまだまだしけっていて、2泊目も熟睡とはいかなかった。雪洞連泊は難しい。実を言うと、雪洞用に化繊ジャケットとかシュラフカバーを買おうか考えていたが、とりあえず今回は今ある装備でどこまでやれるかを確かめたかった。ぶっちゃけ何も通じなくても生きて帰る自信はあった。
3日目。やはり午前4時くらいに出発。外はマイナス3度くらい。全然寒くないので、これならテントのほうがいい。まあ今回は雪洞を実戦したかった。帰りはルートも雪崩の危険も何もかも無視して真っ直ぐ駐車場まで降りる。良い子はマジで真似しちゃいけないルートだ。結構やばい傾斜もあった。
2021年02月22日 04:07撮影 by  iPhone 12, Apple
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2/22 4:07
3日目。やはり午前4時くらいに出発。外はマイナス3度くらい。全然寒くないので、これならテントのほうがいい。まあ今回は雪洞を実戦したかった。帰りはルートも雪崩の危険も何もかも無視して真っ直ぐ駐車場まで降りる。良い子はマジで真似しちゃいけないルートだ。結構やばい傾斜もあった。
駐車場まで降りると、まさかの柵で道路に降りられない。ふざけんな。誰だこんなとこに柵つけたのは。仕方なく抜けられるところまで移動する。枝だらけでめちゃくちゃ移動しにくい。
2021年02月22日 05:37撮影 by  iPhone 12, Apple
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2/22 5:37
駐車場まで降りると、まさかの柵で道路に降りられない。ふざけんな。誰だこんなとこに柵つけたのは。仕方なく抜けられるところまで移動する。枝だらけでめちゃくちゃ移動しにくい。
結局ここで抜けた。でもここ水路だから、決して降りられやすいようにはなっていない。最初から登山口を目指した方が早かっただろうな。駐車場へ戻ると目に見えて雪が溶けていた。もう冬も終わりか。
2021年02月22日 05:41撮影 by  iPhone 12, Apple
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2/22 5:41
結局ここで抜けた。でもここ水路だから、決して降りられやすいようにはなっていない。最初から登山口を目指した方が早かっただろうな。駐車場へ戻ると目に見えて雪が溶けていた。もう冬も終わりか。

感想

2泊3日、西穂高撤退。去年は顔面凍傷になって撤退したが、今回は計画が甘かった。やるなら山荘から往復8時間は見ておかないとダメだ。また来季に来よう。

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積雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
西穂高岳西尾根
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

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